それに伴い、この時に得た新領土の細かい説明の話も始まります。
○秦始皇9年(紀元前238年)
「…ここがこちらの投石機や孥砲による攻撃で死んだ反秦派富豪が隠して持っていたという…一部しか知らなかったという秘密兵器工場か…」
「…ええ、我が国の技術班から見ても高度で、まだ使用用途が解析出来てない珍妙なものが多くて、下手に動かせていない状況のようで…」
その白漂の今回の護衛及び案内をしているのは、彼の第六夫人で森林戦や同地での偵察に調査などを主とする二千人将の一人でもある庶徐であった。
(…確かに純粋なこの時代のものからすればどう扱うかもわからないものが多い。けれど、こちらからの視点から見れば形状や構造からして大まかな使用用途がわかるものが見受けられる…。まあ、中には明らかにお金持ち向けのあまり生産性のない趣味に用いられそうなものが幾つか見受けられるけど―――)
「あ、あれー? 白漂様ぁ…これ…どうやって外すんでしょうかぁ~~?」
「―――おっておい」
その彼女の案内で白漂は押収されて調べられていく道具類への考察を深めていっているが、そこで庶徐本人が両手を手首から首の後ろで固めてしまう特徴的な拘束具に捕まってしまっていた。
「…あーーー、こんなのがあったなんて~~~…ちょっと鍵穴から針金通して開けるのもハメ方からして難しそうだし…関節外そうかな~」
「ちょっとそんな地味に高度だけど痛い技術を他の手段ありそうな状況で解こうとするのは止めなさい。すぐに外すから」
煩わしそうに手を動かす庶徐を宥め乍ら白漂は彼女を拘束から解こうとするが、思った以上に難解でしばらくカチャカチャと鳴らすようになる。
「…んんん…回転式の部品を回して数字を合わせることで開錠する仕組みか…(前世とかで言うダイアル式をこの時代にも考案した人はいたのか…。もし存命していたら可能なら登用したいな…)む? この拘束具…上の方から延びている鎖と繋がっているな…!?」
その錠の難解さに苛立ちよりも興味が強まっていった白漂であったが、途中でそれから延びている鎖で繋がった天井からガチャンと大きな駆動系の音が降ってきて、白漂は嫌な予感を覚えてしまう。
「…ん? 何か上の方から引っ張られるような感覚が…? あ…アアアァーーーーーーーーーーー!?」
「ぬわぉ!?」
「え!? 殿ーーーー!?」
「庶徐隊長ーーーー!?」
それに庶徐も気づくがその直後に彼女の身は上へ巻き上げられだした鎖に釣られて猛烈な勢いで上に引き上げられてしまい、それを引き留めようとした白漂も引きずりあげられてしまい、周囲に困惑の混じる驚きをさせた。
「…ううーー地下にしてはやけに天井が高い部屋とは思ってたけど…まさか天井裏にこんなからくり仕掛けの空間があったとは…」
「…すごい、杏橋さん達が見たら顔は真顔のままで足が凄く震えて走り出しそうです…」
数秒後、吊り上げられた先で止まった二人は目にしたのは大小様々な歯車や鎖にクランクなど、この時代には本来ならまだないはずの仕組みも含めて構成された巨大なからくり仕掛けの内部であった。
「…興味深いですけど、こうなった状況も考えるとあまり下手に動かずに…下からの助けを待った方が良さそうですね…」
「将軍ー! 二千人将ー! 大丈夫ですかー!?」
「ああー! 今のところはなー! だけど天井まで吊り上げられたこっちにも周りが機械ばっかで下の方とどんなつながりがあるからわからないからそっちのからくりも下手に動かさないでくれー! 下の方で足場を組むかここまでつながる通路を見つけて助けてくれー!」
「かしこまりまりましたー! こっちもすぐに動くぞー!」
「「「「「承知ー!!」」」」」
その状況に庶徐と白漂は興味と共に警戒も強めて下から声を張り上げてくる自軍の将兵達に指示を飛ばしつつ、このまま宙づりの状態は危ないので適当な近くにある足場になりそうな歯車を見つけてそこにやや不安定ながら足を付けて休ませることにする。
「…ふうぅぅ…面白そうなからくりが多数見受けられますけど…下手に動けない状況になりましたね…あ」
数分後、大きな歯車の間にある細い足場の上で二人はじっと助けを求めるように止まっていたが、周囲のどう動くかわからないからくりを避けるためその身は密着していたため、庶徐の臀部はその影響でこの状況においても雄々しくなり始めた夫の雄としての象徴を鎧越しながらも感じとって、もじもじと蠢き始めてしまう。
「…そういえば昨晩、君に続けて種を授かってもらおうとしたところで急な残党の騒ぎで中断するしかなくなって…まだ君は貰えてなかったね…?」
「う…それは…」
「いやなら止めて助けを静かに待つことにするけど?」
「…嫌では…ないです…」
そうして互いの体温と足の付け根の湿り気を感じ合った両者は、昨晩に消費しきれずに残り回復しつつあった互いの精を今この場で繋げ合うことにした。
「…アアアァ❤️ ふアアアァ❤️ こ、こんな時でもおおおお…❤️ こんな場所でもおおおおおお…❤️ いつもみたいに逞しいいいのぉおおおおぉぉぉ…❣」
数分後、庶徐が両手から鎖で天井に吊り下げられた状態で足を大きくⅯ字に開かせて、爪先を足場から話して快楽で悶えるようになっていた。
「…ンン…さすがは不安定な枝から枝へと移りながら戦い続けてきた身だね…。この状況でもぉぉ…」
一方で白漂も、その大木のような力強い締め付けを強めながら蔓のように細やかで絡みつく肉襞を味わわせてくる庶徐の肉壺を味わい、彼女の胎内をより甘くほぐさせて互いの悦びを更に味わえられるようにしていく。
「ふァアアアア❣ は、白漂様ぁアア❣ わ、私もおおおぉぉ腰の動きがぁぁこらえ切れなくなってきてぇ―――❣❓」
それで庶徐も下に悟られまいと大きくなりそうな嬌声をこらえつつも身もだえもなるべく大きくしないようにしていたが、ついに一瞬だが足が大きくのばされてその弾みで歯車の一つが大きく蹴られた。
その勢いからか歯車の群れははギギギっときしみながらも動き出し、その内の一つに白漂達が下ろしている下の衣装の裾が巻き込まれてしまう。
「これはまずい!」
「―――えッぐゥウゥウゥウゥ❣❓」
それにすぐ気づいた白漂は歯車に自分達の身が巻き込まれるのを防ぐべく、今その踏みつけている別の歯車からそれがずれるかへこむかの勢いで蹴りたち、その勢いを乗せた男根の一撃で、庶徐は何度味わっても飽きる気配のない子宮が脳髄へ打ち上げられて共に天上へ跳ね上がったような極みに達し、漏れ出そうな嬌声を噛み殺そうとした影響で歯茎から血が噴き出てしまう。
(よし! どうにか脱出できた―――!?)
その極みによる震えで腰が甘く揺れつつも白漂は全身を強く律して安全圏へ飛び移ってみせるが、その直後に下半身に新たな開放感を覚えてしまった。
(―――あ…何が起き…あ…)
白漂はそれに困惑を覚えるが、そこで彼は留まっていた場合に自分達をまきこんでいた歯車の間に、衣服や装甲が巻き込まれて巻き潰されている光景を目にした。
白漂と庶徐が脱ぎ下ろして足首に掛かっていた下の衣装と装甲は、白漂の脱出ジャンプの甲斐もなく歯車に巻き込まれ、両方に引きずられた反動で巻き潰されてしまったのだ。
「おい、二人とも無事かー…あ」
その直後、下から天井裏のからくり部屋に続く通路を見つけた藍蘭が隠し扉を開いて最初に見つけたものは、下半身が生まれたままで濡れた足の付け根を繋げ合った状態で逆駅弁スタイル上体を晒してしまっている、白漂と庶徐の姿であった。
○秦始皇9年(紀元前238年)
「…最初に駆けつけてきてくれたのが藍蘭で助かった…。兵達の前で信頼を落とす姿を晒してしまうところだった…」
「いや、正直それよりももっとやばい場面を大勢の前で何度も見せつけられてしまってる身の一人として、もう見られてしまっても大したことないって思いますけど…」
城内地下秘密工房での痴態から数時間後、夕暮れになって空が赤くなり始めた時間帯にて、田園地帯を散策しながらぼやく白漂を此度の護衛が例にもれず突っ込んでいた。
「いやいや、見慣れて乾いた笑みを浮かべる程度で済んでくれている君達ならともかく、新しく入ってきた住民が多い土地ではまずいから。特にここみたいに文化とか言葉とか色々違う人が多い土地でそれはまずいから」
「まあ、それはそうですけど…ですが、北の大地だけあって冬になれば北涼同様に厳しそうですけど、本当に色々と豊かな土地ですね…。私が戦火による実家の没落で船に乗せられてここまで売られてきた時は気付く余裕は無かったけど…」
その中でも言い訳交じりの愚痴を続ける白漂に、見慣れている乾いた微笑を浮かべているのは今回の護衛をしている竜騎兵の一人で名はマリ。
本来の名は
短いボブカットに切られた黒髪と黄銅色の凛々しい瞳で中性的な美貌を構成しており、白漂と共に戦う女性の中では目立たない方だがこの時代では高い方の背はスポーティーな曲線美を鎧の上からでも描いていた。
今現在はその名前の発音からとってマリと親しまれている。
「…ああ、咸陽は距離の遠さと寒冷な気候、何より“海”と言う未知な環境に面していることからこの地の併合には慎重だったけど…、本当に凄い土地だよ。この地は…」
そのマリと共に出歩いていた白漂はここ粛慎の地の土を手に取り、丘の上に登って大河黒竜江を見渡すが、改めてこの地の重要性と価値の高さを再認識する。
この時間軸とは別の世界でも黒竜江は栄養豊富な河川であったことで、それが流れ込む沿海州の海は豊かな水産資源を抱えており、これはかつて内陸国であった秦にとっては海産の塩が取れるようになったことと並んで大きかった。
それに加えてこの世界の粛慎の海岸線は西の内陸部に向けて大きく入り組み、東側は大きな島嶼部になっていたので、この時代の秦は別時間軸のそれと比べて容易に海岸部まで達することが出来た(並行世界のことなど知らない秦側には滅茶苦茶苦労したとか言いようがなかったが)。
また、西側に向けて海岸が大きく入り組んだ影響からかこの世界の黒竜江は西の向けて大きく伸びており、他にも白漂達が知らない理由もあってかその水量と養分の豊かさもあって、土の王様とも呼ばれる黒土地帯がこの世界の粛慎の地でも広範囲に広がっているのも合わさり、水運と農業においても高いポテンシャルを秘めていた。
「…本当に、当時は
「「ヒヒイイイイイイイイイイイイィン!!」」
白漂が今現在入手している情報で思考を重ねていると、この地の豊かさを示しているかのように交尾真っただ中の二頭の馬に出くわした。
「―――ぃ…っと土地が豊かな分に動物も大きくて元気盛んなのが多いな…のわ!」
「うわ!?」
その馬だが発情が過ぎたのが跳ね上がった足の一本がマリを蹴り飛ばしそうになり、白漂はマリの手を取って即座に飛び退くが、その勢いで二人の身は樹木の適当な隙間に嵌ってしまう。
「…ううーむ、まーた奇妙なところに嵌ったなぁ…」
「相変わらずあなたと関わると面倒事に事欠かないな…う」
当然、そうなれば二人の身は密着するわけで、摩利は白漂の慣れ親しんでいる逞しい身を鎧越しながら感じてしまうわけで、自らの女体に反応している彼の雄としての象徴も当然に感じて、眉をひそめて頬に薄朱色を浮かべてしまう。
「…こんな状況でも節操がないですね…」
「ごめんねー、もっと大胆なのが好きな子もいて慣れさせられてきたからさー。ここでは抑え込むことも出来るけど…」
「…まあ、私も嫌いじゃなくなっているから…一足早くもらってもいいですか?」
互いの体温の高まりと身の固まりに二人は言い訳をぼやきつつも、結局は下半身から昇ってくる愛欲の熱に抗わず動き始める。
秦軍の中で白漂軍は各種兵器や装備の試験運用を頻繁に行ってきたが、それは二人が着ている鎧と衣装にも反映されていた。
新素材の使用で軽量化や防御力向上を図りながら、動きやすいように関節部の伸縮性を高めつつも、釦なども駆使して装甲や衣装の各部位の取り外しは容易であった。
それらの一環でボトム部分には足の付け根は後代で言うファスナーのような構造になっていて、排泄が鎧や衣服を着けながらでも可能となっていたのだが、その応用で今この場では互いの陰部のみを曝け出せるようになっていたのだ。
「…あ❤️ いつも元気過ぎるけど…こういう時に貴方のは更に…❤️」
『…摩利…こういう時ぐらいは素に戻っても贅沢にはならないと思うけど…』
『……っ…漂…あ❣』
そうして露わになった、衛生上の理由で陰毛は剃られて初心そうな白さが目立つ己の淫裂へ、近づいてくる逞しく赤黒い肉の穂先が近づくと朱色の淫裂がくちゅっと水気を帯びながら開いてくる感触に、マリは雌としてほだされかかるが、そこでその原因たる雄の男としての言葉を母語で話されて女としても再び傾いたところで、生じた肉の隙間に雄の証が差し込まれる。
『~~~~~~~っ❣ ふ…うううぅぅうぅぅぅぅぅ…❤️ 漂のは…肌を重ねるたびに成長していっているようだな…ああ❣❓』
我が身を穿ちぬく大槍の如き鋭さと焼き尽くしてくるような熱さで満たしてくる白漂の男根に、マリもとい摩利は深く蕩けた微笑を彼の首筋に埋めるが、その間にも彼女の引き絞られた弓の玄が連なって出来たような肉壺の中で男根はキチキチに締め上げられつつも動き始める。
『…んん…、この状況だからこそ…君の戦場で見せる緻密な疾風のような戦い方を思わせる責めがよりここでも…!』
この状況だからこそ両者は他の愛撫などが出来ない分、腰の動きと性器の感覚に集中していったのでそこの性感がいつもより鋭敏に登ってきて、それは他の感触に邪魔されずにダイレクトで脳髄を甘く攻め上がって溶かしていく。
今の二人の下半身の動きは通常の白漂の閨でよくみられる躍動的かつ変則的な動きは無かったが、奥深くの細胞まで快楽の蜜をしみこませていくような深みがあって、それがさほど長くない逢瀬の時を永遠に思える濃密な快楽に変えて、現実における極みへの加速を高めていっていた。
『……っ!!』
『ッンン~~~~~~~~❣❣』
そうした肉の餅の突き合いの繰り返しの果てに二人の唇もまた何度目かの重なりを紡いだその時、二人の下における肉の繋ぎ目も最奥で穿ち合ったかのように繋がって白濁と潮の爆ぜ合いを起こし、その意識が天上へ打ちあがったような極みに押し上げさせた。
『…またこんなにも出して❤️ これだと…私の方も…渡辺家の跡取りもそう遠くの話ではなさそうだな…❤️』
十数秒後、極みの余韻で消えていた視界も戻った摩利は下腹部で今も静かに脈打つ己の子宮とそれに繋がった男根の震えに、随喜の涙を添えた微笑を浮かべた。
『…ん…♪ その手に抱けるのが跡取りだけで満足かな…?』
『…っ…助平…❤️』
その下腹部に白漂が触れながら甘く囁き、摩利がムスっとした苦笑いを浮かべた後、両者は細い唾の糸を残して離していた唇を再び重ね合った。
次回も、この時期にて秦領となったこちら側で言う中国東北部のこの世界での状況の説明と絡めつつ、逢瀬も描いていく予定です。