「──今度は、私が気持ちよくしてあげる」
そう言った銀髪武闘家は、ローグハンターが唯一纏っていたパンツに手を伸ばし、一思いに取り払った。
その瞬間、封から解き放たれた彼の逸物が、彼女の視界に飛び込んできた。
「……ほぇ」
瞳だけでなく思考も蕩けている彼女の口から、間の抜けた声が漏れた。
一言で言えば、彼のものが彼女の想像を越えていた。ただその一言に尽きる。
血管が浮かび上がる程に勃起したそれは、手付かず故か赤い亀頭と、そこから広がるかりは矢の返しのように大鋭く、伸びる竿の長さもおそらく平均よりも長い。
見方によっては子供の腕を思わせる程の物は、初物にも拘らず歴戦の猛者を思わせる程の凄まじい存在感を放っている。
むんむんと雄の臭いを撒き散らすそれは、初めて見る異性のそれには少々刺激が強すぎた。
いや、娼婦ですら萎縮するであろうそれを前にして、一瞬の思考停止のみで済んだ彼女はむしろ流石だろう。
彼女は瞬きを繰り返して彼のぺニスを見つめると、腹の奥が熱くなる感覚を覚えながら、何を思ってかフッと息を吹き掛けた。
ビクッ!と跳ねて反応する逸物を眺め、声を噛み殺しているローグハンターの表情を見つめて固唾を飲んだ。
今からこれを、自分の体に迎えなければならないのだ。
──だ、大丈夫かな……?
蕩けた思考の中でも過った一握の不安。武闘家として体は鍛えているし、生半可な攻撃になら耐えきる自信はあるが、それは外からの物に限った話だ。内側から来たとなると、話は変わってくる。
そもそも攻撃と判断している時点でどこかずれているのだが、彼女にそれを思う余裕はない。
彼女は不安を振り払うように首を振ると、「さ、触るね」と声をかけてから彼の逸物に手を伸ばした。
先ほど彼がやってくれたように、割れ物を扱うようにそっと、力を抜いて手を添える。
左右の手で鷲掴むようにして握ると、手の中で彼のぺニスが跳ねた。
「くっ……」とローグハンターが何かに耐えるような声を漏らすと、銀髪武闘家の思考が再び蕩け始める。
手のひら全体で感じる一際熱い感覚と、いつになく弱々しい彼の声が、彼女から正常な思考力を奪ったのだ。
彼女は思考も纏まらないうちに、彼の逸物を掴んだ手を上下させ始めた。
芯でも入っているのかと疑うほどに固くなっている彼の逸物の大きさを確かめるように、優しく撫で始めたのだ。
「っ……!」
突如として感じた謎の感覚にローグハンターは目を剥くと、声が漏れないように歯を食い縛った。
そうやって我慢している彼の表情を横目で眺めた銀髪武闘家は、彼が気持ち良くなっているとわかり、上機嫌な笑みをこぼす。
けれどその手つきには容赦がなく、竿の根元から上までストロークしたかと思えば、次は亀頭を丁寧に撫で回すと、逸物が一際大きく跳ねた。
同時に鈴口から粘り気のある何かが吹き出し、彼女の手のひらにぶちまけられる。
「ひっ!」と声を漏らして思わず手を離した銀髪武闘家は自身の手を眺め、そこに付着した粘っこい何かに気付く。
いわゆる我慢汁と呼ばれるそれを彼女が知っているかは定かではないが、一つだけ確かに言えることがあった。
「男の人って、気持ち良いと何か出るんだ……」
思わず口に出してしまった言葉にハッとしつつ、ちらりとローグハンターの顔へと目を向けた。
「……?……?」
目を見開き、何かに酷く混乱したように首を揺らしている彼の姿は、いつもの気迫溢れる姿とは程遠い。
その姿に僅かに狼狽えつつ、肩を揺らしてやろうにも両手にはべたりと我慢汁がついてしまっている。
銀髪武闘家は左右の手を見比べるように眺めると、まだあまりついていない右手を顔に近づけ、好奇心のままにぺろりと一舐め。
「~!」
口内に広がった苦味と生臭さに唸るような悲鳴をあげるが、けれど何故か気になってもう一度舐めた。
味こそ一度目と同じものではあるが、表情はどちらかと言えば恍惚としたもので、腹の奥に感じる熱が、それを求めるように強まったような錯覚を覚える。
そこまで来てしまうと、もはや止めようがなかった。
──もっと欲しい。もっと、彼が欲しい。見たことがない彼が見たい。
理性が失せた蕩けた思考では、本能のままに愛する彼の事を求め始めてしまうのだろう。
彼女はいまだに混乱しているローグハンターを他所に、彼の逸物を一瞬の躊躇いもなく頬張った。
「ッ!?」
突如として己の分身が生温かいものに包まれた感覚にローグハンターの意識は覚醒するが、それもまたすぐに混乱で支配される。
亀頭に残っていた我慢汁を乱暴に舐めとり、次を催促するように舐め回すと、次から次へと溢れ出てくるのだ。
「れろ!んっ!じゅる、れろ!」
それさえも余すことなく舐めとった銀髪武闘家は、へこへこと腰を揺らしながら、空いている左手を自らの秘部へと伸ばした。
ぴたりと閉じた秘裂に触れてみれば、そこには確かな湿り気がある。
「──」
銀髪武闘家は僅かに目を細めると、ローグハンターのぺニスを舐めながら、秘裂に触れている自らの指を動かし始めた。
割れ目に沿って前後に、ある程度の緩急をつけて、左手についたままの彼の汁と、自らのものを混ぜ合わせるように一心不乱に。
「んっ!ふっ!べろ、ぶっ!」
彼のものをくわえたまま荒っぽく息を吐きながら、同時に行っている自慰行為も止める事はない。
上の口と下の口からぐちゅぐちゅといやらしい湿った音を響かせながら、彼女の舌と指は止まらない。
彼のものを舐めれば下が疼くし、我慢できずに下を弄れば舌が勝手に動いてしまう。
一人でいたちごっこに興じる彼女に、もはやローグハンターを見る余裕はなかった。
彼も耐えるように短く何度も息を吐きつつ、歯を食い縛って竿を昇っていく何かを抑え込まんとするが、それを知るよしもない彼女の責めは止まらない。
「くっ、ふっ!待て、何か──」
ついに耐えきれなくなったローグハンターが怒鳴るように言葉を発しながら彼女の頭に手を伸ばし、無理やり引き剥がそうとしたが、それはあまりにも遅かった。
「──
瞬く間に登り詰めた何かを抑えきれなかったローグハンターは声を出しながら、変なタイミングで変な力が入った為か、彼女の頭を押さつける形で射精してしまったのだ。
「んっ!ごぼっ!?」
口に入っていた亀頭が一気に喉奥まで押し込まれ、同時に吐き出された我慢汁以上に粘っこい何かが喉を通り、そのまま一直線に胃へと落とし込まれていく。
「ぶっ!……ごぐ……んっ!?」
吐き出すには奥すぎたそれは飲み込む他になく、異様なまでに絡み付くそれを必死になって喉を鳴らして飲み込みながら、けれど秘裂を弄る左手が止まることなく、むしろその内側に指が滑り込んでしまう始末。
銀髪武闘家は苦しさからか目に涙を浮かべながら、けれど手を止める事なく秘部を弄り続ける。
呼吸が出来ない。気持ちいい。苦しい。気持ちいい。もう飲み込めない。もっと飲みたい。
理性と情欲がぶつかり合い、脳内で激しく火花を散らしながら、彼女もまた限界を迎えた。
「ん、んんんーっ!!!」
足を爪先までピンと伸ばし、彼の逸物をくわえたまま絶頂を迎えたのだ。
秘部から透明な液体が噴き出し、自らの手をべったりと濡らしながら、彼女は再びの絶頂を強いられた。
彼の射精と彼女の絶頂が治まったのは、数十秒が経った頃だった。
銀髪武闘家はもはや頭を持ち上げることも出来ずに倒れ、その拍子に口から逸物がこぼれた。
射精したにも関わらず変わらぬ固さと大きさを保つそれは、彼女の唾液にまみれた為かテカテカと輝き、さらなる存在感を放っていた。
だが、その持ち主たるローグハンターはそれどころではない。
はぁはぁと肩を揺らして呼吸を整えながら、倒れる彼女の姿を見下ろした。
火照った体は仄かに赤く染まり、口許は溢れた白濁液で汚れ、それは豊かな胸にまで及び、秘部から太ももにかけては洪水でも起こしたかのようにびしょ濡れ。銀色の髪は汗で額に貼り付いたものもあるなかで、ベッドにシーツのように広がっている。
快楽に蕩けた表情で意味を持たない声を漏らしている今の彼女を見て、何も思わない男はいないだろう。
ローグハンターとてそれは同じ。だが彼の場合は興奮するよりもやってしまったという念の方が強かった。
彼女を見下ろしながら瞬きを繰り返した彼は、拭うものを探して部屋を見渡し始めた。
だが彼がそれを見つけるよりも早く、銀髪武闘家が動き出した。
力の入らない手足に鞭をうち、乱暴に顔を拭うと、飛び出した勢いのままに彼に抱きついたのだ。
「うおっ」と僅かに驚きながらも彼女を抱き止めたローグハンターは、耳元で「大丈夫か……?」と不安げな声音で問うた。
問われた彼女はもじもじと太ももを擦り合わせながら「大丈夫じゃない」と呟き、「ねぇ、お願い」と言葉を続けると、「んっ」と艶っぽい吐息を漏らし、期待の色で染まった声音で告げる。
「
「な──」
何をと問おうとした矢先、彼女は彼のぺニスを握りながら「これを」と示し、彼の手をとっていまだに蜜が溢れる自分の秘部へと触れさせた。
「ここに、ね」
彼の指で撫でさせると、くちゅりと湿った音が漏れ、期待からか溢れる蜜が彼の指を汚した。
ローグハンターは訳もわからないままだったが、彼女がそれを求めるならと二つ返事。
彼が頷くと銀髪武闘家は妖しく笑い、背中からベッドに倒れこむと両足を広げ、両手で秘裂を広げて彼に場所を示した。
ローグハンターは息を荒くしたまま、反り返る自分のぺニスを手で支え、膝歩きで彼女に近づくと、秘裂に亀頭を押し当てた。
「ここで良いのか」と不安そうに確認すると、問われた彼女は「大丈夫」と満足げに頷く。
「でも、初めてだか──」
彼女が何かを言いかけた矢先。ローグハンターは何の躊躇いもなく己の分身を根元まで彼女の秘部へと押し込んだのだ。
分かりやすく言おう。初めて男に抱かれる女性の秘部に、並みより大きめの一物を、一息で、根元まで押し込んだのだ。
「かっ」と彼女の口から空気が漏れ、胎内を貫いた火棒の熱と異物感に当てられ、まず感じたのは苦しさだった。
腹を殴られたとの似て非なる衝撃が、胎内から叩き込まれたのだ。
「あっ……へ、か……っ」
意味もない声を口から漏らしつつ、シーツを握りしめてその場で踏ん張る。
「ふーっふーっ」と深く息を吐きながら自分を落ち着かせようとする銀髪武闘家にとって、幸運と不運が同時に起こっていた。
まず幸運と呼べるものは、彼女の膜が既に破れていた事だろう。
武闘家という職業の都合上、他の冒険者の比でないほど動く彼女の膜は、何かの拍子に破れていたのだ。
おかげで破瓜の痛みこそはなかったが、問題は同時に訪れた不運の方。
濡れてはいたが解れきていなかった秘部に、ローグハンターの巨根といってもいいそれを捩じ込まれた為、文字通り胎内を抉られたのだ。
それは痛みこそはなかったが、その分強烈な圧迫感を彼女に与える事となった。
そして何よりも大変な事態になっているのは、肝心のローグハンターの方だった。
他人とのSEXはおろか、自慰行為すらやってこなかった為、文字通り快感というものと無縁の人生だったというのに、この一晩のみでその全てを叩き込まれたのだ。
痛みとも恐怖とも違う、未知の感覚を流し込まれた彼の脳は、それをどう処理するべきか迷い、大いに混乱していた。
鍛えられた故か秘部内の締め付けは凄まじい事に加え、同時に背筋をくすぐる気味の悪い感覚のおかげで下手に動くことが出来ず、彼は身動きが取れなくなっていた。
それは彼女から見れば、自分が落ち着くのを待っていてくれていると映るのだろうが、実際は彼も動けないだけの事。
胎内を占める異物感には慣れないが、だいぶ呼吸が落ち着いてきた頃、彼女は「動いていいよ」と声を絞り出した。
「……」
ローグハンターは彼女に目を向け、「力抜いてくれ」とか細く声を漏らした。
「動けん」と一言付け加えると、銀髪武闘家は「やってみる」と返して再び深呼吸。
僅かに秘部の締め付けが緩むとローグハンターは一度深く息を吐き、「動けば良いんだな」と問いかけた。
彼女が「良いよ」と返せば彼は無言で頷き、ゆっくりと腰を引き始めた。
ひだがそれを止めんと蠢いて竿を撫で回し、優しく与えられる快感が彼の脳裏に掠める。
「んっ……!」
矢の返しのように鋭いかりが胎内を引っ掻くと、彼女の体が僅かに跳ねる。
彼女の反応を確かめながら腰を押すと、あれだけ引き留めようとしていたひだが今度は阻もうと立ちはだかるように吸い付くが、これがまた快感へと変わる。
「……」
ローグハンターは未知の感覚に目を細めながら、銀髪武闘家の表情を伺った。
突然見つめられた彼女は頬を赤く染めながら「ちゃんと我慢するから」と告げ「だから思いっきり、ね?」と彼を煽るように彼の頬を撫でた。
その瞬間。プツンと張り詰めていた何かが切れる音が、彼の耳にだけ届いた。
「ん!んんん!?かっ、ひゃ?!」
銀髪武闘家の口から、ついに耐えきれなくなった喘ぎ声が漏れた。
彼女に覆い被さるローグハンターは猛った犬のように力任せに腰を動かし、彼女の胎内を抉り続ける。
彼の亀頭は彼女の子宮口を叩き続け、かりで擦れすぎた為か、胎内を赤く染めながら、強烈な快感が彼女の脳を焼こうとしていた。
「やっ!がっ!?へぅ!」
もはや言葉にならない喘ぎ声を漏らしながら、彼女の腕は彼の背に回され、体をさらに密着させる。
形のいい胸が彼の胸板に潰されて柔らかく形を歪め、彼の動きに合わせて乳首が擦れる為か、彼女の快感をさらに高めた。
「ひっあ!まへ、まっへ!?」
呂律も回らずに彼に制止を求めたが、彼は聞く耳を持たずにピストン運動を止めず、逆に彼女の腰を押さえて逃げ場を無くす。
「あ、ぎゃっ!くりゅ、なにか、きちゃう!」
彼女が首を左右に振ってその何かから逃げようとするが、その程度で逃げられる訳もなく──。
「い、いきゅ!イッ──」
彼女が何かを言おうとした瞬間に、彼の唇が彼女の唇を塞いだ。
「ん~!ん~!!!んんんん!?」
その瞬間、彼女は絶頂を迎える。足を爪先までピンと伸ばし、膣内が痙攣するように蠢き、彼の逸物を扱きあげる。
出される筈だった喘ぎ声は全てローグハンターの胃の中に吐き出された。
それが過ぎてしまえば一気に脱力し、伸びていた足がぱたりとベッドに沈み、背に回されていた彼女の腕からも力が抜ける。
「ん……ふっ……ちゅ……」
意識が朧気になるほどの快感に当てられた彼女は、絶頂の余韻に浸りながら彼との口付けに意識を傾けるが、
「んひ!?」
胎内に残る彼の逸物が再び動き始めた。
絶頂の余韻から戻ってこれていない彼女の胎内を、無慈悲なまでに再び抉り始めたのだ。
「ちゅ、ま、んあ!?」
理由は単純で、彼がまだイケていない為なのだが、普段の気遣いの塊のような彼からでは想像も出来ない、自分勝手な行動に目を剥きつつ、彼女は再び喘ぎ始めた。
喘ぎ声混じりにパンパンと肉がぶつかり合う卑猥な音が室内に響き、そこに僅かに荒れるローグハンターの吐息が混じる。
「ひにゅ!おね、がい、やすまへて!まへ、また、イク!」
再びの絶頂を迎えるが、今の彼女はそれどころではない。
ローグハンターのピストン運動が止まらないのだ。
「ま、まへ!とまって!?おねが、だっ、まだイぐ!」
彼女の懇願に耳を貸さず、ローグハンターは「ふっふっふっ」と短く息を吐くのみ。
彼女の体を押さえつけ、文字通り芯まで響く一突きを、延々と繰り出し続ける。
亀頭が最奥に届く度に彼女は絶頂を迎え、落ち着く間もなく次が、また次がと延々と絶頂し続ける。
「あぎゃ!?イクのとまんにゃい、またイグ!イッチャう!?」
「まっへ!やすまへて、ちょっとだけ──」
流れ込む絶頂に耐えながら彼に声をかけたが、彼からの返答は再びの口付けだった。
差し込まれる舌が縦横無尽に口内を暴れまわり、彼女が声をあげる隙を与えない。
そしてそれは、今回の終わりの合図でもあった。
亀頭が彼女の子宮口を殴った瞬間、溜めに溜められていた精液が吐き出されたのだ。
「んんんん!?んんんん!!!ん──」
度重なる絶頂と、吐き出された精液の熱さに当てられた銀髪武闘家は、彼の背に巻いていた腕をベッドに投げ出しながら気を失った。
「ふーっ!ふーっ!ふーっ!」
対するローグハンターは彼女の腰を押さえ、二十年近く感じることのなかった吐精の快感に浸りながら、どろどろの精液を一滴残さず彼女の胎内に注ぎ込んだ。
それが終わったのは二分近くが経った頃だった。
声を漏らしながらピクピクと痙攣する彼女の体を解放したローグハンターは、ようやく萎えたぺニスを抜き、力尽きたように彼女の隣に倒れこんだ。
興奮したように荒れていた呼吸が途端に落ち着きを取り戻すとゆっくりと瞼を閉じ、穏やかな寝息をたて始める。
「──っ。──っ!──っ……」
秘部から精液が逆流する感覚で小さな絶頂を迎える銀髪武闘家は声もなく体を震わせ、襲いかかってくる疲労感と眠気に身を任せ、目を閉じた。
だが眠れたのはそれから一時間が経った頃で、絶頂の余韻に浸り続けた彼女の秘部からは、どろどろの白濁液が漏れだし続けていた。
翌朝。
窓から差し込む陽の光に当てられたローグハンターは、慌てたように体を起こした。
寝惚けることなく陽の高さから現時刻を叩きだし、昼過ぎであることを確認。言うまでもなく寝坊である。
しまったと頭を抱えると、隣から「んん」と恋人のうめき声が漏れた。
彼がそちらに目を向けるのと、彼女が目を覚ましたのはほぼ同時で、直後に二人の視線が交錯した。
「「………」」
二人は赤面しながら目を逸らし、ローグハンターが気まずそうに「大丈夫か」と問いかけた。
問われた彼女は「大丈夫じゃない」とシーツを被り、「全然動けないよ……」と寝転びながら腰を擦った。
「その、申し訳ない……」
ローグハンターは申し訳なさそうに頭を掻いて謝ると、銀髪武闘家は「死んじゃうかと思った」と不貞腐れたように唇を尖らせた。
「キミが全然誘ってくれないから、私からやったのに」
「申し訳ない……」
「いやらしい女だって思われなくなかったから、一年も待ってたのに」
「申し訳ない……」
「最後はあんな強姦じみた事になっちゃうし」
「本当に、申し訳ない。辛抱堪らなくてな……」
彼女からの容赦ない言葉の数々に縮こまりつつ、ローグハンターはちらりと彼女へと目を向けた。
シーツに隠れて顔以外はほとんど見えないが、昨晩の事を思い出して再び赤面し、彼女に背を向けた。
銀髪武闘家は砕けた腰を庇いながら体を起こし、彼の背中に抱きつく。
豊かな胸が彼の逞しい背中で潰れ、むにゅんと脇から余った部分がはみ出す。
「でもキミと一つになれて、嬉しかったよ」
彼女は笑みながらそう言うと、彼の首に口付けを落とした。
そのまま思い切り吸い上げ、彼の体に一番新しい痕を残す。
「えへへ」と照れたように笑うと、不意にローグハンターが体ごと振り向いた。
突然正面から向かい合う事になった銀髪武闘家は僅かに驚きつつ、「どうかした?」と首を傾げた。
「……すまない」
彼は突然謝ると、彼女の肩を押してベッドに倒した。
「わわ!?」と慌てる彼女を他所に彼女に覆い被さると、いまだに湿り気の残る彼女の秘部に再び勃起した自身の分身の亀頭を押し当てた。
「へ……?」
彼女が間の抜けた声を漏らしたのも束の間、ローグハンターは不器用な笑みを漏らし、彼女に告げた。
「もう少しだけ、付き合ってくれ」
「え、あ、ちょ、待っ──」
この日、眠る狐亭の一室から、真っ昼間から女性の喘ぎ声が聞こえたという証言を掃除当番の店員が残し、それを聞いた店主はどこか懐かしむような笑みをこぼしたという。
「戦うだけの人生なんて、悲しすぎるからな」
店主はそう言葉を残して、何かの
感想、アドバイスお待ちしております。