○秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 某原生林○
「おい! そこの砂利はまだ粒が大きいぞ! もっと細かく砕け!」
「五番袋の砕石は第十三区画の舗装に使え!」
居城でマーティカがよがり狂わされてから数日後、朔方郡の近くに位置するその山川藪沢では惣流を便利化するための街道の建設が進められていた。
「…秦が来る前は牧草地もろくに生えないから精々盗賊とかの隠れ場所になってたくらいの岩場にこうした使い方があるなんて…」
その工事現場を偶々他の都市の有力者やその親族達との会合に向かっている最中の紅華達が通りかかったりもしていた。
ちなみに、今現在この工事で使われている資材は遊牧民が嫌う牧草地が生えない岩場で近場の所の岩石を用いた砕石が中心で、工法は水捌けと耐久性に優れたマカダム舗装に近かったが、これを白漂は科学時代知識とかではなくてこの時代で培った経験と閃きで体系化させたものだった。
「あー見えて軍師学校では最高の成績による飛び級で卒業しましたからね。特に築城と建築では歴代最高の成績でしたし」
「まー、今の私達が暮らしてる城もほとんどはあの人の設計だしね…さー、今は先を急ぎましょうか」
妊娠中期の初めごろに入ってお腹の膨らみも目立ち始めた身だが、今日も紅華は愛する夫の為にも仕事を全うすべく馬を進ませていく。
「………確譚、あの若くて髭が薄い男…」
「承知」
ちなみに、紅華達が進んでいた工事中街道の近場で同様に工事が進んでいる橋の工事現場で、各所の見回りをしていた白漂は指示や机仕事をこなしつつも現場で働いている作業員達を静寂とした鑑定士の眼差しで全員細やかに見つめており、時折り部下達を動かしていた。
「そこのお前、ちょっといいか?」
「…え、あ…な、何でしょう?」
白漂がこの世界で生を新たに得る際に身に着いた観察眼は、こうした場でも間者の炙り出しなどにも生かされており、今も工事現場作業員に紛れ込んでいたその一人が本人にとっては何の前触れもなく連行され始めた。
「やはり白漂様は普段の仕事は上手く且つ早く切り上げる事ばかり考えますが、こういう土建主体のだと凝り性ですな。蒙恬殿も黒羊で担当区画の地下要塞が余りにも自分が手を入れる必要が無いと愚痴ってました」
(…そう言えば蒙恬の弟は今頃何処にいるだろう? 西域方面へ同僚らと共に見識を深めるためにも長らく出ているのはわかってはいるけど…。藍蘭やマルタ達とその同族達の伝手で今でも書簡が色々な物と共に送られてくるから生きているのは確かだろう。だが、それに記載されている書いた日の日付などからしてもう書いてから最低でも数十日かかる様な場所にいるのは確実。こちらの字による音写からして訪れている地は前の世界でも聞いたことのある土地も含まれているのは確かだろうけど…)
その様子に側近がもらした軽口に混じる人名より、白漂は長らく再会していない後輩を思い出した。
○秦国外西方 西域 ???○
「ぬおおおおおおおお!?」
「い、何時までこの砂嵐は続くのだァアアアアアア!?」
白漂がある後輩を思い出していた頃、秦領を西に抜けて遥か遠方にある砂漠地帯で、彼と同郷の者達と現地や他の地域に住まう西アジア系人種で構成された大規模な隊商が砂嵐に苦悶の声を上げていた。
『落ち着いてください! もうそろそろ収まるはずです!!』
「も、蒙毅殿ぉ! わわ我らはまだアラム人の言葉しか身に着けておらんからまたそんな新しい西方の言葉で言われてもわからん!!」
「あ、申し訳ありません! あと少しで収まるはずですから耐え抜いて!!」
その隊商の先頭付近に、今現在遥か東に位置する秦で白漂が思い出している蒙毅がいたが、その顔立ち等に正史の面影は幾つか見えたが服装は正史を見る者達の間で不評が多いらしかった団子付き帽子などではなく、西方の遊牧民を思わせるものに変わっていた。
「…や、やっと収まったか…。し、しかし見渡す限り草しかない草原を何週間も進んだかと思えば次はこんな砂の海しかない場所…この先に都市があるというのか…!?」
数十分後、砂嵐が収まると蒙毅と同郷の者がやっと安堵した表情を浮かべるが、それは砂の丘の頂上に達してその反対側の光景を見た瞬間に別の衝撃に襲われた。
「…おお、久しいですね…西方最大の都…」
数秒遅れて丘の上に至った蒙毅が懐かしそうな表情を浮かべていた。
『ティルスから杉が届いたぞ!』
『エジプトから使者が来ました!』
『ペルシアの馬が届きましたー!』
蒙毅一行が目にしているそこは、広大な砂漠の中を大きく走るように流れる大河とその畔にある青々とした緑を基盤とし、日干し煉瓦で作られた城壁とそれに囲まれた数十万人の人々が暮らす町並みが見え、目に見える意匠や話される言語で中華のそれとは違うが勝るとも劣らない文明レベルと規模を感じさせる大都市であった。
『…ここも相変わらずねー。バビロン…』
蒙毅と共に並ぶ西域人のある女性が口にしたその地名が分かる通り、彼らは中華より遥か西方に位置するバビロニアと呼ばれる地にいた。
○秦国北部 朔方郡 朔方城 某倉庫街○
「こっちの荷は何処に運ぶ?」
「そこは燕の方から来た品だから七番区だな」
蒙毅達がバビロンの都に到着した日の夜も、朔方城は昼間ほどではないが大勢の賑わいが各所に見られていた。
白漂が居城としている朔方城は北での惣流の中心としての役割も持っているため、商人達も多くて彼らが使う倉庫街の面積も広い。
「…最近は燕からの海産物による乾物も取扱量が増えているな。価格は高いけど内陸路は抑えているからその分以上に利益は高い」
その倉庫街の一角で白漂は前の自身の故国の源流と言える地にゆかりがあるかもしれない品物を見ていた。
中華というのは海岸が東側に偏っているため、海産物の供給にも大きな偏りがあり、そのため内陸部へのそれらの供給ルートを抑えれば利潤が大きかった。
他にも、西域など海に面していない地域でこうした水産物は珍味として高値で取り引きされる場合はこの世界のこの時代でも多かった。
現在、秦は中間点に趙が位置してその利潤をピンハネされる従来ルートに加え、白漂が設けた東胡との縁を用いて燕から直接取引するルートを拡張している最中にあった。
「何よりこれらの品って煮物や出汁に使っても美味しいのが良いですよね」
「人間、生活に余裕が出来ればより美味いものを口にしたくなるのが性だからね」
白漂はそうした乾物の中で高級品扱いされる海鼠や鮑を用いた乾貨を品定めしていたが、同様に懐かしい眼差しを向けている人物がもう一人いた。
「前の生での故郷を思い出したかな?」
白漂が気付いたその人物は自身の居城に務めている侍女長の一人で、この時代の女性に比べてやや背が高くて温和だがそれに凛々しさも添えた美貌を持つ、この時代でも正統的な美女であった。
「………」
『“
『…あ、申し訳ありません…』
白漂に声を向けられていたことに気付けなかったらしいその雪姫と呼ばれた侍女長は、白漂と前世に置いて同じ文化圏に属するその言語で話しかけられると気付いて振り向いた。
彼女の当世での名は
白漂と違って超常的存在による介入ではないが、物心付いた時には秦の地方領主の娘になっており、戦災で家が没落した後に祖父が旧白起軍将校であった縁を頼って北の地へ移住して就職してきた身である。
前の生では、白漂の前世における母国の源流ともなった島国にて幕末と呼ばれる時代で生まれ、“藩”と呼ばれる各地方領主の一つの姫君でもあったらしい。
そのため、牙雪は前の生における言葉で
『…干し鮑ね。精力にも効くらしいけど…もしかして今宵は…』
『…っ…今は申し上げられません…』
ちなみに、牙雪の前世での地元は今こうして目の前にある海産物が特産物扱いだったらしいが、その縁で懐かしんでいた彼女は白漂にその事で弄られるとプイっと他所を向きつつも赤面していた。
○中華南部 楚国東方 東海 玉蘭群島○
以前、白漂は自身が知る中華とこの世界のこの時代における中華の地形は幾つか異なる点があると回想していたことがあるが、その事が顕著に表れている一つが、楚燕斉の中華東方三国の東側海上に位置する多くの群島の存在であった。
白漂の前の生での記憶にある東シナ海と呼ばれるそこ東海は、この世界では木材や鉱石に宝石など、有望な資源が多い大小さまざまな群島が広範囲で多数存在しており、故に海に面する三国は利権をめぐって陸だけでなく水上も血で染める戦争を古くより繰り広げていた。
「……う…ぉえええぇぇぇえ!!」
そうした海上戦の一つで、趙から楚に亡命してきた李牧一行の一員であるカイネが盛大に胃の中身をリバースしていた。
「うわ!? またあの趙から来た姉ちゃんが吐きやがった!」
「お前もここに飛ばされてきたばかりの頃は吐いてただろうが! それよりも斉の大型軍船が近づいて来てるぞ!!」
ちなみに、同じ船上には対秦方面から移されてきた項翼と白麗の姿もあった。
そんな中、彼らが乗る軍船の近場で楚と斉それぞれ別の大型船が横っ腹を接戦させ、互いの甲板で熾烈な乱戦が繰り広げられていたが、その中で一際目を引くものがあった。
「ギャアアアアアアアアアアアアアァ!?」
「そ、楚の“紅水”だぁあああああああ!!」
「ひ、怯むなぁ! 今こそあの首を斬り飛ばす好機…ぐああああああ!!」
但し、悲鳴と血飛沫の量は斉側の方が断然に多く、その中心に立って巻き起こしている根源にカイネは嘔吐感を忘れるまでに魅入られていた。
「…あれが、歴代最年少で楚の水軍総司令になった…“紅水公主”…!!」
カイネが嘔吐物で汚れた口元を拭うのも忘れるまで魅入られていたその人物は、燃え盛る戦場とは言え深夜のこの戦場で巻き起こる血飛沫よりも赤く見え、戦場の凄惨さと合わさりながらそれへの恐怖を忘れさせるまでに燃え盛る炎の如き紅色の長髪を伸ばした女性であった。
彼女の後姿に、カイネは楚に亡命したばかりの頃での主君と庇護者の会話を思い出す。
『…彼女の軍歴は調べてきました。ですが…いくら趙が内陸にあって距離が遠いとはいえ…これほどの軍功を上げてきた人物が何故伝わってこないのか…?』
『確かに軍事含めて奴は“鬼才”そのものと言っていい存在だ。だが、それ以上に曰く付きの存在だからだ…』
『…曰く付き?』
『…その“思想”と…何よりそれを現実にしかねん“出自”の女だからな…』
その時、主である李牧と並んでいた春伸君の表情には深い苦悩の色が浮かんでいるのがカイネに強き印象を与えていた。
○秦国北部 朔方郡 朔方城 内城○
「~~~♪」
カイネが海上で吐き気とも戦っていた頃、白漂は自身の住まいに戻って書斎で読書に勤しんでいたが、その隣に面している軽食用の簡易厨房で牙雪が鼻歌を口ずさみつつ彼の為に夜食の準備を進めていた。
内容は牙雪には前の生よりなじみ深い乾物を用いた汁物のようだが、その香しい香りと共に今の彼女の格好が、白漂に食欲だけでなくもう一つ別の欲もまた刺激していた。
(…何というか、今は王都にいる譜孝…前世が親父だったんじゃないかってくらいに男のツボを心得てるよね…)
白漂は牙雪にウットリとした顔を向けているが、今現在の彼女は後世で言うエプロンの他には、紐結び式で前がハイレグで後ろがTバックの黒マイクロショーツしか身に着けておらず、その160センチの肢体と丁度いい大きすぎず小さすぎずな形良い尻が丸見えで、手が動くたびに同趣旨の形良い美乳がゆさゆさと揺れてはみ出そうな姿で男の目を楽しませていた。
現在、牙雪は俗に言う“下着エプロン”という格好をしていた。
『あの人ああ見えて愛欲旺盛さんだからこういうの見せると何だかんだ喜ぶわよ♪』
嘗て、譜孝がニヤニヤした笑みで夫が盗み見ているのを承知で女性陣に見せびらかしたのが始まりだが、今現在では白漂と共に居る際に彼と共に口にする夜食を作る際には、彼の閨に属する女性達の制服と半ば化してしまっていた。
ちなみに、この事を始めて知らされて着替えさせられた時の姫昭は非常に恥ずかしがりつつも、それで却って“イジメてオーラ”を醸してしまったために白漂と初めて下着エプロンで夜食の準備を進めた時にはたっぷり愛でられつつも調教されてしまっている。
「…これを見せつけられて我慢できる男がいたらそれは同性愛か性的不能者だよね…」
「…え、と、殿!?」
そして、汁物が最終的な煮込みの段階に入って牙雪の手が空いたのを見計らい、白漂は音もなく彼女の背後に忍び寄ってその身を掴んだ。
「使っている食材からして…元から君も期待してるのを暗に示してるし…」
「……っ…み、皆さん戦でない時も激務でお疲れですから…」
白漂に驚きの眼差しを向ける牙雪であったが、彼に言葉責めされると赤面しつつも拗ねた風に視線を逸らすが、その先はコトコトと煮込まれている大鍋の中身で、その中は乾物にされた牡蠣や鮑など精力を強める食材が主体であった。
「本当に嫌だったらここで押しのければ?」
「………っ…」
その自身の秘かな期待が見えている泡立つ水面に見入っている牙雪の鼓膜を、白漂は遠慮なく止めの一言で震わせてくるが、既に彼女の女陰は調理中から準備を進めていた証しで小面積クロッチをジュンと濡らしてしまっていて、そこへそうなるように幾度も手入れしてきた白漂の男根が寝間着越しながらチュクチュクと弄ってきている。
「…今晩の警邏担当の方の分も含まれてますので…、今は煮込みの時間と言えどそんなに長くありませんから…ああ❣❓」
結局、背後に立つ愛しい殿方に与えられてきた快楽には抗えない身になっている自覚がある牙雪は拗ねた風な声で受諾するが、その直後にクロッチをカリ首でくいッと男根がずらしてじゅぷんと景気良い水音を添えて侵入すると、短くも甲高い嬌声に変えられてしまう。
「…あ、あなたは…女性にとって…存在そのものが…やはり…凶器です…❤️」
一瞬で最奥まで自身の女陰を穿ち抜いて、そこから脳髄まで一気に麻薬の如き快楽を与えてきた白漂に、牙雪は恥じらいと一抹の悔しさを滲ませた流し目を送る。
「…今は戦場ではないとは言え…ほぼ毎晩女性の求めに応じてるなんて凄いですね…あの人…」
「…あまりその事は言うな。一人だけでは物に出来ない存在なのを心身どっちでも知らされてる同士とは言えな…」
ちなみに、白漂と牙雪が交わっている書斎隣接小厨房と隣り合う中庭にも竜騎隊員達が警備についており、マーティカとナクタもその場にいて頬を若干染めながらジト目と小声を交わし合っていた。
「…それで五百人将もちゃっかり私達にとって一番のご褒美貰えた一人になりましたしね…」
「…い、いや…これがこの世界で女の一番の仕事というか…こっちが女の悦びを味わわせてもらってるばかりでは悪いというか…(実際この子が出来てから前みたいに男に触れるだけで濡れるというのは無くなった…というかこの世界基準になったっぽいというか…)」
そこでマーティカがやや羨望を交えた瞳をナクタの下腹部に向けるが、鎧に守られているそこはまだまだ初期なので膨らみも無いものの、白漂の子がまた新たに宿っているのが分かっていて、指摘されたナクタはしどろもどろになり始めた。
(…だが、あの人の子がこの胎にも宿ったのは嬉しいが…果たして…私の胎は他の皆のように…ちゃんとした人の形でこの子を産むことは出来るのだろうか―――)
「…アアアアアアアァアア❣❓」
「―――あ…」
だが、ナクタが懐妊の喜びに浸りつつ、同時に自身の身の上からくる疑問で不安も覚えている間も、部屋の中から伝わってくる嬌声と肌を打ち合う音は高まり続けていた。
「…普段は武家のお姫様という言葉そのままな子だけど…交わりの時も女武者のように大胆かつ可愛いね。ここの感触も含めて…
「ァアアアアアアアァ…❣ こ、ここでぇ前の名をいわれるなんて…えぐぅ❣❓」
勘や聴覚などで警邏の者達に殺気や悶々とした邪念を生じさせている事は自覚しつつ、白漂は牙雪もとい雪姫に対する責めの甘美さを強め続けていた。
「ア❣ ア❣ ア❣ アアアアアアアァアア❣❓」
雪姫の形良く丁度良い質量を備えた臀部は白漂の両手にグワシっと掴まれ、ムニムニと外部から尻肉は揉まれてそれは内部から襞肉をゴリュゴリュと削るかの如く荒々しくも性格の急所を狙う男根と連動して、彼女の普段は貞淑な士族の娘という印象が似合う美貌を情け容赦なく淫蕩に蕩けさせてしまっていた。
「…如何なる子も愛欲を身で感じているのに慣れ切ってない所から変えていくのはやる気が沸き立つね…♪ そろそろ今晩最初のを…」
一方、白漂もまた雪姫のまだ拙いきつさが強く残って必死に男根に合わせて広がりつつも締め付けもしてくる甘い感覚を味わい、慣れ親しんだ子より早く近づいている極みに合わせて彼女の胎内を白く満たすべく陰嚢で沸き立っているグツグツした熱を歯止めせず、腰を振る速度と共に高めさせていく。
「…ん!」
「ウアアァアアアァアアアァアア❣ ふ、噴出されて飛んでしまいますりゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ❣❣❓」
そして、数分後にて白漂がズキンとした鈍痛と悦楽が混ざった感覚を陰嚢に覚えて亀頭をGスポットに今宵最も深い突きで押し込んだ瞬間、飽きる事のない噴火の如き放出感染みたドブンとした射精の快楽が男根から脳髄へと届けられ、その直後に雪姫は背を大きく仰け反らせて目にした天井を意識が突き抜けて大空に裸体で打ち上げられた錯覚を味わうまでの極みに押し上げられた。
「…ふぁアアアアアアアァアア…あく…❤️」
数十秒後、本人達の感覚には永遠に続くかと思われた極みの時も次第に退いていき、だらしなく大開きした口より舌を突き出して唾を滝のように溢れさせていた雪姫は、急に糸が切れた人形のように倒れ込んでペタンと尻餅をつき、その勢いでジュポンと抜き出たまだ隆々としている男根が彼女の背に残りの子種汁をビュッと勢いよく吹き掛けた。
「…ふあ…もうそろそろ煮込みが終わる…」
「その前に、こっちのお掃除もお願いしていいかな?
「……あ…❤️」
意識が戻った雪姫はそろそろ調理が終わる時間帯に気付くも、その頬面にまだ熱く硬いままながら自身の愛液と注ぎ込まれた子種汁の残滓で濡れている男根を当てられると、ほうっと息を飲んだ表情で唇を大きく開いて亀頭を口腔に包み込んだ。
「… はむ❤️ ちゅるる…ちゅううゥウウウゥウ…❤️」
雪姫はまだ幼さも感じさせるたどたどしい感じで口内にて舌を動かし、亀頭をアイスクリームを舐めるように愛撫して子種汁や愛液を舐め取り、竿の中に残っていた白濁の残滓もストローでジュースを吸い上げるように喉へ送っていくが、その最中に二人が情事に勤しんいる部屋の天井板の一枚が内側より外された。
「…あのー、失礼します。ちょっとお話が…」
そこから頭をひょこっと下げて現れたのは白漂が身重の一人にした庶徐で、彼女は口淫に没頭して自分に気付かない雪姫には聞こえない小声で白漂に報告を始めた。
「…やっぱりその手の工作も始めてくるか」
「はい、夜中の買い物中に偶々裏道を通ったら再開発予定地の空き家で集まっているのに気付きまして、盗み聞きしたら…こういう次第で…」
「…そうか、じゃあその情報に基づいて次にこちらは……っと、庶徐ー君はお腹の中に僕の子がいるのに一人でそんな危ない真似をしたんだね。これは…次の夜にはお仕置きをしないとね…今晩はもう帰っていいけど」
「…うう、失礼します…」
その報告内容に白漂は雪姫の口淫を楽しみつつも静かにだが濃密な威圧感を伴った無表情を浮かべ、次にいじめっ子の微笑みへ切り替えてイジメてオーラを無自覚に放っている庶徐を赤面させて退散に追い込んだ。
キャラクター設定㉚
マーティカ
容貌/マーティカ・ビャーチェノワ(マブラヴ)
年齢/18歳(始皇8年(紀元前239年)時点)
出身/ソビエト連邦(マブラヴ時空系)
身長/169㎝
体重/54キロ
3サイズ/B91W60H90
得物/剣
趣味/読心術
名前からわかる人はわかるが、大人向けゲームマブラヴの全年齢向け外伝作品で登場していた同名キャラを前世に持つ漂流者。
前の生では物理的意味によるだるまさん状態で人型兵器に乗せられ、その惨状に居た堪れなくなった身内に介錯してもらうという報われない最期を遂げるが、次に目を覚ましたら投薬などを必要としない子供の姿で中華に流れ着いていた。
その後、外見上の珍しさから奴隷として捕まった後、人の心を読めたり自身の思念を伝えられるという力があるのが分かって闇商売に使われるが、その最中に戦火のどさくさで知り合った白漂に救出され、そのまま紫夏一行に加わって帰国した後に泥竜へ参加し、現在は竜騎隊所属で百人将の一人。
前世でハードSF系要素が強いが近現代戦の知識を実践交じりで身に着けていて、当世ではそのテレパシー能力を駆使して相手の動きを先読みする剣技に長け、他にも尋問とかでも色々働き場所が多い。
実は、白漂の内心を本人が思い出せてない領域まで一度深く読もうとしたが、とても温かく優しいのは確かだけどその影部分は、以前に顔を見た某野盗将軍を怖いもの見たさで探ろうとしたけどヤバいのを感じて表層付近で止めた時以上に、まずいのを感じたので止めた経験の持ち主.。
白漂のことは好いているが内面での得体の知れなさと、周囲にいる女性の友人達のあまりにムフフな関係で悶々とした悩みを抱える事が多い。
キャラクター設定㉛
容貌/雪姫(GANTZ:E)
年齢/17歳(始皇8年(紀元前239年)時点)
出身/秦国
身長/160㎝
体重/49キロ
3サイズ/B89W57H87
得物/矛(薙刀風)
趣味/煮物
この世界では秦国貴族で白起に縁ある家系のお嬢様だが実家の没落に伴って白漂の所に侍女長の一人として就職した元お嬢様。
ちなみに、前世は白漂の前世母国の文化的源流に位置する島国にて幕末と呼ばれる時代に生まれ、そこでは“藩”と呼ばれる地方領主家の一つの姫様で、地元は今回取り扱った海産物の取り扱いが盛んであったらしい。
実際のことはというとキングダム本編と同じ週刊ヤンジャンに連載中の“GANTZ:E”に出てきた雪姫その人。但し、この世界では原作で死んでGANTZ部屋に呼ばれた後での何度目かの戦闘で死んでから、春秋戦国時代にて赤ん坊の状態で再スタートする身となった。見た目はGANTZスーツ着用時の髪を伸ばした時のもの。
軍所属ではないが生まれと教養の良さから白漂の城では侍女長の一人を務めており、前世から培ってきた薙刀の腕前は軍所属の女友人から戦場にも行けるのではないかと言われるレベル。
白漂のことは前世の故郷が文化的に近い事と、恩義から敬愛しており、夜伽の方も没落した一族の再興もしなければいけない事と前世で結婚して子を御産むのがほぼ義務化されていた育ちの為、口では何だかんだ言いつつも性愛では積極的な方だったりする。
今回の最後辺りでまた不穏な空気が漂ってきましたね。
それと今回出てきた雪姫さん。本編でスーツに着替える際に見せた身の主張は本当に読者の心を打ったと思います(ゲス顔)。