○秦始皇9年(紀元前238年) 秦国北部 朔方郡 朔方城 内城○
(…魏亶もここの空気に大分慣れてきていたし、今現在は特に想定を大きくしのぐような困難な事象は起きていないな…。これも、ここに本拠地を構えたおかげかな…?)
ちなみにこの数十分前には、第八夫人として迎えている魏亶を女教師プレイでたっぷり愛でながら調教した身で(詳しい事は番外編125.1にて載っています)、白漂は自身の館でもある内城を築かれたこの霊山の空気を散策しつつ味わっていた。
(…今日は霊気が良いな…前の世界の魔術とかみたいなのは残ってないっぽいけど…)
心中でそう呟いている白漂はここへ居城を築くにあたって、前世や前々世にある母国文化圏での平山城を参考にしており、前世における神秘の世界での研鑽にこの世界での築城術も盛りこんでいた。
白漂の居城は北の草原地帯を遠くまで見渡せるこの山をほぼ丸ごと改造して置かれており、ここを中心に城郭を螺旋状に配置することで拡張性と防御性を高く両立できる巨城を築き上げ、また黄河流支流沿岸に港を設けてそことも繋げる事で北中華での一大通商都市にして産業都市にまで成長させた。
「…こうした神秘の領域というのは、実際の現象にかかわる分野ではほとんど薄れても理屈抜きでの世界で大きく関わっているんだろうな…」
その朔方城を含めて秦は今や中華に限らず大陸各所の異人種が多く集う地であり、その彼らの為に宗教施設も多く建てられていた。
今現在の白漂がいる内城がある山もそうした華夏人とは異なる神話体系で築かれた祠が幾つかある霊山であり、普段は決められた日時を除けばその信者達の為に内城で一般公開及び開放されている区画の一つもある。
「…××××××…」
今現在、その内城の麓にある祠の一つで一人の女性が、信者達の前で中華とは異なる言語にて祈りをささげていた。
その衣装は、東中華に面する東海の向こうにある東夷最大勢力で神に仕える女性たる巫女の衣服を基調としつつ、ここ北の大地や、それを挟んで正反対の遥か西方に位置する最初の文明誕生の地のものの衣装を混ぜたようなデザインをしていた。
そうした衣装に包まれた肢体は基本のラインはほっそりとしながらも女性らしい凹凸を服の上からでも如実に示していた。
それでいて通常の現実ではありえない色素の薄い水色の流れるような長髪と瞳で、神秘的な雰囲気を漂わせる美貌を構成してもいる。
「今日も人気があるわね、西方から伝わってきた戦女神イシュタルとそのオトガン(モンゴルにおける女性のシャーマンのこと)達の総代であるナトリさん…」
白漂が山の中腹より麓のその祠で祈りをささげている彼女達を観察していると、背後にある果樹林(籠城時の非常食として植えられている)より紅華が身重にも関わらず音も無しに現れた。
「…この山も元々は、その西方から伝わってきた女神イシュタルを祭るために西から来た人々が選んで祠を建てた山だからね。僕らが技術者としても兼ねて連れて来た方士達から見ても気脈の流れや風水は最良級らしいし…」
「ナトリさんの伝手のおかげで西方より同じ信者繋がりで往来してくる隊商もより増加しているし…、宗教や民族ごとに分かれて競争してくれているから度を越さない悪手を取らない限りは良い事だし…ってはい、今晩の分の仕事ね」
そのナトリとこの地の関係について二人は言葉を交わし合うが、紅華はきっちり白漂に本日の残りの書類を見せつける。
「…はいはい、もちろんやりますよ…」
「ちゃんと済ませればあの人の所にも行かせてあげますから。彼女も未亡人で本人との同意込みでこっちの書類にも登録していますし…」
「いやそんな僕が下半身第一で動いている様な話をされても!?」
「でも、出来るなら色々関係深めたいっても思っているでしょ? 後々で楽できそうだし、女の子としても色々ちゃんとした子なんだから」
「…まー、それは否定しません…」
「正直なのも時と場合では考え物よね…。私達としても女としての思いは別として…次のこの辺りのボー(モンゴルにおける男のシャーマンのこと)かオトガンの頭が、白陵の弟か妹だとこの地での孫たちの世代も安泰だけど…」
「ちょい待て」
名取も材料として含めてこの地を取り仕切る夫婦の葛藤や、ゲスイ大人の事情満載の話は今日も無事に進行していっていた。
○秦国北部 朔方郡 朔方城 霊山 イシュタル神殿○
「…ふう、それでは貴方達も帰ってよろしいわよ」
「「「「はーい」」」」」
白漂夫婦の話し合いから数十分後、今日の業務を終えた朔方城霊山イシュタル神殿の巫女達は自室への帰り道に就き、一人残ったナトリは神殿の一角にある自宅に戻ろうとした。
「…ごめーん、ナトリーいつもの薬湯を貰えるかなー?」
「ああ、城主様。どうぞこちらに」
白漂がその自室へ別の出入口から入ってきたのは同時で、ナトリは彼を穏やかな様子で案内した。
この時代におけるシャーマンや方士と呼ばれる宗教関係者は技術者としての側面を併せ持っており、ナトリは内城で薬師としても働いている身の一人であった。
「…いやーねー、この地を居城に構えることを決めた時はナトリ達ここのオトガン達やボーらには助けられた…」
「大したことではないですよ。
数分後、白漂はナトリの寝室で彼女と机を共にして、彼女が調合した効き目のある薬湯を飲んでいた。
この世界でもバビロニアに起源を発する戦女神イシュタルだが、この世界では後代で言うシルクロードに乗ってユーラシア各地に信者がいて、ナトリ達の伝手も加わって白漂達は秦国とユーラシア大陸各地を繋げる交易網と情報網を構築出来ていた。
そのやり取りで白漂とその妻達はナトリ達とは何度も話をしたり、行動を共にしたりしていたので、身分の差を気にしない談笑をするようになっていた。
「…いやー、君たちのおかげでさー今じゃーこっちが動かなくても向こうの方から人も物も情報もほとんど来るようになったからー、大仏商法って本当に楽だよー」
「何だか(純粋なこの世界の人には)よくわからない単語や俗臭い単語が混じっていますけど、そういう無駄に取り繕わない所も貴方の一面だと思いますね…」
白漂とそうした人間臭い会話を楽しみつつ、ナトリは自身がこれまで歩んできた道のりについても思い返す。
(…JAPANで抱擁の巫女として男達に抱かれた果てにオロチへの生贄として捧げられる途中で、落盤に遭って死んだかと思えば…赤子の姿に戻って、この魔物がいないのに戦乱を人間同士で明け暮れる世界に新たな生を得るなんて…。そこで神職の家に生まれたものの戦火で焼け出された所で出会えたのがこの人で良かったわね…!?)
だが、そうした摩訶不思議な記憶を思い出しながら普段通りの談笑をしている最中に、ナトリの身を今までのでは襲ったことのない不調が襲い、彼女は熱を覚えて身がよろけ始める。
「……え…ぁ…?」
「? どうしたんだ?」
肘が机から離れて椅子から地面へ落ちそうになったナトリを、白漂は戸惑いつつも抱きとめた。
「…うわ、はっや…」
「けれど、どうにか先んじてこっそり仕込んだのが当たりましたね…」
その様子をナトリの自宅の窓より見える果樹園から、帰宅したはずの他の巫女達が盗み見ていた。
「…城主様はまだ効き目が出ていなさそうですけど…ナトリ様は媚薬の効果が出たようですね…」
「ナトリ様ほどじゃないけどあたしたちも薬作りは上手くなったからねー♪」
現在、ナトリの身を襲っている体調不良の原因は、彼女達がその薬湯に仕込んだ媚薬が原因であった。
この時代の神職に付く者達は知識人階級も兼任している例が多いが、彼女達は世界最古と称される西方メソポタミア時代から研鑽を積んできた医学をナトリから教わっており、それが彼女には今回で仇となってしまった形である。
「で、でもー大丈夫かなー?」
「いいでしょ、もうナトリ様は凄い美人だけどもう20代後半に入ってるし、早めにあの人とくっつけた方が幸せだって。奥方様もナトリ様の同意込みで愛妾の簿記に登録済みだし…」
「それにー、頭のあの人がやっちゃえばー私達も遠慮なく城主様とー…」
「どうせするならー金あり権力あり体力ありで且つ顔よし性格よしな男がー…」
巫女達が果樹園で本音を口にしあっていると、ナトリは白漂の手で寝台に寝かしつけられた。
「…大事には至らなさそうだな。今は様子見にしておいて明日には医者たちに見せようか…!?」
ナトリに背を向けて部屋を後にしようとする白漂だが、そこで彼の腰に女性の細い腕が撒き付けられて引き留めて来た。
「…城主様…申し訳ありません…ですが…身が酷く熱くなると共に…殿方の身が恋しくなって…」
「…!?」
背に押し付けられるナトリの口からの甘い吐息が白漂の肌を擽り、その指先がボトム越しに足の付け根に達すると、それが薬湯に混ぜられていた媚薬と共に後押し智なったのか、白漂の男根はビクンと反応した。
「…ぁ…んん…ちゅぷ…❤️」
数分後、ナトリの部屋の内部は淫靡な水音が響いていた。
水音の発生源はナトリの口腔で、その至近には既に血を集めて隆々とそそり立っていた男根が存在し、その表面は彼女の舌や唇で付けられた唾液で濡れて光っていた。
人間の自然色では通常ありえない水色の髪はナトリの頭が動くと共にゆったりと揺れ、作り物かと思える美貌は朱色に染まった頬が窄められて男根を吸引していた。
彼女の足の付け根には盛り上がった白い饅頭のように綺麗な恥丘が存在し、産毛程度にしか陰毛が無いそこに刃物で薄っすらと綺麗に切り開いたような淫裂が浮かび上がっている。
「…ん、男を知らないわけじゃないけど…、長らく晒されてきていないのが分かる色合いだね…ちゅるり♪」
そのナトリの下にシックスナインの体勢で寝転んでいる白漂は、彼女の口淫に応じて揺れ動くその淫裂が近づくたびに、舌を小突くような動きで彼女の淫裂に這わせて擽るような愛撫を施していく。
「…あ❣ い、言わないでください…あ❣」
夫を流行り病で無くして年月が経つナトリには、眼前で聳え立つ男根と飲まされた媚薬だけでも十分刺激であったのに、白漂は狙ってその眠っていた肉欲を目覚めさせるような舌遣いをしつつも、深い刺激には至らないように加減しているため、その身はどんどん焦燥とした感覚を強めさせられていく。
それで強めさせられていく肉欲に押されてナトリは、ほっそりとしたボディラインとは相反した西瓜のようにずっしりとした重さのある体積を持った乳房を動かし、その合間で男根を挟み込んで雄の熱と匂いをより強く味わおうとする。
「…ねえ、聞きたいんだけど…イシュタルは戦女神であると同時に、豊穣と性愛をつかさどる女神でもあるから、本拠地である西方のその巫女達は庇護してくれる権力者に神の活力を与えるために、肌を重ね合わせているというけど本当かな?」
そのナトリの久々に獲物にありつけた雌豹のような口淫と乳房を男根で心地よく味わいつつ、白漂は彼女のご本尊も絡めて言葉責めも重ねてくる。
実際、ヘロドトスが残した記述にはバビロニア地域における巫女達は権力者と交わる神聖娼婦としての側面があったという内容もある(但し誤解も含まれているという主張もある)。
「…ぷは…❤️ それは貴方自身の方でお決めください…さあ❤️」
この世界では実際にあった風習なのか、ナトリは一旦白漂の上から退くと彼の前でそのむっちりとした大きさを持ちながら美麗な丸みを持った尻をペタンと降ろし、男を知りながらも神秘さすら醸し出す清さを持った淫裂をクパッと開いた。
「それじゃあ…ん…」
そうするナトリの両足を掴んでV字に大きく開かせると、白漂は彼女の淫裂へズップンと重くも正確さを感じさせる水音を奏でながら男根を刺し込んだ。
「あっ、ふあぁぁぁ…❣」
久々に胎内で感じる雄の証しと、前に知る男達とはけた違いの拡張感にナトリは甘い溜息を吐きながら背をゆっくりとだが大きく仰け反らせた。
天下中に名実ともに名を轟かせる男の深すぎるカリ首や血管で肉襞をコリっと削られて広げられる感覚に、ナトリの両足は自然とその腰の後ろで纏わりついてもっととねだり始める。
白漂の男根もまた、彼女の餅が一つ一つ濃縮されたようなもっちりとした肉襞がむっちりと粘着質のある絡み付きをしてくるのを随喜しながら味わい、それにこたえるべく胎奥まで進んで一時停止していた状態でクリクリッと亀頭で目覚めつつある子宮口の強張りをほぐしていく。
「…城主様…❤️ この深さ以上に…もっと激しく…❤️」
その子宮の目覚めに連れて高まっていく体温に魘され始めた脳髄に急かされてナトリは肉の快楽を更に求めた。
「大丈夫、君が拒んでも力業で染め上げたくなった」
「…ぁ…ふああああああアアァあああ❣❣❓」
だが、ぼやけた視界で一瞬ハッキリと見た白漂は、体温で赤く火照った真顔ながらその瞳には深い愛欲の火が灯されており、ずんずんッと荒々しくてふり幅は大きいが正確さも忘れない腰遣いを見せた。
雄の野蛮ながら精悍さを持った腰と雌のしなやかな腰が躍動的にぶつかり合って快楽を貪り合った。
胎内で淫肉が激しく掻き混ぜ合う一方で、ナトリの美麗な形を保ちながらも餅のような弾力を併せ持つ乳房は、白漂の緻密な筋骨で構成された逞しい響板と密着してこすれ合い、皮膚と襞の両面から両者の肉欲を深めていく。
「…う、うわぁ…❤️ マジですごい…❤️」
「すんごく乱れ合いながら…それでいて神話で聞く女神の交わりみたいな畏れたくなる感じにもなるわねぇ…」
「あウウゥ…わ、私ももう…いつもはここまで早くは…❤️」
その淫靡な交わりを果樹園の茂みより窓を通して覗き見している他の巫女達も注視し続けており、彼女達の身も当てられて淫らな水音と吐息を吐き始めていた。
「…っ!!」
「アアアァアアアァアアアァアアアアアア❣❣」
見られていることにまだ気づいていない淫靡な肉の螺旋を象った上昇気流の果てに、白漂とナトリは胎奥にて混ざり合ってはじけ飛ぶような極みに押し上げられた。
キャラクター設定㊺
ナトリ
容貌/名取(ランスシリーズ)下記年齢化
年齢/27歳(始皇9年(紀元前238年)時点)
出身/秦国北部(出生当時は
身長/167センチ
体重/63キロ
3サイズ/B97W60H94
得物/不明
趣味/神話の暗唱
遥か西方バビロニアからこの世界では秦まで伝わってきたイシュタル信仰のオトガン(モンゴルにおける女シャーマン)達の秦北部における現代表。
秦では正業と言う形で薬師としても働いており、白漂軍などに医薬品を提供している。
神職についている影響から、迷信深いこの時代では各勢力に伝手があり、それを求めた白漂達の庇護を得る目的もあって関係も深めて、彼の女中も含めて仲がいい。
前世は戦国ランスで重要な立ち位置にいた名取さんのIFで、原作ほどフクマンが強くなかったので普通に負の念が身に溜まって聖獣オロチへの生贄にされそうになるも、落盤事故で死んだら、このキングダムもしも世界でモンゴル辺りまで伝わってきたイシュタル信仰の神官の家系に生まれ変わった身。ちなみにあの鬼畜戦士ランスとは出会っていない。
その後にこの地へ来たばかりの白漂達と知り合い、互いの伝手や武力を必要としていたので良好な関係を結び、個人の女性としても信愛を強めていった果てに、打算込みながら同じ思いを強めていた弟子たちに嵌められる形で今回にて白漂と結ばれた。
性経験自体は白漂と今回関係を結ぶ前から、古い地元の権力者への接待で何度か経験があったらしいが、そうし始めた頃に雁門で李牧にそうした人たちがあらかた全滅したので経験はさほどない模様。
バビロニアにおける神聖娼婦や武田の歩き巫女を知った時は、何処の地域の何時でも男の夢と言うのは大差ないなと思いました(笑)。