ついでに作者も暴走中。
眠る狐亭、ローグハンターが拠点としている一室。
「ね、ねぇ、一回落ち着こっ!ね!?」
ベッドに押し倒された銀髪武闘家は言葉通りに慌てた様子で、瞳に少々危険な光を灯したローグハンターの顔を見た。
当の彼は「落ち着いてはいるぞ」とニッと口の端を三日月のように歪めながら告げると、「頭はな」と付け加えた。
それは言外に体の方は昂っているという事を口にしたわけで、銀髪武闘家は額に冷や汗を流す。
「誘ってきたのはそっちだろう」
逃げ場を探して首を巡らせる彼女にそう告げると、顎を指で押さえて正面を向かせた。
「責任を取ってくれ」
仕事中を思わせる淡々とした口調で言うと、ローグハンターは静かに彼女の唇を奪った。
僅かに開いていた歯の隙間を起点に舌で口を抉じ開け、その勢いのままに舌を捩じ込んだ。
「んー!んー!」と声を漏らす彼女の舌に自分の舌を絡ませながら、彼女のシャツの中に空いている手を突っ込み、緊張からか僅かに汗ばんでいる腹筋を撫でた。
「んん!!」と目を見開いて固まる彼女を他所に、ローグハンターの指先は腹筋の割れ目をなぞりながら上を目指し、ブラジャー越しに彼女の胸に触れる。
布越しとはいえ確かに感じる柔らかさを堪能していると、「んっ、ふっ……!」と彼女の口から耐えるように息が漏れた。
ローグハンターは彼女の反応に愉快そうに目を細め、一度口付けを中断した。
顔を離すと二人の口を繋ぐように透明な糸が伸び、やがて重力にし従って彼女の口許に落ちた。
はぁはぁと豊かな胸を上下させながら酸素を取り込む銀髪武闘家は、僅かに潤んだ瞳をローグハンターに向け、媚びるような声音で言った。
「ちょ、ちょっと待って……お願いだから……」
「……邪魔だな」
だが彼にはその一文字も届かなかったようで、何やら不満そうに眉を寄せると、胸を揉んでいた手をそのまま横へ滑らせ、彼女の背へと回した。
ベッドと体の僅かな隙間に指を入れ、そのままゆっくりと侵入させると、輪を描くブラジャーの留め紐に指をかけた。
背中から感じる彼の手の温もりでそれを察した銀髪武闘家が、慌てて体を沈めて背中をベッドに押し付けようとしたが、ローグハンターの行動の方が一瞬速かった。
しゅるりと布の擦れる音がしたかと思うと、胸を抑えつけていた感覚が一気に緩んだのだ。
「あっ」と声を漏らして僅かに隙を晒した瞬間、ローグハンターはブラジャーの紐を掴み、そのままシャツの中から引っ張り出した。
ブラジャーという拘束具を失った胸はシャツの中で大きく揺れ、乳首が裏地に擦れて僅かな快感を彼女に与えた。
ローグハンターは喜色の孕んだ笑みを浮かべると再びシャツに手を突っ込み、直に彼女の胸に触れた。
「ひゃ!」と彼女の口から甲高い声が漏れると、それを合図にしたようにローグハンターの指が蠢き始めた。
マシュマロのように柔らかいのに確かな張りがあり、沈むのみではなく指を押し返す弾力が、彼女の胸にはあるのだ。
「んっ……ふっ……あっ……」
ぐにぐにと指が沈む度に切ない声を漏らし、何かを求めるように太ももを擦り合わせ、顔が徐々に赤くなっていく。
その姿が余計にローグハンターの興奮を誘い、生唾を飲み込ませた。
同時に何かに気付き、不機嫌そうに眉を寄せた。
「これも邪魔だな」
彼は彼女のシャツを憎々しく睨むと、彼女の両手を掴んで頭の上に持っていった。
頭上で交差させた両手首を片手で掴み、空いている手で裾を掴むと、それを一気に持ち上げた。
乳首が擦れた為か「ひにゃ!?」と声を漏らした銀髪武闘家を他所に、ローグハンターはシャツを肘まで持ち上げると、その先を覆うように裏返しながら伸ばした。
手首の辺りで裾を結び、簡易的な拘束具として使用したのだ。
「……あぇ?」
ひりひりと痛む乳首に意識を向けていた銀髪武闘家は、自身の腕を見上げて首を傾げた。
肘から先をシャツで覆われた挙げ句、手首をシャツで縛られてしまった為、腕をまともに動かせない。
「ねぇ、ちょっと……?」
腕を揺らしながら声をかけるが、ローグハンターは聞く耳を持たずに彼女の脇に指を這わせた。
「ひん!?」と体を跳ねさせた彼女を他所に、ローグハンターは指を上下左右へと這わせる。
「ひんっ!ちょ、まって、くすぐったいっ……!」
快感とは別の理由で声を震わせ、体を揺らす彼女を眺めながら、だが彼女の声を無視し、脇を這わせていた指をそのまま脇腹を撫でるようにして下に向かわせたのだ。
口をつぐんで笑い声を押し殺す銀髪武闘家だが、ローグハンターの指はズボンの中に侵入し、そのままショーツの中にまで潜り込んだ。
そのまま指で陰毛を擦ると、銀髪武闘家の意識は半ば強制的に下半身へと向けられた。
彼女が僅かに顔をあげて下半身を覗きこむと、ローグハンターは僅かに嗜虐的な部分を覗かせ、小さく笑みを浮かべた。
同時に陰毛を擦っていた指を更に下へと滑らせると、僅かに湿った彼女の秘裂を撫でた。
「んっ……!」と僅かに肩を揺らすだけで声を堪えた彼女の姿に、ローグハンターはどこか感心したように息を吐いた。
だが、それはあくまでもその一瞬のこと。慣れた動きで秘裂を指で開くと、秘部に向けて指を這わせた。
「んぁ!」と体を跳ねさせた彼女の反応に嬉しそうな笑みを浮かべると、秘部に指を
「ん、んん!んっ!ひぁっ!」
くるくると円を描くようになぞられる感覚に背筋をぞわぞわとさせながら、彼女は声を我慢していた。
下手に彼を悦ばせると、後で大変な事になると思ったての事だろう。
その判断は正しいのだが、その手は完璧なまでに悪手だった。
声を我慢してつぐまれた口が、ぎゅっと目を閉じて快感に耐える目が、時折溢れる可愛らしい彼女の声が、彼を興奮させる原因となっているのだ。
まあ我慢せずに喘いだ所で結果は同じなのだから、彼女に逃げ場はないのだが。
ローグハンターはにこにこと上機嫌な笑みを浮かべると、焦らしに焦らした彼女の秘部に指を
「ひゃっ!?」と彼女が声を漏らしたのも束の間、彼の指は寸分狂わず彼女の
柔らかな膣肉の中で、どこか異質なざらざらとした間隔のあるその場所は、彼の中指で掻いてやるにはちょうどいい場所にある。
「あっ……。ま、まっ──」
銀髪武闘家は彼の指がそこに当たっている事に気付き、制止の声をあげようとしたが、それは遅かった。
ごりっ!と出ては駄目そうな音をたてながら、彼女のGスポットに指が沈めたのだ。
「っひあ!?」
その瞬間、彼女の口から大きめの嬌声が漏れ、弾かれたように腰が跳ねた。
ローグハンターは笑みながら「ここが良いんだな」と告げると、押し込んだ指でGスポットをぐりぐりと抉り始めた。
「ひぐ!あっ、ひん!はへっ!ま、まっへ!?」
膣内で感じる圧迫感と快感に息を吐きながら、銀髪武闘家はへこへこと腰を揺らした。
動いた所でローグハンターの指は抜けず、場合によっては更に深く押し込まれ、与えられる快感は強まるばかり。
彼は「ほらほら」と煽るように言いながら更にGスポットを抉ると、空いている指で彼女をピンと勃った彼女の陰核に伸ばし、止める暇も与えずに思い切り押し込んだ。
その瞬間脳に電撃が走り、燻るように胎内を支配していた快感が、一気に解放された。
「──っ、ひにゃああああああああああああっ!?」
目を見開きながら解放された快感に身を捩り、瞬く間に登り詰めた絶頂に絶叫した。
それだけに留まらず、ローグハンターの指が絶えず動き続ける為「ああああっ!?ああああ!」と喉が割れんばかりに叫びながら、度重なる絶頂に体を跳ねさせた。
ぷしぷしと吹き出す潮で手を濡らすローグハンターは、けれどそれに一切構う様子もなく、痛そうな程に勃きあがった陰核を指の腹で撫で回し、感覚が集中したタイミングを狙って指で弾いた。
「あひゃああああああああああっ!!!!」
その瞬間彼女は更に叫び、爪先をベッドについて腰を掲げながら、更なる絶頂を迎えた。
流石に辛いローグハンターが指を抜いても、その体勢は変わならかった。
パンツとズボンでも水分を吸いきれなくなったのか、吹き出した愛液を滴らせるその様はどこか芸術的で、見ている分には問題はない。
「あっぎゃああああ!!とまんにゃい!?イぐの、どまんないのぉ゛!!」
そう、見ている側には何も問題はない。だが絶頂している側の銀髪武闘家は、さながら地獄を味わっていた。
イってもイっても終わりが見えず、指を抜かれてもそれまでの快感を叩きつけられているのだから当然だ。
彼女の絶頂が落ち着いたのは、それから数分が経った頃だった。
掲げられていた腰をぐっしょりに濡れたシーツに沈めながら、彼女はいまだに残る絶頂の余韻に体を震わせた。
「あへぇ……!あひんっ!イくっ!イっ!」
口からはだらしなく涎と舌を垂らし、目から大粒の涙を流し、秘裂からはぴゅ!ぴゅ!と潮を噴きながら、弛緩した足を大きく広げている。
腕は拘束されたままで、体は痙攣を繰り返し、体が震える度に胸が揺れ、瞳は
「んあっ……!へ……っ。ふぇぇ──……」
「ん?」
銀髪武闘家から喘ぎ声とは別の気の抜けた声が漏れると、何かを察したローグハンターは素早くタオルを引っ張り出し、彼女の尻の下に滑り込ませた。
ちょろちょろと何かが漏れる音共に独特なアンモニア臭が漂い始めると、ローグハンターは思わず苦笑を漏らした。
度重なる絶頂で筋肉が弛緩し過ぎた結果、失禁してしまったのだろう。
彼女の膀胱が空になるのを待ちながら、ローグハンターはいきり立った自分の逸物に目を向けた。
パンツごとズボンを押し上げるそれは、勃ちすぎて痛みを感じる程で、どうにかして鎮めないと眠ることは出来ないだろう。
「んっ。へぁ……」
彼女がまた声を漏らすと、ちょろちょろと流れていた水音が止んだ。
それを聞いていたローグハンターは「よし」と頷くと──何が「よし」なのかわからないが──、彼女のズボンとパンツを纏めて降ろした。
瞬間解き放たれた雌の臭いに目を剥いた彼は、ぎりぎりで耐えた理性を働かせ、引っ張り出した別のタオルで彼女の股の辺りを拭い始めた。
漏らしてしまった赤子にするように優しい手つきではあるのだが、そこには確かに邪な感情が込められている。
愛液と小便で濡れた秘部を丁寧に拭いながら、時折勃起したままのクリトリスを擦ってやると、その度に彼女の腰が跳ねる。
そんな事構わずに拭ってやった──次を考えてある程度の湿り気は残してだが──ローグハンターは、今度は自分の上着を脱ぎ、ズボンとパンツをずらして逸物を露出させた。
いつも以上に興奮している為か、血管がイボのように浮かび上がり、性器というよりは凶器の領域に差し掛かったそれを、ぱくぱくと開閉する彼女の秘裂に当てた。
「ひぅ!……んあ?」
その感覚に彼女は微睡みから帰ってきたが、それは不運でしかなかった。
ここまで来たら、もう彼は止まらないからだ。
「ふん!」と気合い一閃と共に腰を押し込むと、ずりゅ!と音をたてながら巨大な逸物が彼女の秘部を貫いた。
「あっ!ぎゃあ!?」
背中を弓なりにしならせながら再び絶頂する彼女の頬を撫でつつ、逸物を優しく扱いてくる膣肉の感覚を堪能する。
降りていた子宮口は本物の唇さながらに亀頭にキスの雨を降らせ、膣肉の扱きは彼女の手に愛撫されているような錯覚さえもする。
そうやって与えられる快感は、ぎりぎりまで耐えていた彼の理性を崩壊させるのには十分だった。
脳の奥でぷつんと何かが切れる音がすると、ローグハンターの瞳に危険な輝きが灯る。
ご馳走を前にした肉食獣の眼光とも言えるそれは、こういった時にしか見せないものだ。
ローグハンターは痕が残るほどの力で彼女の腰を掴むと、力任せに腰を振り始めた。
パンパンパン!と、平手打ちでもしているのかと思うほどの音を響かせながら腰を叩きつける度に、彼の逸物は彼女の最奥を突き、子宮を押し潰して彼女に更なる快感を与え続ける。
「あ!あぎゃ!?イぐ!いぎっ、ああ!?あぐぁ!!」
突かれる度に絶頂を迎える彼女の口からは獣のような声が絞り出され、きゅんきゅんと締まる膣肉からいつも以上に熱い彼の熱が伝わってくる。
「ひぎぃ!がっ、あぶ!げっ、あああ!?」
両腕を拘束されている為、暴れる事も許されない彼女は、ただひたすらに叩きつけられる快楽に身を捩り、声を漏らし、目に涙を浮かべた。
何を思ってか彼女の頬を伝う涙を舐め取ったローグハンターは、何故か満面の笑みを浮かべて更に腰の動きを激しくさせる。
「あぐ!?かぺっ──、んあ!?ぎゃああああ!?ひぐっ!──」
断続的に叩きつけられる快感に耐えきれずに気絶しても、次に与えられる快感ですぐさま覚醒し、また気絶、覚醒、気絶を繰り返す。
「あが!?ひん!──、ぎゃ!?ふぁっ!んぁ──」
意識も曖昧で、感じるのは快感と彼の熱さだけ。それ故に彼女の感覚は更に研ぎ澄まされ、更なる絶頂へと彼女を誘う。
「がっ!?あへっ!お゛ごっ!がっ!ぎゃあ!?」
ついに気絶する間もなく凄まじい快感を叩きつけられる彼女の口から出るのは、獣のそれよりも獣じみた叫び声。
昂った馬ですらもっと相手を気遣い、優しく動くであろうに、ローグハンターの腰使いには一切の容赦がない。
抜ける手前まで引き抜き、一気に根本まで
膣肉を引きずり出されると思った直後に子宮を潰され、子宮が潰れたと思ったらGスポットを抉りながら抜けていく。
彼女は首をぶんぶんと振り回して快感を逃がそうとするが、その程度で彼の与えてくる快感からは逃げられない。
子宮から脳天まで駆け抜ける快感からは、どう足掻いても逃げられないのだ。
「あぎゃっ!!がっ、ああああ!べぶ!ぎひぃ!?」
脳にばちばちと火花が散る度に視界が点滅し、喉が潰れかねない程に声が絞り出される。
いや、既に潰れているのだろうが、それでも彼女の喉から声が漏れて仕方がないのだ。
「ぐっ、ぎゃあ!?ひにゅうっ!」
「そろそろ、
「あが!ふぐっ!ああああ!?」
彼の言葉に返す余裕もなく、彼女はひたすらに喘ぎ続ける。
そしてついに限界を迎えたローグハンターが思い切り子宮を殴り付けると同時に、どろどろに熱せられた精液が潰れた子宮へと流し込まれた。
「あ!?ぎゃあああああああああああああああああっ!!!」
頭をベッドに着きながら背中をしならせて絶頂を迎えた彼女は、子宮を満たす熱さに更に絶頂し、膣肉を舐める精液の感覚に更に絶頂を繰り返す。
「ひぎゃああああああああっ!?あっ──」
最後に断末魔のような叫びをあげると、糸の切れた人形のように脱力しながらベッドに倒れると、ビクン!ビクン!と陸に上がった魚のように体を跳ねさせる。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
彼女を見下ろすローグハンターは激しく息を切らしながら、小さくなった自身の分身を彼女の秘裂から抜き取り、ホッと息を吐いた。
「あへぇ……ふひぃ……あひぃ……」
彼は無意識に声を漏らしながらビクビクと小刻みに痙攣する銀髪武闘家の頬を撫でると、「ありがとうな」と心の底からの礼を口にして、汗が滲む彼女の額に唇を落とした。
直後意識を切り替え、部屋に籠る淫行の臭いと、びしょびしょになったシーツをどうするか考え、とりあえず臭い消しの香を焚き、シーツに関しては──。
「……明日、謝りに行くか」
即諦めた。出来ないことを出来ないと認めることは、時にはやろうとするよりも大事なことだ。
彼は額を押さえながら息を吐き、ちらりとまどのそとに目を向けた。
山の輪郭は白く染まり、僅かに陽が顔を出しているようにさえ見える。
「……もう寝れないな、これは」
欠伸を噛み殺しながらそう言うと、彼はわざとらしく肩を竦めた。
──まあ、思い切り発散できたから良いか。
彼はそう思うと笑みを浮かべ、意識を覚醒させるように両頬を叩いた。
この男、ネガティブなのかポジティブなのか、よく分からない。
ローグハンターの部屋の隣。彼の一党たる女魔術師と令嬢剣士が滞在する部屋。
『ところで、何故「
手帳に綴った令嬢剣士の疑問に、女魔術師はため息混じりに手帳に何かを書いた。
『知らない方が良いわ』
「……?」
思わぬ返答に令嬢剣士は首を傾げ、窓から差し込んできた陽の光に目を細めた。
新しい朝が来た。さあ、仕事の始まりだ。
令嬢剣士は『沈黙』の効果で音もなく立ち上がると、自身の装備が仕舞ってある長持へと足を進めた。
彼女の背中を眺めた女魔術師は再びため息を吐き、ベッドに立て掛けていた杖を手に取りクローゼットへ。
毎晩のように『沈黙』を使うせいで、少しずつ魔力が高まっていくのは、何とも皮肉なように思えてくる。
女魔術師は寝間着からいつものローブに着替えながら盛大にため息を吐き、何やら口を動かした。
『沈黙』の効果で音が遮断された領域において、その言葉を知るのは女魔術師ただ一人。
同室の令嬢剣士にすら、その声は届いてはいないのだ。
感想等ありましたら、よろしくお願いします。