ログハンから銀髪武闘家に告白した世界線。
おかげでログハンの好意がヤバイくらいに振り切れてます。
それは、下着の如き鎧であった。
いや、鎧と呼ぶのも憚られるようなそれは、果たして冒険に向かう為のものなのだろうか。
一揃えになった胸当、脚絆だけの鎧。一応の種類で言えば、軽装と言えようが、それだけで鎧と言っていいものか。
動きやすさに特化したと言われれば、確かにそうなのだろう。
鎖帷子のように各関節を守るような物が、何一つとしてないのだから、動きやすいのは当然だ。
少ない装甲自体も、女性の身体に合わせてか滑らかな曲線を描き、見るだけなら問題はない。
だが、これを着る者にはそれ相応の覚悟か、とち狂った何かが必要になる。
何しろこの鎧と呼んでいいのかもわからないこれは、胸部──正確には乳房と、下腹部にしか装甲がない。
申し訳程度に肩当てがあるが、それが意味をなすのかははっきり言って疑問でしかない。
こんな姿──腹部も、背中も素肌が見える格好で冒険に向かえば、まず間違いなく死ぬことになる。
そして、そんな鎧を、眠る狐亭の自室で
鍛えられた四肢を惜しげもなくさらし、割れた腹筋を誇らしげに見せつけるようなその格好をした自分を、姿見に映るそんな不可思議な格好をした自分を、赤の他人が着ているような表情で観察する。
銀色の髪に合わせてたのか鎧は白いものを買い、薄く日に焼けた白い肌も相まって陽の光を反射して僅かに眩しい。
「……どうなんだろ、これ」
そしてくるりとその場で一回転してから呟いた言葉には困惑の色が濃く、自分が何をしているのか、いまいち理解を出来てはいまい。
豊かな胸は胸当てにより谷間を強調するように押し上げられ、臀部にいたってはもはや紐のようなもの。
銀髪武闘家は格好をそのままに首を傾げ、そっと留守にしている相棒にして恋人──ローグハンターのベッドに寝転んだ。
ローグハンターは槍使い、重戦士、ゴブリンスレイヤーに何やら用があると連れ去られてしまい、そのまま冒険へと向かってしまった。
取り残されたそれぞれの友人たる女子──自分、魔女、女騎士、牛飼娘──は、ならば女子会だと言葉を揃えて集まったのだが……。
「何がどうなってこれを買ったんだっけ……?」
酒場に集まって酒を飲んだのは覚えているが、そこから先の記憶が曖昧──いや、ないと言っても過言ではない。
酒に酔った勢いで買ってしまったのか、買わされたのか、ともかく朝起きてみればこれを着ていたのだから、覚えてはいなくとも何かがあったのだろう。
「う~?ん~?駄目だ、わかんない……」
寝転んだまま腕を組んで考え込むが、やはり肝心のものがわからずに諦めた。
とにかく、まだ酔いが抜けていないのか頭も痛いし、何よりも眠いし、どうせ彼はしばらく帰ってこないのだから、このまま寝てしまっても構うまい。
まだ朝早いのだし、買いに行くのは後にして、今は回復が優先と目を閉じた時だ。
ガチャガチャと音をたてて部屋の錠が開き、止める間もなく扉が開かれた。
「ただい……ま……」
そして入ってきたローグハンターは、頼れる相棒であり、愛する恋人でもある銀髪武闘家に目を向けて、困惑気味に目を見開いた。
「あ、おかえり~」と彼女は気にした様子もなく笑っているが、ローグハンターはそれどころではない。
彼の視界にいるのは、自分のベッドの上で、下着同然の格好をした、最愛の人の姿だ。
彼女に会いたいが為に、手早く、けれど確実に仕事を終わらせて帰ってきたのだが……。
ローグハンターは無言のまま部屋の鍵を締めると、足音ひとつなく、不思議そうに首を傾げる彼女に近づき、勢いよくベッドに押し倒した。
「きゃ!?」と小さく悲鳴をあげる彼女の両手首を左右の手でしっかりと捕まえ、逃げ場をなくす為に身体に覆い被さる。
「え……あ……えっと……?」
ギラギラとぎらつく蒼い瞳に見下ろされる銀髪武闘家は、額に冷や汗を流しながら首を傾げ、「どうか、した?」と囁くような声で問うた。
問われたローグハンターは彼女の両手を掴んだまま肩を竦め、僅かに悦の入る瞳を細める。
「愛してやまない恋人が、下着同然の姿で、俺のベッドの上にいる。もう、わかるよな?」
ローグハンターは子供に言い聞かせるようにゆっくりと告げると、銀髪武闘家はハッとして表情を青くした。
「俺だって、男なんだぞ?」
そんな彼女の変化を見つめながら、ローグハンターは静かに告げた。
その言葉に、彼の行動の理由の全てがこもっていた。
銀髪武闘家は彼に説明をしようと口を開いた瞬間、彼の唇によって塞がれた。
「んぐ!?ん~!んん!んーっ!!」
同時に唾液と共に彼の舌が入り込み、銀髪武闘家の舌に絡み付く。
押し返そうにも両手は既に押さえられ、顔を背けようにも彼は逃がしてはくれないだろう。
くちゅり、くちゅりと湿った音をたてながら、ローグハンターの舌が一方的に銀髪武闘家を責め立てる。
舌に絡めた唾液を彼女の舌に塗りたくり、頬の粘膜を舐めとり、歯を舐めてみれば微かに酒の残り香がある。
「……」
ローグハンターは細めた目をゆっくりと開き、ぎゅっと目を瞑って耐える彼女の顔を見つめる。
くすぐったいのか、気持ちがいいのか、あるいは気持ちが悪いのか、それ以外の何かもあるのだろうか。
ともかく彼女は舌を押し返さんと頑張ってはいるが、それを無駄だと言わんばかりに強引に舌を押し込む。
口の奥にある、僅かに柔らかく異質な触り心地の粘膜を優しく舐めてやれば、彼女は嗚咽混じりに肩を揺らし、閉じた瞳には涙が滲む。
溢れてくる彼女の唾液を舐めとり、嗚咽する度に揺れる口内を楽しみながら、こちらの唾液を流し込んでやる。
どろりとした唾液は彼女の喉の奥まで流れていき、飲み込むしかない彼女は必死に喉を鳴らして嚥下する。
飲み込む度に脳の奥で火花が散り、視界が点滅を繰り返す。
「んん!ん……っ!んふ……。ん……──」
ピクピクと身体を揺らしながら、どうにか彼の手を押し返そうと力んでいた腕から、だんだんと力が抜けていく。
僅かに開いた瞳からは光が消えていき、段々と舌の動きも怠慢になり始める。
薄く開いた瞳で彼女の様子を探っていたローグハンターは、そろそろ止めておこうと口を離した。
「──っ!?けほ!けほ……っ!はぁ……はぁ……んっ……!」
同時に大量の酸素が流れ込んできた銀髪武闘家は目を剥いて驚くと、口内の違和感に数度噎せ、身体を弛緩させたままどうにか呼吸を落ち着かせようと努める。
とりあえず呼吸を整えて、色々と彼に説明しなければと、やることを二個三個と頭の中で整理していく。
虚ろな視線で彼を見つめ、「ちょっと、待って……」とどうにか声を縛り出すが、ローグハンターは気にした風もなく笑みを浮かべた。
左右の手で捕まえた彼女の両手を、ゆっくりと頭の上に持っていき、今度は片手で両手を掴む。
「あ……や……だから、待って……っ」
相変わらず身体に力が入らない銀髪武闘家は、涙目のままもじもじと身体を捩りながら言うと、ローグハンターは空いた片手で彼女の胸に触れた。
胸当てに隠されているとはいえ、それは胸の天辺と下半分だけだ。
上半分は下着を着ている時と同じ、むしろ鎧の都合上寄せられているため、触れやすいまであるだろう。
ローグハンターは楽しそうに笑いながら彼女の胸をつつき、その弾力を堪能する。
「ん……!やっ……!待っ……やめ……ひぅ!」
ぷにぷにと子供の頬をつつくような感覚で胸をつつき、その度に銀髪武闘家は上擦った嬌声混じりに小さく身体が跳ねる。
拘束を解こうにも力が入らず、かといって逃げようにも彼はほとんど馬乗り状態。
無抵抗に、無防備に晒されているたわわな果実は、彼にとって極上の餌でしかないのだ。
ローグハンターはゆっくりと彼女の胸に顔を埋め、マシュマロを頬張るように乳房に優しく噛みついた。
「ひゃん!?」と悲鳴をあげる彼女を他所に、はむはむと咀嚼するように唇を動かし、時には吸い上げて跡を残す。
一ヵ所が終われば次に、それが終わればまた次に、それを延々と繰り返して彼女の胸や、鎖骨、首もと、果てには脇にまで跡を残し、彼女に自分のものだという証をつけていく。
「あ……!ひぅ……!んん……っ!おね……がい……。やめて……っ!」
銀髪武闘家は身体中に彼の痕跡を残される感覚に、嫌な筈なのに悦んでしまう不思議な感覚に困惑しながら、語気を強めて告げた。
言われたローグハンターは顔を離すと、僅かに驚いたように小さく目を見開くが、すぐに笑みを浮かべて手を彼女の下腹部へと伸ばした。
腹筋の筋を指で撫でながらゆっくりと下を目指し、もはや防具でもなんでもない、鎧と一揃えで売られている地味な下着越しに、秘裂を撫でた。
くちゅりと湿った音が嫌に部屋に響き、銀髪武闘家は「ひっ!」と喉の奥から上擦った声を漏らす。
ローグハンターは下着に浮かぶ縦筋を何度も撫でて淫靡な水音をたてながら、「身体は正直だな」と愉しげな笑みを浮かべる。
「おねがい……ひん!やめ、て……っ!さわら、ない、でっ……!」
ローグハンターが縦筋を撫でる度に銀髪武闘家は身体を跳ねさせ、それでも拒絶の言葉を吐き出した。
快感に蕩けた瞳に、どうにか敵意をのせてローグハンターを睨んではみるものの、当の彼は気にした様子もなく笑うばかり。
「そんなこと、言っていいのか?」とむしろ煽ってくるほどで、その言葉の通りに彼の指は下着の中へと入り込み、秘裂を直接撫でた。
「ひん!?」
突然背筋を抜けた快感に目を限界まで見開き、身体が勝手に跳ねあがる。
そんな彼女の反応を求めていたのか、ローグハンターは秘裂に指を突っ込むと、そのまま優しく膣内を優しく掻いてやる。
「ひぐ……!あっ!はひ!んぁ!あん!やめ、やめへ!おねがい、だめ……!」
断続的に与えられる快感に身体を痙攣させ、掻き出される愛液で下着をベトベトに濡らしながら、それでも首を振って拒絶する。
このまま彼の
だが、雌としての本能が、彼を求めてしまって仕方がない。
「あひ!あん!へっ!ひぐ!だ、だめ……!くる、きちゃうから……!!」
彼の筋ばった指がぐちゃぐちゃと湿った音をたてながら膣肉を絶えず引っ掻き続け、彼女の
「イく!イっちゃう……!おねがい、やだ、イきたくない、イきたくないのに……っ!」
ぶんぶんと首を振って快感に耐えようとするが、ローグハンターは彼女の耳元で囁いた。
「我慢はよくないぞ」
ほら、ほらと煽りながら膣肉を引っ掻き、銀髪武闘家は背中を弓なりにしならせながら快感に耐える。
バチバチと視界を点滅を繰り返し、ぞわりぞわりと背筋に気持ち悪いものが駆けていく。
「ほら、素直になれよ……!」
ローグハンターはそう告げると共に、彼女の
「あ……」と声を漏らした瞬間、『
「ひぎぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
ビクン!と腰を跳ねさせながら絶頂を迎え、噴き出した潮が下着とローグハンターの手を濡らす。
それでも構わずにローグハンターは膣肉へと責めを止めず、絶頂を迎える彼女に追撃していく。
引き締まり、痙攣する膣肉を、指で強引に掻き分けて、ぐりぐりと指圧してやる。
「ひぎゅい!?ぎっ!ああぁぁぁあああああああ!!」
絶頂しながら、更に絶頂を迎え、絶頂が落ち着く前に次の絶頂が押し寄せる。
「あひ!あっ!あっ!あへ、ひぎゅい!やめ、やめで!イってる、イってるがらぁぁぁあああああ!!!」
ビクビクと身体を耐えず痙攣させながら、銀髪武闘家は喉が割れんばかりの声でローグハンターに告げた。
同時にローグハンターは秘裂から指を引き抜き、愛液と潮でびしょ濡れになった下着から手を抜く。
同時に地獄のような快感が治まり、力尽きた銀髪武闘家は浮いていた腰をベッドに沈めた。
「あ……!あへ……!んひぃ……」
蕩けた瞳、だらしなく開いた口、漏れる嬌声。
身体には珠のような汗が大量に浮かび、下着からは吸いきれなかった愛液と潮が滲み出し、シーツに染みを作っていく。
それを肉欲にまみれた瞳で見つめていたローグハンターは、彼女を拘束していた手を離すと、うつ向けになるように寝返りを打たせた。
背中に貼り付いた髪を剥がしてやりながら腰を持ち上げ、伸びをする猫のような態勢になるように調整。
「んぁ……?あ……、まっへ……おねがい……」
快感に蕩けた意識の中、銀髪武闘家は彼の意図を察して声を出し、逃れるように腰を振るが、それはどう言い繕っても誘っているようにしか見えない。
ローグハンターは下腹部に貼り付き、くっきりと縦筋を浮かび上がらせていた下着を剥ぎ取ると、自分もズボンとパンツを脱いで一物を取り出した。
彼女の痴態と、甘ったるいまでの声を聞かされて、一物は厳戒まで勃起して臨戦態勢。
目の前の雌に種付けする瞬間を夢想し、鈴口からは先走り汁が溢れ出す。
「いくぞ」と一方的に告げたローグハンターは亀頭を秘裂に押し当て、腰を突き出す。
パン!と乾いた音を響かせながら銀髪武闘家の臀部に腰を叩きつけ、一物を最奥へと叩きつける。
銀髪武闘家は「ひぐ……!」と声を漏らしたものの、その反応はあまりよろしくない。
先程の責めで疲れきってしまったのだろう。弛緩した身体を僅かに揺らし、膣肉を締めてくるだけで、大きな反応はない。
──まあ、構うことでもないか。
見るからに誘っていたのは彼女で、少々強引とはいえ行為を始めてしまったのだ。
明日も仕事なのだから、支障が出てはことだ。
ローグハンターは腰を動かし始め、動きに合わせて僅かに締め付けてくる膣肉を一物で蹂躙していく。
「あ……!うっ……!ひぐ……!ぅ……」
亀頭が子宮口を殴り、子宮を押し潰す度に銀髪武闘家は力なく呻き、けれど膣肉はそれに合わせて引き締まる。
「
数十度の
同時に亀頭で子宮口を押し潰し、子宮に向けて直接精液を注ぎ込む。
「ぁ……!ひぅ……」
その熱さに当てられてピクン!と腰を跳ねさせるものの、相変わらず反応はない。
どろどろの精液が子宮を満たし、
けれど今日はその日ではないため、単純に彼女の子宮を舐め回すだけだ。
「あへ……。ん……。んん……!おわっ……た……?」
胎内に残る精液の温まりを感じながら、銀髪武闘家は気だるそうにローグハンターの方を向きながら問うた。
問われた彼は一物を引き抜くと彼女の身体に触れて、下着鎧の留め具をひとつずつ外していく。
「ね、ねぇ……?きいて、る……?」
身体に力が入らず、ただされるがままの銀髪武闘家は、恐る恐る彼へと問うが、彼はただにこりと笑うだけ。
言葉は不要とばかりに、勃起したままの一物を再び彼女の秘裂に押し当てた。
「ひ!?お、おねがい、やすまへて……」
久しく感じる恐怖に身体を震わせながらの言葉は、ローグハンターには届かない。
「誘ったのは、お前だろう?」
悪いのはそっちだと言わんばかりの言葉に、銀髪武闘家の表情が青ざめる。
確かにこの鎧はそういった意図のものでもあると、誰かに言われたことがあるが──。
「最後まで、付き合ってくれ」
ローグハンターはいっそ清々しいまでの笑みを浮かべ、再び一物を彼女の胎内へと押し込んだ。
時刻は朝。休日というのは、意外と長い。
高かった陽が傾き、空に星が輝き始めた頃。
扉も、窓も締め切られたその部屋には、強烈なまでの淫行の臭いが充満していた。
ローグハンターが着ていた衣装は乱暴にベッド脇に投げ捨てられ、銀髪武闘家が着ていた
「ぅ……。ぁ……。ぁ……。っ……」
ベッドに組み伏せられ、力なく四肢をベッドに投げ出している銀髪武闘家は、ローグハンターの動きに合わせて呻いていた。
かろうじて意識はあるようだが、瞳から光は消え、暴行された後のような惨状だ。
対するローグハンターは相変わらず固いままの一物で彼女の秘部を貫いており、疲労を滲ませながらも腰を動かしていた。
「ぐ……っ!」
そして低く唸ったかと思えば、だいぶ薄くなった精液を吐き出し、もはや満杯になった彼女の子宮に最後の一滴まで注ぎ込む。
「んぁ……っ!ぅ……!っ──……」
ピクン!と身体を跳ねさせて、最後の絶頂を迎えた銀髪武闘家は、そのまま気絶するように眠りに落ち、一物を引き抜いたローグハンターもまた、そのまま崩れ落ちるようにベッドに倒れた。
二人の寝息はゆっくりと重なり、部屋にはようやくの静寂が訪れた。
翌朝。同室。
「……この馬鹿、変態、獣、鬼畜」
ぽかぽかと身体を叩かれながら、とりあえず思い付いたのであろう悪口を言われるローグハンターは、困り顔で銀髪武闘家の髪を撫でていた。
二人して起きたのはいいのだが、昨日のあれは流石にやり過ぎたようで、彼女の機嫌は最悪の状態だ。
「絶倫。自己中。この、この……っ!」
けれど十個も出ない内に打ち止めになったようで、銀髪武闘家は悔しそうに歯を食い縛りながらローグハンターを叩く。
対するローグハンターは気まずそうに頬を掻き、まあいいかとどこか他人事のように溜め息を吐いた。
この悪口や、昨日の痴態を含めて、
「愛してるけどな」
「っ!?な、何言って、もう!」
その一言に銀髪武闘家は顔を真っ赤にしながら、けれど嬉しい笑って彼の鳩尾を殴り付けた。
寝転んだままとはいえ、鍛えられたその拳はまさに
ローグハンターは「うお゛!?」と汚い悲鳴を漏らしながら気を失った。
「~!!」
それでも怒りはやまないが、とりあえずこれでいいやと彼に背を向けた。
明日になればいつも通り、ならず者を追いかけて走り回るのだ。
一日二日寝過ごしたって、誰も文句は言うまい。
銀髪武闘家は背後の寝息を聞きながら、ゆっくりと目を閉じた。
途中で自分を抱き締めてきた彼の腕を振り払わなかったのは、ただの気紛れか、あるいはそんな気力さえもなかったのか。
ただひとつ言えるのは、二人の寝顔がとても穏やかで、安らかだったということだけだ──。
感想、リクエスト等ありましたら、よろしくお願いします。