ヒロインは見習い聖女。その前編。初めての夜編。
本編との変更点は以下の通り。
・ローグハンターが四方世界に転がりこんだのが原作本編の頃。
・↑のせいでローグハンターがまだローグハンターじゃない。
見習い聖女にとって、彼との出会いは単なる偶然という他にないだろう。
成人となってから冒険者となるべく村を飛び出し、最寄りの街を目指す道中。不意に目を向けた川岸に流れ着いた流木に引っかかっていた彼を助け、そのまま生来の世話焼き癖で彼を連れて街を目指した。
彼女への恩返しの為と彼も冒険者となり、二人で、あるいはとある出来事で知り合う事になった小鬼殺しと呼ばれる冒険者と、その一党に着いて行くことで数多の依頼をこなす。
そんな日々が続き、お互いの命を預け合う中で、仲間という枠組みを超えて惹かれ合うのは時間の問題で、事実二人はいつの間にかそういった関係となっていた。
辺境の街、冒険者ギルドに併設された宿。その一室。
夜も更けて流石の冒険者たちも寝静まる深夜帯。それにも関わらず、その部屋を拠点としている二人の冒険者は、寝る事もせず、お互いに赤面したままベッドに横並びに腰掛けるという妙な状況に陥っていた。
沈黙に耐えかねてか、蒼い瞳の斥候がそっと隣に座る恋人──見習い聖女の手を握ろうと手を滑らせるが、
「「っ!」」
お互いの指先が触れ合った途端に二人は同時に肩を跳ねさせ、お互いに慌てて手を引っ込めてしまう。
これを繰り返すこと五回。先日お互いの想いを告白し、晴れて恋人関係になったはいいが、もう一歩を踏み込むのはやはり難しい。
そもそも二人してそういった事とは割と無縁で、その日が来たとしても別に相手が彼、彼女なら大丈夫だろうとたかを括り、別に意識することなくその日を迎えた訳なのだが。
「「……」」
いざやるとなるとやはりと言うべきか照れ臭く、普段なら何の躊躇もなくできる筈の手を握ることさえも出来なくなるとは思うまい。
二人揃って顔だけでなく耳まで赤くして、手を握ろうとにじり寄っては距離を離す。それを何度も繰り返し、いつの間にやら夜も更けてしまった。
明日は休みにしようと事前に決めておき、ある程度の夜更かしは目を瞑るつもりではあったが、ここまで何もないとそれはそれで情けなくなる。
ふぅーっと見習い聖女に気付かれないように小さく深呼吸をした斥候は、今度こそ彼女の手を握ろうとそっと手を伸ばした。
普段なら何の葛藤もなくできるそれに何倍もの時間をかけて、ようやく指先が触れ合った瞬間、赤面したままの見習い聖女は再び手を引っ込めようとするが、それよりも速く斥候が彼女の手を握った。
「……っ」
びくりと肩を跳ねさせて驚くが、そっと彼の指に自分の指を絡めた。
ゴツゴツと筋張ってはいるものの柔らかい、不思議な触り心地を楽しみつつ、ちらりと斥候の顔色を窺う。
普段の張り詰めたそれとは違う、どこか柔らかな印象を受けるそれは、きっと彼女にしか見せないものに違いない。
それが嬉しかったのか見習い聖女が思わず表情を緩めれば、斥候もまた嬉しそうに口角を緩め、お互いに握りあう手に力がこもる。
お互いに照れ臭そうな笑みを浮かべて数秒だけ見つめ合うと、斥候が不意に表情を引き締めた。
「嫌なら、言ってくれ」
囁くように小さな声でそう告げて、そっと彼女に顔を寄せる。
見習い聖女は急に積極的になった彼に驚きつつ、ぎゅっと目を瞑って唇を尖らせながら彼の方を向いた。
この手のものに慣れていないのが目に見えてわかるが、それでもどうにか彼に応えたいとした結果なのだ。
斥候は嬉しさ半分、微笑ましさ半分といった具合で柔らかく笑うと、今度こそと顔を寄せて彼女の唇を奪った。
ちゅっ……と二人の唇が触れ合う音がお互いの耳に届き、見習い聖女の強張っていた表情から力が抜けていき、薄くだが目を開けた。
目の前にある蒼い瞳が彼と口づけしている自分を映し、その近さとじっと彼に見つめられている事を余計に意識してしまってか、耳から煙が吹くほどに照れてしまう。
その様子に流石にまずいかと斥候は慌てた顔を離し、「大丈夫か?」と問いかけた。
「え、ええ。だ、大丈夫よ」
彼とのキスの余韻に浸っているのか、唇に指を当てながらもじもじと身体をくねらせるその様子は、普段の強気な彼女とはほど遠く、心臓が強烈に締め付けられる、けれど全くと言っていいほど嫌ではない感覚に陥った斥候は咳払いをすると、改まって彼女に問うた。
「本当に大丈夫なんだな」
「何度も言わせないでよ。大丈夫だから」
少々心配がすぎる気もするが、それは彼なりに彼女を大切に想っているからこそだ。
仲間として一年近く付き合ったおかげで何となく彼の性根というものを知る見習い聖女にとって、彼の胸中を察するのは当然のことであるが、恋人として面と向かいあうのはまだ片手で数える程度。
きっと彼も不安なのだろうと当たりをつけて、こうなればと私が引っ張ってやらねばと意気込むが、
「ヘ……?」
次の瞬間に彼女の口から漏れたのは、間の抜けた声だった。
斥候に肩を押されてベッドに押し倒されたと理解するのに時間を要し、彼が覆いかぶさってきた事を理解するのにも更に時間を要した。
斥候から見れば顔を真っ赤にしたまま完璧に硬直されるという事態に彼の方も困惑することになるのだが、大丈夫と言ったのは彼女だしと開き直って彼女の頬に手を添え、親指で優しく真っ赤になった頬を撫でてやる。
見習い聖女は擽ったそうに声を漏らすが心地よさそうに目を細め、彼に身を任せるように身体を弛緩させた。
それを了承と受け取った斥候は、再び顔を寄せて彼女の額に口づけし、鼻先、瞼と続けて唇を落とすと、見習い聖女は「擽ったいわ」と嬉しそうに笑いながら告げた。
「そうか?」
そんな彼女の反応に可笑しそうに笑った斥候は「ここはどうだ」と煽るような声音で問いながら、今度は首筋に唇を落とした。
はむはむと唇で優しく咀嚼し、ふと思いついたように舌を這わせれば、微かな塩味──おそらく汗の味が口内に広がった。
「ちょっ、ちょっと、汚いわよ……っ!」
だがそこまでされると流石に羞恥心ぎ勝るのか、見習い聖女は彼の頭を押し返しながらそう言うと、斥候は心底不思議そうな面持ちで首を傾げた。
「お前に汚い所なんてあるのか?」
「〜〜っ!」
そして真顔で真っ直ぐ見つめられながらの問いに、見習い聖女は声もなく嬉しい悲鳴をあげ、手近にあった枕をふん掴んで自分の頭に被せて顔を隠した。
「……おい」
「ちょっと待ちなさい!一回落ち着かせてッ!!」
ペチペチと枕を押さえる手を叩きながら声をかけるが、見習い聖女に取り付く暇はない。
突然手持ち無沙汰になった斥候は困り顔になるが、この際顔や首でなくてもいいかと思いつき、「少し触るぞ」と念のため一声かけてから、彼女の寝巻きをぺらりとめくった。
「っ!?」
見習い聖女は枕に顔を隠したまま驚き、身体を強張らせるが、斥候はそんな事お構いなしに彼女の腹に唇を落とした。
幼少の頃から鍛え、前衛職として日夜身体を酷使している自分のそれとは違い、あまり筋張っていない柔らかな腹筋。
鼻先でその弾力と温もりを楽しみながら、ちゅ、ちゅとわざとらしく音を立ててキスの雨を降らす。
「……っ。〜〜っ!!」
彼の唇が落ちる度に見習い聖女はピクピクと身体を痙攣させながら声もなく嬌声を漏らし、白磁を思わせる白い肌が赤く上気していく。
そんな姿も愛おしく、斥候は黙々と彼女の腹に唇を落とし続け、時々ふと思いついたように吸い付き、痕をつける。
枕に顔を埋めている為か、それに気づいていない見習い聖女は僅かに聞こえるリップ音と、指で突かれているような擽ったさに身動ぎした。
だが口からは熱の帯びた艶っぽい声が漏れており、反応は小さいが彼女が感じているのがわかる。
それに気付いた斥候はご機嫌そうに笑うと、一旦口付けを辞めて顔を上げた。
「それで、いつまで顔を隠しているつもりだ?」
ペシペシと枕を叩きながら問うが彼女からの返答はなく、代わりに言葉になっていない唸り声が聞こえてくる。
何か言っているのだろうかと耳を澄ませる斥候を他所に、見習い聖女は枕の下で赤面したまま「うるさいっ」と呟き、今度は彼の顔に枕を押し付けた。
「わぷっ」と間の抜けた声を漏らした斥候は、突然視界が暗転した事にも動じずに逆に素早く枕を引き剥がすと、ぎょっと目を見開いた。
枕を退かした直後、いきなり見習い聖女の顔が目の前に迫っていたのだ。いくら最愛の人の顔とはいえ、突然のゼロ距離は流石に驚くというもの。
そして声をかける間もなく、彼女は身体を起こした勢いのままに彼の唇を奪った。
だが直後に二人の口から漏れたのはガチッ!と固い物がぶつかり合う音であり、事実二人は突然の激痛に仰け反り、揃ってベッドに倒れた。
勢いをつけ過ぎてしまったのか、狙いが外れてしまったのか、何故なのかは定かではないが、唇が触れ合うどころか二人揃って前歯を激突させてしまったのだ。
「いった〜ッ!ご、ごめん、大丈夫?」
口を押さえながらジタバタと悶えていた見習い聖女は困惑しつつ斥候に問うと、彼もまた口を押さえて身動ぎ一つせずに痛みに唸っていた。
だがそれもすぐに止まり、くつくつと喉の奥を揺らす笑い声だった。
「ちょっと、笑うほどのことじゃないでしょ!」
そしてすぐに自分が嗤われていることに気づいた見習い聖女が文句を言うが、それでも笑っている彼の姿に当てられてから、彼女も思わず吹き出してしまい、鈴を転がしたように笑い始めた。
深い理由もなく、ただただ幸せを感じた。笑う理由なんて、それでいいではないか。
「──さて、とりあえず笑いも治まったところで」
だが、いつまでも笑っている訳にもいかない。
どうにか笑いを抑え込んだ斥候は身体を起こすと、いまだに笑っている見習い聖女を優しげな視線で見つめると、改めて彼女に覆いかぶさった。
いまだに口を押さえている彼女の手をどけ、先程の失敗を帳消しにせんと今度はこちらから口付けし、今度は舌を突っ込んで彼女の舌を絡ませた。
唇同士が触れ合うだけと思っていた見習い聖女は驚くものの、折角だしと言わんばかりに力を抜いて彼の舌を受け入れた。
先程ぶつけてしまった前歯を労わるように、舌先でそっと撫でるように舐められ、勢いついた斥候の舌が口内を舐め回す。
「ん……っ。ふっ……。んちゅ……」
彼の舌が口内の粘膜を優しく舐める度に見習い聖女はピクピクと身体を痙攣させ、我慢できないのか艶やかな声を漏らした。
「んっ……。はふっ──んん!?」
彼の優しげなキスに表情を蕩けさせ、身体を弛緩させていくが、いきなり彼の手が寝巻きの中に入り込んだ事を合図に目を見開き、身体を強張らせた。
それを合図に斥候は一旦キスを辞め、「触ってもいいか」と僅かに呼吸を荒くしながら彼女に問うた。
何をかは明言していないが、状況からして胸であることは間違いあるまい。
「い、いいわ。でも、優しくしてよ……?」
もじもじと太腿を擦り合わせ、無意識に上目遣いをしながらの言葉に斥候は生唾を飲んだ。
「失礼」
そして念のためと声をかけてから、自分の手を彼女のズボンの中へと突っ込んだ。
上ではなく下に行った予想外の動きに驚く暇もなく、斥候の手はショーツ越しに彼女の秘裂を撫でた。
僅かな湿り気を感じるそこは、先程のキスが彼女にとって気持ちがよかった証拠だろう。
それが嬉しかったのか、斥候は微笑しながら優しく秘裂を撫で始め、誰にも触られた事のないそこに刺激を与えていく。
「……っ!っ……?ひぁ……っ!んん!」
優しく背筋を駆けていく、慣れない快感に見習い聖女は最初こそ困惑したものの、すぐにそんな混乱も快感に流されていき、甘える猫のような上擦った声が漏れる。
こすこすと布の擦れる音に湿り気が帯び、彼女の反応も少しずつ激しくなっていく。
「ひぅ!あっ……!まっ、待ちなさいっ!いきなり、すぎ……っ。やぁ……っ!」
下腹部から脳天にかけてを緩やかな快感が彼女の背筋を撫でていき、意識に反して身体がピクピクと痙攣し始め、下腹部からの音もピチャピチャと水をかき混ぜるような音へとなっていく。
言葉とは裏腹に感じていると理解した斥候は、制止の声を無視して今度はショーツの中に手を滑り込ませ、直に彼女の秘裂を撫でた。
「ひゃん……っ!」
途端に強くなった快感に見習い聖女は嬌声をあげ、ビクン!と強めに腰を跳ねさせた。
その反応に少々悪戯っぽい笑みを浮かべた斥候は、秘裂から溢れて来る愛液を指に絡ませて潤滑油代わりにすると、何の躊躇も警告もなく、指を彼女の秘裂に挿しこんだ。
「くっ……。ぅぅ……!!」
突然胎内に入ってきた異物感に見習い聖女は低い唸り声を漏らすが、斥候は彼女の耳元で呟く。
「力を抜け。俺に身を任せろ」
そう言うや否や、斥候はゆっくりと指を動かして彼女の膣肉を優しく撫で始めた。
指を追い出そうと蠢くひだを子供を宥めるように優しく撫でてやり、ついでに優しく掻いてやる。
「ひぁ……っ!く、うぅ……!そこ、だ、駄目ぇ……♡」
見習い聖女はピクピクと身体を痙攣させながら媚びるような声を出し、駄目と言いながらも彼の指に押し付けるようにヒクヒクと腰が揺れている。
「ここがいいのか」
そんな彼女の反応に、割と強めに反応した場所を重点的に責めてやれば、ビクビクと身体だけでなく膣肉も痙攣し、秘裂から掻き出される愛液の量も増えていく。
ショーツも染みで色が変わり、吸いきれなかった愛液のせいでズボンにまで染みができ始めと、斥候は不敵に笑いながら「脱がすぞ」と告げて彼女のズボンとショーツを纏めて降ろした。
「ちょ、ちょっと、いきなり何する……の……」
突然下半身が裸になった見習い聖女は慌てて身体を起こすが、自分の下腹部の惨状を前に言葉を失った。
びしょびしょになった股ぐらと、立っている訳でもないのに勝手に震える膝と、無意識の内に腰が揺れる度に秘裂からは愛液が滴り落ちる。
「あ……と、これ……は……違っ」
初めてなのに感じすぎではと、彼にはしたないと思われていないかなど、ふと脳裏に嫌な予感がよぎるが、不意に視界の外で布擦れの音が聞こえたのを合図にそちらに目を向けた。
そこでは斥候が上半身裸となっており、鍛え抜かれ、そして多くの傷跡が残る肉体を惜しげもなく晒しているのだ。
ボッ!と音を立てて頭から煙を噴き出す見習い聖女の姿に、斥候は困り顔になりながら告げた。
「別に初めて見る訳でもないだろう」
「や、それは、そうだけど……っ!こういう状況で見るのは初めてだし」
彼の言葉に見習い聖女は目のやり場に困ると言わんばかりに目を泳がせるが、斥候はじっと濡れた彼女の秘裂を見つめた。
あのくらい濡れていれば大丈夫だろうかと不安に思いつつ、だがここまで来て引き下がる訳にもいかないと自分を鼓舞する。
「今から下も脱ぐが、大丈夫か?」
「うぇ!?あ、そ、そうよね!ええ、うん、大丈夫……」
彼からの最後通告とも言える一言に見習い聖女は僅かばかりに萎縮するが、彼も裸になるのだしと着たままの上着を脱ぎ捨て、ええいままよとブラジャーも外してベッドの側に放り投げた。
途端に姿を現すのは、大きすぎず、小さすぎずの大きさの乳房と、その先端にある薄桃色の乳首だ。
じっとそれを見つめた斥候は、そういえば触っていないと今更な事に気付くが、それはまたの機会にしようととりあえず彼女にならってズボンとパンツを脱いだ。
ボロンと音を立てて解き放たれたのは、他の同年代の只人と比較しても一回りも二回りも大きな一物だった。
子供の腕ほどありそうな竿部分に、本物のキノコさながらに大きなカリ。鈴口からは既に先走り汁が溢れている。
「へ……?」
そしてそれを目の当たりにした見習い聖女は、あれを今から挿れられるのかと強烈なまでの不安が頭を支配した。
こちとら初めてなのにあんな物を受け入れれば、本当に裂けてしまうのではないか。
プルプルと先程までとは違う意味で震え始めるが、斥候はとりあえず彼女の脚を開くと、亀頭を秘裂に押し当てた。
そのまま腰を前後に揺らして亀頭と竿を擦り付け、先走り汁と愛液が混ざった粘液を塗りたくっていく。
「んっ……♡や、優しく、してよ……?」
そこまで来て彼女も覚悟を決めたのか、一物と秘裂が擦れ合う快感に声を漏らしながら、最後の最後でおねだりを一つ。
斥候は興奮からか僅かに目を血走らせながら、それでもこくりと一度頷いた。
そして彼女が頷き返した瞬間、亀頭を秘裂に押し付け、ゆっくりと腰を突き出した。
拳のように固い亀頭が秘裂をこじ開け、まだ他の誰の挿入を許していない彼女の胎内に入り込んでいく。
「……っ!っ──!!」
先程の指とは段違いに強い異物感に見習い聖女は声もなく悲鳴をあげるが、目の前で苦しげに唸りながらも、こちらを心配するように見つめてくる斥候の表情を目の当たりにし、大丈夫と言わんばかりに頷いた。
その頷きに斥候も応じて少しずつ一物を押し込んでいき、ある程度挿し込んだのを合図に途端に引き締まりが強くなり、ひだが一物を追い出さんと激しく蠢き始めた。
力強く扱かれるような刺激に斥候は唸り、歯を食い縛って暴発だけはしないように堪えながら、彼女を見つめた。
お互いに覚悟は決まっている。ここで止まるのは彼女も辛いだろう。
「──いくぞ。力を抜いてくれ」
「ええ。私の初めて、あんたにあげる……っ!」
そして斥候が告げた言葉に、見習い聖女が緊張しながらも嬉しそうな表情で応じた。
それに彼は笑いながら頷き、言葉の通りに一気に腰を突き出した。
直後、ブチン!と何かを突き破る感触を亀頭で感じ、ただですら強かった締め付けが食いちぎらんばかりの強さに一気に強まった。
「────っ!待って、痛いっ!これ、ヤバ……っ」
文字通りの急所を締め上げられる斥候の耳に、見習い聖女の悲鳴が届いた。
慌てて彼女の顔に目を向ければ、そこには痛みに喘いで涙を流す姿があり、呼吸が乱れて胸が不規則に上下に揺れている。
「落ち着くまで、このままでいる。何かしてやれればいいんだが……」
強烈な締め付けに耐えながら斥候が言うと、見習い聖女は甘える幼児のように彼に向けて両手を広げ、「だ、抱きしめて」と消えいるような声で彼に告げた。
わかったと応じた斥候は彼女を抱き寄せ、片手でそっと髪を撫でてやる。
ふーっ。ふーっ。と少しずつ呼吸を整えながら、見習い聖女は彼の背中に腕を回し、ぎゅっと抱き寄せながら耳元で言う。
「あんたは温かいわね。ずっと一緒にいて、手だって繋いでるのに、気が付かなかったわ」
「お前も抱き心地がいいぞ。どことは言わないが柔らかいし、何より安心する」
彼の手が髪を撫でる度に見習い聖女の強張った身体から力が抜けていき、膣肉の締め付けも段々と弱くなっていく。
そろそろいいかと僅かに腰を動かしてみると、湿った音と共にカリが膣肉を引っ掻き回す。
「ひにゃあ!?」
突然全身に電撃が駆け巡るような感覚にビクン!と身体を跳ねさせた見習い聖女の反応に、斥候は「痛かったか?」と問うが、彼女は「だ、大丈夫よ」と返してにこりと笑った。
「嘘じゃないわ。ちょっとびっくりしただけ」
ごめんなさいと謝りながら笑う彼女に、斥候は本当に大丈夫そうだと判断し、腰の動きを僅かに強め、鋭いカリでようやく緩んできた膣肉を引っ掻き回す。
「あっ……!ひゃん!んんっ!ちょっと、いきなり飛ばし過ぎ、よっ……♡」
パンパンと音を立てて腰同士がぶつかり合い、亀頭が子宮口とキスする度に彼女は嬌声をあげ、リズムに合わせるように膣肉が引き締まるが、斥候は構う事なく腰を振った。
「ひゃ♡あん♡ちょっと、聞いてる、の……♡あふっ、やっ♡」
彼の一物が膣内を往復する度に全身に鋭い快感が駆け巡り、段々と表情を蕩けさせていく。
抱きつかれている都合上、斥候はそれを見ることができないが、声色だけで彼女が感じている事を察したのか、嬉しそうに笑いながら彼女に告げる。
「一度
「ええ、いいわよっ!んっ♡私も、頭、ふわふわしてっ、これ、すごい♡」
彼の言葉に見習い聖女は跳ねるような声音で返し、まともな思考もできていないだろうに彼の次の行動を後押しした。
それを受けた斥候は我慢をやめ、せめて彼女と一緒にと細やかな我儘を貫くため、腰の動きをさらに速めた。
「ひゃん!やっ、あん♡いきなり、激し♡ま、待って……っ!」
「駄目だっ!お前も一緒にイかさてやる……っ!」
「──っ♡ええ、いいわよ♡そこ、もっとぐりぐりしてぇ♡私も、もう我慢できないからぁ♡」
そして獣じみた唸り声と共に告げられた言葉に、見習い聖女は理性が溶けただらしのない声を出して彼に言うと、斥候はトドメと言わんばかりに最後の一突きを彼女に放った。
放たれたそれは物欲しそうに降りてきていた子宮口を無慈悲に叩き伏せ、子宮を押し潰しながら初めての射精の時を迎えた。
「ひっ……!ああああああああああ♡♡♡」
押し潰された子宮に熱々ドロドロの精液が吐き出され、瞬く間にそこを満たして膣内の方に逆流していく。
胎内全てを精液で舐め回される見習い聖女は甲高い悲鳴にも似た嬌声をあげながら絶頂を迎え、ビクビク!と身体を激しく痙攣させ、無意識の内に両足を彼の腰に絡めて押さえつける。
逃げる事を封じられた斥候は、射精後で敏感になった一物を絶頂で痙攣する膣肉で舐め回され、尿道に残った精液さえも暴発して吐き出してしまう。
「──っ!?──っ♡〜〜〜♡♡♡」
古い精液が掻き出され、すぐさま新しいものが子宮を満たす。
子宮内で行われる交代運動さえも見習い聖女には快感となり、彼の肩に口を押しつけて声を押し付けながら再びの絶頂。
そして数十秒してようやく射精が終わると、それと同時に見習い聖女は両手足をベッドに投げ出す形で崩れ落ち、ようやく解放された斥候は一旦一物を抜いた。
彼女の愛液と自分の精液の混ざった、ベタつく白濁液に塗れたそれは、自分の物なのに見ていて凄まじい嫌悪感を感じる程。
とりあえず拭おうと手拭いを探そうとするが、
「はひゅ……♡私の初めて、あげちゃった……♡痛かったけど、えへへ、幸せだな〜♡」
絶頂の余韻に浸りながらも、強烈な多幸感に酔いしれる見習い聖女に目を向けた。
秘裂から大量の白濁液を吐き出しながら、恍惚の表情で独り言を言う様は不気味なようにも見えるが、相手が恋人となると話は変わってくる。
現にどうだ。文字通り吐き出しきった筈の一物が瞬く間に固さを取り戻し、獲物はどこだと言わんばかりにビクビクと震えているではないか。
「……」
斥候は無言で彼女に覆いかぶさると、白濁液を吐き出す秘裂に亀頭を押し当て、勢いよく押し込んだ。
「んお゛♡」
同時に見習い聖女の口から野太い悲鳴が上がり、困惑しながらも自分が再び彼のものを受け入れていると理解した彼女は、
「あ、あはは……、お、お手柔らかにっ、お願いします……♡」
乾いた笑みを浮かべながら、情欲に燃える瞳に彼を移しながらそう告げた。
その夜、その部屋から女の喘ぎ声が途絶える事はなく、翌日多くの苦情が寄せられる事は、二人が知る由もないことだ。
次回は見習い聖女編(多分時系列的には至高神の聖女呼び)②の予定です。
感想、リクエスト等ありましたら、よろしくお願いします。