※この作品はR-18です。

ウルトラ・レディー敗北編(仮)   作:ケムールの疾走者

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アンケートの結果が微妙の為、別の話を投稿します。

今回は題名にある通り、エロ、敗北一切なし、熱い展開にチャレンジしてみました。

なので、興味ない人はバックしてください。



以下、簡単なあらすじと登場人物紹介

星間連盟が次に派遣したのは宇宙格闘士グレゴール人。
彼はウルトラ・レディー リユニオンへ挑戦状を、ではなく、彼女の傍にいる真宮寺大二郎へ挑戦状を突き付ける。
地球人の姿に変身したグレゴール人は大二郎とユニに難癖をつけようとする不良たちを圧倒すると、自らの正体を明かして大二郎へ挑戦する。
一度は敗北した大二郎。
悔しさに顔を歪める彼の前に謎の虚無僧が現れた。

星間連盟
地球を侵略しようとする宇宙人達が集まって結成した侵略同盟。
侵略した後に誰が地球を支配するか決めるという関係であるため、横のつながりはさして強くない。

グレゴール人
ヘラクレス座M-16惑星から星間連盟の指示を受けて地球へやってきた。
当初はウルトラ・レディー リユニオンへ挑戦するつもりだったが相手が女だとわかると身近にいる強いもの、真宮寺大二郎へ狙いを定める。




燃えろ!男の戦い(ハッピーエンド)

「その目はなんだ!その涙はなんだ!」

 

 グレゴール人に辛酸をなめさせられた大二郎。

 

 ロケットパンチと錯覚するような連続パンチを受けて地に伏した大二郎。

 

 助けてくれた虚無僧によって森の中へ連れてこられた彼は悔しくて涙をこぼす。

 

「お前の涙で大事な人が救えるのか!!」

 

 涙をこぼした大二郎へ喝を入れる虚無僧。

 

「だったら、どうすればいいんだよ!相手は宇宙人だ!俺は、地球人で、あんな、あんな技にどうやって!」

 

 虚無僧は柔道着を投げる。

 

 受け取った大二郎は柔道着をみた。

 

「これは……」

 

「奴に勝つための方法が一つだけある」

 

 虚無僧は網傘越しに大二郎をみる。

 

「(なんだ、この人、すごい覇気だ!)」

 

 柔道などで対峙していた相手とは比べ物にならない覇気に大二郎は身動き一つとれない。

 

 そんな大二郎へ虚無僧が拳を放つ。

 

「うわぁ!」

 

 拳を受けた大二郎は驚いて後ろへ下がる。

 

「今のお前では奴に勝てない」

 

 虚無僧は淡々と告げる。

 

「今のお前は心で負けている」

 

「心……」

 

 戸惑う大二郎へ虚無僧は柔道着を指さす。

 

「私がお前の心を徹底的に鍛えてやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スポーツジムで体を鍛えるユニ。

 

 紺と黄色の長袖長ズボンのジャージ姿でランニングマシンを走る。

 

 汗を流しながら走っている彼女の隣のマシンを使用する者が現れた。

 

「地球人と同じくらいのスペックで鍛えているとは健気だな」

 

「グレゴール人、貴方の目的はなに?」

 

「俺は格闘家だ、強い相手と戦うためなんだが、女を殴るつもりはない。しかし、星間連盟へ雇われた以上、やるべきことはしなければならない。そこで、お前の隣にいる男へ目を付けたのさ」

 

「どうして、彼に……彼は、普通の地球人よ」

 

「普通?ハハハッ!」

 

 楽しそうに笑うグレゴール人。

 

「何が、おかしいの」

 

「お前はちっともわかっていない。お前の正体を知りながらサポートしている奴が普通?地球人でかなり特殊な位置にいることを理解しなければなぁ、そうだ、ただ、勝負するだけじゃつまらない。あの男が勝てば俺は大人しくこの星から引き下がろう。だが、俺が勝ったら」

 

 グレゴール人は手を伸ばしてユニの顎を掴んで振り向かせる。

 

「お前は俺の女になるんだ」

 

「……」

 

「勝負の日がとても楽しみだ」

 

 トン、とランニングマシンから飛び降りたグレゴール人は不敵に笑う。

 

 ランニングマシンを止めてユニは振り返る。

 

「大二郎……さん」

 

 振り返らずに去っていくグレゴール人の姿をユニはみて、ここにいない彼のことを思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁ!」

 

 地面へ落下する大二郎。

 

 柔道着は泥で汚れている中でゆっくりと起き上がる。

 

 彼の目は木から吊るされているサッカーボールへ向けられていた。

 

 離れた場所で虚無僧が立っている。

 

 大二郎が虚無僧に出された課題は一つ、宙に吊るされているサッカーボールを叩き落すこと。

 

 修業を始めてから三時間が過ぎている中で大二郎は汗だくになりながら地面を蹴る。

 

 しかし、足は空を切り回転するように地面へ倒れた。

 

「なぁ、こんなことする必要あるのか!?」

 

 泥まみれになった顔で大二郎は虚無僧へ叫ぶ。

 

「教えてくれよ!これに何の意味がある!」

 

 虚無僧は答えない。

 

 彼はただボールを蹴れと指示するのみ。

 

 大二郎は足元の石を蹴って、ボールを睨む。

 

「いったい、どういうことなんだよぉ!」

 

 怒りをぶつけるように大二郎は地面を蹴る。

 

 ボールに直撃はしなかった。

 

 派手に転倒して地面を転がる大二郎。

 

 泥だらけになりながら拳を地面へたたきつける。

 

「何も考えずにボールを蹴れ」

 

 傍にやってきた虚無僧は同じことを繰り返す。

 

 網傘に隠れて素顔が見えず、機械のように繰り返すのみ、それが余計に大二郎をいら立たせた。

 

「何をしたいんだ!何をさせようっていうんだよ!?」

 

「お前は男だろう」

 

「だから!?」

 

 ふらふらと立ち上がった大二郎。

 

 虚無僧はゆっくりと近づいた。

 

 振るわれる拳。

 

「うわぁ!」

 

 驚いた大二郎は後ろへ倒れてしまう。

 

「今のお前でグレゴール人に勝てない」

 

「だからって、なんでボールを蹴れっていうのさ!」

 

「心を鍛えるのだ。大二郎よ」

 

「心……?」

 

「グレゴール人は強い、技も体も、だが、たった一つ、お前だけが勝っているところがある。これはそれをより強くさせるためのものだ」

 

 大二郎の胸倉をつかんで虚無僧は真剣な表情で告げる。

 

「地球人であるお前が彼女と、リユニオンと一緒にいたいというのであれば、強くなれ、それが残されたお前の使命だ」

 

 虚無僧の放つ雰囲気に大二郎は言葉を失う。

 

「真宮寺大二郎、お前は何のためにその拳を振るう」

 

「何のためって」

 

「グレゴール人に勝つためか?大宮ユニ、否、リユニオンを奪われたくないためか?お前の拳は何のためにある?」

 

「それは……」

 

「男は負けられない戦いというものがある。お前にとってその時は今だろう。だが、このままではお前は何もかも失う」

 

「……」

 

 泥まみれの手をみる大二郎。

 

「今一度、考えることだ」

 

 虚無僧はそういうと去っていく。

 

 残された大二郎は地面へ拳を叩きつけた。

 

「俺は!」

 

 

 

 

決闘当日。

 

 泥まみれの大二郎は閉じていた瞳を開ける。

 

「俺は……」

 

 彼の脳裏に過るのはユニと過ごした日々。

 

 第二の故郷だからと自らの体を犠牲にしながらも戦うリユニオンの姿。

 

 何度も泣き言を漏らしながらも技を磨き、戦う彼女。

 

「俺は…………!」

 

 走りだす大二郎。

 

 その目はただボールだけを見据えている。

 

 足元の石や邪魔になりそうなものは眼中にない。

 

 笑顔を浮かべるユニの姿が過る。

 

「俺はぁあああああああああ!」

 

 跳びあがり、足を繰り出す。

 

 放ったキックは吊るされていたボールへ直撃。

 

 ボールは蹴られ、木にぶつかると爆発を起こした。

 

「よくやった」

 

 着地した大二郎へ虚無僧が声をかける。

 

「これで……」

 

「イヤァ!」

 

 虚無僧が繰りだす拳。

 

 拳は大二郎の正面で止まる。

 

 拳を大二郎は目を開けた状態でみつめた。

 

「見事だ、今のお前ならグレゴール人に勝利できるだろう。自分を信じろ。お前の守りたいもののために拳を振るえ」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河原。

 

 グレゴール人が用意した特設リングがあった。

 

 マントを翻しながらグレゴール人は真宮寺大二郎を待っている。

 

 観客はたった一人。

 

 大宮ユニは用意された豪華な椅子に座っている。

 

「逃げたかな?」

 

「そんなこと」

 

 ユニが否定しようとするとき、ゆらりと大二郎が現れる。

 

「待たせたな」

 

「おいおい、何だ、その姿は泥まみれじゃないか」

 

 大二郎のまとう柔道着は白いところがないほどに汚れている。

 

 顔に傷や泥を残しながら彼はリングにあがった。

 

「尻尾をまかずに逃げなかったことは褒めてあげよう。だが、お前はここで私に倒されるのさ。そうして、彼女は私のものになる」

 

 羽織っていたマントを脱ぎ捨てて、グレゴール人は両手を広げる。

 

「は、じゃない」

 

「は?なんだって?」

 

 小さく聞き取れなかったクレゴール人は大袈裟な動きを取って尋ね返す。

 

「ユニはものじゃないっていったんだよ!」

 

「威勢はあるようだな、さぁ、試合開始だ!」

 

 コングが自動で鳴り、試合が開始される。

 

 シュシュ!と威嚇するジャブをとるグレゴール人。

 

 胸の前で拳を構えながら大二郎は相手の動きをみる。

 

 最初に攻撃を仕掛けたのはグレゴール人。

 

 迫る拳を大二郎はギリギリのとこで躱す。

 

 裏拳を手で弾き飛ばす。

 

「あっさりと落ちるなよ?そんなんじゃつまらないからなぁ!」

 

 挑発するグレゴール人の言葉に大二郎は焦ることなく反撃を試みる。

 

 大ぶりな拳をグレゴール人は回転するようにしながら回避した。

 

「はっはっ!そんなものが当たるかよ」

 

 笑いながらグレゴール人は回転するように大二郎の背後へ回り込むと拳を振るう。

 

 前転しながら振るわれる拳を回避した。

 

「さて、お遊びはここまでだ」

 

 グレゴール人が両手を構える。

 

 一度、大二郎を完膚なきまで叩き潰したパンチ技の体勢だ。

 

「フッフッフー!フッフッフー!」

 

 胸の前で手を広げながら呼吸をする大二郎。

 

「(俺は地球人だ。ユニみたいに超能力もなければ、光線なんてものもない)」

 

 大二郎の目が鋭くなる。

 

「(だけど、俺だって、負けないものが一つある!俺はユニを守る!彼女を守るためなら俺は相手が宇宙人だろうと、絶対に勝つ!)」

 

「さぁ、落ちろ!」

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

 振るわれる拳をギリギリのところで回避する大二郎。

 

「なっ!?」

 

 驚き、目を見開くグレゴール人。

 

 一気に接近した大二郎は地面を蹴り、右足を前へ伸ばし、回転しながら勢いよく踵落としを放つ。

 

 踵落としはグレゴール人の頭へ直撃する。

 

 バタン!と大二郎はリングの上へ倒れた。

 

「バカな、この私が、地球人の一撃に……」

 

 信じられないという表情を浮かべながらグレゴール人はリングの上へ崩れ落ちる。

 

 リングのロープを掴みながらふらふらと起き上がった大二郎。

 

 踵落としを受けたグレゴール人は起き上がらない。

 

 カンカン!とゴングが試合終了を宣言する。

 

 勝者は真宮寺大二郎となった。

 

「俺の勝ち……ふぁ」

 

「大二郎さん!」

 

 勝利したことで修業の疲労などが一気に押し寄せたのだろう。

 

 大二郎はリングの上で鼾をかきながら眠っている。

 

「もう……」

 

「私は、こんな奴に負けたのか」

 

 踵落としのダメージから回復したグレゴール人がゆっくりと立ち上がる。

 

「大二郎さんが勝利した。貴方の敗北よ」

 

「そうだな、潔く負けを認めよう。まさかこんな宇宙の端でこれほど燃える踵落としを繰り出す奴がいるとは、まだまだ修行が足りないということだろう。ウルトラ・レディー、いや、大宮ユニ、真宮寺大二郎へ伝えてくれ。私はさらなる研鑽を積んで再びお前へ挑戦するだろう!それまでは幸せな日々を過ごせばいいとな」

 

 笑みを浮かべてグレゴール人は特設リングと一緒に宇宙船へ引き上げていく。

 

 原っぱの上で爆睡している大二郎の姿にユニは呆れた表情を浮かべながら手を伸ばす。

 

「ありがとうございます。大二郎さん」

 

 彼の頭を撫でながらユニは感謝する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よくやった大二郎」

 

 虚無僧は大二郎の勝利を見届けると歩き出す。

 

「お前なら彼女を任せることができそうだ」

 

 網傘越しに大二郎の頭を撫でているユニの姿を見る。

 

「リユニオン、孤独な戦いが続くだろう。だが、お前は決して一人ではない。支えてくれる大事な人がいることを忘れるな。心を強くもて」

 

 

 




唐突に書きたくなった熱血もの。

ウルトラマンレオをみたせいかな?

次回はエロとかありの敗北編にします。

他のウルトラ・レディーとかは考えるべきなのだろうか?

新たなウルトラヒロインは

  • 検討すべき
  • 今のままでいいだろう
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