ヒロインは
時期はエピローグ頃を想定しています。
ローグハンターことジブリールには、悩みがあった。
別に辺境を困らせる
むしろ世界の命運には何の関わりもない程に細やかで、けれど何よりも幸せな、くだらない悩み事であることは確かだ。
それを悩むのは決まって自宅のベッドの上。子供達が寝静まり、最愛の妻と二人きりになれる至福の時間。
そして、そんな時間にその悩みというのは湧いてくる。
「あへっ……♡ぉ……♡──……!!♡」
彼の目の前には、秘部から大量の白濁液を吐き出しながら身体を痙攣させ、恍惚の表情で半分気絶状態の妻、シルヴィアがいた。
ベッドに両の手足を投げ出し、だらしなく開いた口から舌と唾液を溢しながら、蕩けきった瞳で虚空を見つめている。
対するジブリールはそんな妻の様子に困り顔になり、ぽりぽりと頰を掻いていた。
結婚し、妊娠、出産を機に冒険者を引退した彼女と自分では、やはり体力に差ができ始めてしまっているようだ。
いや、それ以前の問題として、
「流石に敏感すぎないか?」
ジブリールは相変わらずの困惑顔で苦笑しながら問いかけた。
もちろん、今の彼女に返答する余裕などあるわけがなく、体を痙攣させながら意味を持たない喘ぎ声を漏らすばかり。
これは誰が悪いという話ではなく、単に全て偶然が重なった結果だ。
一つ目の偶然は、身体の相性が抜群に良すぎたこと。
二つ目はただですら相性がいいというのに、そこから何度も身体を重ねることで、何年もかけて無自覚のうちに彼女の身体は調教されていったこと。
そして三つ目が、調教されながらも普段通りの振る舞いができてしまう程度には、強靭な肉体を持って生まれてきたこと。
そんな偶然が重なった結果、ジブリールが弱点へとなってしまったのだ。
ジブリールが三度射精するまでに十数回の絶頂を繰り返し、脱水を心配する程度には発汗が激しかったり、潮を噴いたりと、シーツには大きな染みが着いてしまっている。
目の前の惨状に小さく唸るジブリールは、ふとあることを思いついた。
責めれば責めるだけイッてしまうのなら、逆に我慢させてみればいいのでは?
何より絶頂に悲鳴をあげる彼女も見ていて退屈しないが、絶頂を我慢する彼女の顔というもの見てみたい。まだ見たことがない彼女を、見てみたい。
「……まあ、次の機会でいいか」
だがしかし、今晩は駄目だ。限界を迎えてしまっている彼女を責め立てたところで、我慢も何もないだろう。
今晩は自分が我慢しようと言い聞かせ、まだ物足りなそうな己の分身を落ち着かせる。
そのままざっと自分とシルヴィアの身を清めると、そのまま彼女を抱き枕にして眠りについた。
そんなジブリールの誓いから三日。ようやくその日は訪れた。
寝室にいるのはジブリールとシルヴィアの二人のみ。子供達は子供部屋で眠りこけっているので、問題はない。
「シル、少しいいか」
「ん?なーに、どうかした?」
そんなベッドの上。夫婦だけの時間を楽しむように、ベッドの上で胡座をかいて座っているジブリールの膝の上に座るシルヴィアは、彼に寄りかかりながら疑問符を浮かべた。
ジブリールは窓から差し込む月明かりに照らされ、幻想的に輝く妻の髪を撫でながら、「少し、試してみたいことがあるんだが」と前振りをした上で言う。
「?別にいいけど、何を──」
改まった様子で言うジブリールの様子にシルヴィアは首を傾げ、一旦彼の膝から降りて彼の方に向き直ると、彼女も知覚できない速度で両手を縛られた。
「──ふぇ……!?」
冒険者を引退して早5年。たまにジブリールと組み手をして腕が鈍らないように努めてはいるものの、やはり前線に立ち続けるジブリールには及ばない。
彼女が驚倒の声を漏らしたのとほぼ同時にジブリールは彼女を押し倒し、縛り上げた両手を頭の上に持っていき、そのままベッドの骨組みに縛りつける。
「……!?」
突然縛られた挙句、拘束される事態になったシルヴィアが目を見開いて困惑する中、ジブリールはそんな彼女を見下ろしながら微笑んだ。
そんな彼の微笑みに、頬を引き攣らせながらどうにか笑みを返したシルヴィアは、「な、何のつもり?」と問いを投げた。
そんな質問に対してジブリールは『何言ってんだこいつ』と言わんばかりに彼女を見下ろしながら、あやすように絹のように柔らかい髪を撫でた。
「いや、試してみたいことがあるって言った筈だが」
「んふ〜♪じゃない!確かにいいよって言ったけど、何で縛るのさ!?」
彼に撫でられる心地よさに不満顔が一瞬解けるが、すぐに表情を引き締めて彼を真意を問うが、相変わらず彼は首を傾げたままだ。
「暴れないためと、逃がさないためだが」
「ほ、本当に何するつもりなの?」
あまりにも変わらない彼の様子に、流石に不気味さが勝ってきたシルヴィアがどうにか拘束を解こうと腕を動かす中、ジブリールは髪を撫でていた手でそのまま頰を撫で、首を撫で、寝巻き越しに胸元を指先で撫でた。
「んっ……。ちょっと!擽ったいよ……っ!んふっ、ふふ……っ!」
指先が僅かに触れる程度の力加減で、ゆっくりと胸元や腹を撫でる彼の指使いに僅かに声を漏らしたシルヴィアが笑いを堪える中、ジブリールは寝巻きの裾に手をかけた。
そのまま一気に豊満な胸が露出するまで捲り上げると、飾り気のない
いきなり服を脱がされたシルヴィアは顔を真っ赤にさせて羞恥に震えるが、ジブリールは構うことなく
「ほ、本当に何するつもり!?ま、マンネリとかいうのを感じたとか!?」
「どこでそんな言葉を覚えてきたのかはわからないが、そういう訳じゃない」
シルヴィアの当てずっぽうの推理を軽く受け流しつつ、だいぶ薄くなったとはいえいまだに筋肉の筋が残る腹を優しく揉み解し、下腹部を──正確には子宮の真上をグリグリと圧迫する。
「んっ……♡ぉ……♡そこ、ぐりぐり、きもちっ……♡」
腹筋の上から子宮を押されているにも関わらず、小さく喘ぎながら身悶えするシルヴィアの様子に苦笑したジブリールは、そっとブラジャーを剥ぎ取って豊満な胸を露出させた。
妊娠と出産、そして育児など、冒険とは無縁の生活を送る中で一回り大きくなりつつも、重力に負けじと上を向いている乳房をじっと見つめながら、その先端で黒ずんでいる乳首を視姦する。
「やだ……っ。見られてる!ジルに見られちゃってる……っ♡」
ジブリールにただ見られているだけだというのに、シルヴィアは喜色を孕んだ声で頰を赤く染めていると、その興奮を示すように乳首が勃起し始める。
触れてもいないのに興奮するとはと、僅かに驚く様子を見せるジブリールは、そっと胸を鷲掴んだ。
指がどこまでも沈んでいきそうな柔らかさを堪能するように指を蠢かせながら、按摩するように指圧を強めて胸の肉を強めに押し込む。
「ひぅ……♡んんっ♡うぅ……♡」
ぐにぐにと指の動きと力加減に合わせて豊満な胸が形を歪め、その度にシルヴィアは小さく身体を震わせて小さな嬌声を漏らす。
「気持ちよさそうだな」
「んっ♡うんっ♡なんか、いつもより優しくて、気持ちいい♡」
「いつもは乱暴みたいな言い方だな」
「やめてって言っても、やめないくせに」
「それは、そうだな」
もみもみと愛する妻の胸の手触りを楽しみながら投げかけた言葉に、割と辛辣な言葉を投げられたジブリールがほんの一瞬手を止めるが、反論代わりに乳首を軽く摘んでやった。
「んぉお!?♡ま、ジル♡急に、抓んじゃ、待っ──……っ!!♡」
按摩されるような心地よい快感から、電流が流れたような強い快感にすり替わり、強くなった快感に嬌声をあげるシルヴィアだが、ジブリールは気にしない。
指で乳首を抓んだままこりこりと指の腹で転がしてやり、もう片方の乳首をそっと口に含んだ。
そのままちゅうちゅうと音を立てて吸い上げながら、何かを促すように舌で転がしてやれば、シルヴィアは「ひぃやぁぁあああッ♡♡♡」と甲高い嬌声をあげながら身体を仰け反らせる。
そんな彼女の反応を気にする素振りも見せないジブリールは、黙々と片手で乳首をこねくり回し、もう片方の乳首を吸い上げる。
「んにぃ……ッ♡ジル、待って!出ちゃうっ♡おっぱい出ちゃうからぁ♡♡」
子供のそれとは段違いの力で乳首を吸い上げられ、もう出ないと思っていた母乳が胸の中を登っていく感覚にシルヴィアは悶えつつ、期待するようにジブリールを見つめた。
彼女の視線を感じながら乳首を苛めていたジブリールもまた、そんな期待に応えるように笑みを溢しながら、僅かに歯を立ててあむあむと乳首を甘噛み、早く出せと言わんばかりに刺激を強める。
「んぉお゛♡♡これ、ヤバッ♡痛いのに、きもちいッ♡くるッ♡でりゅ♡おっぱい出しながら、イッ──♡」
そして噴乳と同時に絶頂を迎えそうになった瞬間、ジブリールは手を離すと共に彼女の胸から顔を離した。
「んぇ……?」
快感が途端になくなり、目の前まで来ていた絶頂と噴乳がその名残だけを残して遠くなっていく。
じんわりと広がっていく快感に身を震わせつつ、疑問符を浮かべながらジブリールを見つめると、彼は苦笑混じりに労るように優しく胸を揉み始めた。
先程の鋭い快感とは違う、相手に安心と心地よさを与える按摩のような手つきに絶頂感も落ち着いていき、けれど身体の奥底では爆発できなかった快感が燻っている。
安心できるような、物足りないような、何とも形容し難い感覚。
もじもじと太腿を擦り合わせ、物欲しそうに潤んだ瞳をジブリールに向けるが、彼は構わずに優しく胸を揉んできている。
手の動きに合わせて豊満な胸がぐにぐにと形を歪め、奥に引っ込んでいった母乳がまた登ってくるが、それがわかっているかのようにジブリールは手を止めた。
「ぉ……♡んっ♡ジル、なんか、変な感じする……」
「我慢してくれ。でも、気持ちいいだろう?」
「ん……」
揉まれ、止まり、また揉まれ、また止まりを繰り返す中、シルヴィアは胸の中で燻りっぱなしの快感の波に不快そうにしつつも、ジブリールの言葉にこくりと頷いた。
何かはわからないが、彼には何か考えがあるようだ。よほど変なことでもなければ、付き合ってやろうではないか。
夫婦として、そして冒険者の相棒としても全幅の信頼を寄せるジブリールに対し、シルヴィアは素直すぎる──悪く言えば停止しているともいう──思考を巡らせ、一度深呼吸をした。
既に両手を縛られた挙句、上半身はほぼ裸にされている状況にも関わらず、まだ彼の言う通りにしようとする事に、彼女自身とジブリールは何の疑問も抱いていない。
もしこれが逆でもジブリールは彼女にされるがままになるだろうし、後日仕返しとして同じことを何倍かにしてやり返すし、される側もそれを無抵抗に受け入れる。二人の愛情はそんな少々歪なものなのだ。
「んっ……♡あっ……♡ジル、なんか、焦ったい……っ♡」
それでも、流石にこの状況に関しては多少の文句はあるというもの。
気持ちいいし、心地よさもあるし、不快感もないのだが、物足りない。
胸を揉まれる度に小さな喘ぎ声を漏らし、身悶えするシルヴィアは、だが絶頂を迎えることはなく体を震わせてた。
その様子を見下ろしていたジブリールはふむと小さく唸ると、そっと彼女のショーツに目を向けた。
縦筋に合わせて湿り気を帯び、小さな染みができているそこは、彼女がいかに興奮し、感じていたを彼に教えてくれた。
彼がそっとショーツ越しに秘裂を撫でると、シルヴィアは痺れるような快感に嬌声を漏らしながら腰を浮かせた。
「ひぅ……♡んんっ♡そこ、気持ち……っ♡んぉぉ……♡」
コリコリと乳首をこねくり回しながら、さすさすと秘裂を撫で回す。
その度にシルヴィアは腰を揺らし、快感に身悶えするが、それ以上の快感を与えることはない。
ジブリールはそのまま濡れて秘裂に張り付いたショーツを退かし、そのまま秘部に指を差し込んだ。
「んぎっ♡ぉ……♡入って、きたぁ……♡」
「指だけ、だけどな」
胎内に入り込む異物感と、途端に広がる多幸感に表情を蕩けさせる中、ジブリールは苦笑混じりにそう告げて指を曲げ、締め付けてくる膣肉を優しく掻いてやった。
「んぁ♡んぎっ……♡んぉぉ……♡♡」
指に吸い付いてくるヒダを撫でまわし、尿道を掻くように押し上げてやれば、シルヴィアは蕩けた瞳を見開いて快感に喘ぐ。
「そこ、ぐりぐりやめへ……♡ぉほっ♡まへ、待って!お、おしっこ出ちゃう、からぁ♡」
ぐちゅぐちゅと湿った音をたてながら、膣肉をかき回す度にシルヴィアは嬌声をあげ、尿道を刺激されたせいでもようしてきた尿意を口にすると、ジブリールは素直に責めをやめて指を抜いた。
「ん……?ま、また……」
途端になくなった快感に困惑し、切なげな声を漏らす。
身体を小刻みに痙攣させて悶えるシルヴィアは、訳もわからずジブリールを見るが、彼もまた何やら嗜虐的な笑みを浮かべて再び秘部に指を入れ、膣肉を掻き回す。
彼の指が膣肉を掻き回し、彼女の性感帯を断続的に刺激し続ける中で、シルヴィアはその快感に悶え、嬌声をあげる。
膣肉が痙攣を繰り返し、分泌する愛液の量も増え、粘り気も増してくる中、ジブリールは嗜虐的な笑みを浮かべて彼女の表情を注視する。
「んぃぃいい♡!また、くちゅくちゅされて……♡待って、ジル!イクッ!イッちゃう……!♡おしっこ出しながら、イ──」
「ストップだ」
そして絶頂に至る直前に手を止めた。
シルヴィアが乱れた呼吸を繰り返して快感の余韻に喘ぎ、表情に強い困惑を浮かべる中、ジブリールは「限界まで我慢しろ」と告げて、再び秘部に指を押し込み、ざらついた膣肉の一部──ようはGスポットを強めに指圧し始める。
指先でグリグリとGスポットを押し込み、ゆっくりと掻いてやりながら、ジブリールはシルヴィアの耳元に顔を寄せた。
「ほら。ここがいいだろう?指を動かす度にぐちゃぐちゃはしたない音をたてて、恥ずかしくないのか?」
「んぉぉ!?♡ジル、待って、これ、駄目……っ♡」
耳元で愛する夫の声で囁かれたシルヴィアの体は必要以上に火照り始め、ビクビクと全身が痙攣を繰り返した。
「いいや、やめない。一緒に陰核も抓んでやる。ほら、こりこりってな」
「んぎぃ♡!?まっで♡ほぉ゛♡♡!?まへ、おまめ、こりこり、やめれぇ〜!?♡おまんこ、ぐちゅぐちゅしないれッ♡」
「気持ちいいか?気持ちいいよな?中も外もこりこりされて、すぐにイっちゃうんだろ?」
「イク!今度こそ、イクっ♡♡そのまま、もっと気持ちよくしてぇ♡♡♡おほっ♡ちんぽ挿れられてないのに、指だけでイッちゃうぅぅううう♡♡♡」
「駄目だ」
そして今日一番の刺激に絶頂を迎える間際に、ジブリールが冒険をする時のような冷たい声音でそう告げ、指の動きを止めた。
途端になくなる快感。そしてジブリールの冷たい声音にシルヴィアは困惑し、混乱したまま彼の顔色を伺った。
「ぇ……?ぁ、なん、で……?何か、あった……?」
今日は訓練所も休みで、一日家でのんびりしていた。何か彼の機嫌を損ねるような出来事はなかったし、何なら子供達と遊んでご機嫌だった筈だ。
何かの拍子に知らずのうちに彼に何かしてしまった、ということもない筈だ。
「……?別に何もないぞ。ただ、やってみたいことがあっただけだ」
そんな怖がっているように見えるシルヴィアを安心させるように微笑んだジブリールは、そっと彼女の頰を撫でた。
心地良さそうに目を細め、彼の手に擦り寄るシルヴィアだが、その彼の『やってみたいこと』がいまいちわからずに困惑するばかり。
「あの、そのやってみたいことって、なに?」
「ん?ああ、まあ簡単なことだ」
流石に説明するべきかと唸ったジブリールは、そっと彼女の秘部から指を抜くと、そのまま愛液に濡れた指で腹筋越しに子宮を優しく押した。
子宮を揉みほぐされ、「んぉお♡!?」と野太い嬌声をあげるシルヴィアに対して、ジブリールは嗜虐の色が強い笑みを浮かべながら告げた。
「一回限界まで『おあずけ』したら、どうなるのか気になってな」
「……ぇ」
「まあ、とりあえず今晩は絶対にイかせないから、そのつもりで頼む」
「え。ちょっと、待っ──」
「じゃ、やるぞ〜」
ようやく今晩の行動の真意を知ったシルヴィアはすぐさま制止の声をあげるが、ジブリールは一切聞く耳を持たずに嗜虐の笑みを強めた。
「ジル!本当に待って!?だ、誰の入れ知恵!?」
「?いや、この前、気絶したお前を見たたら思いついた」
「っ!?」
せめてそんなジブリールを唆した犯人を探そうとするが、まさかの本人の思いつきという事実を突きつけられて言葉を失った瞬間、ジブリールは再び彼女の秘部に指をいれ、優しく膣肉を掻き回した。
「んぃぃいい♡ジルッ!待って!んんっ♡んんん〜〜♡♡」
指がGスポットを撫で、指先でヒダを掻かれる度にシルヴィアは喘ぎ、背中を弓形にしならせて快感を逃がそうとするが、彼の手で調教をされ尽くした彼女の肉体はその程度で快感を逃がせるわけもなく、理性を焼く鋭い快感が絶え間なく襲いかかってくる。
膣肉が絶え間なく痙攣させながら大量の愛液を分泌させ、指が動く度に掻き出されてびちゃびちゃと音をたててシーツの上に飛び散っていく。
「んおぉぉお゛♡じりゅ!じりゅ♡まへ、やめて……っ♡イクッ!♡」
「駄目だって。次は胸を弄ってやる」
そして、それが彼女が絶頂を迎える合図である事をよく知っているジブリールは指の動きを止め、愛液に包まれた指で乳首を転がし、コーティングしていく。
「んにゅう!?♡また、おっぱいぃ♡んぁ!?さっき引っ込んだのに、また出そう……にっ♡」
「じゃあ駄目だな。もっと根本の方を弄るか」
ジブリールは乳首を弄るだけで絶頂してしまいそうなシルヴィアに淡々とした声音でそう告げると、胸と脇の付け根のあたり──俗に言うスペンス乳線の辺りを集中的に指圧し始めた。
グッ!と力強く押し込みながら、脇から胸の輪郭をなぞるように指圧し、時には指を揺らして異なる刺激も与えてやる。
「んぎっ♡おっ♡な、なにこれ……♡胸、触ってないのに、気持ちッ♡」
「この前見せてもらった本に、女のここら辺にも性感帯があるって書いてあったんだが、本当なんだな」
「ほぉ♡ぎっ♡そんな、本……っ!誰に見せてもらったのよ!?んぎぃ♡んおぉぉおお♡♡」
コリコリと音をたてて乳線を按摩されるシルヴィアはほんの一瞬語気を強めて強気の姿勢を見せるが、すぐにビクビクと全身を痙攣させ、乳首から白い液体を──母乳をじんわりと滲ませながら恍惚の表情を浮かべた。
やりすぎたか、イッてしまったかと不安になるジブリールだが、この際どっちでもいいかと開き直り、ピンと勃った乳首の周りを、乳輪を指でなぞり、意識をそちらに向けさせた。
「んぇ……?ぉ゛♡んぎっ♡はっ♡はへっ♡ジル、じりゅ!お願い、乳首、触ってぇ♡ひぃ♡さっきみたいに、コリコリしてぇ♡♡」
蕩けた瞳、蕩けた声でジブリールに媚びるが、彼は笑いながらそれを受け流し、そっと乳首に舌を這わせた。
僅かに感じる甘みと、生暖かさの液体の感覚。これを子供たちは一時期独占していたのかと、ほんの僅かに後ろ暗い感情が渦巻く。
そのまま赤子がするように乳首に吸い付き、ちゅ〜!と音をたてて吸い上げれば、口内に大量の母乳が流れ込み、喉の渇きを癒してくれる。
「ぉぎ♡の、飲まれてりゃ♡ジルに、おっぱい飲まれて、イ──」
「おっと、流石にやりすぎたな」
「んんん……!ジル!イかさてっ!お願い、ちゃんとイかせてよぉ!!」
そしてそれを堪能したい欲望をぐっと抑え、絶頂する前に顔を離した瞬間、シルヴィアが不快感に唸りながら、涙ながらに懇願してくる。
じたばたも足を振り回し、手の拘束を解こうと暴れる姿は、普段の慈愛に満ちた母親としての顔でも、凛とした冒険者としての顔でもない。
ただ優位を取られ、食させるのを待つ哀れな獲物でしかない。
全身に珠のような汗を浮かべ、目から大粒の涙を流し、乳首から若干の母乳を滲ませ、股ぐらを愛液でびしょびしょに濡らした姿が、ジブリールの視線を釘付けにする。
「────ッ!!」
ぞくりと、背筋が震えた。
シルヴィアが涙を流す姿に興奮したのか、あるいは必死になって懇願してくる姿に欲情したのか、全身に鳥肌が立つほどに背筋が震えた。
「……?ジル?」
突然固まったジブリールを、はあはあと肩で息をしながら見つめていたシルヴィアが首を傾げると、彼はゆっくりと唇の端を吊り上げて三日月を描くと、すっと鋭く目を細めた。
その笑みはシルヴィアでさえも見たことがないほどに邪悪でありながら、どうしようもない程の愛情を孕んだ不気味な瞳だった。
──あ、これ駄目なやつだ。
見たことがないとはいえ、それでも今の彼が危険な状態でいることと、縛られた自分には抵抗の術がないことを理解できたシルヴィアが乾いた笑みを浮かべると、ジブリールは彼女に手を伸ばした。
ギシギシとベッドが軋む音と、シルヴィアの苦悶の声が支配する寝室。
「んぎっ♡ぉ……♡お゛!?♡じ、ジル!?♡だ、駄目!イクッ!イクッ!──!?な、なんれ、もっと強くして、もっと滅茶苦茶にしてよぉ!!」
「駄目だ。駄目に決まってる。ああもう、お前はどんな顔しても綺麗だな」
シルヴィアの秘部に左右の手の人差し指を差し込んだジブリールが、優しく膣肉を揉みほぐしながらそんな事を宣うと、途端に動きを速めて膣肉を掻き回す。
「んぉぉぉおおおお!?♡そこ、そこっ!もっと、グリグリぐちゃぐちゃにしてぇ♡♡♡イク!イグ!♡お願い、このまま……!もぅ、なんれ!イかせて、イかせてぇ!!」
けれど、絶対にいかせない。恥も外聞も投げ捨て、なんなら唯一自由な足を使ってジブリールを蹴り倒さんばかりの威圧をもってシルヴィアは怒鳴るが、ジブリールはそんな彼女の姿にさえも興奮したように笑い、更に限界を責めるべく再び指の動きを激しくさせる。
何度も絶頂直前まで押し上げられ、その度におあずけをもらっている膣肉は限界まで敏感になっており、僅かに動くだけでも腰が跳ねるほどの快感をシルヴィアに与えていた。
彼女は与えられる快感のままにガクガクと腰を揺らし、野太い嬌声をあげ、体を仰け反らしながら口を半開きにし、見開いた目から涙を流す。
「イ……けない!♡んぉお゛♡気持ちいいのに、イけないぃいいい!!」
首を左右に振り回し、銀色の髪を揺らしながら吠えるシルヴィアに、ジブリールはただ愉快そうに笑って責め続ける。
シルヴィアの懇願の声は一晩中止まる事はなく、騒がしい夜は更けていった。
それから数時間。双子も月も姿を隠し、気持ちのいい朝日が窓から差し込む早朝。
ベッドの上では物欲しそうな視線で虚空を見つめるシルヴィアが、汗と愛液に塗れた裸体を惜しげもなく晒していた。
「ぉ……♡ぃ……♡ジル、ジルゥ!!お願い、イかせてぇ♡一回だけでいいから、お願いぃ……」
シルヴィアは掠れた声でジブリールに最後の懇願をするが、肝心の彼は疲れた様子で一晩中酷使することになった手を労るのに夢中であり、ほとんど聞いていない。
むうと不満げに唸った彼女は、不意に手の拘束が緩んでいることに気づき、慌てて手首を暴れさせて縛っていた布──傷が残らないよう、柔らかい素材のもの──を解いた。
「よ、よし……!」
手さえ自由になれば、あとは自分で慰めるだけだ。ジブリールも彼女が抜け出したことに気づいたようだが、反応が致命的に遅れてしまっている。
そして、そのまま彼女の手が秘裂に触れようとした間際、バン!と音をたてて寝室の扉が開いた。
「おとーさん!おかーさん!おはよ〜!!」
元気いっぱいの笑顔を浮かべて部屋に突入してきたのは、ジブリール一家の長女、アイリスだ。
母親譲りの銀色の髪を窓から差し込む朝日で照らし、若干の寝ぼけ眼のまま二人に朝の挨拶をするが、
「んぇ?」
シルヴィアはシーツを被って頭だけ出し、ジブリールはバツが悪そうに目を泳がさる。
あまり見たことがない両親の反応に首を傾げるアイリスだが、まあいいかとすぐに笑みを浮かべて母親に向けて突撃。
「おか〜さん!」
「きゃあ!?」
シーツ越しに愛娘の体当たりをくらったシルヴィアは悲鳴をあげるが、アイリスはそんなものお構いなしにシーツの中に入り込み、そして再び首を傾げた。
「おかーさん、なんではだかなの?」
「え!?あ、えと、ちょっと熱くて」
「ふ〜ん。……ん?」
アイリスの問いかけにシルヴィアが適当に誤魔化すと、少女はふと違和感を感じてシルヴィアの胸に顔を埋めた。
敏感になりすぎた胸への刺激に「んっ……♡」と嬌声を噛み殺したシルヴィアと、慌てて剥がそうとするジブリールの様子にも気づかず、アイリスは花に誘われる虫のように、甘い香りに釣られてシルヴィアの乳首に顔を寄せると、
「はむ!」
そっとそこを甘噛みした。
「んぃ!?♡」
シルヴィアは体を仰け反らせて快感に喘ぐのも他所に、ちゅうちゅうと音をたてて母乳を吸い上げ、飴玉をそうするようにちろちろと舐め回す。
「んっ……♡リ、リース。だめ、待って!本当に、今は──」
子供の悪戯。普段なら笑って受け流すか、むしろ甘やかすところだが、今のシルヴィアはその普段の状態から大きくかけ離れている。
数時間にも及ぶおあずけにより、限界まで焦らされた肉体は、本来なら快感を感じない筈の刺激にも過敏に反応し、そして、
「イクッ!ぅぅううううう♡♡♡」
絶頂を迎えてしまった。
ビクン!と一際強く身体を跳ねさせたかと思えば思い切り仰け反り、プシュプシュと音を立てて秘裂から大量の潮を噴き出す。
それでもアイリスを落とさないようにぎゅっと抱きしめたのは、母親の意地というものか。
「……?……??」
突撃奇声を発っした母親に抱きしめられるアイリスは訳もわからず困惑し、されるがままになる中、ジブリールはそっとアイリスを回収し、シルヴィアを見ないように自分の胸に顔を埋めさせ、それとなく耳を塞いでやる。
「ぉ゛……♡ほっ……♡イ、イッちゃったぁ♡リースにおっぱい吸われて、イかされちゃったぁ♡♡えへ、えへへ。ふへへ♡♡」
背後から聞こえる壊れたような声を無視し、一旦アイリスを連れて寝室から脱出。
隣の子供部屋で寝ぼけ眼でベッドの上に座っていたウイルクの隣に座らせ、「このまま二度寝しよう。お母さんは調子が悪いみたいだからな」と誤魔化すように笑いながら二人に言う。
二人は訳もわからずに首を傾げるが、父親に急かされるがままベッドに横たわり、彼の話すおとぎ話を子守唄に再び眠りに落ちる。
なお、隣の部屋では、
「イクッ♡イグ!♡ゆ、指とまんにゃいのぉ♡♡えへへ、私、リースにイかされちゃう変態になっちゃった〜♡でも、指止められないのぉ♡ごめんね、リース、ウィル♡お母さん、変態になっちゃった〜♡♡♡」
シルヴィアは壊れた笑みを浮かべたまま、自慰行為に耽っていた。
この後戻ってきたジブリールの手で完膚なきまでに抱き潰され、一周回って普段の優しい母親としての彼女に戻ったのは、昼を過ごし過ぎた頃。
ジブリールによるおあずけプレイは、この日をもって禁止指定をされることに、ジブリールも否を言う方はできなかった。
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