※この作品はR-18です。

天下の大将軍になる!! ~夜の睦言~   作:oosima

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今回は久々に本作オリジナルヒロインのあの子が登場します。元ネタの一つと言いこの子はお気に入りの子なので今後は幸せになれる展開を書いていきたいです…。


第十二章 軹関陘編後幕間編
101 良き夫婦へ続く修練は夜のも求められる


 ○秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 朔方郡 朔方城○

 

「おい! 北の方から取れた羊毛の三番倉庫分は二番区の工場に運んだか!?」

「こっちの石炭は五番区に黄河を下る加羅商会の船に運べ!!」

「北東の東胡から使節が来ました! 咸陽への取り次ぎを頼みたいと…」

 

 険水関攻略戦から数週間後、秦国北部で成長中の都市の一つ朔方城は今日も人々の活気に溢れていた。

 好調な戦況に釣られて秦の領土が広がるたびに人々が閊える市場もまた増え、そこへ開発で生まれた資金とそれに釣られた人々が投じられて金が金を生むという経済の好循環が発生していた。

 

(…何度見て回っても、凄いわね…)

 

 その人ごみの中を一週間前に到着したばかりの姫昭も興味関心が尽きない表情で歩き回っていた。

 

「…通商に重きを置いて華やかさが強い中原の都市と比べて、美も無いわけでは無いですが工場の数が多いですね。規模が違うだけで似た都市は北へ向かう途中でありましたし、ここから更に北や東西にもあるようですが…それらの大半はこの城を手本としているようです」

 

 姫昭と共に参宜正もまた町の中を調べながら歩き回っており、その鋭くも凛々しい瞳には感嘆の色を浮かべつつも溜息を時折吐いていた。

 

(…趙は古くから発達していた中原に居を置いていたから土地辺りの収入は高いが古くからそれを握る城邑の有力者の影響が強く、戦備とそれを支える実産業への投資集中を利権への干渉と嫌う領主らの反対で魏韓同様に改革は通りづらい状況。それに対し秦はこの地みたいに後方には権利が曖昧な土地が後方に広がっているから…、国としての地力は統治者の出来がよほど悪くなければ自然と上がっていく状況にある。ましてや君臣どちらも出来が良ければ―――)

「あー! そちらの若い貴族さん咸陽から新しい本が届いたんだよ! 良かったら何冊か買ってみないかい!?」

「―――あ…?」

 

 二人が考え事をしながら歩いていると、秦ではまだ少数だが大都市でなら見かけるようになった書店より客引きの声が掛けられてきた。

 

「…あ、確か紙という新素材の製造と印刷の技術向上で生まれたお店ですね。確かー屋敷にあった分も今までの木簡などの巻物と比べて軽くて読みやすくて項目もわかりやすかったわ」

 

 姫昭が好奇心に釣られて入ったその書店に並んでいる書物は、従来の巻物式ではなく白漂の前世のと同じ本形式のものであった。この形は白漂が思い出す前に江殊幡が研究の過程や結果に考察の記録を取る際に、従来の巻物では目当ての箇所を見つけるのに時間が掛かるのが嫌なので、偶々積まれていた研究の資料とそれを縛って纏めていた紐から思いついたものである。

 

「今日はどのような本が入られたのですか?」

「お~お嬢さん、今日は健康にいい羊肉の料理本が入ったよ―――」

「っ…!?」

 

 だが、姫昭の知性からくる好奇心で浮かんでいた笑みは、書店主が掲げていた本の内容を知らされると、歪みに変貌して嘔吐感を催しだす。

 

「―――お…っておおお嬢さん、何だいその今にも死にそうな顔して…!?」

「…い、いいえ…な、何でもないです…。ただ…昔のことを思い出しただけで…それではまた…」

 

 姫昭達は慌てて書店から逃げるように立ち去った。

 

「…姫昭、まだ姫柏兄さんの事…」

 

 姫昭のトラウマ(詳しくは本編の046 歴史の影は長らく続くものをご覧ください)を知る参宜正は姫昭を適当な路地裏に連れて行き、主従ではなく幼馴染みとしてその身を労わる。

 

「だ、大丈夫よ……これは…その…私の身が…私一人だけのものじゃない証しも偶々出て来たから…」

「……あ…」

 

 そこで嘔吐感が退いて表情が和らぐも、代わりに羞恥の色を交えた複雑な表情を浮かべた姫昭に、今度は参宜正が今にも泣きそうな顔になった。

 

 

 

 

 

 ○数日前 秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 朔方郡 朔方城 内城某所○

 

「「「「「………………………………」」」」」

 

 それは姫昭達が朔方城に到着して荷物整理がある程度進み、白漂達が軍を引き連れて帰ったその日の晩のことで、白漂一家は姫昭と共にある一室で集っていた。

 中心には目を閉じている綺麗な笑みだがそれが却って威圧感を放っている紅華、その前にダラダラと冷や汗を垂らしている白漂と姫昭、両脇を何とか打開策を思案している表情の王京、今にも恐怖で泣きそうな庶徐、見慣れた無表情を浮かべる杏橋、苦笑いで視線を彷徨わせている藍蘭の姿があった。

 

「…それではー…この場にいない子も含めて“まだお腹にいる子供達7人”を中心として将来の為の家族計画会議を始めようと思います♪」

「グハァ!?」

「なっ!?」

「ええぇぇぇぇえええ!?」

 

 そして、今宵の議題にして原因を満面の笑みを浮かべた(但し猛者には感じ取れる怒りのオーラを纏っている)紅華の第一声に、この場で最もストレスに胃を攻撃されている白漂が血を吐き、真横にいた姫昭は驚きで目玉をひん剥き、方向の都合で血を浴びた庶徐が悲鳴を上げた。

 

「……あ…ぁ…あ…」

「お、奥方…この件…責任は先に話した通りに私の手違いと保身が原因で…この方に罪は…」

 

 そのまま意識が遠のいた双眸で自分が床に吐いて出来た血溜りにびちゃッと頭から沈んだ白漂を介抱しつつ、改めて自分が白漂に救われるも共に遭難した先にて、自身の手違いで彼に処女を捧げる羽目となり、更にその間は当人の意識が無かったのを良いことに逆睡姦し、更に目が覚めると空言で彼に責任を押し付けてしまったことを改めて話して弁護する(詳しくは本編の077~081をご覧ください)。

 

「…まあねぇ、姫昭さん嘘を上手く付けるようには見えないし…その点に限ってはうちの人には珍しく過失はないと言えるけど…」

「は、はい…そうです紅華さん…その掴みだって決して意図があったわけでは…」

 

 それを事前に聞かされていたので紅華の表情が幾分か和らいで、それに希望を感じた白漂は血溜まりよりどうにか復活する。

 

「…それからその子が勢い半分で言ってのけた出まかせにまんまと乗せられて期間限定二人きり夫婦なんぞになったと聞いた時は私に飽きてしまったのかって不安だったけど?」

「ぐほぁああ!!?」

「あーー! けっこうヤバい量でまた吐いたぁ!」

 

 だが、改めて紅華に冷笑を添えた反撃をくらわされると再び吐血して再度びちゃッと重い水音を立て、今度は庶徐が思わず身を乗り出した。

 

「…いやーねー、今度は殺し合いをしてからそう日にちが経ってない相手を落とすなんて旦那様も中々やるね…!?」

 

 どんどん胃に重くなる空気を藍蘭が如何にか和らげようとしたその時、外から侵入者を告げる警報が発せられた。

 

「っ、誰です…か…?」

 

 その警報を受けて真っ先に杏橋が部屋の窓を勢いよく開くが、そこで彼女が真っ先に目にしたものは西貴時代から仕えている姫昭の側近達が血の気を退かせて呆然とした表情を並べている光景であった。

 

「……え、ええーーーッと…何であなた達がここに――――」

「ねえ、姫昭…」

「―――い…!!?」

 

 その姿に姫昭が戸惑った表情を浮かべたところ、彼女の侍女長にして幼馴染みである参宜正が幽鬼の如く暗い表情でヌッと顔を近づけてきて、彼女を怯えで仰け反らせた。

 

「…その…先ほど聞かせてもらった…“お(・)腹(・)の(・)子(・)供(・)達(・)”というのは本当?」

「う……っ」

 

 そして、地の奥底より響いてきそうな参宜正の問いを受け、姫昭は羞恥と後ろめたさを非常に覚えつつも静かにコクコクと首を縦に揺らし、新たな命が宿っている下腹部を労わるように撫で始めた。

 

「……ぁ…あ…あ…」

 

 数秒後、参宜正は糸が切れた人形のようにペタンと床に膝を付け、白目を剥いた双眸より空虚な涙が零れだした。

 

「…この様子…地元の皆からすっごい個人的意味込みで好意を寄せられてたようだな…」

 

 そのあまりに居た堪れなくなった沈痛な空気に藍蘭が憐憫の笑みを浮かべる。

 

「…参宜正さんの背後の人が一番深刻そうね…」

 

 紅華の気まずそうな視線の先には、直立不動のまま灰色だった髪と髭が総白髪と化して足元に大量の抜け毛が散乱した無言の彫像と化している鋼仲の姿があった。

 

「…で、ですが皆…周りとのお付き合いを考えれば悪い事じゃないわ。生まれ育った西貴を離れてこの地でやり直さなくてはいけない私達の立場の向上にも…」

「…だからって…」

「…こんな身売りみたいな真似をしなくても…」

「…帰順再度反対…」

 

 その姿を心配した姫昭が如何にか皆を説得して励まそうとするが、返されるのは虚ろな表情とそれより発せられる家臣達の生気がなさすぎる声しかなかった。

 

(…完全に“私は皆のアイドルですから彼氏なんかいません♪”を唄ってて熱愛されてたアイドルの恋人スキャンダルが発覚した直後の熱心ファンの姿だな…まあ、原因は半分僕だけど―――)

 

 その光景に気まずさが伝播して暗い苦笑いを浮かべる白漂だったが、そこで止めの爆弾が投じられることになる。

 

「そ…それに…私もこの方は…白漂様の事は…嘗て剣戟を交えて味方を殺した身としてはあれですが…素晴らしい殿方と思って…女性として慕える方だと思ってるから…」

「―――おっていや君それ今この場では一番言っちゃいけないやつーーー!!」

「「「「「ぐぼあああああああああああああああああああ!!!!」」」」」

 

 その数か月前まで女性であることを外部には隠してたせいで色恋沙汰にはまだ詳しくない姫昭が正直に発した慰めになってない慰めで、白漂の制止も空しく参宜正らは一斉に血と涙をドバっと放った。

 

 

 

 

 

 ○現在 秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 朔方郡 朔方城 内城○

 

「…とまあ、そのような感じで爺たちの胃を盛大に痛めてしまって…医療班の方々の世話にならせてしまって申し訳ありません…」

「…いやまぁ、その後で彼らが担架で運ばれた後で紅華の追及は結局有耶無耶になって…その間に君の奥入りを済ませて」

 

 過去の回想より現在に戻ってから数時間後、姫昭は内城に戻って今は白漂と共に湯船に浸かっていた。これは、あの夜の珍事が起きてより毎日続けているもので、二人の仲がより深くなってそれで今回の新参組とそれ以外の一体化が進めばという紅華の提言から来ていて他の側室たちも同意しており、それは何だかんだ白漂は妻に恵まれている証左であった。

 

「それでーここで生活するようになってからの感想はどうかな?」

「…そうですね。元々敵対していた身にも普通の近所づきあいをしているようで…しかもそれがごくごく自然であることが理解できています…」

 

 この一週間の間に姫昭は白漂の側室の一人として彼の居城である内城での一室と、西貴からの移住組の頭として内城に近い館を与えられ、その二カ所を行き来しながら配下と現地民の融和のために働きつつ、城の内外を見て回って見識を深めていっていた。

 その間、各地を見回りの為に行きかう役人や警備兵の類は見かけたし、出入りする際は係の者に要件を伝えたりしたが、基本は監視なんぞほとんどない状況だった。

 初めは何らかの計略だと思ったが、やがてここに集う者達の相当数も通ってきた道だと知ると、驚くと同時にいつしかその空気の一部になってしまっている自分がいる事に気付いた。

 

「…離合集散が激しい北の民が多いこの地では昨日の敵が今日隣りにいるのは普通だしね。今では通商系では要所警備に賄賂対策と納税とかはきっちり定めつつも商売自体は異国や異民族との付き合いもあるから自由にしているし、漏洩の危険性はあるけどそれ以上に情報を入手しやすくなるのもあるから咸陽は相邦(相国呂不韋の事。史実では漢代に入る以前はこう書かれていたらしい)含めて今の方針を国の施策として認めているからねー」

「はい、胡じ…じゃなくて色目人の方が多く出入りしていることからもわかります…」

「…まーさー、おかげでまーたあそこ変なの入れたよーとかヘンテコな所と付き合ってるとかー、今度も別嬪新しく入れて盛ってんだろうなー見たいな噂も自由に流れてるけどねー…ブクブク」

「……あ…」

 

 その状況の原因である施策による恩恵を口にしつつも、一方で自身にまつわる下世話な風評を再認識し、白漂は湯面にふやけた表情をプカプカ浮かべていた状態から乾いた笑みに代わって見る見るうちに沈み込んだ。

 

「漂様そこまで気になさらないでください。裏を返せばそれだけ皆が平和と豊かさと共に享受出来ている証拠で…あ…」

 

 姫昭は呆れつつも心配の念を掻き立てられて白漂に寄り添うが、その際にまだ沈んでいなかった部分より掴んで引き上げたものの、湯気が晴れて見えたその正体に赤面してしまう。

 

「………白漂様…、これは…」

「…ぷは…いや、昔から言うじゃない…オトコとは上半身と下半身は別の生き物だーーって…」

 

 姫昭が白漂を水上まで退き戻す際に掴み取ったそのものの正体は、隆々と勃起して湯水に劣らぬ熱を発している男根であった。

 

「…改めて見ると…書物で知った殿方の平均より…大きいですね―――」

「だろー? これほどの一品なら女7人に種を仕込められるのも当然と思うだろう?」

「―――え…?」

 

 姫昭が数週間ぶりに感じる雄の象徴の感触に沈んでいた情欲はふつふつと湧き上がろうとした頃、彼女の背後に藍蘭がいつの間にか現れた。

 

「…本当に微妙な話で度々落ち込むのに下の方は何時でも元気なんだから…まあ、こっちもこういう時は上手く使わせてもらってるけど…」

「お、奥様!?」

 

 そして、呆れ顔ながら頬は湯気だけでなく愛欲でしっかりと朱色に染めている紅華もいつの間にか白漂の傍に現れていた。

 

「…一度は自分も通った身だけど…こうして他の人に仕組んでいくのは倒錯的というか…」

「女性同士の身も含めた交流は今後の協力関係構築のためにも有効です」

「い、いやーどんなに真面目な顔にて説明されてもこの場では…」

 

 他にも、朱色に頬を染めつつも複雑そうな表情を浮かべている王京、いつも通りの仏頂面だが瞳は潤み切っている杏橋、見飽きない初々しい反応を見せる庶徐も湯気の中より姿を現した。

 

「み、皆さん!? ど、どういうおつもりで…!?」

「何ってこれも勉強会よ。皆ーこの人を上げるの手伝ってー」

 

 思わぬ乱入に姫昭が戸惑う中で紅華達は遠慮なく夫を湯船からその縁へと引き上げて腰かけさせた。

 

「べ、勉強会とは…?」

「何とはこの人と私達お互いの身体をより深く知り合うための色事勉強会」

「…!!?」

 

 その光景に微妙な予感を感じつつも姫昭はそうであってほしくない一念で問いを発するが、当の紅華には頬を朱に染めてはいるが表情自体は平常なものでそう言い返されると、頭から湯気が湯船のとは別に噴き出そうなまでに顔を真っ赤にしてしまう。

 

「…あ、いやー君たち―…まだ色事の経験がそんなない子に複数情事なんて刺激が強すぎるというか…それに胤の無駄遣いはするなって…あぁ!?」

「むしろこんなまだ右左の区別も十分にない子に一人であなたの伽を一人出させる方が危険ですから。それに…このようにまだよく知らない子達に教えるためなら無駄遣いにはなりませんわ。さ、姫昭も早くこっち来て…」

 

 苦言を呈そうとする白漂を紅華は陰嚢をギュッと強く握る事で黙らせると、状況に追い付こうとするので精一杯な姫昭を彼の股間に近寄らせた。

 

「…ほら、よく見なさい。これが湯船に浸かるあなたの艶で血を集められた…私達の旦那様の雄の象徴よ…」

「…は、はい…紅華様…」

 

 そして、紅華は転校生を優しく諭す女教師のように優しさで姫昭に接して、彼女にまず白漂の男根を至近より観察させた。

 

「…男の人はねー、自分の雄の証しを女性によって念入りに手入れされると大抵は嬉しくなる生き物なの」

「は、はい…」

「まずはあなたの指でそっとこの人の竿を付かんでみて、それから裏筋に亀頭とカリ首辺りを指の腹で優しく撫でていってあげるの…初めはゆっくりでいいから…」

「こ、こうですか…?」

 

 紅華の指導の下で、姫昭は白漂の男根に対して手淫を始める。

 まず、指の腹で陰茎の裏筋をオズオズトしながらも撫でていき、カリ首に達するとその溝を軽く穿るように爪を立てて引っかいたりし、亀頭の方には藍蘭のアドバイスに沿って少しずつ氷を舐め溶かし削る様な動きで舌を這わせ、もう片方の手は庶徐の指摘に従ってムニュムニュともみほぐして子種汁の量産を手伝っていく。

 

「…まだぎこちないけど、これなら早く身に付けていけそうね…。さ、姫昭さん…その女としてあなたが一番誇れる武器をこの場で上手く使う術を憶えましょう」

「? 女の武器とはいった…!?」

 

 そして、ある程度上手くなってくると王京はこの中でも上位に位置する姫昭の豊満且つ形良い美巨乳をムニュンと背後から持ち上げ、羞恥で増々顔を赤くする彼女のそれを夫のいきり立った男根を挟みこませるような動きで押し当てさせた。

 

「こ、これは…ああ❣❓」

 

 自身が嘗て邪魔にしか思えなかった豊満な乳房が淫行の道具として用いられだした事と、それを同じ殿方を愛する女人の手で為されたことに姫昭は過去最大値で羞恥と驚愕を高めたが、王京の手でムニュムニュと豊満な乳房が饅頭の生地のように自由に揉み動かされ、その煽りで胸部からコトコトと煮だって来るような快楽が生じて姫昭は戸惑いと嬌声を強めていく。

 その震えと熱の高まりは、男根より発せられる熱さで姫昭本人の情欲を静かに高めていっている白漂にも伝わっており、彼女の快楽と羞恥で強まっていく悶えた表情にも視覚越しから情欲を募らせていく彼は男根の性感とそれへの血流を自然と強めていく。

 

「……ん…流されている面が強いけど…これはこれで上々だ…あ?」

 

 姫昭の快楽と羞恥が出歪む表情と弾力と柔らかさを備えた巨乳が自身の股間で荒れ狂う光景に白漂は嗜虐心を刺激されて笑みを浮かべるが、そこで彼の顔が最も情愛を通わせ合う者の乳房が押し付けられ、そのままの勢いで上体を床へ押し倒した。

 

「…真新しい子は新鮮味があるから目が行くのは仕方ないけど…妻である私を忘れては困るわよ…はむ❤️」

 

 その奇襲を敢行した紅華はやや拗ねた表情ながら慣れた動きで夫も唇に自身のそれを重ね合わせ、口内へ侵入し荒らしながらその湯水と汗で濡れた乳房でニュルニュルと彼の胸板に心地よい熱と柔らかさを染み込ませてきた。

 

「旦那様の唇を最も据える権利は奥の序列からしてそっちに遠慮するとして…その晩が来るまで私はこっちを味わわせてもらおうか…ちゅるるるるぅぅぅ…♪」

 

 夫が正室とはいえ他の女性と大人のキスを始めたのを見て、藍蘭は胸にちくっとした嫉妬を覚えつつも表情には出さずに、夫の精緻に割れた腹筋に舌を這わせて汗の味を堪能していく。

 

「じゃ、じゃあ私達はこっちを貰いますね…ちゅうぅうぅ❤️」

「姫昭殿…この辺りは胸をこのように…んん❤️」

 

 続けて可愛い童顔を羞恥で赤くしつつも庶徐が姫昭の豊満な乳房に挟まれつつも大きく抜け出ている亀頭にしゃぶり付いて、露出している竿の部分を杏橋が無表情ながら赤く染まった頬と潤んだ瞳と共に揺れている己が巨乳で包み込んでシュッシュっと慣れた動きで熱く脈打つ血管を更に昂らせていく。

 

(……あ、ああぁぁあぁ…❣ み、皆さん…本当に…こちらもすご―――)

「…っ…ん!」

「―――お…❣❣❓」

 

 己が肉体も含めてこの場にいる女人全員のそれが愛しい殿方と愛欲を深くも激しく通わせ合う術に使われている状況に、姫昭が理性を猛烈に削られ続けて視界も朦朧を強めていたその時、ブビュルルと大きくも重い水音を添えた白濁の噴火が生じて彼女の視界と意識を真っ白に塗りつぶした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクター設定㉒

姫昭(き しょう)

容貌/聖刀日光人間時下記年齢化(ランスシリーズ)

年齢/20歳(始皇8年(紀元前239年)時点)

出身/秦国東北部(旧趙国西部) 西貴

身長/173センチ

体重/59キロ

3サイズ/B95W59H90

得物/槍(西洋式ランスの細身みたいな感じ) 弓

趣味/瞑想

 この世界の黒羊戦で慶舎と合流して同地の趙国防衛軍副将の一人を務めた西貴城主(正確には代理)で将軍(その頃は女性であることは隠していた)。その後、白漂側の離間工作もあって元から疎んじていた現趙王派に冤罪で潰されそうになるも秦側に救出される形で離眼共々秦に帰順した。現在は推薦した西録城主の謀反による連座で階級と爵位どちらも降格されて三千人将となり、現在は白漂軍の下に移った女性。祖先は魏趙韓の前身にあたる晋で生まれた春秋五覇の一人文公。

 文中で書かれた通りに、理不尽な監査役の横暴のせいで実兄が処刑された挙句にその肉を食わされたり、冤罪で拷問されて処刑されかかったりと不幸な女性。

 現在は黒羊戦で交戦してどういうわけか一目ぼれしてしまった白漂の元で、トラウマを癒しながら再起を目指して努力中。

 ちなみに、黒羊戦終了後に起きた西録謀反事件で白漂と共に近場の秘境へ遭難してしまい、その場に置けるドジと勢いで白漂と肌を重ねてしまうがそれが大当たりで彼の子を妊娠して、微妙な気もあるが嬉しい事は嬉しくその流れで彼の側室の一人となる。

 得物は槍と弓で、どちらも家老で世話役をしてくれた西貴の剛将鋼仲より倣ったもので、西貴では邯鄲からの無茶ぶりの下でも善政を続けていたことも有って人望や知略と共に将軍職を務めるのに申し分ない腕前をしている。一方で私生活を始めとして容貌元ネタ通りに天然やうっかりが強いのでそれが災いを招きやすい。他にも亡兄肉料理事件のトラウマで肉や魚の類はまだ食べられない(白漂との遭難サバイバル中も調理や捕獲止まりで果物と山菜しか食していない)。

 モデルは姫昌(周の文王。但しこちらは男性)。人格などは藤崎竜版封神演義と容貌元ネタがモデル。周の基礎を作ったとされる人で、この世界における姫昭の先祖である晋文公のまた先祖でもある。ちなみに、この人も息子を処刑されてその死肉を用いたスープを飲まされたという非常に気の毒な逸話の持ち主(ちなみに藤崎竜版封神演義ではハンバーグにされて食わされた)。




今回は姫昭の夜のお勉強が中心なので、前戯辺りで一先ず終わらせていただきました。
次回より、前回の話で出た主人公ヒロインの上限事実上撤廃の影響を絡めながら、北の情勢変化とそれへの対応についての話に入る予定です。
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