ヒロインは女魔術師で、既に子持ち。
妹の勇者ちゃんとはともかく、流石に年が離れすぎている(およそ十歳差)ような気がするので、ちょいとオリジナル設定を。
ログハンが四方世界にきたタイミングを、単純にゴブスレ本編の直前に。
弱冠二十歳。勇者たちの援護があったとはいえ、四方世界に来て二年足らずで世界を救ったヤベー奴に……。
本編以上の逸材になっている気がしますが、パラレルワールドなので細かいことは言いっこなしでお願いします。
辺境の街。とある一軒家。
質素で、素朴なその家に唯一続く街道を、一人の女性が歩いていた。
腰まで伸ばされた赤い髪に、三角帽子。
黒いローブに身を包んではいるものの、腰帯で留めている為か、豊かな胸の膨らみや、コルセット要らずの括れた腰がより強調され、スリットから見え隠れする足はすらりと長い。
手にしている杖には
そんな彼女は疲労からか溜め息を吐き、ふと夜空を見上げた。
愛する夫の瞳にもよく似た空の色は、こうして見ているだけでも落ち着くし、優しい月明かりは疲れた瞳を癒してくれる。
新人時代の頃からの友人たちから、いきなり仕事の手伝いを頼まれた挙げ句、終わってみれば丸一日かけた大仕事。
銀等級になったにしろ、流石に疲れてしまうのは仕方があるまい。
「キィー!」
そんな彼女──女魔術師の耳に届くのは、彼の相棒たる鷲の鳴き声だ。
夜中にも関わらず見守ってくれているのか、空中で円を描き、優雅に夜空を舞っている。
しばらく鷲を見つめていた彼女は目を落とし、煙突から煙が上がっている我が家に目を向けた。
くぅと腹の虫が鳴き、僅かに足取りが軽くなる。
誰かが料理を作っていて、今からそこに帰るのだ。
何故だか不思議と心が踊るのは、身体は成長しても精神的には未熟だからだろうか。
そんな事を思いながら、彼女は自宅の玄関を開けた。
暗い廊下の奥からは料理に勤しむ夫の声と、それを眺めているのであろう娘の笑い声が聞こえてくる。
「ただいま~」
わざとらしく間延びした、聞き手によっては間の抜けたと思われるような声で言えば、廊下の向こうからぱたぱたと慌ただしい音をたてながら小さな人影がかけてきた。
「おかえりなさいっ!」
ぴょんと跳んで胸に飛び込んできたのは、赤い髪に蒼い瞳をした少女だ。
彼女は嬉しそうに笑う母の胸に抱きつきながら、「ひゃ~♪」と嬉しそうに奇声をあげている。
「はい、ただいま。お父さんは料理中?」
「うん!」
しっかりと両腕を娘を抱き止めた女魔術師が問うと、少女は満面の笑みを浮かべながら頷いた。
そんな顔が愛おしく、女魔術師ははにかみながら杖を壁に立て掛けると、優しく彼女の髪を撫でてやった。
これまた「ひゃ~♪」と楽しそうに笑う娘の顔は、見ているだけでも疲れが吹き飛ぶというもの。
「楽しそうで何よりだが、料理が冷めるんだが……」
そんな二人に向けて、心底申し訳なさそうな声音で声をかけたのは、少女の父親であり、女魔術師の夫。
本来の物語よりも僅かに幼いが、確かに同じ人物。
とある戦いの影響で白く脱色された髪。
夜空を閉じ込めた蒼い瞳。
整った顔立ちを、唯一歪める口許の傷。
この世界でも一部の者から恐れられ、尊敬される、ローグハンターその人に間違いはない。
彼は苦笑混じりに頬を掻き、「本当、冷めてしまうんだが……」と改めて言った。
「はいはい。今行くわよ」
「いまいきまーす!!」
女魔術師と娘はそっくりな笑顔を浮かべると、ローグハンターの方へと歩き出した。
今日も世界は平和だ。少なくとも、彼女の目が届く範囲では、だが──。
夜も更け、娘も眠りについた頃。
寝巻きに着替えた女魔術師とローグハンターは、ベッドの上にいた。
そうは言っても寝ているわけではなく、ローグハンターはベッドの上にどかりと座り込み、女魔術師が彼の胸に寄り掛かりながら、魔術に関する書物を読んでいるだけのこと。
室内はだいぶ暗いのだが、窓から入り込む月明かりを借りれば造作もなく、彼女はずれた眼鏡の位置を直しながら書物を読み耽る。
彼女の肩に頭を乗せながら、彼女の座学に便乗するローグハンターは、文字の羅列を一言一句見逃すことなく頭に叩き込む。
「ねぇ……」
そんな彼に声をかけた女魔術師は、顔を横に向けて間近にある彼の顔を見つめると、「ちょっと近いんだけど」と苦言を漏らす。
ローグハンターは「む……」と声を漏らすが、退くつもりはないのか彼女の肩に体重をかけた。
「……」
流石に鬱陶しいという感情が高まった女魔術師は、大きく肩を跳ねさせて彼の頭を退かし、再び読書に集中。
顎をかちあげられたローグハンターは「ぐぉぉ……っ」と痛みに唸るが、女魔術師が相変わらず自分に寄りかかっていることに気付いて頬を緩めた。
ここまでなら怒られないだろうと勝手に決めつけ、両腕を彼女の腹に巻き付けて、ぎゅっと抱き締めた。
女魔術師は驚いたのか肩を跳ねさせるものの、何も言ってくることはなく、読書を続けている。
彼女に見えないことをいいことに、だらしのない笑顔をこぼしたローグハンターは、何を思ってかそのまま彼女の腹を撫で始めた。
鍛えてはいるものの、彼女は前衛職ではない。
多少筋張ってはいるものの触れてみれば柔らかく、捏ねるように撫でてやればくすぐったそうに肩が震える。
その様が何だか面白く、ローグハンターはその中に子供がいるような手つきで彼女の腹を撫で続けた。
摩擦が温もりを生み、温もりが安堵を誘い、安堵が眠気を誘う。
おかげで重くなってきた瞼をどうにか持ち上げた女魔術師は、溜め息混じりに「今は誰もいないわよ」と彼に体重を預けた。
隣の部屋で寝ているあの子が産まれる前は、彼はこうして撫でてきた事を覚えているし、それに安堵していた自分がいたことも確かだ。
ローグハンターは「知っている」と端的に答えるが、「だが、嫌いじゃないだろう?」と耳元で囁いた。
女魔術師は言葉では答えずとも、僅かに頬を赤く染めながら、小さく一度だけ頷いた。
その反応ににこりと笑ったローグハンターは、そのまま
鳩尾の辺りに手を置いて、ゆっくりと下腹部に向けて撫で下ろす。
下腹部にたどり着けば、来た道を戻るように撫で上げて彼女の腹を往復。
それを数度繰り返してやれば、女魔術師は脱力したまま彼に身を預けるが、その瞳は変わらず本へと向いている。
だが先程から
ローグハンターは服越しに撫でることにも飽きたのか、上着の裾に手を入れ、直に肌を撫で始めた。
瑞々しく張りのある肌は温かく、僅かに湿っているのは汗が滲んでいるからだろうか。
「ふっ……!んっ……。はぁ……」
そのまま変わらずに撫でてやれば、女魔術師は我慢出来ずに声を漏らし、すぐに口を継ぐんで声を抑えた。
だが身体の反応は隠しきれるものではなく、小刻みにピクピクと震え始めた。
それを合図にしてか、ローグハンターの手は鳩尾を通りすぎ、そのまま女魔術師の胸を鷲掴んだ。
「ひゃ……!?」
片手で腹、片手で胸を押さえられた彼女は声を漏らすが、彼は構わずに両手を動かし始める。
腹に触れている手は按摩を続け、胸に触れた手は五指を蠢かして、彼女の胸を刺激し始めた。
「あっ……!んん……っ!ふっ、ん~っ!」
温かな感覚と、痺れるような快感に、女魔術師は自分の指を噛んで声を押し殺す。
手放された本は音をたててベッドの上に落ちるが、既に二人の興味の対象から外れているため気にも止めない。
力を入れて、もにゅもにゅと手のひら全体で揉んでやれば、柔らかく形を歪めた彼の手を受け止める。
「ん……っ!くっ……!ふぅ!ふぅ!」
彼が胸を揉む度に女魔術師は身体を震わせ、力んだ吐息が口から漏れる。
顔こそ見えないが、それだけでも十分なのかローグハンターの表情は笑っている。
「ふっ……!んん!しつ、こい……っ!」
対する女魔術師は耳まで真っ赤に染め、太ももを擦り合わせながら、蕩けかけた表情を強張らせる。
このまま彼の
学んでいてもどうにもならない事もあるが、今回はまだ優位を取れる状況ではある筈だと、蕩けかけた思考に喝を入れた。
とりあえず背後を取られているのはいけないなと、今までの冒険を通して知っているから、そこからどうにかせねばなるまい。
この際蹴っ飛ばしてでも、と暴力的な事を思慮した瞬間だ。
「ひゃん!?」
鋭い快感が彼女の全身を駆け回り、上擦った声が口から放たれた。
ぎょっと目を見開いた女魔術師は慌てて口を塞ぐが、それが聞こえていたローグハンターは少々邪悪な笑みをこぼし、腹を撫でていた手に意識を向けた。
何やら考えている隙に下着に手を突っ込み、秘裂を撫でてやっただけのこと。
そのまま秘裂を開いて、豆のように固くなっている
「いつも言っているが、我慢は身体に毒だぞ?」
真っ赤になった耳元で囁けば、「うる、さい……!」と何故か強がるような事を言う。
「むぅ」と唸ったローグハンターが再び陰核を転がせば、彼女の意志に反して身体は素直に反応してしまう。
「ひぎ!んん!ん~!!んぐ、んんんん!!」
ビクン!ビクン!と大きく肩を跳ねさせる女魔術師は、それでも声を出すまいと耐えるのだが、体内を渦巻く快感は少しずつ彼女の脳へと届き、視界にバチバチと火花が散る。
「だ、だめ!ひぐ!わか、わかった!素直に、ひぎ!あっ!素直になるからぁ!ちょっと、ちょっと待って……っ!」
快感に喘ぎながらもどうにか言葉を紡ぐと、ローグハンターは素直に手を止めた。
途端に強烈な快感が余韻を残して消え、女魔術師ははぁはぁと乱れた呼吸を繰り返す。
彼からの責めが止まったのはいいが、逆を言えば溜まった快感が出口を失ってしまった。
体内で蠢く快感の余韻に身体を震わせながら、女魔術師は身体を回して彼の方を向いた。
彼も彼で興奮しているのか、頬が朱色に染まり、蒼い瞳も潤んでいる。
だがそれは自分とて同じなのだ。彼の瞳に映る自分の顔も、彼と対して違いはない。
鼻先が触れ合う距離で見つめあうこと数秒。
先に我慢の限界を迎えたのは、女魔術師の方だ。
彼女は彼を全体重をかけて押し倒し、そのままズボンとパンツを纏めてずり降ろした。
同時に拘束から解き放たれた一物が天井に向けて伸び、さながら塔のように屹立している。
「……!」
むんと香った雄の臭いに狼狽えながら、女魔術師は自分の下着を脱ぎにかかる。
面倒だからとズボンとショーツから片足を抜くだけで脱ぎ、膝の辺りに放置しておく。
先程の彼の責めで絶頂一歩手前まで追い詰められた身体は、一刻も早いそれの解放と、目の前の雄の種子を求めて興奮し、秘部からは愛液が垂れている。
そこに触れようと伸びてきた彼の手を振り払い、こっちの番だと言わんばかりに彼の身体に馬乗りになった。
「私がやるから、あなたは見てなさい」
多少無理をして余裕そうな笑顔を浮かべ、屹立する一物の上に身体を持っていく。
子供の拳のような亀頭に秘裂を擦り付け、愛液で濡らして滑りを良くする。
そして準備が整うと同時に「いくわよ」と一方的に告げて、彼の返事を待たずに腰を落とした。
ずりゅ!と勢いのある音をたてながら、彼女の秘部は子宮を潰されながらも、彼の一物全てを飲み込んだ。
「かっ……!」と肺の奥から声を吐き出した女魔術師は、身体を仰け反らせて天井を仰ぎ見ながら、絶頂を迎えていた。
数秒とはいえ我慢していた為か、身体がガクガクと痙攣し、接合部からは潮が噴き出す。
「くぁ……はぇ……へっ……」
天井を見上げたまま恍惚の表情を浮かべる女魔術師は、口から気の抜けた声を漏らした。
それを見上げるローグハンターは不意に手を伸ばすと、彼女の上着を捲りあげ、ブラジャーを剥がして豊かな胸を露出させた。
出会ったばかりの頃から大きかったが、出産と子育てを経てもう一回り大きくなり、今では子供の頭ほどありそうだ。
ぷっくりと膨らんだ乳首は充血して真っ赤に腫れ上がり、浮かんだ汗が谷間を落ちていく。
寝ながら絶景を見るかのように腕を枕にしたローグハンターは、じっと彼女の痴態を視姦する。
絶頂しているためか膣肉の締め付けが凄まじく、蠢くひだが指のように一物全体をくすぐってくる。
笑みを浮かべながら眉を寄せたローグハンターは、「動いてくれないのか?」と彼女を煽った。
「え……?あ……!ちょっと、待ってなさい……っ!」
彼の言葉にハッと意識を戻した女魔術師は、痙攣する身体に鞭を打ち、彼の胸板に両手をついた。
そこと両膝を支えに身体を浮かせれば、かりが膣肉を引っ掻き回し、痺れるような快感で身体から力が抜けていく。
「くっ……!ふ……っ!んんっ!」
どうにか踏ん張って一物が抜ける直前まで身体を持ち上げたものの、ここからゆっくり降ろすのはかなりしんどい。
はぁ、はぁ、と落ち着かない呼吸を繰り返し、身体中に珠のような汗を浮かべながら、自分の
「もう我慢できん……っ!」
突然身体を起こしたローグハンターが彼女の腰を掴み、思い切り引き落とした。
ずりゅ!!と先程以上の速度と勢いのこもった音と共に、一物が女魔術師の胎内へと入り込み、油断していた子宮を一撃で押し潰す。
「へ……?」
女魔術師が事態を把握できず、間の抜けた声を漏らした瞬間、意識と身体の感覚が繋がりあい、凄まじい快感を彼女へと叩きつけた。
「ひぎぃいいいいいいい!?ふぇ、あ、な、ひぃいいいいいいいい!!」
ビクン!と身体を大きく跳ねさせたかと思えば、身体を小刻みに痙攣させながら再びの絶頂を迎えた。
反射的に身体が仰け反りそうになった瞬間、ローグハンターの手が彼女の頭を掴み、絶頂に歪む顔を真正面から見つめた。
潤んだ瞳。緩んだ頬。だらしなく開いた口と、そこから伸びる舌。
その全てを網膜に焼き付け、絶対に忘れないように脳へと刻み付ける。
「あひ!あへ!ぎひぃ!」と、ローグハンターが一切動いていないにも関わらず快感に喘ぎ、勝手に絶頂してしまう。
「……」
その様子を無言で見つめていたローグハンターは、やはり無言のまま腰を突き上げ始める。
片手でとはいえ彼女の腰は押さえられているため逃げることは出来ず、常人離れした肉棒が、彼女の胎内を蹂躙していく。
「ひぎっ!あぐ!ひぃ!だめ、なのに!きょうは、わらしが、がんばるって、きめたのにぃ!!」
腰が突き上げられる度に絶頂する女魔術師は、大粒の涙を流しながらそう言うが、ローグハンターはその涙を舐め取ると、彼女の眼鏡を外してやった。
「心遣いはありがたいが、お前の方が疲れているだろう?」
彼はそう言うと彼女の頬に口付けし、彼女を抱えたまま身体を転がし、覆い被さりながら優しくベッドに寝かせてやった。
女魔術師は「あ……」と切なそうに声を漏らすが、相変わらず彼の一物は彼女の胎内を貫いている。
「俺に任せろ。いいか?」
念のためと確認すれば、女魔術師は渋々と──けれど期待しているように──頷いた。
それが確認出来てしまえば、あとはローグハンターの独壇場。
手加減は無用と言わんばかりに腰を振り始め、パンパン!と音をたててローグハンターの腰と女魔術師の臀部がぶつかり合う。
「あん!ひゃん!きもち、いい!!そこ、もっとついてぇえ!!」
女魔術師も開き直ったのか、彼の腰に足を巻き付けながら嬌声をあげ、もっともっとと求めるようにひだが蠢く。
「ここだよなっ!」と声を絞り出したローグハンターが腰を突き出せば、ごりっ!と膣肉が抉れる音が漏れ、女魔術師は「ひぎゅあ!!」と目を見開きながら声をあげた。
「ほら、ほら、ここがいいんだろ!」
「ひぎ!あぐ!んひぃいいい!そこ!そこ、いいっ!!」
ごりごりと肉を削るような音を漏らしながら一物が出入りを繰り返し、掻き出された愛液が滴ってシーツを汚す。
「ひぎゅ!あっ!ね、おね、がい!ぜんぶ、ちょうだい!また、わたしに、あかちゃんうませて!!」
「っ!ああ、任せろ……っ!」
快感で蕩けた思考から吐き出された言葉は、女魔術師からの珍しいおねだりの言葉だ。
ローグハンターは一瞬だけ驚きを露にするが、すぐに思考を切り替えて腰の動きを激しくさせた。
目の前の雌を孕ませてやると、絶対に種付けしてやると、気合いが入った一物も更に固くなり、亀頭が子宮口をコンコンとノックする。
「ひぐ!いっ!あああああああああああ!!」
「ぐっ、うぅ……!!」
そして最後の一突きを放った瞬間、女魔術師は絶頂を迎え、ローグハンターもまた吐精の瞬間を迎えた。
どろりと粘った精液が彼女の子宮に直接注ぎ込まれ、体温よりもほのかに熱い液体が、子宮を満たしていく。
「あ……は……くぅ……」
ピクピクと身体を痙攣させながら、女魔術師は絶頂の余韻と精液の熱さに浸り、ローグハンターは疲労のままに身体を倒し、彼女の身体に覆い被さった。
同時に萎えた一物が抜け、溢れた精液が秘裂からこぼれてシーツに垂れていく。
豊かな胸が潰されて形を歪め、二人の汗が混ざりあって独特な臭いが互いの嗅覚を刺激する。
「はぁ……はぁ……ね、ねぇ……?」
「んぅ……?」
二人してぜぇぜぇはぁはぁと呼吸を乱している中、女魔術師が恥ずかしそうに目を背けながらぼそりと呟いた。
「き、キスしてくれないかしら……?」
彼女のお願いに、ローグハンターは思わず苦笑を漏らし、そしてすぐに「いいぞ」と告げて彼女の唇を塞いだ。
ゆったりとした動作でお互いの舌が絡み合い、くちゅりくちゅりと湿ったら音をたてながら唾液を交換しあう。
数秒か、数分か、二人にとって時間はどうでもよく、満足いくまで口付けをした二人は、揃って口を離すと共に笑顔を交換。
ローグハンターが女魔術師の上から退いて、お互いに身体を倒して横向きにしながら向かい合う。
女魔術師は彼の精液が溜まっている子宮を肌越しに撫でて、何やら意味深な笑みをこぼす。
「名前、何にしましょうか」
まるでもう子供が出来たことが当然のような声音で告げると、ローグハンターもまた「そうだな」と呟いて顎に手をやった。
「まあ、性別によるだろ」
「それもそうね」
そしてローグハンターの最もな言葉に、女魔術師は可笑しそうに笑いながら頷く。
彼女の子宮の中では、吐き出された卵子が精液の群れに襲われ、既に子供をなす準備が完了しようとしていた。
ローグハンターは来年はきっと騒がしくなると嬉しそうに笑い、女魔術師は大変な一年になりそうと内心で覚悟を決めた。
冒険者であろうがなかろうが、次に来る年に何が起こるのかは誰にもわからない。
けれどきっといい一年になると信じ、今日という日を生きるのだ。
来るかもわからない来年に怯えていては、きっとその人生はつまらないものになる。
少なくとも、女魔術師はそう信じていた──。
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