今回はFGOで大活躍したあの師匠さんが中心です。
163 真作と贋作の境界は曖昧なのが多い
○秦始皇9年(紀元前238年) 秦国中央部 王都咸陽 白一族宗家咸陽別館○
「「………………」」
中華南部の某所で不穏な胎動がなり始めようとしていた日の夜、咸陽もまた日が沈んで復興やそれに従事する人々の多くが静かになっていた頃、白漂の館にある寝台の上で白漂と薙鍛が薄い寝巻だけの状態にて対峙していた。
「いつまでも気まずそうな雰囲気でダンマリ決め込んでないで少しは新妻に気の効いた言葉を掛けたらどうですか貴方?」
両者の真ん中の位置にて正座している紅華が夫の方にジト目を向けたりする。
現在、白漂は正妻である紅華が中心となって秘かに進ませていた薙鍛の第九夫人入りの一環として彼女との婚前初夜に望まされていたのだ。
「いや、本妻の君にこの状況に持ち込まれたのも…それを急かされているのも色々突っ込みどころが多すぎるんですけど…!?」
「仕方ないでしょうが先に貴方が単于即位式をぶち壊しにしたことで私達は無事に秦に帰れはするようになったけど、おかげで纏め役を失った元
「それ本妻が側室とは言え新妻の前で言っていい言葉じゃないよね!? 間近からそんな話聞かされてさっきまで混乱しつつも顔を真っ赤にしながらも辛うじて生理的嫌悪感を抱いてなかったこの子の顔がすっごく微妙そうなのに早変わりしてるけど!?」
今回、白漂の九番目の妻(の予定)として夜伽に望まされた薙鍛は女らしい作法を学べる機会にあまり恵まれなかったので困惑と混乱が元から強かったが、普通の結婚式や初夜では聞かされない汚い大人事情全開なぶっちゃけトークを至近で聞かされて、どんどん微妙そうな暗い表情に変わっていく。
「そういうわけでーこんな夜でこのようなまだ純真な子に大人への階段を駆け上らせるどうかと思いますので―皆さんのご意見をお聞かせ願いまーす」
「「「「「!!!!!???」」」」」
白漂は徐に立ち上がって部屋の壁の一面を大きく占めているローラー付き箪笥の幾つかを動かして露わになったレバーを降ろすと、壁が引き戸式に開いてそこに隠れていた彼の妻達や愛妾らが露わになった。
「な!?」
「あ、バレてた」
「そりゃまー北の居城もこの屋敷も設計図はほとんど僕がしてるんだからそれに無い部分があったら感覚で気付くよ。どっちの寝室でも見慣れた視線が他の子を抱いている間も注がれてたのは気付いてたし」
今までのやり取りが見られていたことに気付いた薙鍛は顔を再び真っ赤にし、紅華は少々目を丸くしていたが、白漂はジト目で潜伏を暴かれた女性達を一堂に問い掛ける。
「皆に質問でーす。これ以上僕の閨に女の子が増える、それも側室枠で入られることに意見はありますかー?」
今更過ぎる質問だが、白漂は直球に女性の独占欲を煽る形で今回の微妙過ぎる嫁入りに待ったを掛けようとする。
「元
だが、一番手の譜孝が余所見を添えて言い放ったその余所見を添えたまた身もふたもない意見を切っ掛けとして、女性陣からも逃げ道が塞がれていく。
「酒類の輸出にも支障が出るので白漂様は大女専門ふしだら将軍を続行ください」
無表情のままだが酒気も帯びた紅潮した表情でシャンディが悪口も添えて後押しする。
「治安が良くならないと測量に行けないから早く鎮めてちょうだい」
ムスッとした表情でナミが急かしてきたりする。
「せ、戦争が増えて怪我人が増えすぎると私達だけでは消化しきれなくなるので早く鎮めてくれるなら…」
ミナイが複雑そうながら白漂に同情も交えた視線を受けつつも先の二人に習う。
「…もう、一人や二人増えた所で…」
ナクタは諦観に満ちた乾いた表情でそう小さくつぶやく。
「ちょっと待て、増えればそれだけこっちが寝れる番も分捕れる種の量が減るぞ」
ようやくレキシントンが微妙そうな表情と下世話な内容で反対意見を口にするが、それは舞によって塞がれる。
「あー、それなんだけど今まで以上に精に効く食材が新たに発見されたわ。但しそれを円滑に入手するには北の再安定化が必要だけど…」
「だったら今回の縁談も進めて元
「…………」
ナイチンゲールもまた頬を朱色に染めながらいつもの能面で補強してきて、白漂は無言に追いやられる。
「うわわー、むずかしいねー…」
「あーえっと、これはこうした方が良いですよー」
その沈黙を打ち破ったのは、寝所の窓から見下ろせる中庭の石製の机上でジェンガ(こっちでは積小塔という名称で白漂が再現した)で、白陵と薙鍛と共に
「…皆、薙鍛を迎えるかどうかは別として…この子との関係を進めるためにはあの子について彼女と話し合いたい。だから一旦席を外してくれないかな?」
「…わかりました。ですが警護の問題で直ぐ異常に気付いて部屋に入れる位置で待たせていただきます」
真面目な表情に切り替わった白漂に応じて紅華も同様の表情で愛妾たちを引き連れて寝所を一旦後にした。
「…単刀直入に言うけど、あの空鳳という子…君を“母様”と呼んではいるけど、実際はどうなんだ?」
「…………………」
近くには互いしか人の気配がない状況での白漂のその問いに、薙鍛は始め口籠っていたが、覚悟を静かに決めた表情で口を開く。
「…あの子は、私の姉の…本当の“薙鍛”の子供です…」
「…でも、あの子の様子からして…その事は知らなさそうだね…」
「はい、その通りです…始まりは…」
今この場にいる薙鍛は静かに言葉を紡ぎ始める。
そもそもの始まりは、単于の位がまだ赤沙種にあった頃にさかのぼる。
沙丘の乱で
だが、仇敵となった趙王族の血を引くものが単于の位を継いだことへの潜在的な反発は根強く、ダレンが男子を残さぬまま死去すると、純粋な遊牧民の血筋である彼の異母弟の系譜が単于の位を受け継ぎ、それから白漂の祖父に当たるラルゴールもまた生まれた。
ダレンの系譜は女系を通して残りはしたが、その中で生まれた今の薙鍛と本来その名を継いでいた彼女の姉は双子として生まれてきたのだ。
当時、一人で生まれてくるのが普通である他の人間との違いから、双子などはまるで動物のようだと蔑まれ、不吉の象徴だとも見られていた。
それに加えて薙鍛達は仇敵の血筋でもあるからなおさら立場は弱い。
ラルゴールが存命中で赤沙種が単于の位を継いでいた間はその庇護を受けられていたが、彼が死して単于の位が屠各種に移ると待遇は悪化していった。
その中で生き抜くため、姉妹は幼少期から刺客より我が身を守るために磨かざるを得なかった武技で槍働きをするほかなかった。
幸いにも血筋のおかげで戦技はめきめき上がっていって、特に本来の薙鍛である姉は今その名を継いでいる彼女を守りながら功も立てていったので、表立って排除するような動きは減っていった。
そんな日の中で、今の薙鍛の姉で本来の薙鍛がまだ十代前半と言っていい年代で身籠ってしまった。
如何にして身籠ったのかは姉が最後まで語らなかったが、あまりに若い身での出産が無事に済む例などほとんどなく、姉は出産の際の多量の出血で死亡した。
「…その姉が急死した際に久々にそれと間違えて刺客が襲ってきたので、それを返り討ちにした直後に死んだのは私ということにして、姉の死体に細工をして私が薙鍛を装って隠れ反屠各種の有力者に保護を求めたのです。その有力者も私が武功を積んである程度地位を上げた時期に屠各種によって激戦地に送られて戦死に追い込まれましたので、この話を知っているのは私と貴方様しかいません…」
そうした過去を思い起こして語っている今の薙鍛はいつしか寝所の窓枠に身を乗り出して、口にした屠各種の人質時代とは違ってまだ遠慮がちだが屈託ない笑顔を見せる実の甥で息子ということにしている空鳳を複雑な双眸で見つめていた。
「…
だが、今の薙鍛のその憂いと後ろめたさを滲ませたその表情は、彼女の下半身にて急に生じた肌寒い感覚と如何わしい視線によって遮られた。
「あーなるほどねー、道理でまだ体がしっかり出来上がってない状態で親御さんになった身にしてはー妙にお尻とかが大きく育ちつつも内から広げられてない瑞々しい大きな果実状態だと思ったらそういう事情だっばぁ!?」
いつの間にか白漂が薙鍛の寝巻のスカート部分を引き下ろして丸出しとなった尻を訝しんだ表情で注視しだしており、それに気付いた薙鍛は憂いなんぞ一瞬で吹き飛ばされた真っ赤な表情で寝台の傍に掛けられていた長槍の石突きで彼を頬から瞬時に殴り飛ばした。
「うわ!? 今回の嫁入りと初夜に文句を口にした身でその相手の処女に何つ~ガキっぽい下種行為を!?」
「こ、紅華さんこれは私達が仲人した方が良いんじゃ…」
「し、マジボケするときはマジボケするけどこういう時でも反射で動く器用な人だから…あ、見て」
それに女性達は声量こそ抑えつつも驚きと悲鳴を露わにするが、当の白漂は頬から殴り飛ばされつつもバッタのように天井や壁を蹴って無事に着地を果たしており、頬顔に付いた赤い痣も小さく済ませていた。
「何だ、咄嗟にここまで動けるなら隠しても隠さなくても上手く押し通せるよ」
「な、何を言って…!?」
自身の頬に付いた痛みにしかめつつも白漂はまだ驚きが消えない薙鍛の真横へと飛び戻って、その口元を指でメっとして静かにさせた。
「死人を生き返らせるのは少なくともこの世界じゃまだまだ無理だけど、始まりが嘘っぱちでもそれを本当にすることはできるし、噓のまま本物よりも凄いと思わせる存在になる事は出来るよ。君だってその力は十分に持っているように見えるけどね」
「…え?」
「今の薙鍛という存在とその功績は君自身が稼ぎ出したもので、死ぬ前の君のお姉さんが稼ぎ出した功績はあくまでも彼女が積み上げてきたものでしょ。同じ名前を名乗って同じ人物を装っても結局は別々の人物だから、そもそもどっちが本物で偽物かはさしたる問題かな?」
「で、ですがー」
「いやー、僕が空鳳君だったら正体明かさないままあの世に行って本当のお母さんに言っても僕の母はどっちも凄かったんだって自慢するし、もしバレてそれを問われてもどっちも立派な母上だって言い返すけどね」
「…………」
「それでも今の状況が不安なら失敗しても大したことなさそうな事柄から確かめていって免疫とかを付ければいいと思うけど…?」
それから白漂は理屈や屁理屈も色々混ぜて言葉で捲くし立てて薙鍛の後ろめたさを和らげさせていくが、その最中に彼女の身はしなだれかかってきた。
「…だったら、紅華殿がこの場を組んでくれた…第一の理由が…私が貴方に抱いている思いが本物かどうか…今から確かめさせてもらっても良いですか…?」
「…薙鍛…」
「父親と遊ぶ子供を見て羨望を覚えた顔を鉄格子を嵌められた窓越しに見やっていた頃のあの子を思うと、父に等しい存在がいれば…私にもその役目を頼める男がいれば…あの子と共に前に進めるんじゃないかと…思えてくるのです…」
「…………」
それに伴って、母としての不安とそれで掻き立てられた女としての飢餓感が触発されつつあった薙鍛の腰に、白漂は静かに手を回した。
「…アアアァ…❣ そ、そこはぁぁぁ…アアぅ❣❓」
数分後、寝巻が完全に崩れた状態で喘ぎ声を上げている薙鍛が弱々しく震えながら閉じようとしている両足を、白漂が広げさせてその付け根に鑑定士に似た光も宿した眼差しを近づけ、淫裂を縁から内部の肉襞まで一つ一つ丁寧に細胞単位で調べる触診のような愛撫で解していっていた。
「…ッ❣❓ ま、待って下さ…アア❣ いくらなんでもそこまでは…アアム❣❓」
ゆったりと男の指の力もあって開いた淫裂の奥底へ、白漂の長い舌が這わされていく感触に、薙鍛は襞肉を舐め溶かされるような甘い感触を覚えつつも恐れも生じてと手を伸ばして止めようとするが、それが触れる前に自身に覆いかぶさってきた白漂に己が唇を彼のそれで塞がれてしまう。
「…あむ…ちゅうぅぅぅぅ…ちゅるるるるるるぅぅぅうぅ…………ぷっは、どう? 君自身の女の子の蜜は…?」
「…は…はああぁぁぁぁぁ…❤️ ど…どうと言われても…ぉうっ❣❓」
数分後、白漂に自身の唾液を吸われながらも己が口内にも彼のそれが麻薬のように細胞単位で染み込ませていく甘美さに、薙鍛は息こそ落ち着いていたもののその感覚が長くなってしまっていたが、そこで下半身よりブチっと張りに小さく肌を貫かれたような小さな痛みでありながら、そこからグイっと押し広がっていって痺れさせていくような感覚にハッと意識が幾分か戻らされた。
「ん……女の子を卒業したばかりの驚いて押し戻そうとする締め付けの強さはありつつも…奥底からはしっかりと吸い寄せようとする力強さも既に生じてきているね」
「っっっっっ~~~~~~~❣❣❓❓」
薙鍛は自らがこの身で初めて味わうディープキスの奥深い心地よさが麻酔となっている間に、それを教えた白漂が自身の処女を美味しくいただいたことに気付いて顔が瞳よりも真っ赤になった。
最初のうちに大分深くまで侵入出来て且つ、交わっている襞肉の慣れが通常よりも早いことを白漂は気付きつつも、深くまで導いた彼女の膣の戸惑いつつも飢えるような乙女に応じつつ、薙鍛が苦痛の方を覚えないように正確に性感を擽りつつも浅くも優しく撫でるような動きを男根にさせる。
「…うーーーん、私が女になった時はあの人も初めてっポイわりには慣れが早い気がしたけど…初めての子でも喜びそうなところを覚えるのが上手いわねやっぱり…」
「…うぅ、普通なら悔しいはずなんだけど…」
「…く、口惜しさと共に…それ以上の羨ましさが生じるというか…」
「…あたしも…早くこの晩が進んで…明日にでも欲しい…」
「うぅ、あなた…悪いけど…❤️」
「え…ちょ…ま!? わ、私も我慢ギリギリだけ…えぅうウウゥウ…❤️」
その様子は寝所の壁に隠された隠し部屋などに警護も兼ねて隠れている紅華達も盗み見ており、各々の差や違いはあるが目前にて新たな娘を女にしている最中の男に刻まれた深くも熱い快楽の記憶が今宵も甦らされていく。
「………アアアアアアアアァアア❤️ わ、私の身がああぁぁぁぁぁぁアアアァアアアァ…❤️ こんなぁぁぁぁぁぁぁ…勝手に動いてええええええ…アア❣❓ そ、そのようなところ…おむぅ❣❓」
盗み見ている女性達が悶々としたり、ただ見ているだけでは我慢できずに傍の女性を抱き寄せたり押し倒したりし始めた頃には、薙鍛は肌を激しく打ち合うような音こそないが子宮口まで深く突かれ続け、肉壺を胎内に侵入した大蛇の如き大きくも器用な動きを見せる男根に合わせて乱されるようになり、四肢が大きく仰け反らせて四肢がバタつくようになっていた。
それに合わせて白漂は彼女の十分に実りつつも形の良さも持った乳房を揉みしだいたり舌で溶かされて吸われるような快楽を女性に与える愛撫を施し、更には大きく開かされて蹂躙されている淫裂に併せてヒクヒク震える菊門も指でなぞり、その未知の甘さに怯えが戻り出した薙鍛の悲鳴をキスで塞いで舌を交差させて和らげさせていく。
「…んっぷ…♪ ここまで早く甘さを噛み締められるようになるなんて…上手いのは槍だけじゃないね…。僕も君の慣れの早さと上手さに敬意と感謝を込めて…分身を上げる…♪」
「はぁ❣ はぁ❣ ハアアアアァアア…そ、それはぁアアアァアアアァ―――❣❓」
唇が再び離れつつも代わりに至近で直視させられた主の底知れない愛欲の火に照らされつつも戦場での透徹とした深さが同居した眼差しに、薙鍛が自らを襲う快楽にゾクゾクとした脊髄を直に走り抜けられるような深い甘さを覚えた次の瞬間、彼女の身はバネで打ち上げられた人形のような躍動感を覚えた。
「―――アアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー❣❣❣❣❓❓❓」
「…ンン!!」
白漂が子宮口の最大限での降下を感じ取った瞬間に彼女の身を抱き寄せて勢いよく上体を跳ね上げ、その体面座位の姿勢に跳ね上げられた勢いで子宮口を亀頭に穿ちぬかれてそのまま脳髄まで快楽の槍に貫かれた衝撃に、薙鍛は理性が引き裂かれて生じたような断末魔の如き極みの嬌声を上げさせられ、それで生じた男根をかみ砕いて瞬く間に消化して飲み干す様な動きで襲ってくる肉壺に、白漂は噴火で打ち上げられて身が焼き消えるかの如き衝撃のある快楽を味わいながら爆ぜるかのような白濁を注ぎ込んだ。
『いつかは俺があんたのくれたこの赤槍で長生きしててよかったって言わせてやるよ』
(………セタン…タ…)
その白濁によって理性が焼き尽くされて白く染まっていく意識の中で、今の生を迎える前の
FGOでのあの全身タイツケルト師弟は本当に良いキャラをしてますよね…。