※この作品はR-18です。

SLAYER'S CREED +α R-18   作:EGO

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リクエストから。
ヒロインは神官戦士と女侍祭。

アニメ勢の方は知らないと思いますが、原作六巻で酷い目にあった一党の人たち(神官戦士は死亡、女侍祭の方も重傷)です。
スレクリ本編でもログハンと一切の絡みがありませんが、ここでは彼が一党に加入しているおかげで、二人だけ生き延びた世界線です。

一部描写が陵辱ものっぽいので、警告マーク付き。でもハッピーエンドではあります。




Memory?? 悲しみを背負って ※

 ローグハンターにとって、この日は忌むべき日として一生引きずり続ける事になるだろう。

 広間に転がる身体を寸断されたゴブリンたちと、榴弾(グレネード)によって頭を吹き飛ばしたトロルの死体、それに混ざるように転がる仲間たちの遺体。

 最善を尽くした。全力を尽くした。だがどう言い繕っても、物言わぬ屍となった彼らが蘇る事はなく、強烈な血の匂いが肺に貼り付き、とっくに慣れている筈なのに吐き気を覚える。

 ああ、くそと悪態を吐きながら頭を抱え、肺を満たす血の匂いを掻き出すように深呼吸を繰り返す。

 そして血の匂いにようやく慣れた頃、彼は誰かの啜り泣く声にハッとして広間の端──生き残った二人の仲間が休んでいる方に目を向けた。

 一人は健康的でしなやかな肢体を惜しげもなく、下着同然の鎧で晒している、戦女神に仕える若い娘。

 壁に立て掛けた血に濡れた戦斧が彼女──神官戦士の力強さを象徴しているが、流石に激戦を終えたばかりだからか、あるいは仲間を失ったばかりだからか、その表情に覇気がない。

 それでも隣で膝を抱え、幼子のように泣いている豊満な肉体を持つ女性。

 首には細鎖で結ばれた金の車輪は交易神の聖印ではあるが、今の彼女──女侍祭には神に祈る余裕はない。

 ようやく冒険者業が軌道に乗ってきた所に、この惨状だ。これを前に平気な顔をしていられる方がおかしいのだ。

 大切な人を、大切な仲間を失う痛み。それをよく知るローグハンターは苦虫を噛み潰したような表情になると、タカの眼を通して辺りを見渡した。

 仲間の遺体やゴブリン、トロルの死体から染み出した血が混ざり合い、不気味な光沢を放つ血溜まりの中を進み、肉片や髪、砕けた鱗がこびり着き、歪みひび割れた認識票を拾い集めていく。

 仲間が冒険者であった証。彼らと共に歩んだ証だ。遺体は無理でも、これだけは持ち帰ってやらねばならない。

 

「撤退するぞ。後は後続に任せる」

 

 ローグハンターが重々しく口を開くと、神官戦士は頷きながら戦斧を肩に担ぎ、女侍祭を励ましながら立ち上がらせた。

 泣きながら立ち上がった彼女は涙を拭い、無理やり表情を引き締めて足を進めようとするが、足に力が入らないのか足取りがおぼつかず、今にも転んでしまいそうだ。

 そんな彼女にローグハンターは先ほど拾い集めた認識票を差し出した。

 

「失くすなよ。あいつらの形見だ」

 

 それをおずおずと受け取った女侍祭は、大事そうに胸に抱きながらこくりと頷いた。

 何もさせずに放置されるよりは、こうして何か小さな、誰でもできるような仕事を任された方が、少しは気も楽になるだろう。

 ローグハンターは神官戦士に目線で彼女を頼むと告げながら、「こっちだ」と二人を先導して歩き出す。

 脱出までの道中で何体かのゴブリンに出くわす事になるのだが、今の彼にとっては敵ではない。

 仲間を奪った連中を殺すのだ。そこに何の躊躇いがあろうものか。

 

 

 

 

 

 そんな、ローグハンターにとって最悪な日となった戦いから幾日か。

 遺品の整理や墓参りなどでこの数日駆け回り、それもひと段落して夜も更けってきた頃。

 ローグハンターは冒険者ギルドに併設された酒場で、一人である種の自棄酒を呷っていた。

 仲間を失う辛さや、自分の目的──元の世界への帰還の為に単独(ソロ)での活動をしていたというのに、何かの気の迷いで一党を組んだ途端にこれだ。

 やはり自分は一匹狼にしかなれないと自嘲し、そんな自分の情けのない顔が映る葡萄酒の水面を眺め、鼻で笑いながらさらにもう一口。

 口に広がる酒精の味に唸ると卓に頬杖をつき、指先でコツコツと卓を叩きながらこれからどうしたものかと思慮を開始。

 とりあえずいつも通りに依頼を探し、本来の役目──渾名の由来とも言えるならず者狩り(ローグハント)に精を出すべきか。

 いや、精を出すべきなのだ。彼らと過ごした日々は確かに楽しかったし、普段ではできない経験を多くする事になったが、自分の役目(ロール)はならず者を殺し、無辜の人々を守る事だ。

 元の世界への帰還の方法を探るのも大切ではあるが、それが救える命から目を逸らす理由にはならない。

 またいつも通りの、感謝はされど孤独で、血に濡れた毎日に戻るだけだ。それに関しては何の問題もない。元よりそんな世界で育ったのだ、今更だろう。

 ならばさっさと寝て酒を飛ばそうと決めて、卓を離れようとするが、

 

「あ、こんな所にいた」

 

 そんな彼ほ隣の席に、するりと誰かが腰を降ろした。

 いつも通りにしなやかで健康的な肢体を惜しげもなく晒しながら、けれどどこか陰のある笑みを浮かべた神官戦士だ。

 あ゛〜と間の抜けた声を漏らしながら卓に突っ伏すと、不意に「そっちはどう?」と問いかけた。

 何に対する問いなのか、それは聞くまでないことだ。

 ローグハンターは酒精混じりの溜め息を吐くと「別に、いつも通りだ」と普段通りの、冷たい印象を受けるほど淡々とした声音で返す。

 

「珍しくお酒飲んでるのに?」

 

 酒精のせいか赤くなった頬を突きながら、どこか小馬鹿にしたような声音での問いかけに「酒くらい飲む」と彼女を鋭く睨みながら告げた。

 だがしかし、彼自身かなりの下戸である事を知る神官戦士にその言い訳が通じる訳もなく、彼女は「いい人たちだったもんね」と胸に残る寂しさを抑えきれずに哀しげな表情でそう告げた。

 それを聞いたローグハンターは首肯すると、瞳に切なさを滲ませながら「お前はどうだ」と無理やり搾り出したような声音で問うた。

 

「私は、まあ、とりあえずはって感じ?戦女神様を奉じる以上、人の生死が付き纏うのは仕方がないし」

 

「……そうか。で、あいつは」

 

 杯を空にしたローグハンターは赤ら顔で応じると、女侍祭について問いかけた。

 戦女神を、つまりは戦いと勝利を信じる彼女に比べ、女侍祭が信じる交易神はその名の通り、交易や商売の神だ。その中に出会いと別れも含まれるにしても、それは一期一会の出会いに関するもの。死による永遠の別れなど、流石の交易神とてどうにもなるまい。

 

「しばらく部屋からも出てこなくてさ。会いに行こうと思ってたら、君がいたわけ」

 

「ここで会ったのも何かの縁か」

 

「そういうこと。私一人じゃ、ちょっと不安でさ」

 

「わかった。いい加減、過去を振り切らないとな」

 

 彼女の言葉にローグハンターは神妙な面持ちで応じ、自分の頬を叩いて酔いを飛ばすと席を立ち、首を鳴らして軽い痛みで意識を研ぎ澄ます。

 隣の神官戦士も立ち上がり、身体を伸ばして声を漏らしつつ、視線を鋭くしてこちらも集中。

 心が折れかけている仲間に発破をかけにいくのだ。生半可な覚悟と気合いでは足りない。

 二人はそれこそ冒険に挑まん程の心意気で、遺された仲間の元に歩みを進めた。

 

 

 

 

 

 冒険者ギルド上階は、冒険者たちの為の宿として使われている。

 事実他の部屋に滞ている仲間を訪ねる為か、あるいは一党揃っての夕食のために移動している多くの冒険者すれ違うし、談笑する彼らの姿にどこか羨ましさを感じてしまう。

 あの冒険が上手くいっていれば、自分は彼らと同じように街に繰り出していたことだろう。

 

「……」

 

 無言で彼らを横目で見たローグハンターは、振り切ると決めた筈なのに拘り過ぎている自分に溜め息を吐き、ちらりと神官戦士へと目を向けた。

 とたとたも早歩きで進む彼女はすれ違う冒険者など気にも留めていないようで、その視線は一点に──女侍祭が滞在している部屋に向けられている。

 宿屋のとある階の、廊下の最奥。いわゆる角部屋といえる部屋がそうだ。

 その部屋の前にたどり着いた二人は顔を見合わせ、代表してローグハンターが扉を叩いた。

 

「俺だ。いるか」

 

 いつも通りの淡々とした声音で声をかけ、返答を待つが返事はない。

 あれと首を傾げた神官戦士が「私もいるよ。一回顔見せてくれない?」と努めて普段通りの声音に聞こえるようにして声をかけるが、やはり返事はない。

 留守なのかなと首を傾げるが、ローグハンターは構わずにタカの眼を発動。

 ここ二、三日で部屋から出て行った痕跡がない事を確認すると、隣に耳を当てて彼女の息遣いが聞こえる事を確かめた。

 部屋にいるのに無視とは、そこまで塞ぎ込んでいるのかと眉を寄せ、少々荒っぽく扉を叩いた。

 

「中にいるのはわかってる。せめて返事をくれないか」

 

 返事なし。どうやら本格的に居留守をするつもりのようだ。

 神官戦士にどうすると視線のみで問うと、彼女ははぁと深く溜め息を吐き、彼に「ちょっと退いて」と扉の前から退くように指示。

 言われた通りに退き、何をするつもりなのかと問いただそうとした瞬間、

 

「開けゴマ(オープン・セサミ)ッ!」

 

 そんな掛け声と共に扉を蹴り破り、勢いのままに部屋に侵入。

 突然の奇行にぎゅっと目を見開いたローグハンターも慌てて部屋に入ると、留め具が壊れかけた扉をどうにか閉め、扉の下に楔を打って無理やり固定。

 外からは何だ何だと騒がしい同業者たちの声が聞こえるが、きっと彼らには扉の前に多少の木片が散っている程度にしか思うまい。

 とりあえずの誤魔化しは成功。後で監督官辺りに『看破(センスライ)』の奇跡を使われたらどうしようもない。

 さて、どう言い繕ったものかと思慮をするが、とりあえず入ったのだからと女侍祭の方に目を向け、同時に目を見開いた。

 彼の視線の先、そこには短剣の切っ先を自分の首に突き立てた女侍祭と、彼女の腕を掴んでどうにか短剣を止めた神官戦士の姿があったのだ。

 自分が部屋に入るまでのほんの数秒。その間に何があったのかはわからないが、どうやらギリギリのタイミングでの入室であった事は間違いない。

 そして、状況を理解してしまえばローグハンターは速い。彼は音もなく二人の間に割り込むと、女侍祭の手から短剣を奪い取って部屋の端に放ると、そのまま女侍祭をベッドに押し倒した。

 彼女の両手を押さえ付けて身動きを封じながら、蒼い瞳を細めて怒気を込めながら言う。

 

「お前、何をしようとしていた。死のうとしていたのか?」

 

 もはや突然の事態に彼女への気遣いや、言葉選びをする余裕さえも無くしたのか、単刀直入に告げられた問いかけ。

 神官戦士が流石に歯に衣着せないにも程があるだろうと彼を責めるような視線を向けるが、彼に睨まれる女侍祭はそれに気付く余裕もない。

 目から大粒の涙を溢れさせながら、「死なせて、ください……」と今にも消え入りそうな声で呟いた。

 

「もう、耐えられない。夜が来る度、ゴブリンの嗤い声が頭に響くのです。目を閉じる度、あの人たちが私を責め立ててくるのです。何より……っ」

 

 言葉を吐きながら感極まってしまったのか、声を振るわせ、くしゃくしゃになった顔を涙で濡らし、ローグハンターを見上げながら言う。

 

「──貴方たちまで居なくなってしまうと思うと、もう、耐えられないのです」

 

 そして告げられた言葉にローグハンターは面を喰らい、口から間の抜けた音が漏れるのだが、それでも彼女を押さえる手から力が抜けないのは流石の一言だろう。

 隣でふぅむと唸った神官戦士は、先程ローグハンターが投げた短剣を拾ってそれを部屋の机の中に叩き込むと、ポキポキと指を鳴らしながら二人の元へ。

 そのままベッドに乗った彼女は、ローグハンターに押さえられている女侍祭の顔を覗きながら、ニヤリと怪しげな笑みを浮かべた。

 

「ふふん。これはちょっとキツめの喝が必要みたいだね」

 

 そして何やら怪しい事を宣うと、困惑している女侍祭に何の説明もなく彼女のローブに手をかけ、豪快に胸元を全開にした。

 

「ひゃあ!?」

 

 突然ローブが開帳され、すぐに姿を現したのは彼女の豊満な胸を押さえつけるブラジャーだった。普段からどんなものを着けているのかは定かではないが、今は飾り気のないシンプルなデザインのもの。

 

「っ!?」

 

 視界にそれを捉えてしまったローグハンターは一気に耳まで赤面し、慌てて顔を背けるのだが、何をするかわからないからか、あるいは思考停止気味になってしまったのか、彼女の手を離さない。

 

「て、手を離して下さいな!せ、せめて隠させて下さいまし!!」

 

 女侍祭は慌てて彼の手を振り解こうと暴れるが、神官戦士が浮かべた笑みをそのままに彼女の胸に手を伸ばしたかと思うと、

 

「えい」

 

 状況に反して間の抜けた声と共に、女侍祭のブラジャーを剥ぎ取った。

 見た目こそ細い腕ではあるが、事実として素の腕力ではローグハンターより強いのだ。乙女の下着程度、剥ぐ分には何の問題もあるまい。

 ビリッ!と布が千切れる音も共にぶん投げられたブラジャーは宙を舞い、ベッドの脇に落ちていくが、三人がそれを目で追うことはない。

 

「──っ!!??」

 

「わぁ〜。やっぱり大っきい」

 

 同業者の銀等級冒険者である魔女ほどではないが、片手ではまず納まらないであろう大きな乳房。

 呼吸に合わせてゆっくり上下に揺れ、先端でプクリと膨らんでいる鎮座している薄桃色の乳首が存在感を主張する。

 もはや思考する間もなく立て続けに起こる問題に女侍祭は言葉もなく悲鳴をあげ、どうにか胸を隠そうともがいているが、相変わらずローグハンターは手を離さない。

 

「……」

 

 何なら魅入るように彼女の胸に視線を向けており、その瞳の奥では理性と情欲がぶつかり合って火花を散らしている。

 だがすぐに頭を振って理性を取り戻した彼は、神官戦士に言う。

 

「お前、いきなり何をしてる」

 

「いやさ。こう追い込まれた人ってのは、生きる意味だとか、生きる活力だとかが不足してるわけよ」

 

 彼女は真剣な面持ちでそう言いながら、女侍祭の胸を両手で鷲掴んだ。

 武器を握り続け、武骨にゴツゴツとしている肌が柔らかな胸に沈み込み、五指を蠢かせてぐにぐにと形を歪ませる。

 

「ひゃ!?まっ、ひぅ……っ!な、なにを……?」

 

 彼女の指が胸を刺激する度、快感が背筋を優しく撫でていき、女侍祭の口から小さく嬌声が漏れた。

 困惑の表情のまま快感に喘ぐという、彼女自身でもよくわからない状態ではあるが、神官戦士は構うことなく彼女の乳首を指で転がした。

 

「あんっ!ま、待ってくださいまし……っ!そこ、コリコリ、ダメ……っ」

 

 優しい快感が途端に鋭いものに変わり、さながら絶え間なく電撃を与えられるような鋭い快感に女侍祭は表情を僅かに蕩けさせながら喘ぎ顔をあげ、見れば両足の太腿を擦り合わせ、爪先ももじもじとすり合わせている。

 少しずつだが状況に流され始めた女侍祭を見ながら、神官戦士はローグハンターに言う。

 

「──男なんだから、傷心中の乙女の一人や二人、支えてみせるって甲斐性見せなさい」

 

 そこまで言われて、ようやくローグハンターは彼女が言わんとしていること、自分にやらせようとしている事を理解した。

 心折れ、神にも縋れぬ彼女の縋れる相手に──つまりは、仲間より更に踏み込んだ関係に、それこそ恋人になれと言っているのだ。

 その一歩目が肉体関係なのはどうかと思うが、今から女侍祭とお互いの好みを擦り合わせていく余裕もない。

 彼が表情を引き締め、じっと女侍祭の表情を伺うと、彼女は快感に喘ぎながらも顔を背けた。

 だがほんの一瞬交差した視線に、僅かな期待の色があった。──と思うようにしたローグハンターは、神官戦士に「代わってくれ」と頼んで両手の拘束を交代。

「はいはい」と上機嫌に笑いながら拘束を交代した神官戦士は、ぎゅっと優しく彼女の手を握り締めながら言う。

 

「私が見ててあげるから、ほら、楽しんで」

 

「あ……。や、まっ、待ってくださいまし……」

 

 そして消え入りそうな声で制止せんとするが、ローグハンターは構う事なく彼女のローブの裾に手をかけ、それを捲り上げて股の辺りまでを露出させた。

 胸同様に肉付きのいい太腿を撫でてやりながら、僅かに染みができたショーツに手をやり、思わず苦笑。

 

「意外と乗り気だな。まあ、その方がこっちも助かるんだが」

 

「そ、それは違います……っ!その、それは──」

 

 わざとらしく煽るような言葉を彼女に投げかけ、それもすぐに否定させるのだが、彼はその言葉を遮るように彼女の唇を奪った。

 

「んん!?んーっ!!んん〜〜っ!」

 

 彼との突然のキスに女侍祭は目を見開き、身体を強張らせるが、そんな彼女の反応を無視してショーツを退かし、秘裂を外気に晒した。

 危険を察知した女侍祭はキスをされたままどうにかしようと声を出すが、その全てがローグハンターの口に飲み込まれ、意図が欠片も伝わらない。

 現に彼はズボンとパンツをずらし、子供の腕ほどありそうな一物を取り出し、亀頭を湿り気を帯びた彼女の秘裂に押し当てていた。

 

「んーっ!んんん!ん──っ!!」

 

 女侍祭は嫌だ、嫌だと声にならない悲鳴をあげるが、ローグハンターは彼女の言葉を無視する形で腰を突き出し、平均よりも一回りも二回りも大きな一物で、彼女の胎内を貫いた。

 直後、ローグハンターはブチリと何かを突き破る感覚と、愛液とは違う生暖かな液体の感触を感じ、ハッとして顔を離すと、女侍祭は「痛い、やだ、痛いです……っ」と子供のように怯えた表情で泣き始めてしまう。

 その彼女の表情に流石に罪悪感を感じるローグハンターだが、ここまで来てしまえば後戻りはできないと己に喝を入れて気合いを入れた。

 そして無慈悲なまでに腰を振り始め、パンパン!と鋭い音を立てて安産型の臀部に腰を叩きつけ、カリ首で愛液と破瓜の血を掻き出しながら、膣肉を抉っていく。

 

「ひぐっ!い、痛い!や、やめ……っ、んぁああああ!!!」

 

 カリ首が引き締まる膣肉を蹂躙し、亀頭が子宮口を叩く度に女侍祭は悲鳴をあげるが、ローグハンターは止まらない。

 無慈悲に、むしろ機械的なまでの淡々とした動きで彼女の胎内を抉り続け、刺激を与え続ける。

 熱せられた鉄のように熱く、固さも鉄のようなそれに、絶えず胎内を抉られ続けるそれはさながら拷問のようではあるが、ぎゅっと握り返してくる神官戦士の力強い手が、自分が一人ではないと教えてくれる。

 そして何より、自分を貫いている彼でさえも、その表情は罪悪感に苦しんで歪み、彼自身かなり無理をしているのも確かだ。

 彼がそこまでして、自分を助けようとしてくれている。

 彼がそこまでして、自分を繋ぎ止めようとしてくれている。

 その安堵と頼もしさが彼女の冷たくなった胸の奥に確かな温もりを与え、壊れかけた心に優しく風が吹き抜けていくのを感じる。

 

「んぁっ!あひゅ……っ!あん!そこ、もっと、突いてくださいぃ……」

 

 そして気が抜けてしまったからか、彼女の声に確かな艶が混ざり始め、口からは懇願とも取れる言葉が漏れた。

 その一言は彼女自身も意識していなかったのか、言った直後にハッとするが、ローグハンターが微笑みながら「ここが良いのか?」と告げて、子宮くちを強く突いてきたのを合図に嬌声をあげた。

 

「あん!は、はいっ……!そこ、そこがいいんです!もっと、もっと突いてくださいまし!!」

 

 パン!パン!と鋭い音を立てて腰を打ち付ける度に亀頭が子宮口を殴りつけ、彼に押される形となる女侍祭の身体が前後に大きく揺すられ、豊満な胸がぶるんぶるんと豪快に揺れる。

 その姿にどこか羨望の眼差しを向ける神官戦士だが、もう押さえておく必要もないかと女侍祭の手を解放。

 解き放たれた彼女の手は素早くローグハンターの背に回され、ぎゅっと彼を抱きしめた。

 揺れていた胸が彼の胸板に押し潰され、揺れることはなくなったが、乳首が彼と擦れる事でまた違う快感を彼女に与え、彼女の興奮に当てられた膣肉が引き締まる。

 一物全体が締め付けられ、それを強引に掻き分けていく快感にローグハンターが唸り、堪えるように歯を食い縛っていると、女侍祭が「ください、くださいな!」と声を張り上げ、にこりと柔らかな笑みを浮かべた。

 

「私を、貴方の物にしてください!絶対に、離さないでくださいまし!!」

 

 そして告げられた告白の言葉にローグハンターは思わず破顔し、気を抜いてしまった瞬間、熱々の精液が一気に一物の中を駆け抜けていき、

 

「っ!」

 

 そして声もなく低く唸った瞬間、彼女の子宮に向けて吐き出された。

 

「〜〜〜っ!!!」

 

 それを受け止めた女侍祭はその熱さに目を見開くが、それが彼の想いの形である事を理解した為か、その熱さが快感に変換され、絶頂を迎えた。

 ビクビクと身体を痙攣させて彼の吐精を受け止め、彼の背中に爪を立てて踏ん張るが、子宮を満たす精液の感覚が彼女に多幸感を与えていく。

 そして子宮がいっぱいになるまで精子を吐き出された頃、女侍祭は全身を弛緩させてベッドに大の字に転がると、ローグハンターも腰を引いて一物を引き抜いた。

 彼女の愛液と、自分の精液が混ざり合った白濁液に塗れたそれは、見ていて気持ちがいいものではないが、

 

「えい」

 

 不意に神官戦士が彼を押し倒し、天井に向けて起立する一物の上に秘裂を押し付けた。

 困惑するローグハンターを他所に、神官戦士はにこりと歯を見せながら笑い、何の躊躇もなく腰を落とした。

 ずりゅ!と鋭い音と共に一物が神官戦士の胎内を貫くと、女侍祭と比べて小柄故か、亀頭が容易く子宮口に至り、子宮を押し潰した。

 

「かへっ!んっ……!はひゅ、これ、すご、ふひひ……」

 

 女侍祭と比にならない程鍛えている為か、膣肉の引き締まりは彼女の比ではなく、食い千切らんばかりの力でキュンキュンと一物を締め付け、射精を促すように膣肉が蠢いている。

 その快感に腰をかくかくと揺らしながら、それでも理性を保っていたローグハンターは怒鳴るような声で問う。

 

「お、お前、いきなり何を!?」

 

「んっ……!言ったでしょ?んぁっ!一人でも、二人でも、支えてみせろって!」

 

 そして喘ぎ混じりに告げられた言葉にローグハンターはハッとすると、「ああ、そういうことかよ!」とようやく彼女の言葉の意味を理解し、彼女を抱きしめてそのままベッドに押し倒した。

 容易く上下を逆転された神官戦士は恍惚の表情を浮かべると、「私も、あんたの物にしてぇ」と媚びる娼婦のような声で告げた。

 やれやれと苦笑混じりに首を振ったローグハンターは、女侍祭にそうしたように腰を振り始め、小柄な彼女には不釣り合いな程に立派な一物で彼女の膣肉を掻き回した。

 亀頭がゴツゴツと彼女の子宮口を叩き、カリ首が締め付けてくる膣肉を容易く抉って押し返す。

 下着の如き鎧の胸部装甲をずらして控え目な胸を露出させると、ピンと勃った乳首をカリカリと指先で掻いてやり、絶え間なく快感を与えていく。

 

「ひぐっ!?んぉ、ぉおおおおお!ま、待って、胸、駄目……!そこ、敏感、だかりゃ……!!」

 

「ここが良いのか。ほらほら、ここが良いんだろう?」

 

 そして自ら明かしてきた急所に狙いを定め、指で乳首を摘んでコリコリコリコリと音を立てて転がしながら、矢継ぎ早に腰を振って子宮口に亀頭を叩き込み続ける。

 乳首から与えられる痺れるような快感と、子宮から与えられる脳天まで響く快感。

 全く違う二つの快感に同時に襲われた神官戦士は軽く白眼を剥きながら嬌声をあげ、両手、両足で彼の身体を抱きしめた。

 

「んぇ、ぎぃ!?まっへ、イく!こんなの、我慢、無理……っ!イっちゃう!イく、イくぅぅううううう!!」

 

 それでも止まらない彼の責めにより、一足先に絶頂を迎えた神官戦士だが、ローグハンターは構わずに腰を振り続け、彼女の胎内を抉り続ける。

 

「ひぎ!?ま、待って……!とま、ひぐぅ!!イくっ!イってるのに、また、イく!イく!イくぅ!!」

 

 ぷしぷしと音を立てて接合部から潮を噴き、ガクガクと身体を震わせて再びの絶頂を迎えた。

 膣肉が一気に引き締まり、痙攣する事で一物が刺激され、ローグハンターもまた限界が近づいていた。

 自分の限界を察したローグハンターは腰を思い切り引くと、全力を持って腰を打ち据えた。

 

「アヒィ!?」

 

 スパン!と鋭い音を立て、文字通りトドメを刺すように放った最後の一撃を受けた神官戦士は悲鳴をあげて最後の絶頂を迎え、同時にローグハンターも吐精の瞬間を迎えた。

 本日二度目の射精ではあるが、その粘度と熱さは衰える事なく、彼女の子宮を瞬く間に満たし、溢れた精液が膣内を逆流して接合部から溢れ出した。

 

「んぉ……っ!ぎ、んへぇ……」

 

 それが本当のトドメとなったのか、神官戦士は力の抜けた表情で気の抜けた声を漏らし、閉じることもできない口からは舌が溢れ、唾液が垂れて頬を汚していく。

 やり過ぎたかと焦るローグハンターだが、不意に脇を小突かれた事で意識を戻し、その相手に目を向けた。

 ようやく復活した女侍祭が片手で自分の秘裂を弄って慰めながら、物欲しそうな視線を彼に向け、ぐりぐりと額を擦りつけてくるのだ。

 神官戦士の秘裂から一物を引き抜き、白く汚れたそれを見下ろしたローグハンターは流石にこれはと彼女に気を使い、軽く拭ってからと手拭いを探すが、

 

「はむ……」

 

 それを見つけるよりも早く、女侍祭が彼の一物を頬張り、ペロペロと舐めて白濁液を舐めとっていく。

 何度もえづき、涙を流しながらそんな事をするものだから、凄まじい背徳感が彼の背筋を震わせるのだが、それをぐっと堪えて彼女の奉仕に身を任せる。

 数分をかけて彼のものを綺麗にした女侍祭はへにゃりと気の抜けた笑みを浮かべると、四つん這いになりながら身体の向きを逆にし、彼に臀部を向けて「もっと、もっとくださいな」と二回戦目を懇願。

 そして彼女が綺麗にしている内に復活したのか、神官戦士も彼女の隣で四つん這いになると、彼女を真似て彼に臀部を向け、「私も〜」と声を漏らす。

 やれやれと困り顔で肩を竦めたローグハンターだが、すぐに気合いを入れて二人に襲いかかった。

 まだ夜は始まったばかり。三人の夜は、これからだ。

 

 

 

 

 

 翌朝、同所。

 腰が砕けてしまったのか、腰痛に悩む神官戦士、女侍祭の手伝いながら簡単に部屋を片付けていたローグハンターは、机に押し込まれていた短剣を見つけ、それを女侍祭に見せた。

 

「これは、もう必要ないな?」

 

 そして自身に溢れた不敵な笑みを浮かべながら、どこか断定的な声音での問いかけに、女侍祭は「はい、不要です」と即答し、恍惚の表情を浮かべながら言う。

 

「貴方がずっと、私たちの隣にいてくださるのなら、そんな物は不要ですわ」

 

「うんうん。その通り、ずっと一緒にいてくれれに、何の問題もないよね」

 

 隣の神官戦士も屈託のない笑顔を浮かべながらローグハンターにそう告げて、痛む身体に鞭を打って彼に抱きつき、力強くぎゅっと抱きしめ、彼の表情を伺った。

 それに続く形で女侍祭も二人を纏めて抱きしめ、そっとローグハンターの顔を見上げた。

 

「末永く、よろしく」

 

「末永く、よろしくお願いいたします」

 

 二人は揃って光が失せた瞳(・・・・・・)に彼を映し、彼の骨が軋む音がするほど思い切り、彼を抱きしめる。

 

「す、末永くよろしく……」

 

 これ、かなりやばい事になったのではないか。ローグハンターはそう自問するが、時すでに遅し。

 こうして黒い鷲は二つの強烈な重りをつけられ、自由を奪われた。

 だが彼は世界を救うだろう。どんなに歪で、狂っていたとしても、彼に向けられたそれが愛であることは変わらない。

 

 ──愛は世界を救い、世界を救った者は英雄と呼ばれる。

 

 その英雄の伴侶たちが多少狂っていても、誰も気にはすまい。

 個人的な問題にまで首を突っ込むほど、世界も暇ではないのだから。

 

 

 




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