○秦始皇9年(紀元前238年)南原防衛戦一日目昼 中華中央部 韓国南部 南原平原 荒巌山○
「…そうかぁ! どうにか韓の左軍は崩壊の手前でどうにか踏みとどまれそうかぁ!」
蒙恬がそのコミュ力と軍才を生かして博王谷軍の崩壊を食いとめて十数分後、それとは正反対に位置する右軍の片割れである白漂軍を率いる白漂もまた伝令からその報せを聞いて、安堵の声を上げていた。
「戦闘しながら指揮と伝令の報告の聞き取りを同時に受けるなど大したものだな白漂ぉ!!」
「うわっと!?」
そこでにやりとした笑みを添えた轟音が生じ、それと同時に破壊された大岩より打ち出された岩石の散弾の雨を白漂は大きなものを十星戟にて高速で弾くか受け流し、中小のものは身に纏っている鎧の装甲部分で弾くか避けるなどしつつ、飛靴で岩と岩の間を飛びまわって味方を動かしていた。
「…ぬぅ! この周泰の拳と旋棍*1をここまで避けながら指揮を出しつつ―――」
「しっ!!」
「―――うぬぉう!?」
その中で楚軍左軍の前衛を指揮する将軍の一人である、古傷だらけの肩幅が広い巨躯で巌のような巨漢の周泰は獰猛な笑みを浮かべつつ、その巨大な拳で籠手と一体となった旋棍を振るうが、今度はその攻撃で飛び散った岩石を白漂が十星戟で撃ち飛ばして生じさせた散弾に紛れて襲い掛かり、周泰の右手首に小さめだが傷をまたつけた。
「す、すげえ! やっぱりうちらの大将は…! あんだけ大岩を砕きまくる化け物の攻撃をトンボみたいに避けまくって攻撃や俺たちへの助けまで…!」
「ぬぅ! あの虎狼の国であの騰と若くして同格になっただけはある! だが、その騰の方は…!」
白漂の武勇は味方を鼓舞させると同時に敵の動揺を誘うが、後者は秦側主将のもう一人の片割れの方にほくそ笑む。
「ちぃ! こいつらどんどんこっちの岩場になれてあちこちから現れて不意打ちをかましてきやが―――!」
「遅いっ!!」
その方向に位置する騰軍の将軍の一人である録嗚未が舌打ちしたその時、自分達が把握しているはずの岩石地帯の影や隙間からしみ込んでくる水のように様々な形で現れる楚兵に紛れ、ある影が俊足で背後より急接近してきた。
「―――あがぁ!?」
「ビヒイ!?」
それに録嗚未が気付くもすでに斜め後ろの至近に入っていたその童顔が目立つ楚の武将凌統は、振り向けられた矛をその小柄な身を逆に生かして潜って避けると、その鉈状の双刀を振るって録嗚未の脇腹を鎧ごと深く切り裂き、同時に彼の馬の首にも傷をつけて暴れさせてその身を振り落とさせた。
「録嗚未様ぁぁアアアァア!?」
「貰ったぁ…っ!?」
秦側が悲鳴を上げる中、馬上から地面へ落ちる途中の録嗚未に凌統は刀を振り下ろすが、それはファルという独特の風切り音を添えた剣技で止められた。
「ココココ、これ以上は録嗚未の亡骸を辱めるのは許しませんよぉ」
「騰!!」
「まだ死んでねえよってぐほぉ!?」
「録嗚未様が血を吐いたぁ!?」
「将軍それ以上喋らないで!」
秦側援軍の将の主将が部下からの突っ込みを浴びつつも助けに来たのだ。
「そのマヌケな秦将に少し合わせた甲斐があったな。管丙達は録嗚未を取り囲んで無力化しつつもまだ殺さずにおけ! そいつを生餌にすればこの場に騰を引き留め続けて囲んで今日中に潰せる!」
「「「「「ウオオオオオオオオ!!」」」」」
「「「「「させるかアアアアアア!!」」」」」
そして、友軍の二つある心臓の片割れが大きく揺らぎだして生じた危機を、白漂は即座に感じ取った。
(…まずいな。あのまま置いとけば今日の内に十中八九二人とも潰される…なら!)
白漂は即座に何かを決めた顔になると、飛靴の跳躍力を生かして周泰に飛びかかった。
「…速い! だが…味方の危機を素早く感じ取れるその視野の広さこそが貴様の今この場での死因よぉぉ!!」
「(来た! 確実に飛んでくるこっちの頭を確実に粉砕すべく放たれた豪速での旋棍の横薙ぎ払い!)だったらぁ…っ!!!!」
それを見て周泰が振るい払った一撃を、白漂は身を大きく捻って回して足で受け止めると、その勢いと脚力を最大限に生かしてその場から砲弾のような勢いで離脱した。
「「「「「んなぁああ!?」」」」」
周囲の将兵達はそれに秦楚問わず驚くが、続けて白漂が取った次の手に後者はもっと驚くことになる。
「こっちに相手を切り替えてもらったぁ!!」
「何だとぉ…がッ!!?」
「馬鹿なぁ!?」
白漂は狙って飛んでいった先にある凌統に襲い掛かり、思わぬ形の横槍に凌統は驚いて振り向くがその時には十星戟でその胸を浅からず高速で斬られ、今度は凌統を落馬させたのだ。
「ぐべぇ!?」
「…あーーーーー…身に軋むような痛みが…けれどこっちに移った甲斐が合ったなぁ…」
「ちょっと大将軍! 早くどいてあげてください! それほっとくとまずいで…!?」
そして、敵に取り囲まれていた録嗚未達にぶち当たってしまうが彼らをクッション代わりしつつもどうにか停止と彼らの包囲網脱出も成し遂げるが、それに騰兵達は慌てて彼を自分達の上官よりどけようとするも、そこで楚の左軍側に退却の銅鑼の根が鳴り響いた。
その後、楚の左軍が退いた事で南原の戦いは西側では今日の所は終わって膠着になり、東側の方では楚の右軍が優勢を基本続けたものの、韓の左軍を全滅させることは出来ず、夕暮れに入ったところで楚の中央軍と右軍も陣地へ引き戻っていったことで、南原の戦いの一日目は終わった。
○秦始皇9年(紀元前238年)南原防衛戦一日目夜 中華中央部 韓国 王都新鄭○
「な、何ぃ!? 博王谷将軍が意識不明の重体だとぉ!?」
「それでその軍は半分近くが討たれたと!?」
南原での一日目の戦いが夕日と共に終わってから数時間後、韓の朝廷は前線から伝えられたその報せに騒然となった。
「…は、はい! 秦側の援軍でどうにか全滅と南原城落城は防ぎましたが…軍は半数近く討たれてしまい、攻勢には当分出られないとのことで…」
「どういうことだ!? 必勝を期しての準備で臨んだのではないか!?」
「しかも博王谷将軍を討ち取りかけたというのはあの李牧だと!?」
「確か今の趙の太子派に手柄を上げさせる形で秦趙の国交を回復させてその仲介をしている我が国の安全保障を高める工作の途中だぞ!」
「その太子派に属している李牧が何故それをぶち壊しにするような真似をするのだ!?」
「落ち着きなされい!! 今は狼狽することよりも生じた問題に対し対策を打つことが第一だ!!」
詳細が明らかになるに連れて韓国朝廷の動揺は深まりそうになるが、それを張宰相は一喝して一旦は押し黙らせた。
「…だ、だったら今現在まだ楚軍の侵攻が及んでおらず博王谷将軍の出身である東部より兵をもっと且つ早急に南原とここ王都に出させるべきであろう! これでは趙とそれと関係を深めている魏もどう出るかわからん!」
「無論、それも選択肢にある。だが、東部防衛も必要である以上はまず現地の損失を正確に算出してー…」
「そのような悠長なことをしている場合か!? 下手をすれば南北から挟撃を受け兼ねんぞ!」
「そうだ! そうなった場合に備えて今すぐに軍をここ王都圏へ戻すべきではないか!?」
「か、韓布様! 落ち着かれください!」
「まだわかっている範囲内の情報では守戦中心に徹すれば南原で楚軍の方を押し止められます!」
「それなら東部軍は全てここへ集めろぉ!」
「(…これは…張宰相がおられるのに場が収まらない!? な、何とか…)あなた達! そのような内紛をしている場合ではありません! 大王様!!」
だが、すぐに不満や不安は続出して場は更に騒然としだし、韓寧は懸命に皆を落ち着かせようとしつつ父である韓王安にも助力を求めた。
「…それでは、議論を深めてこの状況を改善する方策を創出せよ…」
「「「「「…………」」」」」
だが、韓王安から出た言葉は叱りというには声音が弱く、玉座の手摺に置かれた指先は小さく震えており、周囲は一旦静まるがそれは不安の助長からであり、すぐに議論の名を貸した口論と動揺は再開した。
○中華中央部 韓国南部 南原平原 荒巌山○
「…どうにか左軍の完全崩壊は防げましたね。こちらも向こうの若い将の踏み台にされるという事態は運混じりですが防げました…」
「コココ、録嗚未が貴い犠牲になってくれたおかげで…」
「だから死んでねえよ!」
韓の朝廷が動揺していた頃、その彼らの期待と不安を集める南原の一角で、白漂と騰は見た目こそ突っ込みを浴びせられつつも落ち着いているように見えた。
「いやだけど、生きてはいるけど傷が深すぎて明日から当分は戦場には出れないから戦力としては期待できないという意味ではあまり差はー…」
「そんなのテメエがあの楚のガキ将を仕留めそこなった時に俺へぶち当たったのも原因だろうが―――!」
「…ご報告ー、昼間に左軍へ援軍として派遣されていた者達が帰還されましたー」
「そうか、その将校たちから色々聞きたいからここまで通して」
「はい」
「―――いって無視すんじゃねえ!!」
そして、外野は途中から無視されて昼間の戦況の詳細な確認に入る。
「…そういうわけで、韓左軍は全滅こそ免れましたが半数近くが討たれ、南原城の寸前までの要所は全て奪われて、左側から戦局をこちらが主導するのは困難となりました…」
「そうか蒙恬、ところで現場では貴官が成り行きでその場の指揮権を握ったという。そのことに対する不満は無かったか?」
「騰将軍その点についてはご心配なく、落ち着いた後で事情を知った韓兵末端が抗議のために来ましたが、目の前で向こうの将校に我儘を言うなと拳で黙らされていたのを目にしましたので…」
「韓にも上下関係が厳しい所はあるんだな」
「白漂軍は体罰的な厳しさの印象は厳しいですね」
「まあ、こっちは殴る暇があるなら一月くらい適当な鉱山にぶち込んで鉱石掘りを手伝わせる。足が動けない人には鉱石の選別をさせてる」
「だからテメエのせいで当分立てなくなったんだろ!」
「…でも何か気になる。どうしてそのきっかけを作ったのがあの李牧だったのか?」
途中で突っ込みを浴びつつも報告とそれへの応答は続くが、課題が白漂によってそれに触れると本陣にいる面々は神妙で悩ましそうな顔に入った。
「…それも不可解ですが今は左軍の戦力低下で起きる明日以降から増えるだろう
結局は同じ悩ましさを抱きつつも優先順位を忘れない隆国が切り出したその現実への対策協議で、一同の思考は切り替わったのでこの場ではそれ以上深まることはなかった。
「……考えれば考えるほど理解も納得のいかない…」
数十分後、現実への軍略の話し合いを終えた白漂は自分の本陣ゲルに戻り、報告書や政戦に関する学術書を読みながら寝転びつつも、その原因となった日中でのその転換点への思考で意識は冷め続けていた。
「…姫昭ー、君…趙にまだいた頃は李牧の支援もあって実質城主と将軍をしていただろう。なんか今回の行動について心当たりはないかい?」
「…いいえ、支援を受けていたとはいっても直接に顔を合わせたのは数えるほどですし、私ではあの方…じゃなくて彼の今回の行動で彼が得られるのは不利こそあっても利など想像できませ…んん❣」
そして、そのために元趙将であった姫昭はこの場に呼ばれて白漂に意見を求められていたが、並行して彼女は彼の上で腰を振って淫裂で肉棒を締め付けており、人間の慣れのすごさを地味に見せていた。
「…そうだよねぇ。先に楚の都で伏せられているとはいえ元部下がやらかした後とはいっても…その挽回で今回の戦に従軍したのはわかるが、匈奴とやり合っていた頃の手口で
「ああ❣❓ 藍蘭さ…そんな急に…ううぅ❣❓」
当然、白漂にとって裏の参謀本部兼諜報部を兼ねている閨には、まだ腹は膨らんでいない白家所属の女性達が集められるだけ集まっており、彼女達は自分達の寵愛を貰える番を速く来させるためのもあるが、姫昭の豊かな美乳より糖分を補給してその疑問への思考を深め合っていた。
「…この際だからもう趙帰国には見切りをつけて楚でやり直す腹を決めて狙いやすそうな方を狙いに行ったとか?」
「無くは無いけどまだ可能性としては一番低そうですよ譜孝さん。夕刻に今日の戦が終わったばかりのどさくさに紛れて変装して向こうの陣中に行ったら、李牧は今回の戦いに従軍していた趙太子派の人達に自ら弁明に行って詰め寄られていましたけど、その時に楚の人たちはあまり庇っていそうには…」
「相変わらず大人しそうな顔をして大胆な時は大胆よね庶徐ちゃん。でもさあ本当に考えれば考えるほど今回の李牧と
「…そうだよなぁ、博王谷を討ち取った後で韓を併呑すればまぁ楚でやり直す上でなら良い材料になるけど、いかんせんこっちの一手で討ち漏らしたし、何よりこっちもこっちで韓を滅ぼさせるつもりは当分ないし、というか趙へまだ帰国するつもりそうだから…楚に韓を滅ぼされて中原へ進出されるようになると、今度は秦と楚の両大国に魏趙は中心からその脅威を直に浴びせられるようになる今回の遠征へ同行というのは…、そもそも今の趙太子派も韓や魏との対秦同盟を主軸にした外交関係回復で立場を強めようとしていたところなのだから、それをぶち壊しにしようだなんて―――」
「うアアアアアアァ❣❓」
周囲の女性達と共に今回の趙側、というより李牧の動きの不可解さに白漂はますます頭を捻らせたその時、彼の腰の上で羞恥と淫欲で身を揺らしていた姫昭が極みに達した証で大気を震わせて背を大きく仰け反らせ、その震えを伴った彼女の豊かな双乳の合間に比肩する桜色の大きな饅頭の内部を思わせる淫裂も大きく蠕動し、交わっていた男根も饅頭の生地に取り込まれる白餡の如く白濁を放出してしまう。
「―――え…う…その理由もそれだけど、愚息の堰の決壊繋がりで…
「何その思い出し方? まあ、李牧のあの行動は今の情報ではどうしても不可解さばかり増すだけだけど…ちょっとーあれを持ってきてくれる?」
「はい、わかりました紅華さん」
それで今度は杏橋が寝台の傍にある机に、この戦場の精巧な、特に楚側の陣地とそれに取り囲まれている古い溜池を始めとする水利施設を再現したジオラマを展開した。
「…そういうわけで、今現在、楚側は今現在占拠している南側の山間にある溜池に、水が集まるように周囲の水路を変える工事を現地民も多く駆り出してまで工事を急速に進めていま…あぁ❤️」
十数分後、そのジオラマの端に自らの爆乳を預けつつ杏橋は現状の説明を行っていたが、彼女の普段は能面な顔は悩ましそうな朱色を帯びており、下の豊かできれいな丸みを帯びた尻は薄く紅潮して丸出しになっている。
「…普通にみればこちら側の低所の施設を水攻めしようとしているように見えるけど、この地の南北の高低差を考えれば、向こうの方が被害の出る可能性が…それに紅剡は気づかないはずがないだろうに…」
その杏橋の背に圧し掛かる形で白漂は共にジオラマのコマを動かし、今現在の動きから見える楚軍の次の動きを予想しながら、腰を動かして男根を彼女の雪のようにし白い恥丘に走るように浮かんでいる牡丹のように赤い淫裂へ捻じ込んで互いの淫肉を刺激し合っていく。
(…交わされている言葉はどれもこれも重要で且つ話し手の頭の強さを感じさせるものばかりなのに…傍から見ればどう考えても色事に乗じて好色家が軍議ごっこでふざけているようにしか見えない…情事と軍議を同時に進ませるなんてどういう神経をしているの―――)
「あー、もう何年もこういうのをしてきた結果、度を越さない限りはむしろこの方が思考に良い刺激となって色々良い方策が生じる脳髄になってるからそんな心配しなくても良いわよ」
(―――おって気付かれてたぁ!?)
それを外から大将ゲルのわずかな破れ目より王元姫は顔を真っ赤にして盗み見ていたが、紅華の言い訳が示す通りに彼女の存在はばれていて見逃されていた。
「…ん? それで杏橋…こちら、南原城の南側の楚の右軍陣地に位置するこの分…空白が目立つけど…?」
「…ええ…ん❣ その辺りは特に向こうの見張りや警備がやけに固くまだ…すでにこちらがはなっている偵察兵が…三十名未帰還となっていて、その内二十名が既に戦死確認済みで…アアぁ❣❓」
白漂も王元姫の存在にはとっくに気付いていたが今は関わるそぶりも見せず、楚側の陣地に生じているその情報の空白地に着目すると、杏橋の大きな白いノーネットメロンのごとき淫肉の下の付け根への突き込みを速め、果肉の如く甘くも彼女の工学技術者としての器用さと握力の強さを示しているような淫圧を強めて共に極みへ加速していく。
「…アアアァア❣❓」
「…んん!!」
(…あ、あの…我が国の工人達も感嘆していた道具や築城術を見せていた女性が…あ、あんな淫らに…けれど、そうさせたあの人…感じてないわけではなさそうなのに…)
その果てに杏橋が大きく背をのけ反らせて普段の怜悧で知的な美貌など感じさせない淫らな極みの証を表情に出し、王元姫は顔をますます赤くしつつも目を離せなくなるが、その杏橋の下腹部に小さな膨らみを生じさせている子種汁の元栓である白漂がそれを悦びつつも考えが煮詰まった表情になっているのに気づいて戸惑う。
「…ふあぁ❤️」
「…よし、そこに今回の戦場を左右するものが潜んでいそうだ。出かけるから愚息を掃除しながら大人しくさせて」
極みの余韻に入った杏橋からジュポンと男根を抜いて彼女を寝台へ寝かせると、陣中で寝ている兵の癒しになればと琵琶を奏でていた王京の傍に移り、濡れて半勃ちしている男根を彼女の頬にそっと触れさせた。
「はい…あむ❤️」
それを王京は頬に薄朱色を浮かべつつも嫌そうな顔ではなく、うっとりとした瞳を向けて先ほどまで美声を放っていた唇を大きく広げて亀頭を飲み込んだ。
「それと楚兵からはぎ取った鎧をそこで盗み見している子の分も含めて用意して」
「…え!?」
本来なら羞恥と同時に軽蔑の念も生じるはずの生まれ育ちにも関わらず王元姫はその交わりにますます興味と欲情を高めさせられつつも無言でいたが、そこで自分まで呼び止められて初めて彼女はこの場で声を間抜けな感じで漏らしてしまった。
次回、白漂の悪癖(?)に韓側のお嬢様が巻き込まれてしまいます。
ちなみに、今回登場した楚側の武将たちの容姿や性格は、あまり知られていない三国志漫画“ブレイド三国志”の同名キャラが元ネタです。