※この作品はR-18です。

SLAYER'S CREED +α R-18   作:EGO

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リクエストから。
ヒロインは賢者。既に恋人関係。

時期は最終決戦後。
ラスボス戦でステータスが極まったローグハンターだが……?


Memory?? 秘密の特訓

「集中して」

 

 氷のように冷たい声で告げられた言葉は、短いながらも確かな叱責の言葉だった。

 もう何度目かもわからない言葉に胸の内で舌打ちを漏らしつつ、深呼吸をしてから意識を研ぎ澄ます。

 彼──ローグハンターがかつて来たりし者を撃滅してから早数ヶ月。

 あの戦い以降、これも何かの縁だと勇者一行と同行する機会が増えてからというもの、賢者に頼んで魔術の業を見てもらっているのだが、

 

「また集中が途切れてる。もっと集中」

 

 やはり頑張っても合格点にはなかなか届かず、やはり叱責されてしまう。

 魔術とは文字通り世界の理を改竄し、超自然的な現象を自らの力で起こす力だ。生半可な精神力では行使できず、無理にやろうとすれば反動で酷い目に遭う。

「あなたにそんな目に遭って欲しくないから」と言ってくれたのは嬉しかったが、その修行の険しさたるや。

 

「集中して。集中」

 

 都のとある宿の一室。

 絨毯の上で座禅を組み、瞑目したまま彼女が用意した魔導書を前に意識を研ぎ澄ます。

 彼の意識に応じて様々な意味を持つ文字が光輝き、独りでにページが進んでいく様は不可思議なものではあるが、不意に光が失せたりページが動かなくなったりと、彼が集中しきれていないのが目に見えてわかる。

 その度に賢者が彼を叱責するのだが、どうにも彼の特訓は進んでいないように見える。

 

「なんでできないの?」

 

 ついに我慢できなくなったのか、賢者が語気を強めて問いかけると、ローグハンターはゆっくりと目を開いて「あのな」とこちらも語気を強くして彼女の方に振り向いた。

 肩越しに振り向いた先には鼻先が触れ合うほどの距離に彼女の顔があり、こちらの事をじっと見つめてきている。

 ローグハンターの後ろに座った彼女は彼の腰に腕を回して抱きつき、ローブ越しではあるが豊かな胸を彼の背中に押しつける。

 彼女が何かを言えばそれが耳をくすぐり、身動ぎすれば豊かな胸が背中を撫でる。

 常に彼女の存在を認識し、何から女として意識してしまう状況で、よくわからない書物に集中しろというのは、中々に酷な話ではないだろうか。

 事実ローグハンターの額には青筋が浮かんでおり、蒼い瞳は邪魔をするなと鋭く睨んできている。

 だが賢者は怯まない。相変わらず何を考えているのかわからない、氷を思わせる冷たい表情のまま、両腕に力を入れてぎゅっと彼を抱きしめた。

 

「これくらいで集中が途切れても困る」

 

「……どう頑張れと」

 

 背中に感じる極上の柔らかさと、彼女の温もりの心地良さに悩ましそうに唸りつつ問うが、賢者はどこ吹く風と言わんばかりに彼の耳元に顔を寄せ、ふっと息を吹きかけた。

 

「っ!?」

 

 ローグハンターは突然のくすぐったさに声もなく悲鳴をあげ、ビクンと肩を跳ねさせ、耳を抑えながら「いきなりなんだ!?」と彼女を怒鳴りつけるが、賢者は気にも止めない。

 彼女はじとっと半目になりながら彼を睨み、溜め息混じりに言う。

 

「なんで途切れさせるの?」

 

「逆にどうやって集中しろと……?」

 

 彼女の言葉にローグハンターは困惑の表情のまま返すが、賢者は魔導書を叩きながら「最初から」とページを最初に戻してしまう。

 栞のページまで進めば合格らしいが、まだ最高でも半分。合格には程遠い。

 離れてもらうには合格するのが手っ取り早いなと判断したローグハンターははぁと深く溜め息を吐くと乱暴に頭を掻き、表情を引き締めてから深呼吸を一度。

 そう終わらせればいいのだ。意識を研ぎ澄まし、頭の中に浮かび上がる文字を読み、手を使わずにページを捲る。それを繰り返せばその内終わる。

 タカの眼の訓練と大差はない。少し複雑で、手間が増えているが、限界まで集中してその状態を維持するだけでいい。

 

「……」

 

 先程までの上辺だけの集中とは違う、まさに無心。

 ただ目の前の魔導書にのみ意識を集中し、その他全ての事を排除している。

 賢者はそんな彼の様子に満足そうに頷くと少し悪戯っぽく笑い、再び彼の耳元に顔を寄せると、

 

「はむ」

 

 なんの脈略もなく、彼の耳たぶに噛み付いた。

 

「──っ!」

 

 突然耳を包んだ生暖かい感触と湿り気にローグハンターは眉を寄せ、魔導書のページの進みも幾分か悪くなるが、それでも進んでいくのは彼が賢者の妨害も気にせずに集中しているからだろう。

 魔導書の文字が進み、ページが捲れ、さらに文字が進む。

 それが延々と繰り返される中で、賢者は彼に気付かれないように不満そうに唸ると、どうやって彼の集中を途切れさせるか思慮を深めた。

 そして先程まで割と自分の事を意識していた事を思い出し、すぐに策が練れたのか不敵に笑んだ。

 ローグハンターは相変わらず目を瞑ったまま集中しているため、彼女の表情の変化に気付くことができないが、目を開けていた所で碌な抵抗ができないのだから大差はあるまい。

 賢者はそっと彼の腹部を撫でてやると、彼はくすぐったそうに僅かに身動ぎするが、魔導書が進む速度は変わらない。

 ならば続行と不敵に笑んだ賢者は彼の腹を撫でていた手を、勢いよく彼のズボンの中に滑り込ませた。

 

「っ!?」

 

 ローグハンターは彼女の突然の行動に目を閉じたまま肩を跳ねさせて驚きを露にし、ページの進みが途端に止まった。

 ふふと耳元で聞こえる賢者の無邪気な笑い声についに我慢の限界を迎え、彼女を怒鳴りつけようとした瞬間、

 

「えい」

 

 賢者は間の抜けた声と共に、彼の一物を掴んだ。

「ひっ」とか細い悲鳴を漏らしたローグハンターを他所に、賢者は掌で一物の亀頭を包むように撫でてやりながら指先でカリの裏を掻き始める。

 

「くっ……。っ……!」

 

 じんわりと染みてくるような快感にローグハンターは小さく唸り彼女の手をとめようとするが、賢者は構わずに少しずつ勃起してきた彼の一物を扱き始めた。

 

「また止まってる。集中して」

 

「お……まえな……っ!」

 

 絹のように滑らかな触り心地の賢者の肌が一物を扱き、上下に往復する旅にローグハンターは淡い快感に身を震わせ、それでも律儀に修行を続行しようと目を閉じて集中するが、目を閉じたせいで余計に彼女の愛撫の感触を強く感じてしまい、唸り声を上げる。

 

「くっ!うぅ……!」

 

「もっと、どこが、どうなってるか、意識して」

 

 賢者のどこか楽しげな声音の囁きに返す余裕はなく、ローグハンターは耐えるようにピクピクを身体を震わせるばかりで魔導書の文字は進まない。

 むしろ彼女の言葉に無意識のうちに引っ張られてしまったのか、しゅこしゅこと優しく扱いてくる彼女の手の感触と温もり、それらが与えてくる優しい快感が強まっていくばかり。

 

「ふふ。ネバネバしたのが出てきた」

 

 どうにか我慢しようと堪えるローグハンターだが、やはり耐え切れるものでもなく、鈴口から先走り汁が漏れ始め、肌が擦れ合う乾いた摩擦音に湿り気が帯び始め、くちゃくちゃと湿った音が微かに漏れ始める。

 賢者は先走り汁を掌全体に馴染ませるように塗りたくると、それを潤滑油代わりにして扱く速度をあげた。

 クチュクチュと湿った音を出しながらローグハンターの一物を根本から先端までを丁寧に扱きつつ、中身を搾り取るように握る力を僅かに強めていく。

 

「訓練が終わるまでずっとやるから、早く終わらせて」

 

「無茶、言うなよ……っ」

 

 賢者はふーっと耳に息を吹きかけながらそう告げると、ローグハンターは身体を小刻みに揺らしながら言い返すが、その声は情けなく上擦っており、限界が近いのは明白。

 現に彼の身体が少しずつ前のめりになっていき、ついには声も出す余裕さえもなくして身体を痙攣させるばかり。

 同時にページの進みも完全に止まり、文字の輝きも消えてしまう。

 賢者は「また失敗」と一物を扱きながら溜め息を漏らし、「はい、最初から」と耳元で囁いてフッと息を吹きかけた。

 もはや返事をする事もできないローグハンターは身体を震わせるだけであり、魔導書に輝きが戻ることもない。

 駄目かと溜め息を吐いた賢者は一物を扱く手を止めた。

 

「っ……!」

 

 それを望んでいた筈なのに、なくなったらなくなったで凄まじい物足りなさに呼吸を乱し、頬も赤らんでいる。

 普段は凛としている蒼い瞳も情欲に揺れ、物欲しげな視線が賢者を射抜く。

 それに対して賢者は冷たい視線を返し、魔導書に目を向けた。

 

「終わったら、存分にイかせてあげるって言えば集中できる?」

 

 小首を傾げながらそう問いかけ、ついでに誘うようにローブの胸元を開けて豊満な胸の谷間を露出させた。

 そこをじっと見つめたローグハンターが返事の代わりに無言で生唾を飲むと、賢者は誘うように艶やかな笑みを浮かべ、魔導書に視線を向けた。

 

「そういうことだから、がんば──」

 

 そして声援を送った直後、魔導書のページが今日一番の速度で進んでいき、ゴールの目印の付箋さえも通り越して一気に裏表紙にまで行ってしまう。

「え……」と間の抜けた声を漏らす賢者を他所に、文字通り一瞬にして魔導書を読み終えたローグハンターは勢いよく振り向くと賢者を抱き上げ、乱暴にベッドに投げた。

 バフンと音を立ててベッドに倒れた賢者は状況を理解できずに瞬きを繰り返すが、いつの間にか上半身裸になったローグハンターが覆いかぶさってきた事を合図に頬を朱色に染め、そっと目を背けた。

 目の前にご褒美を用意された──言ってしまえば恋人との逢瀬──が用意された男の底力を舐めていた自分の思慮のなさと、同時にこの状況を望んでいたあさましい自分への嘲り。

 そんな負の感情がほんの一瞬だけ頭を過ったが、それもすぐに吹き飛んでしまう。

 

「ふーっ!ふーっ!お前が煽ってきたんだからな、覚悟しろよ……っ!」

 

 目の前で飢える獣のように息を荒げ、歯を剥き出しにして獰猛な笑みを浮かべるローグハンターを前にしてしまえば、そんなものはどうでもいい。

 これから自分は彼に食われ、一晩中彼を堪能し、貪られるのだ。その事実を前にしてしまえば、何もかもどうでもいいのだ。

 

 

 

 

 

「んひっ……!あ……っ!んんんん♡」

 

 瞬く間に裸に剥かれ、前戯もなく彼の一物を秘部に叩き込まれた賢者は上擦った嬌声をあげ、全身を震わせて快感に打ち震えていた。

 力任せに股を開かれ、制止の声も無視しての挿入は多少の痛みを伴ったが、そんなもの今の快感を前にしてしまえばどうでもいい。

 

「ふっ!ふっ!ふっ!何が集中しろ、だ……っ!おまえだって、できてないだろうが!」

 

 すぐに横に先程まで彼の訓練に使われた魔導書が置かれ、最初のページだけ開いているが、文字は光もせず、勿論一ページも進まない。

 ローグハンターはほらほらと賢者を煽りながら腰を突き出し、子供の腕ほどありそうな一物で彼女の膣内を掻き回す。

 

「んぁああああああ♡む、無理……っ!集中、無理ぃ……♡」

 

 言葉同様の乱暴な腰使いと、叩きつけられる快感に喘ぎながら首を横に振るが、ローグハンターは「できない事を人にやらせるな!」と余計に怒った様子で声を荒げ、腰を突き出した。

 亀頭が子宮口と密着し、勢いのままに子宮を押しつぶせば、ゴリッ!と肉の潰れる鈍い音が賢者の胎内から漏れた。

 賢者は「んひっ♡」と声を漏らしながら弾かれたように背中を弓なりにしならせ、ビクビクと身体を痙攣させる。

 ローグハンターはそのまま子宮を押し潰したままのの字を描くように腰を振り、亀頭でグリグリと子宮口を押し込み、按摩するように子宮を揉み込んだいく。

 

「んぎっ……!?あああああああ♡♡これ、すご……い……っ!!」

 

 腹の底から響くような、鈍く重い快感が脳を擽り、賢者は悲鳴にも似た嬌声をあげるが、ローグハンターは構わずに持て余していた手で彼女の豊満な胸を鷲掴み、力強く揉みしだきながら指先で乳首を掻いてやる。

 

「ここがいいんだろ?言われなくても知ってるよ、半分は俺のせいだからな!」

 

 恋人になってから何度も身体を重ねた結果、賢者の肢体はローグハンターの手によって本人たちも無自覚のまま開発され、彼の与える快感を無駄なく受け入れてしまうものへと変貌してしまっている。

 

「や、やめ……っ、んぁああああ♡♡奥ぐりぐりも、乳首コリコリもっ、駄目ぇ……♡」

 

 胸と秘部、二ヶ所から与えられる毒のようにじわじわと染み込んでくる快感と、ビリビリと痺れるような快感。

 全く感覚の異なる二つの刺激に賢者は喘ぎ、身体を痙攣させて快感に打ち震えるが、ローグハンターはお構いなしに腰を振り、乳首を捏ねくり回す。

 カリが引き締まる膣肉を掻き回し、今度は浅い部分──陰核の裏側を押し上げるように重点的にそこを擦りながら、胸を揉んでいた手を離し、押し上げられてプクリと膨らみ、充血している陰核を指で摘んだ。

 

「んひっ!?」

 

 賢者は途端にビクン!と一際強く身体を跳ねさせ、同時に膣肉が痙攣を始めた。

 彼女の絶頂が近い事を察したローグハンターは不敵に笑むと「我慢は身に毒だぞ」と煽るようにそう告げて、腰を動かしながら陰核を指で揉み解すように優しく按摩してやる。

 

「んぎっ!?やぁああああああああ♡♡んぃ、ぎぃいいいいいいい♡♡♡」

 

 爪先から脳天までを駆け抜ける強烈な快感を断続的に与えられる賢者はビクン!ビクン!と滑稽な程に腰を跳ねさせながら理性の欠片もない喘ぎ声を漏らす。

 ローグハンターの一物に埋め尽くされた秘部は震え、身体が痙攣する度に接合部からは愛液が滴り落ち、シーツに染みを作っていく。

 彼女の胎内をいようといなかろうと一物を包む生暖かな感触は心地よく、僅かに気を抜いたローグハンターはぞわりも背筋を震わせた。

 ほんの一瞬とはいえ我慢を忘れてしまった為か、抑えていた射精感が一気に膨れ上がり、一物の中を熱いものが登り始めた。

 

「……っ。そろそろ射精(だ)すぞ」

 

「……んぇ?ま、待て、今は駄目……っ!」

 

 そして単刀直入に告げられた言葉に賢者は嫌々と首を横に振って嫌がるが、腰は媚びるように揺れて彼の一物を受け入れており、無意識の内に足が彼の腰を押さえつけ、逃さないようにガッチリと捕まえてしまう。

 

「こっちは正直なのにな。相変わらず、上の口は強がりだ」

 

 なら、塞いじまうかと彼は笑うと、有言実行として片手で彼女の顎を押さえて正面を向くように固定した。

 

「ほら、口開けろ」

 

 ローグハンターは微笑み混じりにそう言うが、賢者は口を継ぐんだまま彼を睨み返し、断固として拒否するが、彼は可笑そうに笑い始めた。

 

「そんなトロトロになった表情で睨まれてもな。怖くはないぞ?」

 

 どこか小馬鹿にしたような声音でそう告げると賢者は無理やり表情を引き締めて彼を睨むが、ローグハンターは爆発寸前の一物を更に押し込んで子宮口を軽く小突いた。

 直後に賢者が「ひぐ……っ♡」と声を漏らした僅かに口が開いた瞬間を見逃さず、素早くキスをして隙間から舌を捻じ込んだ。

 

「んん?!ん〜!!んんん!!!」

 

 クチュクチュと湿った音を立てて舌が絡み合い、お互いの唾液を交換していく中で、ローグハンターは賢者の表情から段々と力が抜けていっている事に気付く。

 ふふとキスをしたまま嬉しそうに笑ったローグハンターは小刻みに腰を揺らして彼女の子宮口を責めたて、口を開けろと催促するようにグリグリと亀頭で子宮口を押しほぐす。

 

「んぉ♡んぎっ、んんんんん♡♡♡」

 

 コリコリと子宮口が押される度に賢者は嬌声を漏らし、ピクピクと身体を痙攣させ、合わせて膣肉が引き締まる。

 蠢く肉壁がローグハンターの一物を優しく扱き、子宮口が本物の口さながらに亀頭に吸い付いてキスを雨を降らし、早くちょうだいと催促しているかのよう。

 そんな彼女の本心とも言えるものを受け取ったローグハンターは、望み通りにと言わんばかりに腰を突き出すと、限界まで抑えていたものを解放。

 直後、堰を切ったように鈴口から大量の精液が吐き出され、瞬く間に賢者の子宮を満杯にした。

 

「はひゅ♡んんんん♡♡ん〜〜〜♡♡♡」

 

 同時に絶頂を迎えた賢者はキスされたまま絶叫し、彼の胃の中に嬌声を吐き出した。

 ビクビクと意識に反して暴れる身体はローグハンターの手で取り押されられ、吐き出した精液は一滴残さず子宮に注がれていく。

 

「んぉ♡んにぃ……っ♡♡」

 

 子宮を舐める精液の熱さに押されて再びの絶頂を迎えた賢者を他所に、ローグハンターはようやく射精が落ち着いたからか賢者から顔を離してキスを中断。

 二人の唇を繋ぐ透明な糸が切れ、賢者の顔に落ちてその美貌を汚してしまうのだが、ローグハンターはそれを拭ってやることもせずにむしろ得意気な笑みを浮かべた。

 それはさながらお前は俺のものだと言っているようで、その笑みを見つめた賢者は無言で両腕を彼の背に回してぎゅっと抱きしめた。

 豊かな胸が彼の胸板に押し潰され、その柔らかさがローグハンターの劣情を誘う。

 そのせいか、射精を終えた一物はその硬さを失わず、相変わらず彼女の胎内を深々と貫いている。

 ローグハンターはすぐさま二回戦に入ろうとするが、賢者が「待って」と告げて彼の背を撫で始めた。

 

「今日は、終わり……。ちょっと、無理……っ♡」

 

 絶頂の余韻に浸り、恍惚の表情を浮かべながらそんな事を言うと、ローグハンターは仕方がないと言わんばかりに溜め息を吐いた。

 だが、まだ足りないんだよなと頬を掻いたローグハンターは、一ページも進んでいない件の魔導書に目を向け、ニヤリと悪戯っぽく笑った。

 

「そうだな。じゃあ、これを全部やれたら終わりにしよう」

 

 そう言いながら一物を抜くと賢者に寝返りを打たせてうつ伏せにすると、止める暇を与えずに彼女の秘部に再びの挿入。

 いわゆる寝バックの体位で貫かれた賢者は「んぉおお♡」と悲鳴を上げて軽い絶頂を迎えてしまう。

 ローグハンターはそんな彼女の髪を撫でてやりながら、彼女に見える位置に魔導書を置いた。

 

「俺がやったのと同じだ。責められながら栞のところまで行けば、今回は終わりだ」

 

「な、何言ってる……っ。そんなの、無理に決まって……」

 

「俺なんかでもできたんだ。やれるって」

 

 そしてどうにか食い下がろうとする賢者を無慈悲に切り捨て、ローグハンターは不敵に笑んだ。

 そう、未熟な自分でもできたのだ。魔術において自分よりも遥かに上をいく彼女なら、朝飯前だろう。

 

「ほらほら。頑張らないと、今夜は寝れなくなるぞ?まあ、明日は休みなんだから別にいいが」

 

 ローグハンターは肩を竦めながらそう言うと、ようやく彼が本気であることが伝わったのか、賢者は僅かに怯えた様子で肩越しに彼の方に振り向いた。

 

「ま、待って。少し休んでから──」

 

「はい、スタート」

 

 そして彼女は彼を止めようと口を開いたが、それを無視する形でローグハンターは再びピストン運動を開始。

 絶頂後で敏感になっている賢者の秘部を蹂躙し、先程吐き出した精液を掻き出す勢いで乱暴に腰を振り回す。

 

「んぉおおおおおお♡♡んぎっ、んぃいいいいいいいいい♡♡♡♡」

 

 同時に再びの絶頂を迎えた賢者はどうにか集中しようとするが、その意に反して魔導書の文字は一文字も進まず、ページが進むこともない。

 

「んぎぃ!?!む、無理……♡こんなの、無理……♡」

 

「頑張れ頑張れ。ほらほら」

 

「ぎぃっ♡ぎっ、あああああああ♡」

 

 彼女の弱音を無慈悲に切り捨て、快感を教示しようと腰を振るう。

 絶えず嬌声をあげ、全く魔導書が進まない姿に嬉しそうに笑ったローグハンターは、妹たちに何と説明しようかと思慮するが、まあいいかと匙を投げて賢者との夜を楽しもうと決め、本腰を入れて彼女を堪能し始めた。

 

 

 

 

 

 翌朝。勇者一行が宿泊する宿屋の一階。

 酒場として解放されているその場所にいるのは、朝食を取ろうと部屋から出てきた勇者と剣聖だ。

 二人は揃って同じ卓で食事をしているのだが、四人席なのにも関わらず残りの二席が埋まる様子ない。

 

「むぅ。二人はどうしたのでしょうか?」

 

 流石に遅すぎると心配してか、剣聖が勇者にそう問うのだが、肝心の彼女はどこ吹く風といった様子で朝食に舌鼓を打っている。

 

「大丈夫大丈夫。別に冒険に行ったわけじゃないし」

 

「それは、そうですが……」

 

 一応酒場に降りる前に声をかけ、賢者がローグハンターの部屋にいる事。

 魔術の朝練が終わったらすぐに行くと言われてはいるが、いくらなんでも遅すぎやしないか。

 

「あ、これおいし〜」

 

「やれやれ。なら、私もいただきます」

 

 だがまあ、あの二人の事だから熱が入っているのだろうと目星をつけ、剣聖は勇者にならって朝食をとり始めた。

 そんな二人の心配を露知らず、ローグハンターの部屋では。

 

「ぁへっ……♡ぎっ……♡♡ぁぁ……♡♡」

 

「結局朝になったな。まあ、次は頑張れ」

 

 放心しながらもどうにか魔導書を読み終えた賢者に対し、ローグハンターは困り顔となりながらそう告げた。

 だが彼女からの返事はなく、気の抜けた呻き声が漏れるばかり。

 文字通り一晩中彼の相手をした賢者は、言ってしまえば悲惨だった。

 秘裂からは絶えず愛液と精液の混ざった白濁液が溢れ、僅かに尿も漏れているのかシーツには黄ばんだ染みができている。

 瞳には覇気がなく光が失われ、だらしなく開いた口からは舌が溢れてしまっている。

 

「さて、朝食にするか。何なら持ってくるが、何がいい?」

 

 そして最後の最後で罪悪感が湧いたのか、ローグハンターは彼女に給仕まがいのことをするように言うが、返答はない。

 むと声を漏らして彼女の表情を伺ったローグハンターは、すぐに微笑みを浮かべて彼女の額に口付けを落とす。

 

「おやすみ。昨日はありがとうな」

 

 いつの間にか眠ってしまった賢者にそう告げて、さっさと身嗜みを整えて部屋を後にした。

 一人残された賢者の寝息と淫行の残り香だけが、朝日差し込む部屋を満たしていた。

 

 




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