今回はその先生(の同位体)が友人女性達に嵌められて一線を越えてしまう話が中心です。
○秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 朔方郡 朔方城 内城○
「…アーー、おいひー…」
アーニャが地元の皆の平和と母の幸せのために奮起し、扇琵が嬴政に想像以上に弄られていた日の夜、信は今回の朔方城滞在中の宿泊所として借り当てられたそこの内城の一角にある山荘の一つで、井戸水で冷やされた西瓜を口にしつつ涼んでいた。
「……うう…もう…駄目ぇ…❤️」
「どれだけ肌を重ねても垢抜けないわねぇ」
「ちょッと-井戸からお冷をくみ取って来るねー」
信が腰かけている窓口の背後には、仰向けになって赤く火照った顔で目を回している河了貂、その頬を微笑みながらつついているステラ、水を取ろうと立ち上がる玲花の姿があり、三人ともその足の付け根から白濁とした愛欲の残り香が零れ出ていた。
「あー、俺も残りの西瓜をそこで冷やしてるから一緒に引き上げるかー…?」
信もまた彼女達に種を注いだ直後故に生まれたままの姿だったが、目の前に井戸があるので特に着直したりせずに立ち上がろうとしたところで、自分達ではない押し殺された誰かの吐息を耳にした。
「おい、覗き見なんて趣味が悪いぞ―――」
「ううぅ…❤️ 信くんのが私のここにもぉ…入れて貰えたら…ウウゥウ…❣」
「―――お…!?」
敵意は感じられないにせよ覗き見されていたことに信が口をへの字にして、その吐息の音がした山荘を囲う竹林の中に入ると、そこには着ている衣服が乱れた状態で自身の淫裂と豊満な乳房に手淫を自ら施している水谷の姿があった。
「「………え…??」」
始め信は何が起きているのか理解出来ず、水谷も自慰に夢中になっていて相手に気付くことが出来なかったが、数秒掛けて意識が現実に戻って目の前の相手に気付くと、瞬く間に気まずい雰囲気が流れ出していく。
「…じゃ、じゃあ…俺…別の用事があるのでー…」
「あ、え、ええ…い、今のはお互い…見なかったことに…」
「はい、ちょっと待ってー」
「ご、ごめんね先生」
そのまま両者は凄く微妙そうな表情を浮かべて背を向けて離れようとしたその直後、信の背を真顔のステラが抱きとめ、水谷は申し訳なさそうな苦笑の玲花が引き留めて再び両者を向かい合わせた。
当然、水谷の濡れそぼった淫裂と信のまだ隆起したままの男根は互いに直視し合う形となり、それが両者の劣情を更に煽っていく。
「れ、玲花さん! 何を考えて!?」
「急な展開だけど水谷先生、これは先生にとっても私達にとっても必要なのよ」
「ど、どういう意味だよ!?」
「信、水谷先生には今の私達の地元の先生の他にも帳簿付けとかの机仕事、特に私達が遠征中にはそれを大きくやってくれてるの。けれど秦でもやっぱり女の人に行政仕切られるのは嫌だって人は多いから、この際に先生には雇われ人じゃなくて行政側の身内ってことにすればやりやすくなるの」
「それにー水谷先生もアーニャちゃんがこれから大きくなると養育費が大きくなるでしょう。けれども先生が今みたいに教育と机仕事の二足の草鞋を二人だけでするというのは負担が大きくなりすぎだし、いっそ信君と関係を持って私達の身内という事にすれば下働きという形で役人の人とかを雇いやすくなって楽になれるし…」
「それにーアーニャちゃんも信には懐いてるし、あの子もこの前は弟か妹が欲しいみたいなことを言っていたし…」
更に、その行動に対する二人の抗議を玲花とステラは公私を巧みに要り交ぜた反論で潰していき、それが拘束された男女二人の劣情を煽って声を与える。
『…くくく、孤児上がりの身でもう三人のこんだけ可愛い子をものにしてるのに…今度は未亡人…しかも子持ちのこんな綺麗なお姉さんとは…親父殿もやるねぇ…』
『へ~~、こんな若くて阿保っぽいところあるけど金あり将来性あり体力ありで顔も化粧すれば結構いける子を捕まえるなんてママもやるじゃ~~ん♪』
互いの陰部が宿主から血を集め、汁を滴らせ始めながら脳髄に甘い言葉を囁いていく。
『『…さあ、この際だから遠慮なく繋がっちゃいなよ♪』』
((!!!!!???))
そして、陰部からの声は自らの脳髄に直球で分かりやすい誘惑の声を掛けた。
『相手のお姉さんは親父殿に元からご執心っぽいよ。先に交わった女の子二人も支持してるようだから遠慮なく抱いちゃいなよ♪』
(ば、馬鹿言ってんじゃねぇぇ! そんな節操なしな真似なんて出来るか!)
『何を言ってるの? これはれっきとした人助けなんだよ♪』
(…え…!?)
酷く押されつつも両名の理性は下半身からの誘惑へ必死の抵抗を試みているが、下半身達は二人の性格に応じて搦め手で切り崩しに掛かる。
『玲花ちゃん達の話からしてぇ信くんって成長してる今でも騙されやすい所があるじゃない。でも河了貂ちゃん達は仕事の都合で彼と離れなくちゃいけない事が多いしぃ、特にここ北の地で一緒にいる時には授業で気心知れてるママがその辺をフォローしていくのが良いでしょ♪ 相手の子達が不満を言いそうなら正室とかそういうのは向こうに譲って、ママは始拓のところの財産管理とかで実を取ればいいじゃない♪』
『この前だってさあ北へ同じ時期に移ってきた城戸村とかという田舎から来た若い男に絡まれてたんだよ。あんなボンクラに寂しさに付け込まれて食い物にされちゃうくらいなら親父殿が三人と同じく囲っちゃうのが良いに決まってるでしょ?』
((……………))
『『ほらほら、向こうのご指名は“親父殿/ママ”なんだよ♪』』
「……!!」
その下半身による誘惑による止めの言葉が打ち込まれた後、最初に相手に向けて動き出したのは水谷だった。
「…!? ま、待て! 先生早まんな…ぐべぁ!?」
相手の動きに葛藤で動きが止まっていた信は僅かながら上回った理性に寄り止めようとするが、ステラにエルボーを無防備な後頭部へ喰らわされて失神してしまう。
「ちょ、ちょっとステラ!?」
「んー、信の方が最後まで躊躇うなんて意外だったけど…まー既成事実にしちゃえばいいし…先生もそっちの縄を取ってもらっていいかしら」
「え、ええ…」
流石にそこまでは予定になかったのか共謀していた玲花がギョッとするが、当のステラは驚きつつも既に腹を括らされた水谷を深く巻き込んでいく。
「…ん、んんんーー…何だろ…? 信の馬鹿にあれだけ腰を打ち付けられた後なのに…また、足の付け根が熱く疼き出したって言うか―――」
「ふあゥウウウゥウ❣ し、信くううぅん❣ す、すごぉ…声が大きくな…あウウゥ❣」
「―――あ…え!?」
それから数分後、山荘のカーテンで仕切られた寝所で、情欲の時間を過ごしたにもかかわらず再び立ち上り始めたその熱に河了貂は起こされたが、同時に同性で付き合いが深い友人が自身の男の名を喘ぎ声で口にしているのを聞いて悪寒及びに倒錯した情欲を覚えた。
(…え、な、何で…水谷があんな声で…あいつの名をー…!?)
その声音と内容に河了貂は信じたくない気持ちでカーテンを薄っすらと開くが、彼女の僅かな希望は呆気なく裏切られる。
「…せ、先生…そんな急に動かれたら…あ…」
「ご、ごめんなさあい信くゥウウウゥウん❣ せ、先生ぃぃぃ君のがァ凄すぎてぇぇ❣❣」
カーテンの隙間から見せつけられたのは、柱に縄で何重にも縛り付けられて朦朧とした状態ながら男根だけは隆々と屹立させられた信と、それに使用頻度の少なさと長らく使用されていなかったことをわからせる薄朱色の淫裂を被せ、それを囲う逆V字に開いた両足と腰を激しく揺らし、その煽りでブルブルと蠢く胸でそれを預けさせた机をがたがたと鳴らせて、羞恥と愛欲に葛藤に苛まれた艶美な蕩け顔を晒している水谷の姿であった。
しかも、二人の繋ぎ目はカーテンの隙間からの盗み見ている河了貂に偶然ながら直球で見せつけられる距離であった。
(…な、何で二人があんなことをして…❣❓)
それに河了貂は酷い裏切りを再び突き付けられたショックを覚えるが、その直後に彼女は淫裂に電流を伴った槍を突き立てられたような甘くも鋭い感覚を覚える。
本人が気づいた頃には、河了貂の指が彼女自身のまだ白濁の雫が滲み出ている淫裂に這わされ、無意識のうちに手淫を施し始めていたのである。
「…ん、水谷先生まだ堅さが残ってるわね…ん…ちゅ❤️」
「あむ❣❓ にゃ、にゃににょ…あウウゥ❣❓」
河了貂が昂り出した淫欲に引きずり込まれた頃、ステラは水谷の顎をくいッと上げさせると自身と彼女の唇を触れ合わせ、戸惑う彼女の口内をゆったりとだが強かに嬲り始めた。
「…先生、後で一緒に貂には怒られるから…もっと慣れやすくするようにするわ…ん…」
「りぇ、りぇいかさん❣❓ そ、そりぇは…あうぅ❣❓」
ステラの舌遣いで水谷が口内から麻薬を染み込まされていくような快楽で理性の麻痺が更に進んだところで、玲花は少し躊躇いがちな表情だが慣れた手つきで彼女の乳房やクリトリスを指で摘まみ、時として爪で刺激し、口で吸うなどして、多面的に彼女の蕩けが更に進むようにしていった。
「…あ、アアァ…せんせ…そんな…激しく揺れると…お…!」
そうした多面的な愛撫で水谷の性感は夫がいた頃よりも更に深みを増し、その初めて味わう肉の悦びの高みに女体は戸惑いながらも内外で肉の蠕動をより一層強め、素人ならではのその加減が効き切れていないが故の肉壺の激しい動きは当然それへ差し込まれた男根にも伝わり、信もまた朦朧さが残る意識の中で自然に腰が水谷の胎内の急所を抉る形で蠢きだしていた。
「…ふあああああああ❣ し、信くんのぉ逞しすぎてぇぇ❣ わ、私もうイッちゃ…アアァああああーーーーーーー❣❣」
「うぁ!?」
「ひぃうう❣❓」
それからカーテン一枚を隔てて淫肉の打ち合いとそれに触発された拙い手淫が同時並行を始めてから数分後、水谷の最初は硬かった肉壺は久方ぶりに侵入してきた新しい愛しき雄の肉棒に襞肉を自ら抉らせ続ける悦びで数年ぶりの極みを味わい、それに意識にまだ朦朧さが残っていて且つ四肢が拘束されたせいで性感が敏感になっていた男根は引きずり込まれて爆ぜ出た白濁の雫諸とも肉壺に吸われて同化するような快楽を味わい、それを見せつけられた河了貂は倒錯した快楽の果てに潮を吹いた。
「…アアアァアアあああ…❤️ 熱くてぇ…粘っこいのがたくさん…あの子にぃ…弟か妹がァァ出来ちゃ…あ…❤️」
その久方ぶりの淫肉の交差に忘我の極みに達した水谷は腰が大いに砕け、縋るように伸ばされた手がカーテンを偶々握りしめた直後、勢いよくガクッと膝が崩れて倒れ、道連れにカーテンを引きずり下ろした。
「…あ……て、貂…!?」
後頭部に受けた衝撃と甘き快楽で意識が朦朧としていた信だが、その降ろされたカーテンの向こうで淫裂に指をあてた膝立ちの状態で荒く息を吐いている河了貂の姿に、瞳に力が戻るにつれて顔から血の気が引いていく。
だが、その間にステラは河了貂を背後から抱き上げて信に向けて足を開かせ、玲花は頬に汗を流しつつもキッと腹を括った表情で信を柱から解放してその二人に向けさせた。
「…(食事と飲み水に混ぜた媚薬の効果はまだ二人には続いてる。だったら…今後の私達の関係を維持して深めるためにも)信くん、ここはもう…言葉はいらないわ」
「信、男として…この子にあなたが今この場でしなくてはいけないことは何?」
状況のあまりに急で且つ淫靡な展開に、信の元々多いとは言えない自制心的な意味での理性は遂にプツンと切れた。
「こ、こうなれば毒を食らわば笊までじゃああああああああああ!!」
「え…い、いや…落ちつ…アアアァーーーーーーーーーー❣❣❓❓」
そして、今度は四人による肉の饗宴が始まることなったが、その際に信が間違った諺を吐きながら河了貂へルパンダイブを噛ました勢いで、彼らがいる山荘の中にある空になった青銅製の酒瓶が部屋から落ちて、そのまま斜面をコロコロと勢いよく転がり始めた。
(…成程な、これはこうなっているわけか…)
一方その頃、内城を守る外壁と共に伸びる水路を兼ねた水堀の傍で冴侮綸が蠢いていた。
彼は白漂が谷底へ飛ばした爆酒による崖崩れに巻き込まれたが唯一生き残って軽傷で済み、現在はそこからどうにか脱出した後で見かけた秦兵を背後から殺し、その鎧を奪って着込むと敢えて白漂軍本軍が始拓の地で仮設していた野戦病院の前に倒れて、重傷を負った秦兵を装って連れていかれて、ここ朔方城の内部にまで侵入することに成功したのだ。
今現在の冴侮綸は町を守りつつも都市の拡張性も維持すべく設置された城壁の裏側に設置されるも、町の拡張に伴って移設が決まった大型投石機の一つを調べていた。
(これを解析して量産すれば、ここ北の地での城邑奪還の際に大きく役立つ…?)
だが、冴侮綸の手がその大型投石機を触れて調べていたその時、信達の情事の煽りで山荘から零れ出て山の斜面を転がり続けていた青銅製酒瓶が、大型投石機のレバー部分に当たった。
「!?」
そして、その勢いでレバーが降ろされた投石機はグオンと留め金が外れて支持椀が大きく振り回され、その先端にある砲弾などを乗せる籠を構成する縄が冴侮綸を絡み取って、彼を夜空の中へ投げ飛ばしてキラリンと光る星の一つに変えた。
「「「………………」」」
それから一晩明けた内城内部の食堂の一角には、真っ白に燃え尽きた状態の信と河了貂に水谷が机上へ突っ伏した姿があった。
「…扁鵲先生ー、お母さんと信にーと貂ねーが朝から何も言わないけどあれ大丈夫ー?」
「大丈夫だ。昨日は色々あったようだが胆力とかは幼少よりの極貧からの成り上がり生活で鍛えているから数日すれば前よりかも丈夫になる」
「扁鵲先生-、昨日に町の住宅街を走る水路にて投石機で遠くからそこへ打ち込まれたような大けがを負っていた状態で発見された患者さんが意識を取り戻しましたー。頭に酷いけがを負っていたために記憶は自身の名前なども含めて思い出せない状態でー、言葉の訛りからして趙北部の人だとは思うのですけどー」
「まー最近はあそこから生活苦でこちらにまで逃げてくる流民が多いからな。それに紛れて間者も多いから治療しながら取り調べもしていこう」
結局、三人は普段の付き合いから周囲の人間にメンタルの強さを信頼されていたのもあってあまり関わってもらえず、結局は数日駆けて自力で立ち直り(但し、河了貂に物理込みでマジギレされ、他の女子三人は丸一日かけて説教され続けた)、冴侮綸は治療を受けながら取り調べられたが結局は記憶が戻らず、怪我などで退役した将兵等を雇い入れる施設でリハビリを受けながらそこへ雇われる身となった。
キャラクター設定㊶
水谷(すいこく)
容貌/水谷(HEARTWORLアニメ版)
年齢/25歳(始皇8年(紀元前239年)時点)
出身/秦国北部(という事になっているが、実は別時代の白漂の前世の国?)
身長/168センチ
体重/62キロ
3サイズ/B94W60H93
得物/無し(強いて言えば授業中に用いるチョーク)
趣味/生徒である子供の相談
昔の成人向けゲーム“HEARTWORK”に出ていた女性教師水谷の同位体。
元々は白漂の前世とは時代が違うが母国を同じとする、その国で主流派を成している日系人に出自を持つ女性。そこでも教員を目指して子供の頃から勉強していたが、その塾の帰り道で工事に巻き込まれて、意識を取り戻した頃には秦国の泥竜初期時代の集落に流れ着いていた。
元々は漢文やその古文の研究をしていた家系の出自などで地の読み書きは出来て、発音の違いにも早く慣れたので、泥竜初期時代から字の読み書きを教えていた。特にその頃から信はやんちゃな弟みたいな感じという生徒で関係は深まった。
その後に秦の朔方郡設置に伴って北へ移住した後、同地の男性有力者に見初められて結婚して一人娘アーニャを設けるが、その夫を流行り病で無くすと娘の預け先になってくれた信達と再び懇意になり、次第に夫を早期に無くした寂しさも手伝って信を男性として意識するようになり、今回にてその内心に気付いていたステラと玲花の謀略で彼と肉体関係を結んでしまう。
性格は元々おませだったようだが、女性、特に子供には近代以降社会と比べてけた違いにハードな春秋戦国時代に揉まれたので大人しくなっている。
HEARTWORKの水谷先生(特にアニメ版の方)にお世話になった人は、この愚作を読んでいる方々にも多いと思います。
こっちの世界では時代が時代ですが、アニメのような悲惨な結末にはしない予定です。