ヒロインは賢者。ログハンと彼女は既に交際中。
時期的にはエピローグ頃を想定。
四方世界のとある街の、とある宿。
つい先日まで人知れず滅びに向かっていたその街を、これまた人知れず救った英雄たちは、ただの冒険者という体で取った宿の一室に集まっていた。
「……少し買い物にいってくる」
そうしてそれぞれ寝ようと準備を進めている中、何故か猫耳を思わせる装飾のついた頭巾を被る賢者がそんな事を口にした。
横で寝巻きに着替えていた剣聖は「え?」と思わず間の抜けた声を漏らし、僅かに驚いたように目を見開いた。
「今から、ですか?もう夜ですよ?」
そして窓の外と賢者を交互に見ながら問うた。
急ぎの買い物でもないのなら、別に明日の出立間際の朝一で買いに行った方がいいのではなかろうか。
剣聖の頭の中ではそんな思慮が巡り、それをそのまま口にしようとするが、「別にいーじゃん」と既にベッドに寝転び、まさに寝ようとしている勇者が剣聖に告げた。
「急ぎの用事があるなら、仕方ないし」
ベッドに寝転んだままパタパタと足を振りながらの言葉に、剣聖はまた適当な事をとジト目で彼女を睨み、なら自分が同行すればいいかと再び着替えようとするが、
「私一人でも大丈夫。先に寝てて」
誰でもない賢者がそんな彼女を言葉で制止し、鞄を肩から斜めに掛けた。
その際に鞄の紐が胸の谷間に食い込み、その豊かな果実を強調する結果となるが、この部屋にいるのは女だけなのだからだれも気には留めない。
彼女はそのまま誰かに何かを言われる前に部屋を出ようとするが、いつの間にか隣にいた勇者が彼女の耳元で囁く。
「こっちは任せて、お兄ちゃんのことお願いね。お義姉ちゃん……♪」
「っ!……わかった」
そして上機嫌そうな声音で告げられた言葉に、賢者は僅かに頬を朱色に染めながら小さく頷き、足早と部屋を後にした。
「……本当に一人で大丈夫だろうか?」
そんな彼女の背を見送った剣聖は不安そうに勇者に問うが、肝心の彼女は我関せずと言わんばかりに笑うばかり。
「えへへ。大丈夫、大丈夫。別にお供はボク達じゃなくてもいいんだし」
「……?」
彼女の言葉に剣聖は首を傾げ、すぐ隣の部屋から賢者と誰かの話し声が聞こえた事を合図に「ああ、なるほど」と得心した様子。
別にこの一党は三人ではないのだ。むしろ夜の街を出歩くのなら、隣を歩くのは彼の方がいいだろう。
「そうだな。こういう時に頼れる
「……。うん、そうだね……」
彼を頼れる仲間と称した剣聖に、勇者はどこか呆れたような、むしろ答えを間違えた子供を見る、蔑みの色さえ込められた視線を向けた。
これから男と女が、二人きりで夜の街に繰り出すのだ。それがただの仲間という簡単な関係で済む筈がない。
「な、なんだ?!そんな残念そうな目で見るな……っ!」
そんな事にも気付かない剣聖は勇者の視線を振り払おうと語気を強めるが、勇者は気にせずに毛布にくるまって「おやすみ〜」と気の抜けた声で返した。
「あ、待てっ!話は終わって──」
剣聖は勇者を叩き起こしてでも話を聞こうとするが、彼女は我関せずと寝息を立て始める。
そうなればテコでも起きないと知る剣聖は悔しそうに歯軋りすると、諦めたように溜め息を吐きながら頭まで毛布を被った。
──とりあえず明日。明日になったら問いただしてやる……っ!
そんな風に、息巻きながら。
幾度となく世界を救ってきた二人が少々危険な雰囲気になっているのもつゆ知らず、賢者と話題の彼──ローグハンターと呼ばれる冒険者は、二人とはまた別の宿──言ってしまえば
賢者が剣聖に言ったとおりに買い物はしたし、その成果たる魔術書や触媒、錬金用の道具等が突っ込まれた鞄がベッドの脇に放置されている。
だが、今の賢者とローグハンターにとってそんなものはどうでも良かった。
事実鞄の他にも二人が脱ぎ捨てた衣装が散乱しており、ローグハンターは下着姿、賢者はブラジャーも剥がれてショーツ一枚の格好だ。
「ん……♡っ……♡」
ベッドの上で背後から抱き締められる形で座らされた彼女の豊かな胸を、ローグハンターの筋張った手が這い回っているのだ。
優しく捏ねるように手が動き、充血してぷくりと膨らんだ薄桃色の乳首に指が掠める度に、賢者の身体はピクピクと小さく震える。
「相変わらず敏感だな」
ローグハンターはそんな彼女を煽るように耳元で囁くと、フッと彼女の耳に息を吹きかけた。
「……っ♡うる……さい……っ」
たったそれだけの刺激でピクリと身体を跳ねさせた賢者は、彼を非難するように潤んだ瞳で睨みつけるが、当の彼にはそれが挑発に見えたようだ。
彼は彼女の額を撫でて貼りついた前髪を退かしてやると、そこに唇を落とした。
賢者は擽ったそうに身動ぎするが、嫌ではないようで彼を止める事はなく、そのままちゅ……ちゅ……と音を立てて降り注ぐキスの雨を受け止める。
額にもう一度。眉に一度。鼻先、頬と続いて、最後の最後に唇同士が触れ合った。
「ん……♡んちゅ……♡んん……っ♡」
お互いに相手の唇に自分の唇を押し付けあい、小さなリップ音を漏らしながら、相手の体温を感じようと身を寄せ合う。
賢者がゆっくりと目を閉じ、そのまま体重をかけてくる様子にぞわりと背筋を震わせたローグハンターは、辛抱堪らずに彼女の口腔に舌を押し込んだ。
「んぐっ……?!」
突然入り込んできた彼の舌に驚き、閉じていた目を開けて声を漏らす賢者だが、彼の蒼い瞳と視線が交錯したのを合図に顔を耳まで赤くし、慌てて目を閉じた。
ローグハンターひ今さら照れている彼女の愛らしさに興奮しつつ、押し込んだ舌で彼女の口腔内を舐め回す。
頬の内側の粘膜を舌先でつつき、僅かに夕食の味が残る歯の裏側を綺麗にしてやろうと舐めとり、甘えるように絡んできた彼女の舌に自分の舌を絡めてやる。
「ちゅ……♡じゅる……♡んくっ……んんっ……♡」
彼の唇に吸い付き、流し込んでくる唾液をゆっくりと嚥下しながら、歓喜のままに身体を震わせた。
最初こそ多少の嫌悪感や躊躇いはあったものの、今では何にも代え難い程に美味く感じるし、いつまでも飲んでいたいと思えるほどにハマってしまった。
「んくっ……♡んくっ……♡ふぁ、もっと、もっと飲ませて……♡」
いつしか賢者は甘える猫のように彼に擦り寄りながらおかわりを要求。
ようやくスイッチが入ったかと不敵に笑んだローグハンターは、「もちろん」と返して再びキス。
舌を絡めて催促されるがまま、滲み出てきた唾液をそのまま彼女の舌に塗りたくり、舌先から垂らして喉奥に直に流し込む。
こくこくと喉を鳴らして彼の唾液を飲み込む度に、普段なら理性に溢れている賢者の表情が蕩けていき、瞳がとろんと溶けていく。
頃合いと見たローグハンターは彼女の胸を揉んでいた手を、彼女のショーツの中に滑り込ませた。
キスに夢中にだった賢者にそれに対処する余裕はなく、彼の手は勢いのままにショーツの内側に入り込み、くちゅりと湿った音を漏らした。
途端に駆け抜けた痺れるような快感に賢者が身体を捩らせると、二人の意に反してキスは中断され、行き場を失った彼の唾液が賢者の頬を汚した。
「触ってもいないのに、もうびちゃびちゃだな」
ローグハンターはそれを空いている手の指で拭ってやると、ぐちゅぐちゅとわざとらしく音を立てながら彼女の秘裂を指で撫でた。
「んん……♡そん、な……に、擦る……な……♡奥が、疼いて……♡」
彼の手が秘裂を撫でる度、賢者はぞわぞわと背筋を撫でる快感にかくかくと腰を揺らし、甘ったるい声を漏らす。
普段のどこか冷たい印象を覚える彼女の声とは違う、自分にしか聞かせない媚びるような声。
そんな声を聞けたからか、随分と上機嫌になったローグハンターはそっと彼女の下腹部に触れ、優しく撫で始めた。
「ここに欲しいのか?なにが欲しいんだ?」
そして彼女の耳元に顔を寄せ、答えがわかりきっている質問を投げかけた。
そのまま彼女の耳朶を甘噛みすれば、ほのかに彼女の汗の味がしたからか、嬉しそうに目を細めた。
はむはむと咀嚼する度に賢者は擽ったそうに身体を震わせるが、やはり胎の奥底にある疼きはどうにも出来ず、擽ったさに耐えながら彼に告げた。
「ゃ……♡イジワル、するな……♡んん♡あなたのが、欲しい……♡」
「何が欲しいのかしっかり言ってくれないのか?」
そして恥を偲んで告げた言葉に、ローグハンターは悪戯っぽく笑いながら問い、彼女の秘裂を指で撫で、ついでにぷくりと膨らんだ
「んひぃっ♡♡」
途端に全身を電撃が駆け抜けたような刺激に襲われ、ビクン!と一際強く身体を跳ねさせた。
ローグハンターは構わずに彼女の陰核を指の腹で転がし始め、「何が欲しいんだ?」と淡々とした声音で彼女に問うた。
「ひぎっ……♡ま、待て……っ♡そこ、コリコリやめろ♡ひぁっ♡♡」
「何が欲しいのか答えてくれないなら、ずっとやるぞ。体力は有り余っているからな」
絶え間なく浴びせられる快感に喘ぐ賢者に、ローグハンターは残酷なまでに機械的な手付きで彼女を責めながら、淡々とした声音でそう告げた。
ほれほれと煽りながらコリコリと陰核を転がし、たまには少し爪を立てて摘んでみたりと、様々な刺激を彼女に与える。
「〜〜♡♡♡わかったっ!ひゃん♡言う、言うから、一回止めろ……♡」
ビクビクと身体を小刻みに揺らし、秘裂から溢れた愛液が彼女のショーツを湿らせ、吸いきれなかったものでシーツに染みを作っていく。
それでもどうにかそう告げた彼女だが、ローグハンターは不満そうに眉を寄せると、情け容赦なく彼女の秘裂に指を突っ込むと、直接膣肉を弄り始めた。
「ひぅううう♡欲しい、欲しいの♡♡あなたの、お、おちんぽ、で、私の子宮を虐めて欲しいの……っ♡♡♡」
そしてついに賢者がローグハンターが求めていた言葉を口にすると、彼は嬉しそうに笑いつつ、彼女の膣内に挿し込んだ指の動きを激しくさせた。
ちゅうちゅうと吸い付いてくるひだを強引に掻き回し、陰核の裏側をグリグリと押し込んでやる。
「いひゅ♡ま、待て……っ♡言った、言ったのに、なんで止めてくれないの……♡」
賢者は彼の腕を掴み、無理矢理にでも剥がそうとするが、彼と彼女の膂力には大きな差がある。
魔術による強化があるのならまだしも、裸にされた挙句に魔術を使えるほど集中できない状態となれば、英雄と呼ばれる彼女のただの女だ。
ローグハンターは彼女の抵抗を意に返さず、無言のまま彼女の胎内を抉り続ける。
「やめ、やめて……♡イく……♡こんなの、無理……♡我慢、できない……♡♡」
絶え間なく与えられる快感に、心地よさだけではなく辛さも感じ始めるが、ついに我慢の限界を迎えた彼女はローグハンターにそう告げた。
そのまま彼に身を任せ、本日最初の絶頂を迎えそうになった瞬間、ローグハンターは彼女の秘裂から指を抜いた。
「ぇ……?」
途端に小さくなった快感に困惑の声をあげ、絶頂間際の余韻に呼吸を荒くする賢者だが、そんな彼女をローグハンターはベッドに引き倒し、ショーツを剥ぎ取った。
そして解放されるのは、愛液でびしょびしょに濡れながら、物欲しそうにパクパクと開閉を繰り返す秘裂だ。
ぬんと香る彼女の臭いに当てられたローグハンターはゴクリと生唾を飲むと、自分もパンツを脱いで子供の腕ほどありそうな一物を取り出した。
亀頭を秘裂に押し当てれば、賢者は嫌でも彼がしようとしている事を察してしまう。
「ま、待て……っ!今挿れられたら──」
絶頂直前に、いわゆるお預けを食らった彼女は待ったをかけるが、ローグハンターは一切構う事なく腰を突き出した。
ずりゅ!と鋭い音と共に彼の一物が一気に根元まで押し込まれ、賢者の膣内を瞬く間に満たした。
膣肉を掻き分けた亀頭は勢いのまま子宮口を打ち据え、そのまま子宮を押し潰して彼女の内臓を押し上げる。
「かひゅ……♡」
普通であれば凄まじい圧迫感と、内臓を押し上げられる嫌悪感、そして吐き気に襲われるだろう状態だが、それに慣れてしまった彼女の身体はそんなものを抱くことはなく、
「ひぎっ♡ぃいいいいいいいい♡♡♡」
凄まじい快感に襲われた彼女は、耐える間もなく絶頂を迎えた。
両足がピンと爪先まで伸びきったかと思うと、彼の一物を飲み込んだ秘裂から潮が噴き出し、ローグハンターの腰と陰毛を濡らしていく。
「お"……♡こん、な"……♡無理……♡」
急な絶頂に視界を点滅させて喘ぐ賢者は身体と膣肉を痙攣させ、全身で絶頂を迎えた事を彼に知らしめるが、ローグハンターは気にしない。
彼女の両手を掴みながら覆いかぶさって移動を封じ込めると、そっと彼女の首筋に唇を落とした。
流石に明日のことを考えてから嫌がるように身を捩る彼女を他所に、ちゅ〜!と音を立てて吸い上げ、キスマークを着けてやる。
そしてこちらに何かを言おうと賢者が口を開いた瞬間、ローグハンターは腰を振り始めた。
「ひぎ……♡♡この、誤魔化す……なぁ……♡ひぐ、いぃぃいいいい♡」
そんな彼をどうにか非難の言葉を口にした賢者だが、すぐさま襲いかかってきた快感に身悶えし、迫力というものが欠片もない。
パンパンと音を立てて腰が打ち付けられる度に、賢者は情けない表情のまま嬌声をあげる。
「ひぎゅっ♡あひぃいいい♡まへ……っ♡さっきから、ずっとイってるぅうう♡♡」
ぷしぷしと音を立てて接合部から潮を噴き出し、絶頂を迎える度に引き締まる膣肉が彼の一物を思い切り扱きあげる。
ヒダが蠢く度に舌先で舐められるような快感がローグハンターを襲うが、それを振り切るように腰を振り、吸い付いてくるヒダをカリで掻き回してやる。
「イぐっ……♡やめ、そこっ、擦るな……っ!」
その動作が程よく彼女の急所を刺激し、再び絶頂を迎えることになるが、どうやら反論する余裕が出てきたようだ。
ローグハンターは不敵な笑みを浮かべると、彼女の頬に口付けし、耳元で囁いた。
「そろそろ本気で行く。気絶するなよ?」
「っ!!いいから、早く射精しなさい……っ!」
彼の宣告に賢者は喜色の孕んだ声で応じると、ローグハンターは微笑んだ。
そして言われた通りに彼女に自らの種を注ぎ込むべく、ラストスパートをかけて腰を振り始めた。
後のことなんてどうでもいい。今は目の前の彼女を満たしてやることが、今の自分がすべき最善手なのだ。
パンパンパンパンと平手打ちのような鋭い音を響かせながら腰を打ち付け、時には奥に押し込んだまま腰を回し、亀頭で子宮口をぐりぐりと押し込んでやる。
「ほひっ♡おく、ぐりぐり、いい……♡もっと強く、してぇ……♡」
それがお気に召した賢者は恍惚の表情でそう言うと、ローグハンターは腰を回して子宮口をこねくり回しながら、片手で彼女の下腹部──子宮があると思われる位置を按摩するようにゴリゴリと押し込み始めた。
「ひぎっ♡これ、すご……♡中からも、外からも、子宮、虐められ、て……♡イく♡イくぅううううう♡」
亀頭が子宮口とキスする度、手の指圧で子宮が押される度、賢者は絶頂を繰り返し、普段は氷のように冷たい表情を、娼婦もかくやという色気香に満ちたものへと変えた。
だらしなく開いた口からは舌が溢れ、快感に見開かれた目からも大粒の涙が溢れ出す。
辛抱堪らずに彼女の唇を奪ったローグハンターは脱力したまま動かない舌を嬲りつつ、それを合図に強まった膣肉の締め付けに低く唸り、段々と高まる射精感に眉を寄せた。
「いいから、
そんな彼を抱き締めた賢者は、彼の耳元でそっと呟く。
そして限界間近だったローグハンターにとって、その一言がトドメとなった。
「くっ……」
彼は歯を食い縛りながら小さく唸ると、抑え込んでいた射精感を解放した。
尿道を熱いものが通過していく感覚と、それを吐き出す快感に彼は頬を朱色に染めて恍惚の表情を浮かべるが、
「んん〜っ♡♡熱いの、きたっ♡ひぎゅぅうううう♡♡♡」
賢者もまた恍惚の表情を浮かべながら絶頂を迎え、痙攣する膣肉が彼の一物を扱きあげ、吐精をさらに催促する。
ローグハンターはその刺激に耐えることができず、尿道に残っていた分さえも搾り出され、ドロドロに粘つく精液が賢者の子宮を満たしていく。
「くぅ……♡イくっ♡♡イくぅううううう♡♡」
彼の精液が子宮内を舐める度に彼女は絶頂し、その度に痙攣を繰り返す膣肉が彼の吐精を促していき、誘われるがまま吐き出された精液は子宮に入りきらずに膣内に逆流し始めた。
一物が自分の精液で白濁していく中、ローグハンターはふと思いついたように腰を振り始めた。
ずりゅずりゅと湿った音を立てて精液と愛液が秘部から掻き出されていくが、それも全てではない。
むしろ大半の精液は彼女の膣内に塗り込まれ、彼女のヒダの一つの隙間に入り込み、彼女の胎内を白く染め上げる。
「〜〜〜♡♡♡だ、だしながら、うごくな……♡やめ、やめろっ♡また、イくっ♡イぎ……っ♡♡♡」
自分の身体が彼に犯されていく感覚に身体は歓喜し、それが更なる興奮となって彼女の絶頂に誘う。
身体を小刻みに痙攣させ、背中を弓なりにしならせながら、あらん限りに目を見開く。
そして吐精が落ち着き、一物が萎えていく中でローグハンターが深く息を吐きながら彼女の身体に倒れ込んだ。
それを豊かな胸で受け止めた賢者は、絶頂の余韻に喘ぎながら彼の髪を撫でる。
「ん……♡ぁ……♡さすが、
「それは、褒めてるのか?」
そんな彼女の言葉にローグハンターは苦笑を漏らすと、再び彼女に口付けした。
それを逃げることなく受け止めた賢者は、差し込まれた舌に自分の舌を絡めた。
「んちゅ……♡はふっ……♡ちゅ〜〜♡♡」
そして彼とのキスを堪能していると、萎えたはずの一物が固さと大きさを取り戻していき、賢者の胎内を押し広げていく。
その圧迫感に驚く賢者に、ローグハンターはにこりと微笑みながら告げる。
「まあいつも通り、もう少し付き合ってくれ」
「……明日に響かない範囲なら」
彼の言葉に賢者はどこか素気なく応じるのだが、その瞳には期待の色が強い。
二人は再び口付けすると、再び行為を再開。
長い夜は、始まったばかりなのだ。
「──というわけで、その日のが当たったんだと思う」
何食わぬ顔でそう告げる賢者を他所に、勇者は嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、剣聖は困惑の表情を浮かべていた。
二人の視線はベッドに寝転ぶ賢者の腹部に向いており、普段ならない異様な膨らみが衣服を押し上げている。
体調不良で長期の戦線離脱と説明を受けていたのだが、まさか彼の子を孕んでいたとは、勇者はともかく剣聖には予想外であったようだ。
確かに最近調子が悪そうではあったし、食も進んでいないような気もしたが……。
「術でどうにか誤魔化してきたけど、やはりここまで来るとそれもできない」
賢者は愛おしそうに膨らんだ腹を撫でながら、小さく溜め息を漏らした。
周りに気付かれないよう、魔術や道具で体型を誤魔化してきたが、流石にここまで大きくなれば誤魔化しはきかないし、術に回す分の力も赤子に注いでやらねばならない。
つまりは賢者の長期戦線離脱。仕方がないとはいえ、空いた穴はかなり大きい。
「心配しないで。ボク達が頑張るから」
不安そうに目を伏した賢者の手を取り、勇者は自信満々な声音でそう告げた。
兄の子供となれば、それは自分にとっても家族同然。愛する家族を守るためならば、例え火の中水の中だ。
隣の剣聖も仕方がないと言わんばかりに肩を竦めると、不意に辺りを見渡して首を傾げた。
「それで、父親はどこに?」
「それなら、さっき──」
彼女の問いに賢者が返そうとすると、バタバタと慌ただしい足音が廊下から響き、バン!と勢いよく扉が開けられた。
「すまない、待たせた」
珍しく息を絶え絶えになるほど走ってきたのか、ローグハンターは額に浮かぶ汗を拭いながら足音一つなく賢者の左脇に歩を進めると、その場に跪いて賢者の左手を取った。
そして数度深呼吸をして呼吸を整えると賢者の顔を見上げ、照れ臭そうに笑いながら告げた。
「本当なら、順番は逆だとは思うが……」
そう前振りをすると、そっと彼女の左手薬指に指輪を填めた。
「俺と、結婚してくれないか?」
「嫌だなんて言うと思う?」
彼にしては珍しい、不安に満ちた声音での問いかけに、賢者は間髪入れずに返事をし、柔らかな笑みを浮かべた。
「むしろそれを言ってくれなかったら『
だが告げられた言葉は割と洒落にならないもので、ローグハンターは思わず背中に冷や汗を流す。
ケタケタと楽しそうに笑う勇者と、口元に手をやって申し訳なさそうに笑う剣聖。
図らずもローグハンターと賢者の婚約の証人となった二人は顔を見合わ、ゆっくりと頷き合った。
大切な戦友を未亡人にするわけにないかぬ。もっと頑張らねば。
二人がそう覚悟を改めるのとほぼ同時、ローグハンターもまた表情を引き締めて賢者に告げた。
「例えどんな事があろうとも必ず帰ってくる。だから、心配するな」
どんな手を使っても家族と、家族が生きる世界を守る。
彼の首から下がる白金の認識票が、窓から差し込む光に照らされて輝いていた。
感想、リクエスト等ありましたら、よろしくお願いします。