ウルトラ・レディー敗北編(仮) 作:ケムールの疾走者
オリジナルのウルトラヒロインやウルトラ戦姫とかいうのがあるらしい。
気づけば、こんなに書いていたよ。自分でも驚きです。
以下、簡単なあらすじとウルトラ・レディーの容姿紹介
故郷の星を失ったウルトラ姫のリユニオンは地球で普通の少女として生活していた。
しかし、地球を狙う異星人から第二の故郷である地球を守るためにウルトラ・レディー リユニオンとして、侵略者と戦う決意をする。
しかし、ウルトラ姫である彼女の力は弱い、強敵に一度は敗北をしながらも様々な技を会得して勝利を重ねてきた。
そんなリユニオンを倒すためにピットリ星人は彼女の心の隙をつく計画を練る。
はじめに能力を把握するために再生怪獣を派遣して、技を徹底分析していく。続けて彼女と親しくしていた地球人達を事故に見せかけて暗殺していく。
悲しみに沈む彼女へ侵略者の影を仄めかすことで強い憎しみを抱かせる。
深い悲しみと強い憎しみによって本来の冷静さを失ったウルトラ・レディー リユニオン。
そんな彼女を倒すべく、ピットリ星人はサイボーグ怪獣メカゴルスを出動させる。
メカゴルスによって破壊されていく街。
侵略者の計画を阻むこと、大切な人達を殺した侵略者に復讐するため彼女はウルトラ・レディー リユニオンへ変身する。
侵略者たちによるウルトラ・レディー リユニオン捕獲作戦の筋書き通りに進んでいた。
リユニオンの容姿
白と赤を基調としたレオタードスーツ、ボディにぴったりと覆うようなデザイン。
胸部に戦闘エネルギーを表すエナジータイマーがついている。
流れるような銀髪をポニーテールにしている。
美乳である。
主な武器は光線技と左腕に装着されているブレスレット。
上記はあくまでイメージです。
夕日が照らす大地、リユニオンはサイボーグ怪獣メカゴルスと戦っている。
パンチを繰り出すも硬い装甲にダメージは通らない。反撃を躱しながらパンチを繰り出す。
ピットリ星人の技術で作られた銀色怪獣の黄色い瞳をリユニオンは睨む。
「ぐぅぅ!」
正面からメカゴルスの攻撃を受け止めようとして突き飛ばされる。
地面を転がりながらも、起き上がったリユニオンはジャンプしてキックを放つ。
キックを自らのボディで受け止めるメカゴルス。
初期よりも戦士として成長しているリユニオンのキックは本来ならば、怪獣にダメージを与えていた。
しかし、ピットリ星人によって特殊合金H66で強化されたメカゴルスの体に傷はつかないどころか、キックをしたリユニオンを押し戻した。
リユニオンは起き上がると両拳を前にして必殺光線を放つ。
必殺という文字通り、直撃を受けた怪獣を今まで倒していた光線をメカゴルスは胸部から展開した光線吸収装置で自らのエネルギーへ変える。
黄色い瞳から赤い瞳へ変わったメカゴルスはリユニオンの両腕を掴む。
「おうっ!」
咄嗟に両腕でガードしていたが先ほどよりも強力なパワーに苦悶の表情を浮かべる。
何とか腕を振り払ったリユニオンは左腕に装着されているブレスレットをブーメランカッターに変化させると投擲した。
「ふっ!」
メカゴルスは雄叫びをあげながら放ったブーメランカッターを片手で弾き飛ばす。
戻ってきたブーメランカッターはブレスレットに戻ってリユニオンの左腕に装着される。
弾き返された衝撃で後ろへ少し下がりながらもメカゴルスを睨む。
「やっぱり、私の能力を分析して強化されているみたいね。でも、負けないわ!私の大事な人達を殺した。お前を絶対に許さない。あの人達の復讐をしてやる!」
そんな戦いを離れたところで眺めていた初老の男性。
彼こそがこの計画を立案し、リユニオンの最愛の人達を殺した張本人。
「計画通りだ。さぁ、行こうか」
笑みを浮かべながら歩く男性の姿がイカに手足をつけたようなピットリ星人へ姿を変える。
テレポートしてメカゴルスと対峙しているリユニオンの背後に現れた。
「出たわね!」
侵略者の姿を見て激しい怒りを瞳に宿すリユニオン。
ピットリ星人の計画通り、彼女は冷静さを欠いていた。
気づかれないようにピットリ星人は笑みを浮かべる。
「お前を許さない」
二対一という不利な状況の中、リユニオンはピットリ星人を殴る。
ピットリ星人は彼女の攻撃に後ろへ下がり、地面へ倒れこむ。
そのまま追撃しようとしたところで腕から白い液体を放つ。
ピットリ星人の放った液体はリユニオンの顔や体にふりかかる。
「うぅぁあ!」
粘液のようなものを浴びて、後ろに下がってしまうリユニオン。
痛みや熱のようなものを感じない、ただの唾液のようなものだと彼女は考える。
ベタベタして気持ち悪いが目の前の侵略者を倒すことへ意識を向けた。
そんな彼女を後ろからメカゴルスが羽交い絞めにする。
起き上がったピットリ星人がリユニオンの腹部をえぐるようにパンチをしていく。
「うぅ!あぁ!」
一発、一発を受ける度に苦悶に顔をゆがめるリユニオン。
メカゴルスに突き飛ばされて膝から地面へ倒れた彼女を上から襲い掛かろうとするピットリ星人。
「させない!」
横へ回転して攻撃を回避したリユニオン。
生意気なとでもいうようにピットリ星人がメカゴルスへ指示を出す。
メカゴルスは起き上がろうとしていたリユニオンを両手で抱き上げる。
彼女の胴へ手を回してそのまま強く抱きしめていく。
「うぅぁあああああああ!」
ベアーハッグを受けるリユニオン。
バキバキと体に走る激痛で悲鳴をあげて暴れる。
それだけで終わらない。
メカゴルスの腹部の一部が開いてそこから回転ノコギリが現れる。
――ギュィィィィィィィィィン
「うぐぅ!」
回転するノコギリへ体を押し付けられて悲鳴をあげるリユニオン。
ガリガリと体を削られていくような激痛。
前後から襲われる痛みに涙すらこぼれる。
抵抗が弱くなったところでベアーハッグから解放するメカゴルス。
倒れないように踏ん張りながら荒い息を吐くリユニオン。
ベアーハッグと回転ノコギリのために彼女のまとっているレオタード型戦闘服は破けて、臍から乳房の下側がみえるひどい状態になっていた。
痛みを堪えているリユニオンの胸の中心についているエナジータイマーが青から赤く点滅をはじめる。
ウルトラ姫であるリユニオンはもともと戦闘能力を持っていなかった。
そんな彼女を戦士として活動させているのがエナジータイマー。
このエナジータイマーが青から赤、そして輝きを失った時こそ、ウルトラ・レディー リユニオンは戦士として二度と戦えなくなってしまう。
「(計画の完遂は近い!いけ!メカゴルス)」
冷静にリユニオンの状況を観察していたピットリ星人の指示を受けて突進をしかけるメカゴルス。
巨体とは思えない速度に防御する間もないままタックルを受けて地面に倒れるリユニオン。
倒れたリユニオンの両腕を掴んで持ち上げるメカゴルス。
両腕を掴まれて宙づりにされているリユニオンへ手を伸ばす。
ピットリ星人の手は宙に浮かされていることで揺れている胸へ伸びる。
「やめて!」
揺れている美乳をモミモミするピットリ星人から逃れようと抵抗をするリユニオン。
抵抗しようとしたことが気に入らないのか、ピットリ星人がパンチを繰り出す。
「ひう!」
腹部にパンチ。
同じ個所にもう一発。
「ふぁっ!」
今度は左右の頬を殴られる。
「あう!うぁ!ぐぅぅ」
強い威力に意識が一瞬、飛びそうになってしまう。
「うぐぅぁああああああああああ!」
殴られている間にメカゴルスの両腕からバチバチと電気エネルギーがリユニオンへ流される。
電気エネルギーを浴びたエナジータイマーのエネルギーが消失していく。
より、ウルトラ・レディー リユニオンを敗北という二文字へ追い込み始める。
「うぁわぁああああああ」
前をピットリ星人のパンチ、背中をメカゴルスの回転ノコギリで切り裂かれ、さらにエナジータイマーのエネルギーを電撃が奪っていく。
両手の拘束が解かれて、地面へ足を着いた瞬間、狙っていたようにピットリ星人による渾身のパンチがリユニオンのお腹を狙う。
「がふ!」
一瞬、足が地面から離れて、そのまま倒れてしまう。
倒れた彼女へ近づこうとするピットリ星人。
「この!」
痛みに顔をゆがめながらも手から光線を放つ。
通常よりも弱い光線だったが不意打ちとしては最高のタイミングだった。
「グルゥゥゥゥゥゥ!」
「ぬぅ!」
光線によってピットリ星人はメカゴルスを巻き込んで倒れこむ。
ふらふらと起き上がったリユニオン。
本来ならばこのまま、人の姿へ戻って態勢を立て直していただろう。
しかし、今の彼女は悲しみと憎しみによって冷静さを欠いていた。
そんな彼女は悪手をとってしまう。
地面を蹴り、空へ舞う。
エナジータイマーのエネルギーをチャージするには一度、人間の姿へ戻って自然回復を待つこと、もう一つは大気圏を突破して、宇宙空間で太陽エネルギーを集めることだ。
確実に二体を倒すためにはエネルギーが圧倒的に足りない。
すぐに必要とするならばオゾン層に覆われていて満足な太陽エネルギーを得られない地球にいるよりは宇宙空間へ出たほうが良い。
その考えを敵も察していることを彼女は見抜けなかった。
「え?」
両足に絡みつくヌメリとした感触。
それが何なのか理解する暇もないまま、ウルトラ・レディー リユニオンの体は地球の地面へ思いっきりたたきつけられてしまう。
「な、なにが!?」
視界がぐるぐると回転する中で何が起こったのか足元へ視線を向ける。
両足に白い触手が絡みついていた。
倒れていたピットリ星人の体から伸びていた触手の一つ、それがリユニオンの体に巻き付いていたのである。
拘束を解く暇もないまま、ずるずると地面を転がるようにして引き寄せられる。
うつ伏せになるようにピットリ星人はリユニオンの体を蹴ると、そのまま無防備な背中へ容赦なく足で踏みつけた。
「うぐぅぅぅぅ!」
メキメキと彼女の体から嫌な音が鳴る。
踏みつけられた痛みで体が動けない。
再びメカゴルスによって両手を拘束されて宙づりにされるリユニオン。
「お願い……」
お腹や顔を殴られながら彼女の目は沈みゆく夕日へ向けられている。
夕陽による太陽エネルギーは微々たるものでウルトラ・レディーとしての力を与えてはくれない。
「お願い」
拘束されて動けない手が夕日のほうへ向ける。
「太陽エネルギーを頂戴、うっ、わ、わたしは、こんなところで、負けるわけには」
お腹に強力なパンチが繰り出される。
地面に倒れたリユニオンを掴んで持ち上げるピットリ星人。
既にぐったりしている彼女を頭上でピザの生地を広げるように回転させる。
そのまま投げ飛ばされるリユニオン。
大きな音を立てて地面へ倒れる。
そんな彼女を持ち上げるメカゴルス。
回転ノコギリへ彼女を抱き寄せる。
ガリガリガリと彼女の体を回転ノコギリと電気攻撃が傷つけていく。
「いか、ない」
メカゴルスは拘束していたリユニオンを地面へ放り投げる。
「…………ぅ」
エネルギーはまだあるものの、既に彼女が立ち上がれる力はない。
意識がもうろうとしているウルトラ・レディー リユニオンをピットリ星人は見下ろす。
レオタオードの戦闘服はところどころ破けて最早、戦闘服として機能を果たしていない。だというのに顔や破けた戦闘服から除く肌は何発も殴られたにも関わらず白い肌の輝きを失っていない。
破けた戦闘服からみえる胸部と背中を眺める。
そんな彼女をこれからどうするか、先のことを考えてピットリ星人は舌なめずりを堪える。
――計画が完遂する前に舌なめずりすることは三流のやること。
自らに言い聞かせながら円盤へ指示を出す。
瞬時に円盤から転送されたX字状の磔台が地面へ突き刺さる。
メカゴルスは倒れて動けないリユニオンの両足を掴む。
「く……ぁあ」
抵抗しようとするも蓄積されたダメージが大きすぎて動けない。
枷を両足へつける。
カチャン、カチャンと足に枷がつけられ、逆さまで磔にされるリユニオン。
「なかなか、素晴らしい状態じゃないか」
ピットリ星人の言葉に反応できないリユニオン。
「さぁ、これで仕上げだ」
ピットリ星人がぶらぶらと揺れている両手を拘束することでウルトラ・レディー リユニオン逆さX字磔状態の完成だ。
逆さまで磔にされていることから破けたスーツから覗く乳房がピットリ星人から丸見えになっていた。
夕日が磔にされた彼女を照らす。
「ウルトラ・レディー リユニオン。今日がお前の最期だ」
拘束されている彼女のエナジータイマーが激しく明滅をはじめた。
残されたエネルギーは殆どない。
「はぁ、はぁ」
磔にされている彼女の頭上に二機の円盤が現れる。
「うぅ、私、は」
―負けるわけには、いかない、のに……。
言い切る前に胸部のエナジータイマーから光が消えた。
エネルギーが切れたことで彼女の戦士としての能力は失われた。
ダメージもあってぐったりと黄色い瞳が閉じていく。
この日、地球を守ってきたウルトラ・レディー リユニオンはピットリ星人の手に落ちた。
「そして、お前の敗北した姿を地球人に晒そう。その後は、ハハハハハ」
ガチャンと円盤から伸びた鎖が磔台に接続される。
磔に拘束されたリユニオンは円盤の手によって夕焼け空から夜空に変わりつつある闇の中へ消えていく。
磔にされた彼女の瞳から涙がこぼれた。
その後の行方を地球人は知らない。
この作品を読んでいただきありがとうございます。
本当、なんで、これを書いたのか、自分でもわからない。
展開上、ハッピーエンドではないし、まぁ、R-18でいいかと思いながら書きました。
メカゴルスについて、簡単な説明
ピットリ星人が作ったサイボーグ怪獣。
対ウルトラ・レディーとして改造が施されている。外観についてはブラックキングにガイガンを足したような姿をイメージすればいいかも?
タグについては、続きを望む声があれば、増やす予定。
続きは
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