※この作品はR-18です。

天下の大将軍になる!! ~夜の睦言~   作:oosima

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今回は什虎攻略戦を受けての、現場以外の様子が中心になります。


216 戦は剣戟以外も激しく交わり合うもの

 ○秦始皇9年(紀元前238年) 什虎攻防戦三日目夜 楚国北西部 什虎地方 什虎城付近 白漂軍側陸橋 同軍占拠陸橋中間点山城○

 

「…とりあえず、今現在の戦況は…先着していた蒙武軍が北側陸橋から攻め込んでこちらも中間点まで押し出し、その左斜め下隣に位置する東北側陸橋は僕らが担当して既に中間点のいわば上のこの山城まで攻め取った。その更に隣に位置する東側陸橋はこっちの動きと連動した桓騎軍が上手いことただ乗りする形で小島や浅瀬で繋がっている下隣りの東側陸橋の中間点山城まで取った。残るは蒙武軍の左隣にいる騰軍だけどこれはまだ西北側陸橋の入口までにしか到達できていない。けれどこれは…」

 

 全軍集結及びその後の主将らの話し合いを終えた後の晩、白漂は占拠した什虎城一帯を広範囲に見渡せる山城に移した自軍本陣にて、盤上に広げられた地図や駒を通して全体の戦況を確認していた。

 

「…これは対峙している猩軍主力が蒙武軍よりも多く、また向こう側が土地勘で勝っていてかつ蒙武軍と騰軍の間は歩兵でもわたりやすい浅瀬が多いこともあって、蒙武軍の横腹を狙おうとしているのもあってそれを防ぐための目論見もあると思われま…あ❤️」

 

 盤上の前で派手さはないが品の良さはある椅子に座って駒を動かしている白漂の上で、杏橋が座って戦況の解析に加わっているが、その瞳は深く潤って眉が少々八の字になり、頬は薄い朱色に染まって愛欲の色が静かだが深く浮き出ていた。

 今現在の杏橋は白い清潔な木綿性の簡単な寝巻で、スカートをめくりあげられて露わになった両足は大きく開いて蜜を流し、その付け根に夫のいつもと変わらない雄々しき男根がねじ込まれてグニュグニュと蠢いて彼女の脳髄を肉壺越しに蕩けさせている。

 

「……この状況でこれだけ精査に読み解いててここも知能を持ったカズノコの集合体のように心地よき纏わりついてくれるのに…ここまで長く食いつくなんて大丈夫?」

 

 胎内の細やかで淫靡なカズノコが男根の凹凸に応じて蜜を帯びてコロコロと愛撫してくるような感覚に白漂は悦びつつも、今更ながら敵味方の生死が少なからず関わるこの場面に情愛を求める杏橋にジト目を向けたりもする。

 

「…い、いいえ…むしろ…こうしているとあなたの深く底の見えない知啓と繋がれるようで…実際…今までに何度もあなたとの交わりであなたの助けになる方策が生まれ…ッあ❣❓」

 

 夫に肉欲だけでなく言葉攻めされる感覚に杏橋はマゾ性分も刺激されてより心地よさが増すが、そこで足の付け根より心地よくもそれ以上に鋭くて刺すようなしびれを感じて仰け反ってしまう。

 

「…ほっほー♪ それだったら私達も明日以降の自分たちの身も含めた味方全員の安全のためにも…君が気持ちよくなりながら頭を回せるように手伝わなくてはなー…かぷ❤️」

 

 いつの間にか杏橋の大開している足の間に、可愛いいじめられっ子を見つけたいじめっ子の笑みを浮かべた藍蘭が割り込み、その白い歯と舌で杏橋の肉豆や淫裂を責め始めてきた。

 

「…あ、藍蘭!? い、いけませ…ンン❣❓ い、今は激戦中で…白漂様は一晩五回までしか白き情けを私達には与えられま…そして私達も一晩に付き一回までしか…ああ❣❓」

「ちゅるり…❤️ それでしたら…短くならざるを得ない睦言をより濃くしていかねば…あむ❤️」

 

 一応、激戦地における睦言にはルールはあるらしかったが、それを盾に自身が寵愛を貰える時間を少しでも引き延ばそうとする杏橋の努力は、無表情だが深い潤いを帯びた瞳を浮かべている立花誾が彼女の淫裂及びそれに近い太ももを甘噛みしだしたことで潰されてしまう。

 潤いと震えを増しながら心地よい締め付けを増す肉壺に呼応し、白漂は腰の動きを速めて杏橋の嬌声と肉の躍動の高まりをさらに促していく。

 

「…ァアアアア❣❓」

「ッ!」

「「❣❓」」

 

 そして、杏橋は男根に意識が子宮ごと突き上げられて天上へ登ったような飽きることのない感覚を味わった後、その高密度に震えと締め付けを高めた肉壺は白漂の彼女に内臓まで吸い上げられるような心地の白濁を最奥で叩きつけられ、収まり切れずにビュビュっと勢いよく噴き出た子種汁は淫靡なつなぎ目に寄せられていた藍蘭と立花誾の顔を白く染めた。

 

 

 

 

 

 ○秦始皇9年(紀元前238年) 什虎攻防戦四日目早朝 秦国中央部 王都咸陽 本殿○

 

 白漂の閨にも激戦の影響が出始めていた(?)晩が明け始めて次の日の朝、後方の地を纏め上げて咸陽の大本営も今現在は什虎の戦況で朝早くから既に熱が高まっていた。

 

「既に五軍は到着してそのうち蒙武・白漂・桓騎の三軍が当初の予定よりも大幅に早く戦況を進めているようだ!」

「おお! 三将ともさすが!」

「韓軍側も既に到着して什虎城攻めに参加した模様です!」

「そうか!」

「桓騎が韓方面で派手に悪目立ちばかりしておるという話だったからこちら側で参戦するかどうか不安だったが…」

「この勢いなら列国が大きく動き出す前に決着を付けられるぞ!」

 

 その大本営会議は今のところ好調であったが、当然この時代でその調子のまま続くはずがなかった。

 

「報告! 楚側が西部地域にて部分的ながら動員令を発布した模様! その数は一か月後には十万規模となって攻め寄せてくる模様です!」

「「「「「何ぃ!?」」」」」

 

 相変わらずこの世界の楚の兵士が畑より取れる的な報告が寄せられ、秦側大本営会議は冷や水を浴びせられた調子になる。

 だが、その押し下げられようとした空気はその事を事前に予想していた者達が押しとどめに掛かった

 

「落ち着け、こちらもそれは想定して既に対策は打っておる! 韓も同様のようだがな」

「さ、左丞相!?」

「そうだな、あちらへ向かう前に朔方侯が色々提言したからな」

「李斯様!?」

「昌文君に李斯、東南部国境地帯で優先して行わせている例の調査が完了しているな?」

「大王様!?」

「落ち着け、まずは什虎地方と隣り合う秦国東南部の各資料を全てこちらに運べ」

「う、右丞相!?」

「今すぐにだ!」

「ハ、ハハァ!」

 

 そうして、楚側の動員令を事前に予知していた面子を中心に秦の大本営も大きく動き出そうとしていた。

 

 

 

 

 

 ○楚国北西部 什虎地方 什虎城付近 白漂軍側陸橋 同軍占拠陸橋中間点山城○

 

「…ん…朝か…」

 

 咸陽でそのような動きがあった頃、その理由の一つとなっていた白漂も目を覚まそうとしていた。

 

「…ンン…❤️」

「殿ぉ…一発だけとは言わずゥ…いつもみたいにィィ…❤️」

 

 周囲には昨晩にて白漂に寵愛を求めた女性達があられもない姿で寝相を晒しているが、普段と比べて少なかったらしいのはその寝言と不満げな表情で見て取れた。

 

「…これは今回の攻略戦が終わっても…その帰り道から覚悟した方がよさそうだなぁ…起きようか…ッ?」

 

 その女性達の体力の高さに比例した欲求不満の兆候に、後々の心配事を感じつつも白漂は身を起こそうとするが、そこで昨晩の閨に参加できた女性達とは異なりつつも馴染みのある肉の味が下半身より、意識覚醒度の上昇と共に立ち上ってきた。

 

「…あ❤️ 起きましたかぁ…昨日のでやっぱりぃ白漂様のぉ精気の余分なのが抜け切れてなさそうだったのでぇ…皆が眠ってるうちにぃ抜いてあげようかよ思ってぇぇ…❤️」

 

 白漂がその感覚に釣られて視線を下半身に向けると、ハイルが普段のおっとりさを残しつつも淫靡に深く蕩けた表情で彼の腰の上に跨り、その朝勃ちしている男根を淫裂で咥え込んで、短い間に必要な情欲の満足を得ようとその内部は淫蕩かつ大きく媚肉が躍動して男根の感覚を引き上げていた。

 

「…人の寝込みを襲う悪い子はお仕置きしないとね…それと、人の眠りも邪魔しないようにもしないとね…はむ」

「ハグ❣❓ ちゅうううううゥゥゥゥ…❣❓」

 

 その状況を悟った白漂は上体を起こすとハイルの白く艶めいた身を抱きしめて、その唾を垂らしている唇を自身のそれで塞いだ。

 そうしてハイルの音を出す動きと嬌声を封じ込んだ状態で、胎内を男根で大きくかき乱して彼女の肉の悦びを深めさせながら、そのダイナミックな肉壺の動きを促して男根のねじ切られそうな喜びを介して陰嚢のズキズキとした疼きを高めさせていく。「

 

「…ッ!」

「ッッッッ~~~~~~❣❣」

 

 数分後、他の女性達の起床を促す嬌声をふさいだままの状態で、白漂は自身を包み込んでのた打ち回る大蛇の体内のように蠢く肉壺へ白濁を噴出し、それでハイルは声こそ上げられなかったがその分に意識が天幕を突き破って上昇したかのような極みに押し上げられ、白漂もまたその鋭く心地よい感覚を味わった。

 

「…こっちも陣形は整いましたぁ!」

「いつでも攻撃に掛かれます!」

 

 数十分後、秦軍側は本日も大きく攻め込むべく布陣を整えつつあり、それは白漂軍も同様であった。

 

「…向こうはまだ防備の布陣が整ってないように見えるから、昨日の勢いのままに攻めに出た方が良さそうなのだが…」

「昨日に決まった向(・)こ(・)う(・)の(・)提(・)案(・)による部隊がまだ来てないからだよ」

「向こう? 提案? 何の話で…!?」

 

 昨日の戦果を反映して攻勢命令を待ちわびている自軍の将兵を白漂が宥めたところ、その彼が言う部隊の旗印が姿を見せてきた。

 

「あ!? あれはこっちから見て左隣りの桓騎軍の!?」

「っス、お待たせしたっス」

 

 それは友軍のだが出自などで他の秦軍からも警戒されている所属を示していたが、白漂兵達がそれに驚いているとその桓騎軍部隊の隊長が馬から降りて気さくな様子で挨拶してきた。

 

「昨日の本陣での会議で五軍それぞれの得意なやり口で什虎の本城を攻めることのほかにも決まったことがもう一つあってね。隣り合う友軍はそれぞれ一部隊を戦中は一時交換することが決まったんだ」

「交換?」

「これは桓騎軍(うち)で昔からやってる方法でね。互いの軍の癖を間近で見た方が必要な分の連携もしやすいだろ。ちなみに俺は桓騎軍千人将の那貴だ」

「何か隣でニヤニヤ笑ってるあのチンピラの集まりみたいな他の桓騎兵と違ってちゃんとした感じだけど怒ったらその分に怖そう…」

「マルタさんそんなこと言っちゃダメっす」

「昨日にて隣りからこっちの軍の動きの芸の多さと速さは見たけど、お頭も似たり寄ったりで変わりやすい」

「え…じゃあ、白漂軍(うち)からは桓騎軍には誰が向かうんですか? それとその話だとこっちから見て右隣りの蒙武軍とうちは誰が行くんでしょ」

「あー、それにしてはもうすでに決まってる。と言うかもうすでにこっちから隣りの軍に派遣してあるから」

「え? 誰がー?」

 

 その桓騎軍から一時派遣されてきた那貴も加わって本日からの新たな作戦の変化で白漂軍の中心はにわかにどよめくが、そこで白漂が隣りの軍に派遣したという人員の名を聞いて別な意味で揺れ出した。

 

「…え? しょ、将軍…あ(・)っ(・)ち(・)に(・)あ(・)の(・)人(・)を(・)派(・)遣(・)し(・)た(・)って…本当ですか?」

「本当だから。むしろ向こうの人もこっちの予想以上に好感っぽかったから」

「「「「「………………」」」」」

「…あ、あれ? 那貴さん…何かすごく微妙そうな感じになってないっすか?」

 

 白漂軍中枢で急速に流行り出したそのよからぬ空気に、桓騎軍から派遣されてきた将兵の何名がどよめき出した。

 

「…まさか、前線の方の城郭などの秦側の守備が亀みたいに異常なほどに厚く硬くなり出して不振を感じたが…まさか今の秦で名を馳せている将共の多くががこの要地へ集中運用されてきていたとは…」

 

 一方、什虎城地域を広く見下ろすことが可能ながら、主戦場から程よく離れた山中にて、旅人に扮したある一団がその様子を盗み見に来ていた。

 

「しかし…まさかあの韓が秦に抱き込まれるとは…」

「恥知らずが…」

「…ですが呉鳳明様! 騰までここにいるこれは山陽と著雍奪還の好機です! 直ちに本国に戻って大軍を!」

 

 その一団の正体は秦側の動きに不審を覚え、入手した情報をもとに秘かに潜入してきた呉鳳明率いる旅人や行商に扮した魏兵の一団であった。

 

「まだ駄目だ。連携を組むべき楚がまだ東海からくる東夷に気を取られすぎて魏だけでは今の秦の防衛線を短期で突破できん」

「し、しかし…」

「今回はまだ出来ん夢想よりも今この戦場の動き、特に秦の連中の動きを見ろ。今回集まってきている秦将…いずれもやるべき時が来たら何としても討ち取らねばならんものばかりだ」

「ッ! ハハ!」

 

 今この状況に血気へ逸る部下たちを宥めつつ、呉鳳明はこの戦場の極秘視察を続けていった。

 

 

 

 

 

 ○秦始皇9年(紀元前238年) 什虎攻防戦四日目正午 中華中央部 王都新鄭 王宮 本殿○

 

「…報告! 既に秦軍主体でありますが什虎城攻略軍は予定よりも大きく進んでおります! 青水湖制水権も長江との合流部を冬史将軍が什虎水軍を退けた後に占拠したことで水上から楚側が増援を送ることは困難になった模様です!」

「おお! さすが冬史将軍だ!」

「兵力比率上は秦軍主体だが我が韓の水軍があの楚のそれを退けたとなると低く見られてきた我が国の武威も大きく上がるぞぉ!」

 

 戦況の好調を受けての盛り上がりは韓の朝廷も同様であり、廷臣達の多くに喜色と高揚が広がっていた。

 

「…このままの戦況で進んで契約通りに什虎一帯が韓領になればよいが…楚とて国内の都合からしてそれをこのまま座視するということもあるまい。同国及びに他国の動きはどうなっておる?」

「…左様です大王様、その点についてはこれから詳しく述べますが先に結論を言いますと今現在のところ大過はございません。魏国は我が国を仲介に連携を図ろうとした楚が倭寇の侵攻激化で東方に注力せねばならない状況で単独では今の秦の重厚な防衛線を破れないと静観及び諜報の構えです。北東で新たに秦と国境を接するようになった燕は朝鮮経営の拡大に余力を取られて秦との回復傾向にある国交の破壊をすぐにもくろむ勢力は見当たりません。趙は長らく秦と友好関係にある斉が後背にあることと何より今現在の趙王が国外情勢にひどく消極的なので正直論外です。肝心の楚はさすがに西部の動かせる兵力を向かわせてくるでしょうが、こちらもそれが遅れるように色々と進めて終わりますので兵力集結が終わる前にこちらの什虎攻略が完了する可能性が高いかと…」

「おお! さすがは張宰相!」

「元から楚は歴史柄から多民族国家で反政府勢力が多かったが既にそこまでされるとは!」

 

 その高揚は高官達から昇る理詰めによる補強で上がっていっているが、それに内心で反発や危惧を抱く者も少なからずいた。

 

(…皆…あの桓騎に…秦に…近頃まで散々国を荒らされた事がないように振舞って…冬史殿も行かれて…、何より今の秦の品の通り道化が進行している状況は…先生に相談しないと…)

 

 その一人である韓寧は目先の好調に関心を奪われているように見える重臣達に対する軽蔑の念と、その災難の大本である秦に対する依存度を深めつつある自国の現状に憂慮を抱き、今この場に呼ばれていないある人物を思い浮かべた。




次回は、あのダークお頭とどさくさ紛れ得意な女たらしヘタレの思わぬ連携が中心になる予定です。
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