※この作品はR-18です。

天下の大将軍になる!! ~夜の睦言~   作:oosima

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今回は緑化事業で調べた上で知ったメリットとデメリットを盛り込んだ内容になっています。
それと、動画サイトで見た古代文明でのムフフ事情を扱った動画が元ネタになっている部分があります。


115.1 儀式には下種ネタにしか見えないものも有る

 ○秦始皇8年(紀元前239年) 趙国北部 某寒村○

 

 それは白漂がマーティカと幾度目かの夜の悦楽を楽しみながらもその後に数えるのも億劫だが、半ば不規則的な実戦演習となっている刺客の襲撃を受けた晩の翌日における趙国の北辺に位置する寒村の一つでの風景であった。

 

「…どうだぁ?」

「駄目だぁ、俺達の村の牧草地も同じだ。草の育ちが前から徐々に悪くなってるとは思ってたけど…これじゃあもう羊が十分に肥えやしねえ…」

 

 上がってくる趙の百姓達の言葉は概ね景気の悪さを示しており、特に土地は各所で劣化が進んでいて植物の実りが悪い地域が多くなっていた。

 

「皆ー、景気はどうだー?」

 

 そういう土地柄が多くなったためか、現在この地へ寄ってくる行商は食料などを取り扱う場合が多くなっていた。

 

「お、おぉー…また来てくれたかーありがてー」

「値は多少張るけど手が出せないほどじゃないから助かるー」

「南に出稼ぎに行ってる息子の稼ぎはほとんど消えちまうけど…」

「そう言えば聞くけどさー、何処からこんなの手に入れてんだ?」

「何処で取れたもんだろうと腹が膨れればそれでいいだろ。ほらほらお値段はー(実は北にも伸びている西の隣りにあるあそこからのものだんだけどよー。恵文王の時代から来て匈奴と滅茶苦茶やり合うようになった中原より移住してきたこいつらに言うとそんなもん食えるかって最低でも唾吐かれるか、最悪密偵の疑いで晒し首にされるから止めとこう。あーこのまま李牧様が楚に向かったままで西の連中の侵攻が無い状態が続かないかなー。李牧様がいた時期は匈奴の襲撃減ったけどそれ以上に交易にまで制限加えられてて生活苦しかったんだよー。ぶっちゃけここも西の連中に治めて貰えれば税金さえ払えば治安は良くて広く商売できるのにー…)」

 

 そうした状況に乗じて行商人達は客らの疑問を軽くあしらいつつ、内心では現状に安堵と不満を覚えながらも利益を出していっていた。

 

 

 

 

 

 ○秦国北部 某開拓地○

 

「…いやさー、最初の頃は給金が出るからやってるって感じだったけどさー…」

「実際に言われた通りに水路掘ったり使えない廃材を撒いたり、家畜の糞を撒いたり、シロアリを住まわせたりしたら…」

「数年で辺り一面砂だったのがこれだもんなー…」

 

 趙北部の農村地帯で常態化したそのやり取りの一つが成されていた頃より数日後、そこよりも北に位置する史実ではゴビ砂漠と呼ばれる秦国辺境の開拓地の一角で、砂漠に接しているそのナツメヤシに麦類や粟等を中心に多種多様な作物が実る広大な畑を、元々は流民や土地を継げない農家の長男以外だった農民達が感慨深い表情で砂丘の上から見下ろしていた。

 

「うん、凄いなー。南のあの城に半ば引きこもってる状態で技師とかを派遣してるのでこれだから…柳宗には寿胡王の話に聞いた昔みたいにもっと外に出て欲しいものだけど…」

「「「「「!!!!???」」」」」

 

 だが、そんな農民たちの半ば呆けた表情は背後にこの秦北部の責任者の一人である白漂の登場で、一瞬にしてギョッとしたものに変わった。

 

「? そんな偶々通りかかっただけだから地に膝を付かずに、礼は軽くだけしてやらなくちゃいけない仕事に取り掛かればいい」

「へ、へへー!」

「お、おめーら次の畑の水門へ行くぞ!」

「や、やべー! 大将軍様とお話しちまったよ!」

「家族に自慢しよー!」

 

 その農民達が忙しくも明るい様子で再起動して遠ざかっていく姿を見送りつつ、秦北部各所で行われている開拓や土建などの現場業務の為にこの地へ寄ってきた白漂はここでの目的の人物を探し始める。

 

「…たしかーこの地での坎児井(地下水路の事)の現場監督をしてるあの子はこの辺にいるって聞いたけど―――」

「あ、漂義兄さん久しぶりー」

「―――おっていた」

 

 白漂達が砂丘の丘より田園で働く人々を見渡して目的の人物を探そうとすると、そこで彼の足元にあった石の蓋が下より押しのけられ、そこから作業着を身に纏って埃に塗れた女性が姿を現した。

 

「ここの工事現場なんだけどー今は―――」

「その前に身に着いた埃を洗い流してからの方が良いぞ。ほら」

「―――あってあ…、ありがとー…んんーー♪ 冷たくて気持ちいいー」

 

 その女性は白漂に親しげな様子で近づいて説明しようとするが、そこで彼の護衛の一人をしているナクタが彼女の現れた穴から伸びでていた鎖を引っ張り上げ、それで引き上げられし水をたっぷりたたえた大甕で水を頭からかけると、埃と土は水で洗い流されて綺麗な焼けた小麦色の肌と短くウェーブがかった金髪、大きく濃い青紫色の瞳を湛えた明瞭な美女が現れた。

 

「人は見かけによらないことはあるけど…これもローマから流れてペルシアで研ぎ澄まされてきた石工一族の血がなせる技かな」

「他にも多くの人が関わってますけどー、とりあえずここで褒められて素直にうれしいわ」

 

 歓楽街で踊り子などをしている姿ばかりが目立つが、戦場では冴えた剣技を見せ、こうした砂漠では水利事業で大きく貢献しているその幼少からの付き合いがある美女セレーナと、白漂は素直に笑顔を向け合った。

 セレーナは中華某所に奴婢として売られる前は、西方のはるか遠い地中海世界からある大王の遠征に釣られて流れてきた西方系民族が立てたオアシス都市の王族の生まれだが、その一族自体が元々建築技術の高さを買われて大王に連れ出された身の上であった。

 

「…うわ、今度のも深くて長いなぁ」

 

 十数分、白漂達はセレーナ達の案内で新しく掘られている坎児井の地下道部分に入っていた。

 

「…元々は何もない砂や岩肌がむき出しであった大地の下に、こんな豊かな水脈があるだなんて思いもよらなかったなー」

「それを見抜くなんてあのねーちゃん本当に何者なんだ?」

 

 その中で働く作業員達は埃と汗に塗れつつも気が満ちた表情で作業をしていて、上役たちを案内しているセレーナに尊敬のまなざしを向けていたが、それ故に天上の岸壁の一部が脆くなっている事に気付かなかった。

 

「ッ! あっぶな!!」

「え…あぁ!?」

 

 白漂は天井からパラパラと落ちてきた小石と砂粒で寸前に気付いてセレーナを押し飛ばして逃がすが、代わりに拳サイズの石が天井から落ちてきてそれを頭に受けてしまう。

 

「ああ!? 将軍!?」

「だ、大丈夫ですか?」

「…っ~~~…あー、大丈夫…反射で受け流しの技使ったから皮膚がめくれたくらいだ…」

「いや! だったらまずは自分が避け切るようにしなくちゃ駄目でしょ! こんな私みたいな女一人を優先してどうするの!?」

「いや、君ねえ助けられた身でさぁ…それに本当に危ないのは反射で自分も逃げられるように動けるからそんなに心配はいらないって…」

「いやいや将軍この人の言うとおりでしょ! 何十万預かってる大将軍の身よりもこんな別嬪だからって女性一人優先するなんて何考えてんですか!?」

(…こういう人命価値に偏重がある風潮は慣れないなー。いや、大量に屍詰んで大将軍になった身でそれ言うのはあれだから言わないけど…)

 

 現代社会なら普通に感謝か賞賛されるが、その念は見えつつもそれ以上に周囲から責め立てられだした白漂は不満を感じつつも、大人しく彼らに押される形で地下水道から退いた。

 

「…はぁぁ、今日も疲れたわー…」

 

 白漂が地下水道を追い出されて数時間後、夕暮れに染まった坎児井の水を各所へ分散して伸ばすために設けられた新たな遊水池(浄水の為の沈殿池も兼ねている)の畔で、セレーナはリクライニングチェア風椅子に寝そべっていた。

 周囲には遊水地が設けられた丘の斜面を生かしたアルキメディアンスクリューが風力や水力を利用して稼働し、周囲に存在する岩石砂漠の岩石を加工した石材で舗装された地下水道を通って各地の入植地に水を送って潤している。

 地下道主体の水路や随所に散りばめられた技術は、ある時間軸で古代地中海世界を統一した長靴の形をした半島のあの民族のそれと同系統のものを感じさせた。

 

(途中でうちの義兄様がまあ危ないことをしたわねー。庇われた身としては嬉しいけど、そもそも今回のだって地下水道掘りは危ないから城主の身で入るのは危ないから止めとけって言ったのに…、面白半分であの人が地下道の方も見たいって言いだすから…もしも私の故郷のようになったら…!?)

 

 見た目は現代のリゾート地に近い高度にシステム化された環境で寛いでいる風に見えつつも、昼間の白漂のこの時代の人間らしからない行動に頭を悩ませていたが、その繋がりで過去の記憶に触れるとその面貌の明瞭さに影が滲み出る。

 

(…ちょっとあの人の様子を見てきましょうか…。少しでもほとぼりが冷めたら無断外出するし…)

 

 鬱を帯び始めた気分を払拭しようと考えたセレーナは、リクライニングチェアから起き上がると歩きだした。

 

「…あーーー、やっと着いたー…(人が設計してここの皆が汗を垂らして敷いてくれた道があるからって…それ含めてこの辺り一帯を見たいって理由で高所のここまで来てそこに自身のゲル張るなんて…)あ?」

 

 小1時間後、この辺りの水源と入植地郡を繋ぐ大型水道橋の一本を通ってセレーナが白漂軍の同地駐屯地の大将ゲルに入ると、そこには大量にこの辺りの地図や資料が広がっている床と、その奥の寝台に普段着のまま寝息を立てている白漂の姿があった。

 

「…全く、普段の人前からこういう自分の好きな分野をやってる時みたいに働けば奥さん達からどやされることもないのに…あ」

 

 セレーナは床に散らばっている書類の位置をずらさないように白漂に忍び寄り、蹴飛ばされてズレている掛布団を掛け直そうとするが、そこで寝入ってる状態でも若気満々な彼の愚息に気付いた。

 

『あんな人でも今や北で随一と言っていいお大尽の大官で私ら妻だけじゃその愛を捌きつつ血筋を手助けするのは不足するから、やる気のある子には夜の方でも協力して欲しいの。付き合いでいえば私よりもあの人との長い子や出会いは早い子だっているでしょ、まーこの中には実家や地元にせっつかれてる子もいるし』

「…もう、あそこまで言われても行動に移らなかったら女として負けてるわねー…」

 

 幼少より親しんでいる男の逸物にその石工や剣士に女性としての特徴が混ざり合った指でさり気なく触れ、険水関攻略戦中の一夜で他の同じ心中の朋友と共に聞かされた紅華のその言葉を思い返したセレーナは、苦笑いながら艶を帯びた表情で鎧と衣服を脱ぎ、寝巻に着替えると白漂に添い寝しようと身を近づけた。

 

「とりあえず…今日は温もりをじっくり感じさせて…くぅ…」

 

 但し、自身の身の上から直ぐ交わろうとはさすがに思えず、相手の体温を少しでも感じようという慎重な行動をセレーナは珍しく取った。

 

「……あ、ん…色々とこの辺りの水利施設と植民市に…それらを繋ぐ交通網と全体を守る各種城砦の構造や配置で色々他の皆じゃ見えない粗が幾つかあったからそれらの改善策を考えていたら…、途中で考えが煮詰まらなくなって眠気が来たから仮眠に入ったけど…もうこんな時間に…?」

 

 数時間後、夕暮れも消えて砂漠ならではの済んで爛々と輝く星空が天を覆った頃、白漂は目を醒まして仮眠前の作業について思い返そうとするが、その最中に彼は自身の傍に潜り込んで寝ているセレーナと、その安らぎに浸りつつも奥底に一抹の不安を消しきれずにいた寝顔に気付いた。

 

(…近頃は滅亡とかが掛かった激しい戦が無くて、建設的な事業に集中できているから…その気の緩みで昔の嫌なことを思い出して不安で寝入ったというところかな……?)

 

 上体を起こした白漂はそのまま資料のまだ見ていないものや、施設の現物を目に通そうと寝台から身を離そうとするが、それをセレーナの存在が引き留めた。

 相応に長い時を眠りに費やしたがためにセレーナの身は身じろぎで衣服外れ、その綺麗に焼けた小麦色の柔肌に包まれた深い胸の谷間が見え、女性の恥部を辛うじて隠している深い青紫色の下着の紐が見えていた。

 

「…しょっちゅう集団で逆夜這いや逆睡姦を掛けられている身だから、お返ししても罰は当たらないよね…」

 

 そのセレーナの艶ある寝姿に白漂は二十代特有の強い愛欲に押されつつも屁理屈で誤魔化し、彼女の身を自分の色に染めるべく動き出した。

 

「…西方から来た移民や難民の彫刻師の彫った女神像は咸陽でも見るようになったけど…、やっぱり現実のそれをこうして間近にして更に触れるとねー…」

「…あ? ん……あぁ…❤️」

 

 妻達や愛妾らとの愛欲の日々で性技を磨き合ってきた白漂の手淫は、セレーナの身を静かに抱き起すとその衣服越しから豊かな乳房に指を這わせ、彼女に悩ましい寝息をさせながらも意識の覚醒には至らない繊細な匙加減で性感を目覚めさせていく。

 

「ぁ…ふ…ぁ…あ❣」

 

 布越しにスルスルと擽るような乳房の先端にある赤い蕾への愛撫は、衣服に薄くだが汗が染み始めると愛撫と並行して衣服もずらされていき、露わになった赤き蕾は指の胎でくりくりと回されながら時々指先で弾かれ、その都度にセレーナの悩ましい寝言に琴線が強く弾かれたような短くも高い嬌声が混ざり始める。

 

「…さあ、ここはどうかな…ん……遠き末裔ながら…人間臭さと色恋の多さで有名なあの神々の血を引くだけあって…ここも情愛には正直だね…♪」

 

 数分後、セレーナの乳房の先端がピンと張ったのを指でくりくり回しながら確認すると、白漂は次に彼女の細い腰をなぞり乍らその腹部も通り、足の付け根にある既に潤いを帯びて濡れ始めている淫裂を僅かな布地から解放した。

 

「…それじゃあ、行こうか…ん……」

 

 自身の指に絡まった淫蜜を口に運びつつ、白漂はセレーナを仰向けに寝かせて足を大きく開かせると、その露わになった小麦色の大地と黄金色の陰毛に包まれた朱色の淫裂に己が男根を刺し込み始めた。

 

「…んん…❓ あ…やぁぁぁ…で、でも…あぁ…❤️」

 

 男に侵入されつつある淫裂は処女ではないが長らく使われていなかったもの特有の堅さが残っており、そこへ白漂の雄々しすぎる男根に侵入されている圧迫感でセレーナの寝顔に少し苦悶の色が浮かびだすが、同時にそれを受け入れるべく淫裂もビクビクとした震えを強めて愛液の量が増しつつあった。

 

「………ん…んん…!」

「ひ…? ぐ…ぅ…ああぁ…あ❣❓」

 

 十数秒掛けて男根の形を一通り覚えさせるようにゆっくし進んでいった白漂の男根だが、その長大さからまだ奥に引っ込んだままの子宮口に亀頭をクチュリと当てると、遂にセレーナが目を醒まして鼻先が触れる距離まで顔を近づけていた白漂に気付く。

 

「……え、えーーーっと…これは…何が起きて…あ❣❓」

 

 愛しい男である主君の顔を間近で見ている状況にセレーナの目は丸くなるが、その最中に胎内に収まっている男根にビクンと軽く震われて、足の付け根から甘く痺れるような熱が立ち上って来て軽く背を仰け反らせてしまう。

 

「…何って、また新しい子の添い寝があったから…今度は寝込みを襲われる前に逆で寝込みを襲って試してみようかなって思って…」

「…う、うーーーん…本当は今回添い寝までで済ませるつもりだったけど…ちょっと見立て違いだったかしら…? でもー…そっちからここまで踏み込んでもらえたら…もうこの際一気に進んだ方が良さそうか…あぁ❣❓」

 

 セレーナは状況を認識するにつれて、神話の代より惚れた男に我が身を抱かせるためならあらゆる手を尽くすヘレネス女性の血が騒いだのか、笑みを浮かべて己が両足で白漂の腰を拘束し、それに歓喜して躍動をやや強めた白漂の男根に肉壺を掘り乱される快楽を味わいだした。

 

「…アアアァアア❣ すっごおおおおおい❣ やっぱり思ってたよりいいいいぃ❣ アイツらのよりもおおぉぉ…❣ 断然に良いわああああああ❣❣」

 

 数分後、セレーナは視界内にはいないとはいえ何かあれば直ぐに気配で気付いて駆け寄ってくる味方が近隣にいる状況で随喜の嬌声を上げ、嘗て見世物として引き回された奴婢時代にはした金で女っ気のない醜悪な雄に嬲られるしか知らなかった胎内は初めての愛しい男の感触に狂喜の蠕動を行い、身を絡ませ合う男と肉の悦びを始めて率直に受け入れ合っていた。

 

「…ん…そろそろ最初の波が…!」

「んんんんんん❣ き…てええエエエエえええぇえぇぇ❣❣ 私の中をおぉぉおお❣ 完全にいぃぃぃ…上書きしてぇ…❣❣❓❓」

 そして、小麦色の両脚が完全なVの字に伸びて背が仰け反った次の瞬間、セレーナは初めて受け入れた雌の本能が宿る子宮より、弾け飛ぶような極みが広がっていく感覚を口腔より突き放った。

 

 

 

 

 

 ○秦国北部 某開拓地 某水道橋○

 

(…交代で行ってみればもうゲルからまた姿を消して…、もう少し周囲の我々衛兵も頼りにして欲しいのに…それにしても何だか、交代しに行った時の先の方の担当だった男女二人が妙に内股歩きだったのが気になるが…んん? 何だこの声は…?)

 

 セレーナが初めて交わりで極みに達してから数時間後、大将ゲルからまた姿を消した白漂を探しているナクタが不満と寂しさを内面で感じていたが、水道橋の入り口に入ろうとしたところで聞き慣れているが艶を帯びた声を耳にした。

 

(この声は間違いなくあの人とセレーナの…少し危ないと文句を言わないと―――)

「アアァ❣ またアアアァ❣ イクゥ❣ いっちゃ…アアァーーーーーー❣❣」

(―――お…!!!!!!!????)

 

 声に釣られてナクタが水道橋を構成するアーチ型支柱の一本を回る螺旋階段を上がるも、最上階に達した彼女の両眼が目にしたものは、清流が流れる水路の上で両足を逆V字に大きく開いて両手と胸を水門の上の壁に押し付け、愛液と汗を清流に垂れ流しながら嬌声を上げて大きく震えているセレーナであった。

 

「んんん…また出るよ…ん…♪」

「あ…あ…アアァ………❤️」

 

 そのセレーナを背後から抱きしめて壁に全面を押し付け、侵入してきた異物を震わせて焼き切って溶かし飲み込むような極みに達している彼女の胎内に、雄々しく隆起した男根を最奥まで捻じ込んで数度目の子種汁を注ぎこんでいるのが白漂だった。

 

(…って外で交尾してるーーーーーー!!!!)

 

 目にした主君と友人のあまりに淫らな姿に始め我を失っていたナクタだが、数秒後に思考が回復すると顔は真っ赤になって口があんぐりとなっていた。

 

「……ふあぁぁぁ❤️ 知ってる義兄さん…? 遥か西方にいる…ファラオという王様たちは…国を潤す大河に…自身の子種汁を注ぐことで作物は実るって信じていたみたいよ…❤️」

「それって自慰の事だったと思うけど?」

(いやいやいや! どっちも出鱈目だろ!? 農民が見たら怒るぞ!!)

 

 それから、胎内に収まりきらなかった子種汁と愛液が零れ出て流水に流し込まれていく光景に、白漂とセレーナは実際に古代エジプトであったらしい儀式を口にして、ナクタに赤面させながらも激しい拒否感と動揺を起こさせていく。

 

「あ…❤️ 凄い…これでもう五回は出してくれたのに…ここはまだこんなに…義姉さん達に磨かれてきたおかげかしら…❓」

「まだ続ける?」

「ッ…したいけど…まだ私じゃもうここで腰が限界だから…ここはもう…綺麗にするから終わりにしてね…❤️ 他にも待ってる子がいるんでしょ…はむ❤️」

 

 やがて水門に汗の痕を残しながらズルズルと最上層水路の両端に膝を付かせたセレーナは、その流れで自身から抜け出て濡れているままの男根を、疲労と愛欲に羨望が混ざった瞳で見やりつつ大きく開いた自身の唇で咥えて掃除を始めた。

 

(…い、今の警衛は私だから…ここを離れるわけにはいかない…。何があっても直ぐ対処できるように…お二人の交わりを見守りながら御身を守らないと…)

 

 それに焚き付けられた雌の本能に戸惑い、胎内より沸き立って来る熱にうなされ乍らもナクタは職務もあって二人の周囲を次の交代が来るまで守り通した。




今回は始めの部分でしか砂漠緑化の弊害の結果しか出ていませんでしたが、今回の話の続きの部分でその理由などにも触れる予定です。
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