※この作品はR-18です。

天下の大将軍になる!! ~夜の睦言~   作:oosima

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今回、原作でも闇での働きで活躍している彼女の働きで、龍城内部でまた一つ大きな動きが始まりそうです。
その彼女に頼まれる形で、本作主人公とムフフ込みで仲良くなっている女の子たちもあそこで新たな工夫を凝らしたりします。


142 引き戻せなくても押し戻せるかもしれない

 ○秦始皇9年(紀元前238年) 龍城攻防戦1日目夜 匈奴(ヒョンナ)領中心部 龍城近郊 燕・秦・匈奴右賢王連合軍野営地 秦側野営地○

 

「………………」

 

 秦側の野営地の一角にある、知る者がほとんどいない岩場に囲まれた密室化した洞窟の小窓部分より、白漂は一人で龍城を見やってそこと地形に星を静かに眺めていた。

 だが、その内心は息子の誘拐と人質化という状況に実質憤懣しているが将として冷静に務まろうとしているのだろうと事情を知って且つある程度は目利きが効く者達の見立てとは違い、氷のように冷たくなっているその双眸以上に内心は氷点下でも蠢く機械仕掛けの人形の如くなりつつあった。

 

「…危ういな…」

 

 その様子を岩場の麓の岩陰より覗き見ている白漂軍所属の女将兵達による一団があり、羌瘣は彼女達の意思を代弁して主将の身を案じていた。

 彼女達は白漂と深い信頼関係にある身で、(羌瘣ともう一名を除けば)全員が彼と肉体関係もまた結び終えている身の上でもあり、それ故に今の彼の将としてだけ見た場合の強さを認めつつ、愛する男を同じく彼とする戦友として危うさもまた覚えていたが故の集まりであった。

 彼女達は深刻な表情を同じくして密談を深めていく。

 

「…あのままの状態で行かせれば勝つには勝つだろうが…あいつは終わった後には私達が知ってるあの馬鹿じゃなくなってる可能性がデカい」

「じゃー羌瘣さん説得しますかー?」

「ホノカ、言葉だけで馬鹿を失いかけてる今のあいつを説得できるのならこの面子を集めていない」

「それではどうするおつもりですか…!?」

 

 そこで、女性達は羌瘣が自分達のある部分を凝視しだし、眼差しにやがて陰鬱とした怨みに近い色が生じている事に気付いて、滅多に覚えぬ怯えの色を表情に滲ませ始める。

 

「…い、いやー…羌瘣さん…今のあの人じゃー気配近づいた所で声掛けられずに隠れられるだろうから…話に持ち込むのも難しいっすよー…?」

「あー心配しないで、割とあざといけど今のあの人だからこそ損失系の理詰めで上手く引き留めていつものあの人に引き戻せる手があるから。先ずねー…」

 

 凛が今の白漂の状態を上げて懸念を口にするが、そこでセレーナが若干気まずそうな笑みで策を話した。

 

「…な、成程ねぇ…だ、だけど…凄く…狡くない??」

「あいつが戦場でポンポン出す悪知恵に比べれば可愛いものだろ」

「あ、でもーそれではそっちには参加しない羌瘣さん達はどうするおつもりですか?」

「…私達は、白漂がああなっている理由を向こうに行って解決してくる。落とし前を付けに行ったり…それと個人的に締めて色々聞きださなくちゃいけない身内がいるからな…」

「ああ、私が案内しよう」

 

 セレーナが出した方策を受けて周囲の多くがあんぐりとしたり、苦笑いを浮かべたりする中、羌瘣とそのもう一人は立ち上がって龍城の方角を見やった。

 

(…思った以上に龍城背後の山肌の覆う親切は新しくて深く、その下の古く固まった雪の層を広範囲で固めている。号絡近くの冬の雪山で試験済みのあれも大効力を発揮できる。だったら…)

 

 それから数分後、白漂は岩場の頂点に上って龍城の攻略について多方面から思索を深めていたが、そこへ近づく影が幾つか存在した。

 

『…お、おい…見ろ…』

『遠目で見た時はまさかとは思ったが…』

『ま、間違いない! 白漂だ…!』

 

 龍城の周囲を警戒する首都周辺警備隊で本日に交代するために戻ってきたが、既に開戦済みの状態にあったために都へ戻れなくなっていた匈奴(ヒョンナ)中央派の兵達であった。

 

『…詳しい話は知らねえが…盗み聞きした内容からして…』

『あいつがあそこを攻めてる反乱軍の大将なのは間違いねぇ…!』

『だったら殺るぞ…!?』

 

 だが、中央派匈奴(ヒョンナ)兵達が岩の上にいる獲物の価値に気付いたその時、彼らの背後に二つの火の玉が出現した。

 

『…ん? 何でこんな所で急に火の玉だけが―――!?』

 

 それに不穏さも帯びて気付いた中央派の匈奴(ヒョンナ)兵の一人が振り返った瞬間、火の玉は彼の眼前を一瞬で横切って、彼に熱と裂傷を与えると引き換えに光を奪った。

 

『―――あぁア!?』

『た、隊長!?』

『き、貴様ぁ何もボ!?』

 

 視覚を潰されてのたうち出す隊長の姿に、兵達もまた驚きつつも激するが彼らもまたその背後に気配を感じ取らせずに現れた他の影によって、瞬く間にその命を刈り取られた。

 

「…パクラだな」

 

 その状況を振り返らずに把握した白漂の声が上から降り注ぐと、火の球に見える得物を操って匈奴(ヒョンナ)中央派の隊長を仕留めたその影である、竜騎所属小隊長の一人である女性パクラが兜を脱いで彼を見上げた。

 ちなみに、彼女の周囲を飛び交っていたように見えた火の玉は、実際には彼女の指と柔軟性と耐久性に優れた合金製の鋼線で繋がれた大型のヨーヨーを思わせる兵器で、仕組まれたカラクリで刃が出るほか発火までするので“火輪”と呼ばれていた。

 パクラは堅充(粛尤が率いる秦に帰順した犬戎のこと。林涼や東涼と同時期に改名)出身で、彼女もまた武技の他に火や油の扱いは長である粛悠ほどではないが長けており、この場にいる事と白漂との雰囲気が示している通り彼の愛人の一人でもあった。

 そのパクラは岩肌を軽快な足取りで駆け上って白漂の傍に駆け寄った。

 

「…将軍、またこちらが一瞬目を離した隙に姿を消してお離れになるなんて…軽率です」

「…だって君らの気配も近づいてるのも、そいつらとの差も普通に分かったし…」

 

 得物である火輪の火を消して腰元に戻して少々しかめっ面になって見つめてくるパクラは、この時代の女性にしては非常な長躯である180センチ台の肢体を性差が分かりづらくなる竜騎の甲冑で固めており、モミアゲ部分がオレンジ色になっている黒髪を後頭部で団子上に纏め、オレンジ色の瞳で冷静な雰囲気を与える美貌をしていた。

 

「…良い所で考えが纏まりそうなんだ。君も明日が早くなるかもしれないから早めに寝た方がい…?」

 

 配下の登場にも動じずに白漂は冷徹なまでに龍城攻略の思考を進めようとするが、それを遮るように彼の背後にそのパクラが上ってくる気配が生じ、甲冑のパーツが岩肌に落ちていく音と衣が肌を滑り落ちる音が交差して鼓膜を震わせてくる。

 

「…どういうつもりかな?」

 

 白漂が情愛など全く感じさせない流し目で背後を見やると、手足を除いて甲冑と衣装を脱ぎ降ろし、その長躯だが細いスポーティーな引き締まりと女性らしい凹凸で健康的な裸体を示すパクラの姿があった。

 

「…将軍、女の勘に押されていますのでお諫めします。私達を抱いて今の機械仕掛けの人形(ヒトガタ)からいつもの頼りになるけど何処か放っておけない貴方に戻ってください」

「いい所だから後日にしてくれ…と言ったらどうするつもりだ?」

 

 普段の何だかんだ若人ならではの荒ぶる衝動に夜は押されがちな姿を見ている者なら信じられない、カラクリを暴いてその中を調べる技師のような冷徹な瞳に、パクラと周囲の岩陰より盗み見して見守っている女性達は震えを押し殺すが、意を決した表情でセレーナが口にした策を打ち出す。

 

「…もし、抱かないのなら悲鳴上げます…」

「………」

 

 白漂の極寒の氷床に反射された僅かな月光のように、殺気や怒気を含めた感情を感じさせないが静かに相手を圧してくる眼光に押されそうな我が身を奮い立たせ、パクラは白漂に言葉を続けていく。

 

「泣いてみっともない泣き顔晒して…人集めて…白陵様を…若君を誘拐された事に怒った貴方を励ましに行ったら逆上されて襲われそうになったと言いふらします。そのようになれば…今の貴方が黙考している策は果たして出来るでしょう…!?」

 

 震えを押し殺し続けるパクラは女の長所を生かして白漂に半ば脅す様な諫言を続けるが、その最中に本気ではないが白漂によって振るわれた十分に兵卒程度なら反応されずに仕留められる十星戟の一撃に気付き、済んでのところで手甲で防いだものの、その衝撃波で岩場の上から落ちかけるが今度は白漂本人に手を掴まれて引き上げられる。

 

「……はあ、身内相手にも油断せずに対処できる腕利きの子たちに恥の道連れをされる覚悟で突っ込まれたら…どんなに良い案を思い浮かべてもその通りには動けそうにないな…。何より君達をまず大人しくさせないとどの方策も実行出来そうにないし…」

 

 そして、パクラ達の前で小さくだが溜息を吐いて少しなれどいつもの雰囲気を白漂は取り戻し始め、女たちに周囲の味方も少しだけだが安堵の息を吐いた。

 

「…言っておくけど早々に寝付いたら見切りを付けて普段から見たらマジでヤバい方の案で行くから」

「…っ…それを止めるために、今日は他にも来れる者達をなるべく連れてきました…」

 

 先ほどよりかは瞳を占めていた夜の帳よりも深い闇の色は薄れたが、それでも見るものの不安を親しき者ほど掻き立てていく白漂のそれは、今この時で最も間近から見ているパクラに不安を掻き立てつつもそれに心身乱されたいという被虐心を湧かせた。

 

 

 

 

 

 ○秦国外北方 匈奴(ヒョンナ)領中心部 首都龍城○

 

「……よし、さすがに一気に王宮へとはまだだが…近い位置に出られたな…」

「ああ、見張りも多いが外へ警戒に多く回さなくてはいけないこの状況なら…」

 

 パクラ達が白漂を女の武器の一つでどうにか交渉(?)のテーブルへ引きずり込んだ頃、龍城の王宮に近い族長などが住まう邸宅地の一角にある岸壁が内側より開き、羌瘣と薙鍛が姿を現した。

 今回、羌瘣は独断で白漂の嫡男白陵の救出のために龍城内部に潜入し、王族ゆえ長らく暮らしていた薙鍛は白漂への恩義と罪悪感もあって彼女の誘いに乗り、その道案内も兼ねて救出チームに加わった身であった。

 

「…だが、本当にあの人は…主将にはあの手で大丈夫か? 先ほどのパクラに対しての動きからして下手をすればあざといと見られて突き放されるのでは…?」

「今のあいつに理詰めや力業で行く方よりかはまだマシだ。皆なら…私と違ってこ(・)れ(・)があるからな…!」

「っ!!?」

 

 その中でも薙鍛は白漂達に気を掛け、羌瘣はそれに始め励ましの言葉を掛けつつも途中から薄暗い表情に切り替わり、突如として薙鍛の形良くも豊かな胸を結構な圧力で掴みだした。

 

「や、止めてくれ…!? こ、これ…冗談抜きでもげそ…ああ…! このままだと無視できん悲鳴が出て―――」

「こんばんわ、お二方は朔方侯の所の方々ですね?」

「―――ぇ…誰…っ!?」

 

 羌瘣の怨念すらも感じさせる豊かな女性の象徴への強襲に、薙鍛は未知で且つあまりにも深い痛みに今にも大きな悲鳴を上げそうになってしまうが、そこで最近聞き慣れた声が温和な調子で話しかけてきた。

 

「…貂蝉か…逃げ遅れたと聞いたがその様子からして上手く隠れていると言ったところか…っ? 後ろにいるのは…!?」

 

 羌瘣もまたその声の正体に気付いて怨念染みた殺気が消えるが、その貂蝉の背後にこれまた最近数少ないが目にして立場から憶えたその小さな影を見て、驚きと困惑を示す。

 

「……あ、あの…白漂将軍の…お二人ですよね…? 探しに来られてるのは…あの人の息子さんですよね…?」

「…そうだが、お前とそれに如何なる関係が…?」

「…僕が救出に協力しますので、僕の願いを聞いてもらえませんか?」

「願い…?」

「…僕はどうなっても良いですから…どうか…妹だけでも…テノも…助けて」

 

 貂蝉の背後に隠れているその小さな影は彼女の前に出てくると、今にも消え入りそうな小さな声で羌瘣達にそう懇願した。

 

 

 

 

 

 ○匈奴(ヒョンナ)領中心部 龍城近郊 燕・秦・匈奴右賢王連合軍野営地 秦側野営地 某洞窟○

 

「あ…アアァ❤️」

「…ま、また私もぉぉ…❤️」

「は、早く欲しいぃ…❤️」

 

 龍城内部に潜入した羌瘣と薙鍛が貂蝉の案内で思わぬ人物の協力を得られそうになってから数十分後、そこを攻めている連合軍の野営地で他には知られていない野営地の地下にある洞窟で彼女達の嬌声が響いていた。

 

「どうしたんだ? このままだと君達の体力が先に尽きそうだ。そうなったら着直させた後でまた城攻めの思索に戻らせてもらうよ」

「だ、駄目ぇ…❤️ わ、私達が皆ぁ…それぞれ数回ずつイッてるけどぉ…あなたはまだ精に出されていな…ああ❣❓」

 

 そこで責められて汗と嬌声を流しているのは竜騎等に所属する白漂軍の女将兵達で、彼女らの中心には汗で身を知っとりとおわれつつも深い余裕を感じさせながらも、普段の愛欲を正直にかみしめている姿と違って事務的な瞳を浮かべている白漂がいて、その彼に背面の駅弁で身を揺らされながら軸となっている男根で大きく開かれた淫裂より愛液をしとどに流しつつも、岩の上に腰掛けている彼の上で随喜と不安の涙もまた零れさせているパクラの姿もあった。

 

「はむ…❤️ うう…ナミィ…❤️」

「ちゅるウウゥ…❤️ ええ、セレーナァ…それにミナイもぉ…❤️」

「う…ちゅうぅぅぅん❤️ ぷは…ええ…この感じぃ…まだァ…❤️」

 

 白漂とパクラが腰かけ椅子方式での背面座位で互いの素肌を討ちつあっていた最中、二人の下でセレーナが白漂の陰嚢の左側を頬張って皮越しに大きな睾丸を甘酸っぱくも美味な飴玉のように舌の上で転がし、反対側の方でナミが皮越しに吸い付き、その間でミナイが羞恥で眉を八の字にしつつもそれ以上にパクラの愛液で淫靡に濡れた男根の根元に吸い付くような舌を這わせていた。

 二人の肉の繋ぎ目に口淫を施している三人もまた、僅かな差異はあれど淫蕩に蕩けた表情を見せ、その足の付け根は大きくクパッと開いていて愛液を垂れ流しにしている点からして、彼女達もまた既に白漂によって胎奥まで今宵の情愛を及ぼされているのは明らかであった。

 だが、淫蕩に蕩けつつも彼女らの瞳は憂慮と雌としての渇望からくる不満から薄れがちだが眼光が保たれていた。

 

(((((……この人…まだ…精をいつもみたいに注いでくれる所までは戻れていない…)))))

 

 今現在に肉の宴を続けている女性達と、先にイキ疲れ果てて寝息を立てている女性達の思念の根底がそれで統一されている事が示している通り、白漂は今宵に置いてまだ子種を彼女達に注いでいなかったのだ。

 妻達ほどではないが幾度となく肌を重ねてきた彼女達はそれが心因性のもので、今現在白漂が自分達の懇願を受け入れて抱いてくれつつも、それはいつもの情愛から通じ合って互いを深く知り合うためではなく、自分達を早く疲労させて寝かしつけて今宵の情事を始める前の思索に内心で戻りたがっているが故だという事に気付いていた。

 

「…アアァアアアア…❤️」

「…ちょっとぉ…これまずいですよぉ…これじゃまたさっきの危ない氷みたいな瞳に戻っちゃいます…」

「…そう…ねえ…でも、その方が兵として見たら頼もしい感じがするってのが女としては微妙というか…」

 

 今もパクラが子宮から脳髄まで灼熱の槍で穿ち続けられて嬌声を上げながらも、子種を注いで貰えないが故に渇きに似た焦燥感で意識を朦朧とさせていた最中、先に抱かれてイカされ続けて眠らされていたホノカとマルタが目を覚まし、小声で不安を口にしあっていた。

 

「(な、何か手はないかなあぁ…ん…アレって…)あーちょっとゴニョゴニョ…」

「…!? ちょ…それは…あ…でもー…それ位しないと駄目かも…」

 

 その小言を交し合ってる最中もパクラの下で白漂の膨らみに膨らんだ陰嚢は愛液で濡れつつも揺れていたが、それを見たホノカはハッとした表情で何かを考え付いて、それを聞かされた丸太は始め躊躇いを見せるもののすぐに意を決した表情に切り替わった。

 

「ふぅアアアァアアあああ…❣ ま、まだぁ膨らんでいるのにぃぃぃ…❣❓ (感じていないわけじゃないのはこの男根からして確か…けれど、今だに精をいつも見たいに吐かれる気配はまだ…)」

 

 一方、幾度となく子宮がはじけ飛びそうな極みを与えられつつも未だに子種をいつもと違ってもらえていないパクラは、焦燥感にも押されてバチバチと脳髄が焼き切れそうな朦朧に襲われており、故に意識を取り戻していたホノカとマルタが音を殺した四つ足で自分達に近づいて来ている事に気付けなかった。

 

(…!? あの二人は何を…!?)

 

 それに対し、パクラの戦場の女特有の焼けるような熱い締め付けも宿した半分溶けた固形油の如き絡みつく肉壺で、男根を揚げられてかじり取られそうな快楽を味わいつつも、怜悧の深みにはまり続けていた脳髄に押されていた白漂はホノカとマルタのその行動に気付くが、故にいつもと同様に直感で危機感を覚えて草を鎌で狩るような動きで足を大きく動かした。

 

「キャア!?」

「ああ!?」

「な、何!?」

 

 その白漂の蹴りを受けたナミとセレーナにミナイは驚きつつも仰向けで押し倒されて驚くが、そうして空いた頭上をホノカとマルタの拳が結構な速度で飛び抜けた。

 

「「色気で引き戻そうとしても駄目なら物理的に押し戻せばいい鉄拳!!」」

 

 そして、マルタとホノカの直球且つ捻りのないネーミングセンスも添えて放たれた二つの拳は、パクラの下で彼女の肉体から快楽を吸い上げつつも膨らむ一方で子種を支払おうとしていなかった白漂の陰嚢に結構な速度と重さで叩き込まれた。

 

「!!!!!!!!?????」

 

 当然、無防備であったその急所へのその攻撃は普通の男性ならプチっと潰れて家族計画が大幅ダウンか終幕しても可笑しくない衝撃を与え、白漂はあまりに深刻なダメージで逆に声と表情を失うまでの絶望を味わい、ブルリと陰嚢は静かにだが深く震えだした。

 ホノカとマルタの拳は斜め下から岸壁に向かうように打ち込まれたため、陰嚢は即座にその衝撃とそれが伝わった溜まりに溜まったそれを上に差し向けた。

 

「…あっふあああああぁアアアアアアアァアア❣❣❣❣❓❓❓」

 

 与えられたダメージに深い衝撃の深刻さを瞬時に理解した白漂の脳髄は陰嚢の判断を即座に承認し、陰茎の根元の栓を全開にして震えてはじけ飛び四散するような勢いの子種汁に添えてそれらを高く吐き出し、それを飢えに飢え切った子宮へ直に叩きつけられたパクラは彼女の過去に置いて最大音量の嬌声を添えて、噴火に自我を突き上げられたかの如く極みへ吹き飛ばされた。




何というか、この時代の男女間では普通にあり得ない惨事に縁がありますねこの主人公…。
次回は前回の話で仲間から事態解決のためにある方策を聞かされたあのお嬢様が、大変不本意な形で大人への階段を駆け上がる………かも知れません。
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