それと、一部ですがGTOネタも混じっています。
○秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 朔方郡 朔方城近郊某山林○
「…ふーー、今晩はここで野宿するしかないか…」
「土砂崩れで道が崩れて遠回りするしかなくなったのが痛かったねー。もう今から走って戻っても門限で門が閉じるから…」
朔方城の近くにある山林の洞窟に雨風を避けて少々の後、白漂とマルタは身に付いた汚れを洗い落とすために洞窟の近くを流れる小川に身を付けていた。
二人は小川の中に突き刺さる岩を境界としてその反対側で、生まれたままの姿で水に浸かって汗を流し合っていた。
「…星も輝きだしてきたし…そう言えばマルタ… 君の民族の出身民族におけるこの世界の創世神話でも最初に生まれたのは星だというけど…」
「はい、そうです…正確にはこの世界が作り直された時にーーー…って城主様お聞きしたいです!?」
だが、その間の暇をつぶそうと何となく白漂が言い放ったその内容に、マルタがキラキラした瞳を浮かべて岩を飛び越えて彼に抱きついてきた。
「ぬお!? マルタ…ちょっと男としては嬉しい災難だけど…女の子としてはふしだらな不祥事…」
「…あ、すいませんした…」
当然、白漂はお互い裸の状態で押し倒される形になったので、その事に気付かされたマルタは顔を真っ赤にしてすごすごと元々の位置に戻った。
「…まーマルタ君、このまま無為に明日まで時間を過ごすというのもあれだから、異文化理解と交流のために君の民族の神話の中で面白そうなのを改めて話してくれない?」
「…は、はい…そうですね…ではまず…」
マルタの珍しい落ち込みながらも可愛い様子と、先ほど肌で味わえた彼女の体の心地よさで愚息に血が集まり出したのを堪えつつ、白漂は彼女には話を促した。
マルタは落ち着きを取り戻すと、静かにだが深い声で、彼女の生まれに代々伝えられる神話を語り始める。
「…まず、この世界が生まれる前…前の世界は…今の人と似ながらも、それよりも大いなる力と知恵を持った種族が治める世界がありました。けれども…やがて、彼らはその力ゆえに自惚れ…虚栄に耽り、やがて世界の全てを食いつぶして…無へと至って闇となりました…」
そう語るマルタの周囲は川底が深いのか暗く底が見えない様相をしており、まるで彼女が語るその前の世界の終末を示しているようであった。
「…その世界の者達に、自惚れを辞めるように諫め続けるもつまはじきにされて追放され、けれどもそのおかげで前の世界の終わりに巻き込まれずに済んで、世界が無に至っても残ることが出来た方がおりました。その方が…今この世界をおつくりになられた
その自身が浸かる水の暗闇から顔を上げ、マルタは頭上の星々が瞬く天を見上げながら言葉を続ける。
「光りあれ…と」
そう語るマルタのこの世界における彼女の同胞たちの神話によると、今現在の夜空に瞬いている星々は、そうして彼女の神が産み落とされた光だという。
「それから二番目に…主は土に生まれて固まるようにと命じられました。そうして、輝く光の周囲で土が生じてそれらはやがて幾つもの大きな塊となり、その内の一つが今の私達が暮らすこの塊を大地とし、その大地が周囲を回る光の一つを太陽と名付けられました…。そして、この双方が離れ離れにならないように、主は星々とそれぞれの大地に見えませんが結び合って支え合う力を与えられました。そのおかげで、今の私達はたとえ大地の真下に来ても落とされずに済むようになったのです…」
(…何か当たり前だけど地動説や引力のことみたいだな。この神話を纏めた人ってやっぱ僕らの西の方での超先輩っぽい…)
前世や前々世の知識と比べての既視感に白漂が親近感を覚えている間も、マルタは感慨深そうな表情を更に強めて言葉を続ける。
「そうして生まれた地はまるで血のように赤く溶けていて赤い火をくすぶられていました。故に主は三番目にこう言われました。水よ…雨となって降り注いで大地の熱を癒しなさい…そうして、降り注いだ水で広く溜まった所を“海”と名付けられ、それで火が消えて固まられた土を“大地”と名付け…!?」
だが、その語気が強まろうとした矢先に、マルタの声が止まって代わりに水がチャプンと揺れる音が静かに伝って来た。
「…ん? 急に黙りこくったけど何か―――」
「いやアアアアアアアァアア!? ななななにこれぇぇええ!?」
饒舌が途中で静まり返った事に白漂が違和感を覚えると、甲高い女性の悲鳴が飛び込んできた。
「―――!? どうした…!?」
白漂が岩の裏側に回り込むと予想の斜め上を行く光景が広がっていた。
「い、いやああああ!? そんな鱗のない蛇みたいなぁヌルヌルしたぁ身体で纏わりつかない…あ!? アアァ!? だ、駄目ぇぇ…そんな所に絡み付いてき…ひゃう!?」
無数の鰻がマルタの身に絡み付いて彼女を悶えさせていたのだ。
「あ、ああーー…何だぁ…只の鰻かぁ…」
「ぷはぁ!? ただの鰻かぁってそんな話じゃないでしょお!? た、たしゅけ…えむぅ!?」
それにドッと身の緊張が抜けた白漂とは対照的に、マルタは赤面した怒り顔で救援を求めるが、その口を鰻の一匹に塞がれてしまう。
「あーもう、そんなに慌てないで。こういうのは落ち着いて身を水に浸けて鰻の方から離れるのを待てばいい…って…ちょ…君…力が強すぎ…!?」
「…ふぇ…!?」
そんなマルタを面倒くさがりながらも白漂は助けるべく彼女に寄り添うが、あまりに馬鹿力任せの暴れぶりに手を焼かされてなかなか進まず、仕舞には水底の苔でも踏んだのか二人揃って同じ方向に向けてよろめいてしまう。
「「ぐはぁ!?」」
そして、二人同時に互いの裸体を見られないように用いていた岩に側頭部から思いっきりぶち当たってしまい、そのまま目を回して意識が闇に落ちた。
「……ん……く…アアアァ…何だか…体がだるいというか冷たいというか…クシュン…! ンン…身が動きづら…痛ぅ…!? な、何…!? 頭と…下半身が妙に痛いというか…!?」
十数分後、水に冷やされて動きが悪くなった所でまずマルタが目を醒ますが、それからして視界が回復した彼女は最初に目にしたものによって血の気が更に薄れてしまう。
「………」
マルタと鼻がギリギリ触れない至近にて、岩にもたれかかった頭から血を流した状態で目を瞑っている白漂の姿を目にしたからだ。
「…ええええええええええ!? 何でぇ死人が出た感じみたいになってんのぉ…って痛ぅ!? な、何…!? 今度は下の方から避けるような痛みが…っ!!??」
つい先ほどまで言葉を交わし合っていた男の思わぬ惨状にマルタは青ざめた表情で叫び声を上げるが、それを遮るように割り込んできた痛みに声を止められ、怪訝な表情で下を見やると更に顔から血の気が引いていく。
月明かりに照らし出された下の方では、マルタの足の付け根から血が流れてきて水を汚しており、その下には白漂の男根が上あたりを彼女の足の付け根に隠された状態で見えてきたのだ。
どうやら、先ほどの鰻のハプニングで暴れるマルタの肉体に何だかんだ白漂の男性器が反応した直後に、二人そろってよろめいて岩に頭を打ち付けて気絶した際の煽りで、マルタのまだ男を知らなかった淫裂が白漂の男根に被せられたようである。
それを数十秒かけて理解したマルタは、増々青ざめていく表情で顎が外れんばかりの勢いで絶望の慟哭を突き上げ始める。
「…ちょっとぉおおおおおおおおおおおおお!? こんなお偉いさんとの初の逢引きで何で強姦と殺人をやってんの私ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? ど、どうすれば―――!?」
「あ、兄貴―…やっぱ近づくの止めた方が良いよー。直ぐに役所に行った方が良いってー」
「馬鹿言うんじゃねーよ、もしもそうして大した用じゃなかったのが分かったら俺らが役所に怒られんだろ。まず何が起きたか確認してからでも遅くねーだろ」
「―――あって…ッッ!!??」
だが、そんな事すれば声に釣られて何人かが気付いて怪しんでくるのが自然であり、今もそうして旅人と思わしき男二人が近づいてくる気配を感じ取ったマルタは、口を塞いで大急ぎで白漂の身柄と二人の荷物を抱えて水辺から離れた。
「…あれぇ? さっきは確かに声がここからしたと思ったのになぁ」
「だーからお前は気にし過ぎなんだよ」
「………(き、来ちゃったあぁ!? は早くここを去ってぇええええ!!)」
数十秒後、男二人が茂みを掻き分けて水辺に姿を現し、それをマルタは水辺近くの別の茂みに隠された洞窟の中から心臓をバクバクと鳴らしながらも盗み見ていた。
「…やーーっぱそうだったかなーーー…ってあ、兄貴! 何かあそこの岩に結構大きな血がついてる!」
「え…マジか…って本当だ。しかも結構新しい感じだなこりゃ…」
(そっちの方が気付かれたーーー!?)
だが、その旅人の男二人に自分達の過ちの証拠を見つけられると、マルタは心臓が止まりそうになった。
そして、その血の痕跡を目にして男二人は色々と解釈を口にし始めた。
「…もしかしてよー、黒社会とかの連中が死体の始末とかに使った後かもなー?」
「あー、確かにー秦って伍の制とかで殺人やって隠そうとしても直ぐ露見しやすいからあんまり出ないけど、他国の人から見れば山ばっかりだからーお隣の殺人事件で出した死体を処分しに大変だけど隠しやすいからって理由で運んできてるって話をよく聞くよなー」
「そんでよー、こういう山奥に持ち込んでー死体を焼いたら細かくぶつ切りにして魚や獣の餌にするって話だよ。死体さえ見つからなけりゃあ事件そのものが表に出ないってのも可能だかんなー」
「じゃ、じゃあ俺達もこの現場見たら…! に、逃げて役所にでも報せなきゃ!!」
「ばーか冗談だよ冗談! もしかしたら獣同士で喧嘩した後の血かもしれねーし、ここらで獣や魚を捌いた痕かもしれねーだろ」
「そ、そうだよねー、アハハハハ……」
その解釈は所々で時代を問わずに裏社会で実際に起きている物騒な話に及んだりもするが、旅人の男二人は結局考えすぎと結論付けると去っていく。
「…………」
それから少しして、大量の脂汗を掻いたマルタが白漂を抱き上げたままの状態で茂みより姿を現した。
「………はああ…はああ…!」
数分後、洞窟の中でまだ目を瞑っているままの白漂を、護身用の短刀や包丁を両手で持ったマルタが見下ろしていた。
「…って何を故意じゃないとはいえ強姦と殺人をした挙句に死体消去までしようとしてるのよ私ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? 何をカイン・トバル・アベル三兄弟の話しみたいなことしてんのよ私ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
それからして力なく刃物が両手から抜け落ちたマルタは、ものすごい勢いで額を岸壁に泣き顔で打ち付けまくり出した。
元々の馬鹿力と真面目さからその額は瞬く間に皮膚が破けて肉も傷つきだし、結構な量の血が洞窟内を汚し始める。
それで頭に登った血が流れて冷静さが戻ったのか、息を荒げたままだがマルタはやがて白漂に向き直った。
「…はーはー、ど、どうにか落ち着けたわ…は、早めに城に戻って自首しないと…!?」
だが、冷静さを取り戻したマルタは白漂の肉体のある一点に気付いて、顔が別の意味で赤くなり始めた。
白漂の男根が彼女の処女を押し付けられた時のまま入り勃起したままなのであった。
そして、今現在のマルタは死の気配を濃密に感じている影響で生存本能が強まっており、その煽りに加えて譜孝作成の来ていた衣服に染み込んで肌に移って大分染み込んでいた媚薬の影響も重なって、淫裂は破瓜の血や水気とは別で濡れ始めていた。
「……あ…アアァ…❤️ こ、これが…男の人が…胎の中にいるという感覚…❤️」
数分後、死が近づきつつあるのを感じて高まった生存欲求と、それに掻き立てられた生殖本能によってやけっぱちになったのかは定かではないが、マルタはあろうことか白漂の死体(?)の腰の上に跨って腰を振ってしまっていた。
「…アアアァ❤️ す、すごぉおおおおい…❤️ ま、まるでええええ…自分の持つ感覚ヒャアアァぁ…全てええ淫裂に回されたようでえぇぇぇぇぇ…❤️ 内臓がぁ愛液とぉ一緒に溶かされてぇ漏れちゃいそおぉぉぉぉぉ❤️」
元から喧嘩っ早い性分から幼少期より怪我や痛みに割と馴れていたマルタの身は、早い内から破瓜の痛みを忘れ、味わい始めたばかりの肉の交わりの悦楽に溺れるようになっていた。
地元の祭りで見た踊り子の動きを真似たように拙いながらも大きなふり幅で腰は動き、途中で何度か男根が抜けたりするものの、段々と慣れて最初は手で掴んで固定させるが次第に腰を細かく振り下ろして男根へ突き刺さるように入れさせ、その都度に子宮口まで穿たれるような重くも甘い快楽を味わっていく。
地元ではマセガキ達の揶揄の対象となっていた豊満且つ美麗な乳房は腰の動きに応じて躍動的に蠢き、踊り子も出来そうな凹凸感ある柔肌をなめ尽くしていた汗がそれから雨露のように巻かれていく。
「……アアアアアアアアァアア❣❓ な、何ヒャアアァアアアア…❣ お腹からアアァァグツグツってした感じが来てるぅぅぅ❣❓ な…何こりぇえぇぇぇぇええええええ―――❣❓」
マルタが肉の快楽を始めて深く味わるようになった体育会系女子ならではの拙くも激しい腰遣いの果てに極みへ近づこうとしたその瞬間、彼女自身の両手が這わされようとしていたその豊満な乳房を男の逞しい手がムニュっと掴み込んで来た。
その男の指がマルタの乳房を一度だが深く神経を適度に刺激するようにグワシっと深く食い込んだと同時に、それに応じてか大きく開いた子宮口を真下から突如突き上がった男根が穿ちぬいた。
「―――えっ○○○○○○○○○○❣❣❣❣❓❓❓」
自身の子宮に男が雪崩れ込んで生じた浮遊感と、それを成した男根の激しすぎる凹凸に性感を削り潰されるような強すぎる快感にマルタは脊髄が無理矢理直立にされたイキ顔で天井目掛けて言語の体を成していない嬌声と共に舌を突き出させられ、その果てにある脳髄が直に純白へ染め上がったような極みがドビュルルっと胎内へ吐き出された子種汁を燃料として引き延ばされていく。
「…………アアアァ…ゥ❤️ くうぅぅ……」
その極みの果てに、ゆったりと上体が前のめりに倒れるが、それは男の逞しい腕に抱きとめられ、深い疲労の底に入った証である眠りの吐息が漏れ出すと、彼女の藤色の髪が男の手にわしゃわしゃと撫でられる。
「…ふぅ…(…殺人やらかしちまったと誤解して絶叫上げ始めた所で起きたけど面白そうだったから死んだふりのままして様子見してたけど…なかなか面白くて可愛い反応してくれたなーこの子…。まあ…洞窟で死体処理しようと刃物向けてきそうだった様子には少しビビったけど…)まあ、頑張りましたー、よしよし…」
眠り始めたマルタの身を、やはり死んだふりをしながら見守っていた白漂が優しく小さな子をあやす様に上手く撫でて、練を深めさせていく。
翌朝、先に起きて朝食の準備をしている白漂の姿を見て、後から目覚めて真実を知ったマルタが怒りの咆哮を上げたのはまた別の話である。
色々とマルタさん(の同位体)が原作から乖離する結果となってしまいました。