※この作品はR-18です。

天下の大将軍になる!! ~夜の睦言~   作:oosima

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今回から、色事やギャグ絡みで今現在の秦の発展に隠された諸問題も取り上げられて行きます。


第十四章 王権激震編
114 豊饒と強兵の両立は容易くない


○秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 朔方郡 朔方城 研究所○

 

「…それでこちらが今ではほとんど失われた老子のあの…」

「凄い…まさかもう記録に題名しか残っていないあの書物がこんなに…」

 

 浴丹での一大スキャンダルが終わってから2週間後、魏亶は紅華達の推薦で白漂の新たな側室に入り、ほぼ同時に入った朔方での学者業界及びに白家でもすっかり慣れ親しんだ様子となり、今日は白漂の地元にある研究所兼図書館で姫昭達と共に文学で談笑を楽しんでいた。

 ちなみに、今回の姫昭が感嘆の声を上げていたのは魏亶が失わずに済んだ数少ない財産の一つである、防腐対策済み金属板で書された書籍であった。

 

「…そう言えばこれらの書物を共に見つけられた白漂様はいったい…?」

「あー、あの方は今頃…」

 

 その書物で談義し合っている中でも、二人とも心中の相当な容量を共に愛している男へ向けられていた。

 

 

 

 

 

 ○秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 朔方郡 課論 秦軍練兵場○

 

「小隊から離れるな! 伍や什で纏まってても複数のそれに囲まれると終わりだぞ!」

「この状況では矢は無暗に撃つな! 居場所を教えるようなもんだ!」

「ぐあああ!?」

「いでええぇ!?」

 

 列国の中でも軍事活動が取り分け活発な秦は練兵の為の施設はそれに比して多く、その中でもとりわけ大きい部類に入るこの地は今日も練兵の為に叱咤や喚声が絶え間なく鳴り響き、地鳴りや土煙が耐えていなかった。

 

「…道中で見た施設も何処も広くなってたけど…ここも数に比例して広くなったなぁ…。施設の種類も増えたし…」

「諸事情重なってこれまで駆り出せなかった分まで徴兵出来るようになりましたからね。そうして増えた分の装備も困らなくなりましたし、それに比例して中から選ばれる志願付き正規兵の枠も増えましたから」

 

 課論にある演習用城塞の望楼には教官を務める将校の姿もあったが、練兵の監督の為に白漂と郭備もあってその理由について思い返していた。

 現在、秦は他の六国より海外からのも含めて各分野での先端技術が速く導入されやすいので、国内各所で開発が進んで何処も人で募集中であった。

 それだけならまだ良かったが、そうした国内状況の変化で旧来の秦の軍制が現実に合わなくなったのである。

 何せ、過去は土地が広いわりに実入りの多いそれは少ないのもあったにせよ、少ない収入や娯楽を増やすには従軍して手柄を立てるしかないので、戦が有れば自然と兵士は集まるものだったのに、現在では他に食い扶持があるのでわざわざ戦場まで行こうという人員が減ってしまったからだ。

 泥竜改め現屯田制で孤児の中で希望者や見どころのある者をスカウトして引き込むやり方では絶対量が不足していた。

 故に、軍総司令昌平君は(戦略的要地等は除く)未開拓地の開拓には好景気を聞きつけて他国から流れてくる流民への仕事として優先して回すようにした。

 その上で、秦で生まれ育っていた秦人は、最近の技術革新で農作業などに掛かる時間が減ったのを利用してなるべく練兵場へ多く集めて鍛えさせ、徴兵対象人数を増やしつつ、それに比例して志願者に基づく常備兵部隊とその教育の拡充を進めていった。

 他にも、軍役中の人員を出している家庭は減税にしたり、手がらを立てたりした場合は大小には応じて褒賞を出したり、軍法を破った場合の罰則を改訂したりしている。

 今現在、白漂達がいる課論もまたそうした事情で拡充した練兵場の一つで、施設の種類や規模にそこで訓練している人員も昔より遥かに増大していた。

 

「……常備兵部隊の強化及び拡充も予定通り、それでいて一般徴兵部隊の規模とその訓練も順調。これからは…農繁期に他所が大軍を動かせない時期を見計らって大規模常備兵部隊中心の隊で各地の戦いの下準備をある程度進めさせ、その損害は装備と医療の充実で抑えつつ、農閑期で一気に装備と平均的能力を併せ持った徴収兵による大軍を他所よりも多く且つ素早く集めて一気に決めるのがこれからの戦争の基本になる。ところでー各々の武力の強化は大丈夫として…伝達及び連絡手段を中心に教育は…?」

「大丈夫です。将軍が色々と付けた智慧…特にあれでー…」

 

 そうした経緯を思い返した白漂の問いを受け、教官の一人がある一角にやや複雑そうな顔を浮かべつつも指さしていた。

 

「…そういうわけでー、この音声が“伏せ”でー、その次にー…」

「「「「「は、はい!!」」」」」

 

 そこではステラを始めとして白漂軍所属の女将校等が黒板などを背後にして、最近実用化されたチョークで文字や図を描きつつ、実演込みで楽器を用いた音術などを色々教えている野外教室があった。

 他にも、軍務で必要な分の文字の読み書きなども教えられている。

 ちなみに、女性達にやらせたのは白漂のアイディアだが、実際にそうした場合の参加者達の数や訓練に掛ける執念は男がした場合より上がっているように見えた。

 

「…ウチの管轄区が他所より志願者や食い下がる連中が異様に多い理由は絶対あれだよな…」

「俺らの頃もきつかったけど…今の姿を見ると早い内に入って良かったよなー」

「…うぅぅ、新入り共めステラさんや叙瑛さんから直々に…」

 

 そうした光景に他の教職を務めている古参の兵達は安堵や嫉妬の声を滲ませたりしていたのは別の話である。

 

「…よし、じゃー僕も訓練の教官してくるか。アレの技術が錆びないようにしないともいけないし…」

「え、そう言えばこの後に隠密訓練やる予定組んでたらしいですけど…どんな内容なので…!?」

 

 そうした声を右から左に聞き流して白漂はおもむろに立ち上がると、護衛が振り向く前に姿を望楼から消してしまっていた。

 

「班長ー! 麺の茹で上げ終わりましたー!」

「こっちの大鍋に移して! 早さが肝心な料理だから!」

 

 白漂が望楼より姿をくらまして数分後、訓練所の一角にある大型厨房でも大勢の人員がその腹を満たすべく作業中で、その責任者の一人にマルタの姿もあった。

 

「…よし、全員気付かれずにここまで来れたな新兵達よ」

「「「「「…へ、へい………」」」」」

「………」

 

 そこの一角にある物置小屋の裏側を、小屋にあった衣装で給仕役に変装した白漂と同様の格好をして緊張した面持ちの新兵達、それを微妙に生ぬるい笑みで見ている古参達の姿があった。

 

「…いいか、戦場では常に兵站を万全にすることが求められる。だが、急な状況の変化でそれが受けられなくなることもある。そういう時にはある所から調達すること、例えば敵の陣地に忍び込んで物資を奪取する事だ。他にも機密情報や要人を入手するためにも敵陣に忍び込むのは珍しくない。よって…お前達にはこれから身を持ってその隠密技術を身に着けてもらう! 今回は特別教官として羌瘣も参加することになった! 今回は他よりも先んじて我々全員分の昼食をあの厨房より奪取する!!」

「…そういうわけだ。皆で勝利を掴み取るぞ!」

「「「「「は、はい!」」」」」

 

 物置小屋の影に集まった一同を前に白漂はもっともらしい屁理屈を交えて説き、羌瘣もどういうわけか戦場に臨んでいるような真剣な眼差しで激励し、新兵達は小声でこそあったが喜色と緊張を綯交ぜにした表情を浮かべていた。

 

「…将軍は泥竜児童時代には侵入していた趙軍から金や食をよくかっぱらって命繋いでたから、いざという時の為にその技術を教えようって理屈ならわかるけど…何で羌瘣さんまであんな真面目な顔で参加してるんだ?」

「どうやらあの人、こんな大所帯状態で皿に盛られるのまで待つと飯が冷えて味が落ちるから待つの嫌だって理由で、大勢でいる時はほぼこうやって先んじて盗み食いに来てるらしい。物証は何処も抑えられてないけどうちの軍の何処の厨房も注意の張り紙が似顔絵付きであるぞ」

 

 それに古参達が微妙そうな声を交わし合っていたが、その間に白漂直々による敵陣物資奪取訓練(?)は始まった。

 

「!!」

 

 その時、厨房の大鍋を見た目は可憐な女性に似合わぬ剛腕で振るっていたマルタの顔に緊張が走った。

 

「え、マ、マルタ班長どうしたの?」

「…この感じ、皆! あの子がまた近づいて来てるわよ!!」

「「「「「!!!!??」」」」」

 

 それを見た近場の同僚が始め怪訝な顔を浮かべるが、その理由をマルタに告げられると瞬く間に緊張が全員を包み込み、彼らの視線は厨房の壁に大きな手配書風に張り付けられた羌瘣の似顔絵に向けられた。

 

「…よし、上手くここまで進めたぞ。皆ここまで歩法も上手くいけてるな」

 

 厨房を緊張が襲って数分後、白漂達はそこを囲う外柵周辺に置かれた木箱の山まで難なく進めていた。

 

「す、すげえぞあのお二人の教えてくれる技術…何度か俺の同郷のが見張りに立ってたけど全て気付かれずに行けたぜ…!」

「大きい声を出すな。ここまで来て声でバレましたなんて話になら…!?」

 

 その状況に新兵達は士気を高めていたが、それを窘める古参達が何かに気付くと彼らは一斉に動きを止めた。

 

「…あいつだな」

 

 先頭を進んでいた羌瘣が目を細めた先には、増強された見張りを率いる料理人服改め竜騎隊正装で完全武装してニヤリとした笑みにて獲物を待ち構えているマルタの姿があった。

 それを見て皆は作戦を考える。

 

「…まずい、こっちには隠密用の武装しか持ってないぞ」

「誰かが囮になる必要があるな…」

「じゃあ、僕が…」

「いいのか?」

「丁度いい策がある。代わりに僕の分の昼食は二倍増しでね」

「ああ、任せろ…」

 

 そして、昼飯盗み食い潜入チームは二手に分かれる。

 

「…マルタ、ここでそんな物々しい格好で何してる?」

「あ、将軍」

 

 数分後、囮となって一人で本隊と別れた白漂は平服でマルタ達の前で現れた。

 

「いやー、誰かとは言いませんけどこういう大勢の分の調理をしている時間になると飯を早く食おうって子がいますから。今度こそ捕まえようって話になって…」

「ほう、気になるな…じゃー向こうの部屋でその事を詳しく教えてほしいな」

「いや、今はそのための指揮を執らないといけないので…ああ!?」

 

 そして、白漂は盗み食い阻止チームの指揮を執るマルタを強引に厨房からやや離れた配膳室へ連れ込んだ。

 

「…とまー、あの料理屋の菓子がねー」

「えー、マジー?」

 

 数分後、マルタは厨房の警戒など白漂が始めた近頃の北でのグルメ談義であっという間に忘れさせられていた。

 女子が何時の時代もスイーツに弱いのは共通らしいが、白漂もまた何だかんだ女性に対して口先も上手くなっていた。

 

「…ん? あれ? 何か…体が重く……?」

 

 そして、配膳室に連れ込まれて十分くらいが経過する頃には、マルタは白漂によって部屋の片隅に隠されたお香系媚薬に大分当てられてしまっていた。

 

「ん? 大丈夫かい?」

「…あ、将軍…何だか…身が熱く…え❤️」

 

 足が生まれたばかりの子牛のようにカクカクと頼りなさげに震えだした我が身を白漂が何食わぬ顔で介抱してきて、マルタは安堵を覚えるが直後に鎧と衣服越しながら自身の臀部へ既に充血して熱気を滾らせている男の象徴を当てられてきたことに気付くと赤面を強めてしまう。

 

「…あ、あなたぁぁぁ…❣ こ、こんな時にぃこんな場所でぇぇ❣」

「…嫌なら弱くてもいいから突き放せば?」

「………ッ~~~~~~❣」

 

 自身の尻の合間をシュッシュと滑らかに上下する男根に、マルタは情欲の高まりを覚えつつもキッとした表情で白漂に抗おうとするが、その途端に彼からの拘束を緩められて身を若干離されると今度は下腹部から脳髄へ未練染みた信号が発せられる。

 

「…今の貴方を野放しにしたら他の子が毒牙に掛かるかもしれませんから…既に身をあなたに汚された女の一人である私が相手させてもらいます」

 

 それに諦めと悔しさが混ざった表情でマルタは白漂に向き直ると、その前で膝を突いて自身の鎧と衣裳に手をかけて外していく。

 そして、鎧の胸当てが外されてその下にある上着も脱がされて更に下の下着もずらされると、それらに隠されていたマルタの女性としての象徴がブルンと外気に晒された。

 

「わ、またどうやって鎧の内に収まってるのか悩ませる君のお宝が…♪」

「…言っておきますけど貴方にお手付きにされて育った分もありますから…ん❤️」

 

 それに白漂がやや下卑た賞賛を送ると、マルタは口でこそ皮肉を言いつつもまんざらでもなさそうな表情を浮かべ、白漂のボトムと下穿きを降ろしてブルンと振るいださせた男根を自身の双乳でムニュンと包み込んだ。

 

「…んん、女の子のこれは…どの子も一人一人違う個性があって…甲乙付け難いね…」

「はぁ…どうせ他の子には違う誉め言葉を使ってるんでしょ…はむ…んんちゅうううぅぅぅ❤️」

 

 男の見え透いた誉め言葉でも嬉しくなりつつある自身の身体にマルタは嘆息しつつ、既に高まりつつある情欲で肌をしっとりと覆っていた汗を潤滑油代わりにシュッシュっと双乳を動かし、その感触で喜び硬度を増しつつも弾力さも保っている男根をグニュングニュンと曲げさせたりし始めた。

 

「…んんんんんんんんん…❣ ちゅ…むぅぅぅぅぅぅぅうぅぅ❣❣ うぅぅぅぅ…あ、あなたのこれって…本当に何で出来て…あ❣❓」

 

 数分後にはマルタの辛うじて意地が残っていた顔もほとんど快楽で蕩けて押し流されそうなものに変わっており、乳房も更に張りを強めながらも粘土細工の如き激しい肉の奉仕へと移行して、それに比して男根も増々悦びの膨張を見せようとしたところで、マルタの両肩が掴まれて彼女は勢いよく立たされると身の前面を扉に配膳室の扉に押し付けられた。

 

「…(…教えが長い年月で変わったのか、元から違っていたのか僕の知っていた彼らの教えや歴史に神話の内容とは違ってる点が多々あるけど…)確かー、君の出身民族たる東遷十氏族の歴史書に載っているオナンという人物の逸話からして…子種の無駄遣いは避けるべきことなんだよね?」

 

 マルタを扉に押し付けた白漂は彼女のボトムも下ろすと下穿きもまた剥ぎ取り、その猛々しくなっている肉槍を彼女の藤色の陰毛が薄っすらと生えている女陰へピトリと触れさせた。

 

「…馬鹿、どうせ紅華さん達みたいに…私にも早く種を仕込みたいだけでしょ…❤️ この隠れ孕ませ中毒…シャアアウウゥ❣❓」

 

 それに増々ドクンドクンとした子宮からの熱に抗うように、瞳が深く潤いつつもマルタは辛うじてキッとした顔で白漂を睨みつけようとするが、それを押し込むようにジュポンと赤黒い大蛇の頭を思わせる亀頭が彼女の淫裂に捻じ込まれた。

 いつ人が通ってくるかわからない廊下側に声が伝わらないようにマルタは必死に歯を食いしばらせるが、白漂は彼女がギリギリで嬌声を耐えられるかどうかという速度と深度で腰を振り始めた。

 

「…んんーーーー、何千年も同じ神への信仰を貫いてきた民族の生まれだけあって…まだ回数は少ないのに強く締めつけてくるね♪」

「あ、あんたぁ…❣ いい加減になさ…んんんんんんんんんん❣❓」

 

 肉襞一つ一つの動きこそまだ拙くて荒いが、戦場にまで出て精兵の一人の数えられているマルタの肉壺は強き締め付けを見せており、それは彼女の遠い祖先が暮らしていたとされる“乳と蜜の流れる地”の名を思い起こさせる甘露な愛液と相まって、白漂の征服欲染みた射精欲を早めに上昇させていた。

 

「んんんん❣❣❓ んん…く…あううううううぅぅぅぅ…❣❣」

 

 既にマルタの肉欲は彼女の一抹乍ら残っていた羞恥心と貞操観念を足元に縋りつく老人の如き抵抗感にしか感じずに彼女の理性を振り回し、その証として彼女の身は逆駅弁で白漂に背後から揺らされつつもその快楽を更に強めるべく自らも躍動を起こしてしまっていて、辛うじて美白な歯の喰いしばりで声量を抑えられていた嬌声は何時決壊に追い込まれてしまっても不思議ではなかった。

 

「…昨日から鞘の一本が見つからないな。もしかしたらここに―――」

「んんっぐぅううううううううううううううううううううううぅぅぅぅぅあぁ❣❣❓❓」

「―――い…!?」

 

 そして、数分後にマルタが遂に訪れた本日の交わり最大の極みに天井へ意識が突き上げられるような快楽を覚え、それに必死な思いで耐えようとするも背が折れんばかりにソ反り上がった所で遂に短いながらも甲高く大きい嬌声を漏らされてしまったその時、配膳室の扉を開いてナクタが現れた。

 

「…え…あ…」

 

 それを見てようやく配膳室の鍵をかけ忘れていたことに気付いた白漂であったが、そこで自身の手で大きな逆V字型に広げられていたマルタの両足の付け根に収まっていた愚息から子種汁が気の抜けた瞬間を突いて噴き上がり、彼の意識もまた現実から快楽へ逸らさせてしまいつつ、繋ぎ目の僅かな隙間よりビュッと勢いよく噴き出た子種汁の一滴でナクタの顔を汚してのけた。

 

「…ももももも申し訳ありません!!」

「「…あ…」」

 

 数秒後、ようやく呆然自失から現実へ意識が戻ったナクタは一瞬で顔を真っ赤に染め上げ、口をどもらせつつも勢いよくバタンと扉を閉めて一目散に廊下をピュピューッと逆走していった。

 

(…ま、まさか…公務中である昼間から子作りしていたなんて…いいぃいいや! それだってある意味では漂様の立場からすれば仕事の内に入るし…私もそそそそれへ既に微力ながら加わっている身だし……っ…)

 

 それから、しばらく他に人のいない倉庫の廊下をグルグル歩きながら落ち着きを取り戻そうとするナクタであったが、今の自身の現状も思い出して後ろめたさもまた覚えた。

 

「(…そう言えば、短命の呪いが解けたのは良いとして、前の世界の…あの悍ましい“城の子宮”で生まれた私の胎は…ちゃんとした人の形であの人の子を孕めるのだろうか…)…う…っ!?」

 

 自身の生まれに対する嫌悪と恐れで暗くなった双眸をナクタは自身の下腹部に向けるが、そこで彼女は吐き気を感じて思わず蹲った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクター設定㉙

マルタ

容貌/マルタ(ライダー)(Fate/Grand Order)

年齢/19歳(始皇8年(紀元前239年)時点)

出身/秦国

身長/161㎝

体重/49キロ

3サイズ/B92W59H89

得物/十文字槍 手甲

趣味/料理 

 匈奴の衰退に伴う北の情勢変化と白漂も大きく貢献している秦の北部や西域方面拡大に伴い、西方から移住してきた商業民族“東遷十氏族”出身の娘で竜騎隊百人将の一人で同隊における厨房の責任者。口では何だかんだ言いつつも侍女としても部下としても仕える相手である白漂には惚れている。公務上では凛々しくもプライベートではガサツで乱暴な態度や言動が目立つ。よく厨房へ盗み食いやつまみ食いに来る羌瘣とは宿敵と書いて友と読む関係。秦国後宮で働く球泰とは瓜二つと言える容姿なのは遠い先祖からの隔世遺伝によるもの。

 元ネタ…というかそれをモチーフにした某携帯アプリゲームの同名キャラとほぼ一緒で女性ながら武力が強く、身の丈を超す十文字槍を棒切れみたいに扱う膂力の持ち主で、それは厨房で大人数向け料理を作る際にも発揮される。

 モデルはマルタ。キリスト教の聖女の一人で“あの方”と同時代を生きて面識もある人物…というかこの世界における彼女(FGO 版)の同位体である可能性がある。ただ、この時代にはまだキリスト教は無いのでこちらの世界ではその母体となったあの宗教と行方に諸説あるあの民族の出身(どうやらこの世界では北西部等を含めた大陸中央部各所にて結構な数で活動している模様。それと年月と交流等で色々変化しているらしい)。




こっちの羌瘣は原作で大揉めしたアウトローチーム程ではありませんけど、今回みたいなところで色々やってしまってます(?)。
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