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○秦始皇8年(紀元前239年) 秦魏著雍争奪戦一日目昼 魏国西部 著雍 魏軍要塞型防衛線西側○
「録鳴未将軍! 紫伯軍の横腹を玉鳳隊が急襲しました!」
「何だとぉ!? あいつらは北から本陣を狙いに出たはずだぞ! ガキが出しゃばりおって!?」
「で、ですがこちらは大きく助かりました―――!?」
北側から山間部を潜り抜けてこちら側に来た玉鳳隊の登場に録鳴未が歯軋りするが、その余裕を奪い去る事態が発生する。
「がっ!?」
同僚鱗坊の右胸の下のわき腹を紫伯の槍が穿ちぬいたのだ。
「―――あって鱗坊将軍うううううぅぅぅぅぅん!!」
「貴様ぁぁぁぁぁあああああぁあああがぁ!!?」
致命傷を負った同輩の姿に録鳴未が激高するも、直後に録鳴未もまた紫伯の槍の一撃で馬上から叩き落されたのだ。
死傷こそ避けたが槍の重さで馬上から地面に打ち落とされて転げまわった際に打ち所が悪かったらしく、利き腕から力が抜けて矛が手より落ちてしまう。
「…ここは任せた。次に横腹に現れたあの敵を潰す」
「「「「「はは!」」」」」
「…ぐ!」
「ろ、録鳴未様を守れぇ!!」
それで興味を無くしたのか感情のない目で一瞥した後、紫伯は録鳴未に直ぐ背を向けてその場を去り、後には身動きが出来ない録鳴未を狙う魏兵と守らんとする秦兵の乱戦場が残った。
「…賁様! 今度は我々の方に“紫”の軍旗が…!」
一方、急襲が成功して紫伯軍の内部を突き進んでいる玉鳳隊であったが、今度は自分達のほうに紫伯が迫っている事を感じ取ると緊張が走る。
「ああ! 槍の道に入った者なら知らぬ方が可笑しいあの紫伯だ…!?」
そして、先陣を切る王賁の前に途惑う表情の玉鳳隊隊員の首が無数に飛び込み、それに続いて一本の剛槍が轟音を添えて現れた。
「!?」
それを王賁は間一髪で槍で捌いたものの、込められていた威力に馬諸共で後ずさりしてしまう。
「あ、あれはー!?」
驚愕する番陽であったが、続けざまに現れた剛槍の主たる紫伯は彼目掛けてその穂先を振り向けた。
「っ!」
それが番陽に発せられる前に王賁が高速の連続技“龍巣”を紫伯目掛けて発し、残像で増えたように見える穂先が襲い掛かる。
だが、それを紫伯は技量と速度の余りに槍が曲線を描くまでに撓る一撃で残像の中の本物のみを軽く弾き飛ばし、そのまま王賁の肩当を穿ち砕いて左肩を抉った。
「ほ、賁様ぁ!?」
「ぐっ!?」
更に続けざまの攻撃で右脇腹が甲冑ごと浅くは無い傷を付けられて王賁の口元が歪む。
「……あれは…!?」
その様子を崩壊しかけている鱗坊軍の中心に建て直しのために向かわされていた王偉も視認しその槍技に違和感を覚えるが、続けざまに戦場を各隊ごとに遮ぎる森から立ち上る僅かな木々の揺れも見逃さなかった。
すかさず王偉はその左手に装着した独特の形状の盾の内部に仕込まれている複材合成弓で鏑矢を放つ。
「む!? この音は…!?」
「これは…全隊止まれぇ!」
それに味方がどよめく中で関常が素早く敵の新手に気付く。
「敵の新手です。どうやら我々を騰軍との間にある森を奪うことでこちらを孤立化させて先に我々を潰すべく動いているようです」
「何じゃとぉ関常!? だが、そんな気配はつい先ほどまで感じ取れんかったぞ!」
「呼び寄せた援軍の内に開戦前の先に着いていた分を潜ませていたのでしょう。自分達による本陣奇襲の失敗も想定して動いていたと思われる…ここまでこちらに後手を踏ませるとは…何より…」
驚く周囲を他所に関常は冷静に分析しながら今の直属の上司の周囲を再び見やる。
「がぁ!?」
「ま、間合いから投槍と弓矢で攻撃し…ぎあぁ!?」
「か、囲みを崩すなぁ!」
「な、何としても両将の間に立って…ぎあぁ!?」
今現在、王賁がやや離れた紫伯に録鳴未軍・鱗坊軍・玉鳳隊三軍の隊員達が群がっていたが、彼らは得物を叩きつける以前に触れる事もままならないままその剛槍の雨で死体を量産し続けているほかなかった。
「録鳴未将軍! 先ほど玉鳳隊の一隊の支援で無事にこちらに合流できた隆国将軍が鱗坊軍の指揮権も預かり受けて同軍の崩壊は辛うじて避けられました! 貴方様も本日は一旦御下がりになられてください!」
「っ! 玉鳳隊も番陽を中心として中央部隊は録鳴未軍主力と共に順次撤退! 殿は俺が受け持つ!!」
「な、賁様無茶です! ここは私が殿を!!」
そこで本陣からの伝令を聞いて王賁がすぐさま周囲に指示を出し、その内容に番陽が驚くも彼は槍で制して理由を叫ぶ。
「今この奴らの全力がこちらに注げない内に紫伯の槍を調べる必要があるのだ! 明日に討ち取るためにな!!」
「は、はは!!」
「…命懸けだがな…関常は本隊が退ききるまでの間にこの場の周囲を固めろ。王偉には各隊の撤退を支援しつつその目で紫伯を観察し分析しろと伝えよ!!」
深手による出血で血の気が大きく退きながらも王賁は無理に不敵な笑みを作って味方の不安を掻き立てまいとした。
○秦始皇8年(紀元前239年) 秦魏著雍争奪戦一日目夕刻 魏国西部 著雍 魏軍側山地某所○
「…ふう、今日中にここまで来れたわね。開戦前の下見で見つけた所以外の山間の通れそうな所を幾つか見つけられたのは良いわ…」
昼間の激闘もようやく落ち着きだしていって両軍共に各々の野営地に戻り始めた頃、白漂に索敵と裏工作のために送り出された庶徐が高木の茂みの中より周囲の敵配置と地形を紙の地図に描き込んでいっていた。
現在、彼女は五百人将と階級こそ低いがその戦闘力と偵察兵としての能力でそれ以上の発言力と地位があり、今回は臨時で所属している隊を率いている英成の更に上の郭備の命令で魏軍内部の連絡網及びそのルートの更なる調査に乗り出していた。
「…く、まさか防衛戦でここまで押されるとは…」
「落ち着け、呉鳳明様と霊凰様の指示を仰がねば…」
(む、あれは…)
その最中に庶徐は先ほど発見した細道を魏の伝令が忙しい様子で行き来しておるのを見つけた。
庶徐は樹上から瞬時に降り立つと、そこから人を乗せていて且つ然程整備されてない道とはいえ、伝令を藪越しに周囲の配下と共に追跡していった。
○秦始皇8年(紀元前239年) 秦魏著雍争奪戦一日目夜 魏国西部 著雍 魏軍要塞型防衛線南側○
「「「「「うわああああああああああああああ!!!!」」」」」
紫伯軍の追撃を秦側が玉鳳隊の奮戦も手伝って上手くいなし、夕刻の小休止を挟んだ後、魏軍の防衛線南側では再びの両軍の衝突が夜の静けさを消し飛ばしていた。
尤も、魏軍の南側の一角を担う凱孟軍は軍師である荀早を欠いてしまったことも手伝い、夜襲を掛けてきた白漂軍に大きく押し込まれていた。
「ヌガァアアアァアアアアアアアアアアアアアア!!」
その中で主将凱孟だけは自軍の中央でしばし暴れまわって白漂軍の手を焼かせていたが、それも距離を取り弓矢による牽制への戦術切り替えとある猛者の投入で押さえ込まれだしていた。
「っ!!!!」
今回の開戦前に三百人将に昇格していて、今回は伍鬼五千人隊に臨時編入されていた綴がその槍の絶技を持って押さえ込んできたのである。
「す、すげえ! 凱孟もだけど綴姐御はそれ以上に目に止まらねぇぞ!」
「ぬぅ!? な、何だあの男は!? 綴様の槍にあれだけ長く突きこまれ続けて小さな傷しか負っておらぬぞ!?」
「それはこちらの台詞だ!? あ、あやつめ本当に女か!? 一撃喰らえば鉄の盾ごと両断される凱孟様の大矛をあそこまで避け続けるなど! しかも馬上のあの方に対し
馬上で高所の利を得ている凱孟に対し、綴はあろうことか馬から下りたもののその常軌を逸した脚力による敏捷性と槍技を全面に活かして長時間張り合っていた。
その姿は昼間に凱孟と一騎討ちを繰り広げていた信にも見えていた。
「かー! あのアマァ完全に凱孟持っていきやがってるぜチクショー!」
「信隊長ー! 白漂将軍の目論み通りに呉鳳明が本陣から1万引き連れてこっちに向かってきてるってよぉ!」
「しゃあ! じゃあ俺らも凱孟の周りにいる味方と支援し合いながら退くぞぉ!!」
言葉遣いこそ粗野だが根底には賞賛の念を向けた直後、信はその対象である綴を引き連れて味方の陣地に戻っていった。
「…っ、やはりあの男は歴戦の玄人だな。女を大勢囲っていた後であそこまで食い下がれるとは…」
「まーな、単純な腕っ節なら王騎将軍とかとタメ張れる位だろうのおっさんだからな。まーその齢に地位であそこまで食い下がれるならお前も将来期待大だなー…ん? 女ぁ?」
「? 気付いていなかったのか? あの魏将の複雑な汗の匂い…合戦に出る直前まで女を大勢抱いた後の匂いだ―――」
「ズコー!?」
「―――あってぇああ!?」
ちなみに、その綴の口から出た爆弾発言で昼間からの激戦で身が疲れ切っていた信は精神面で意表を突かれて途中にて落馬してしまったのはご愛嬌である。
○秦始皇8年(紀元前239年) 秦魏著雍争奪戦一日目深夜 魏国西部 著雍 魏軍要塞型防衛線西側○
魏軍の西側防衛線を見下ろせる、北側と西側の合間にある丘陵に築かれた野営地に玉鳳隊の姿があった。
「…………」
そこの頂上部に左肩に包帯を当てられて針が施されていた王賁の姿があった。
その背後には玉鳳隊の主だった面々が盤上の地図を囲んだ状態で立っており、ある人物を待っているようだった。
「…只今戻りました、お待たせしましたか?」
「いや、丁度だ」
そこで王偉が騎乗で場に駆けつけると、王賁は腰掛けていた大石から立ち上がって軍略に戻る。
「…先ほど、白漂軍が魏軍防衛線南側に夜襲を掛け、その崩壊を防ぐべく呉鳳明が1万を率いて本陣から南側に移動しました。凱孟軍は軍師を失い2割半失って機能低下している状況です」
「おお! やってくださったわ白漂将軍!」
「副長殿。確かに本陣攻略には嬉しいが、それも西側に陣取って且つ北側まで牽制できるあの軍を攻略できればの話しですぞ」
「ああ、他所が派手になっているが要は一貫して我々だ。それでは…」
まず王偉が別方面の戦況を報告して、それに番陽が顔を綻ばせるが関常は紫伯軍を指差しながら注意を掛け、王賁が地図上の駒を動かし始める。
○秦始皇8年(紀元前239年) 秦魏著雍争奪戦一日目夜 秦国中央部 王都咸陽 後宮○
著雍での戦況は伝書鳩を用いて数時間程度というこの時代では少ない誤差で届けられており、王宮の大本営は本日の同地に付いての会議を終えたばかりであった。
「………!!」
そこでの本日最後の政務を終えた嬴政は、後宮の一角にある修練場にて近年に出来た模擬剣の一種である竹刀を振るっていた。
「む」
その常人なら反応が間に合わず打ち据えられるだろう一撃を同じ竹刀で受け止めたのは、長く美麗な金髪を白漂前世で言うシニヨン風に結い上げていて翡翠色の大きな瞳で明瞭なれど粛然とした高貴な美貌を誇り、容貌と共に西方系の血筋が強く出ている凹凸が付いた身が胴着の上からでもわかる美女であった。
そのまま美女は嬴政の竹刀を峰に相当する部分から床へ叩き落し、そのままの勢いで手の甲を叩く。
「相変わらず鋭い剣を向けてくるな
「剣は半端に身に付くと使い手を却って危険に晒しますから」
自身の手の甲がやや赤く腫れさせられたにも拘らず、親しげに嬴政が見やったその女性の名は
嘗ての超大国からは没落したものの、依然として戦国七雄では首位を争う富める国として知られる東端の斉から嫁いできた同国の王女の一人である。
金髪や翡翠の瞳は、嘗て斉が中華東部の広範囲に広がる超大国であった時期に接して臣従してきた北方遊牧民の大族が祖先にいた名残らしい。
王女であるものの側室の子で生まれた順も遅いが、女系ながら斉の前の統治者姜氏の血も引いているので処遇に困り、政争が起きる前に古くからの友好関係に託けて秦に嫁がされた女性の一人である。
幼少期から女性らしい芸よりも兵法や法律に武術の方が好みで詳しくなっており、その伝で同年代である嬴政が秦に帰国するまでは碌な教育を受けられていなかったのでその分野の勉強相手の1人もしてきた身でもあった。
「……でも、何だか今回は普段より守りの入る回数が多いのが気になるな。特に下腹部は気を使っているように見えるが…」
「…あ、失念してしまいましたが、ここにどうやら…貴方とのややが宿ったようで……」
そして、その真面目で凛とした表情が似合う美貌が恥ずかしげに斜めにがちになったように、この時代の王にしては交わる女性の数が少ない嬴政が肌を重ねる事を許し合う女性の1人でもあった。
「ああ、そういう事か…それでは…あ、確かにまだ小さいがこの小さく血管が脈打つ音…いるな」
その女性の一人の告白に嬴政は納得し、膝を付いて共召の腹部に耳を当てて彼女の言が嘘では無いことを悟る。
「せ、政…そこまでしなくても…あ?」
衣服越しながら感じる愛しい殿方の温かさに共召は嬉しく思いつつも羞恥も覚えるが、それが諫止に至ろうとした所で嬴政がスッと立ち上がりその身を引き寄せた。
「すまない、前線の者達に申し訳無いが…東の方からの昂ぶりが移った所でお前との久々の剣戟の交わりで火が付いたらしい…」
「…政、これで私も見の燻りに火を貴方に付けられてしまいましたが…この子に影響が無いように優しくお願いします…まずは汗を…」
その後、二人は修練場を離れて大浴場に向かった。
「…ふう、この浴場も俺が入っている間に随分と変化が何度も起きたな…」
「珍妙ですが面白くて身体にも良さそうですからね…」
嬴政達が移った風呂場はこの時代では珍しい仕組みをしていた。
やや離れた小屋に牛達が繫がれているが、彼らは白漂前世で言うメリーゴーランドに似た機械に繫がれていて、それに回されている大きな歯車は付属している小さな歯車やチェーンを介して宮廷各所に畜力を届けていた。
二人のいる風呂場もその恩恵で流れるプールのように人工的な波が生じていたり、ポンプで空気を送られる泡風呂のような浴槽もあった。
ちなみに、二人は知らない話だがこの仕掛けは白漂が思い出した前世の機械部品やアイディアを用いて鄭国の弟子達が色々試験的に作り出したものである。
(…それにしても政は凄い傷だらけ…)
その浴槽の一つで波に身を任せながら水面を揺らいでいる共召は、同じく浮かんでいる嬴政の身に付いている大小様々な傷痕を見やる。
生まれてから幼少期を過ごした邯鄲での迫害や実母からの虐待、帰国してからも呂不韋や他国との政争に伴う刺客に襲われる事があることの証左であった。
「…本当に武技を教えてくれるお前と扇琵達には救われた。今となってはものをよく知らなかった始めの頃に、模擬剣以外にも問題を間違えるたびにお前に木簡や竹簡によく頭を叩かれたのも懐かしい」
「政…恥ずかしいからお止めしてください…」
「他にも瑠衣に石を投げられた時には何度か模擬剣で守られていたな。何発かはあの者に正確に打ち返してたりしたし…」
「王弟君夫人の事まで言わなくても…もう……」
両者は互いの指を絡めあいながらしばし水面を漂うのを楽しんでいたが、そこでからかわれだした共召は少し拗ねた表情を浮かべるも、何か思い立った表情で嬴政から指を離して泳ぎだした。
「共召? いったい何を…………っ?」
それに途惑う嬴政の前で共召は下にもぐって綺麗に壁でターンを決め、そのままの勢いで彼の股間に潜り込んで密かに血が集まりだしていた一物を秀麗な唇で咥えこんだ。
「…はむ…ちゅむ……(…ああ…政の…相変わらず逞しいですね……)…じゅうううううううううううぅぅうぅぅぅぅ❣❣」
海に面した大国斉の生まれとはいえ、王女でありながら水練も幼少期から嗜んできた共召の口淫は正確に嬴政の一物にしゃぶりつき、そのカリ首を歯や舌で適宜に穿ってビクビクさせながら、柔らかな豊満に包まれつつも芯の筋肉で形が崩れていない美乳で竿と陰嚢をタユンタユンと揉み込んでいった。
「………っ…共召! いきなりそこまでされたら………っ!!?」
そこで著雍攻略のための準備が始まってから夜遅くまで政務が続いて、宮女達と会える時も減って若い衝動が溜まっていた嬴政には奇襲効果も手伝って耐え切れるはずもなく、両者が再び触れ合ってから1分と経たぬ内に最初の迸りが来た。
「む…ぐ…むううううううぅぅぅぅぅ…ぷは……❣」
その熱く膨大な白濁の奔流を共召は始め全て受け止めようとするも、潜水で酸素が減った肺にも押されて唇は男根から離れて水面より金髪が飛び出て、白き残滓が二人の間の水面にプカプカと浮かび上がる。
「…はぁ、剣もそうだがお前は行動がいつも速いな……」
「政も他の殿方と変わらずここは気が早いですね…❤️」
浴槽の縁に背が辿り着いて預けながら嬴政は気が早すぎる我が身に複雑な顔を浮かべるが、それに構わず共召は水面に浮き出て滴る残滓に濡れる肉の穂先をクリクリと指で撫でる。
「…身を重ねるようになってから。政務では真面目な態度に反比例するように夜は大胆になっていくな…」
「夜まで堅くしていても前線の背を後押しできるわけではありませんから。寧ろ王なら如何なる時も平静にいつも通りに振舞わねば臣達は却って不安がるかと…あ❤️」
懐かしき頃と今の淫靡な姿に現実味が薄れつつも、嬴政は共召の身を抱き上げると彼女を浴槽の縁に立ちバックの姿勢で押し付けた。
無論、その白く大きくも整った丸みある尻は嬴政に掴み止められ、雄雄しいままの男根がスリスリと尻の割れ目をなぞりながら、金糸の如く輝く陰毛に囲われた秘裂にクチュリと触れられた。
「…もう言葉や屁理屈は不要だな……」
「えぇ、ですが…どうか腹の中の子が驚かぬよう…あ……❣」
もはや若い滾りに身を統べられた二人を理性が止められるはずもなく、ゆったりとだが力強さも伝える動きで二人は互いの下肢を近づけ合わせていく。
ジュクっと熱さすら宿した黄金に縁取られし朱色の秘裂は肉食獣のようにしゃぶりつきだしていき、その大きく開きつつも強い吸い付きも併せ持つ肉壷に、大国の血統を継ぐ若々しくも逞しい肉槍は自身の大きさと鋭さを焼き付けるように徐々に沈みこんでゆく。
「…王侯にしておくには勿体無い逞しさに強さですね…❤️」
「苦言か賞賛か判断しかねる言葉だな…っ…お前の身も…相変わらず深い…」
共召はこの時代の女性にしては高い長躯を誇るが、それもまた美点の一つに組み込む凹凸はっきりした身は、身の丈以上に斉が面している大海の如き奥深さを持ちつつも、中華の大地より注がれる河川の水を全て飲み干しているその深さの如き強い吸い付きを示していた。
嬴政もまたその肉壷がぴっちりと張り付くまでに十分なサイズと凹凸を誇っており、互いのそれが引っかき合いながらも蕩けて混ざり合うような感覚を味わいつつも身を近づけ合わせていく。
「……っ! 共…召…俺も…思っていた以上に…昂ぶりが溜まっていたようだ……!」
「せ、政ぃ…❣ わ、私も…久方ぶりの貴方のぉ熱と堅さでもう…あぁ……❣❣❓」
そして、既に降り始めていた子袋の入り口と膨張に膨張を重ねた肉の穂先が嚙みあった瞬間、二人は体内の精気を全て搾り取られるような己の奔流をぶつけ合った。
キャラクター設定⑮
田共召
容貌/アルトリア・ペントラゴン(ランサー)(Fate/GrandOrder)下記年齢化
年齢/20歳(秦始皇8年(紀元前239年))
出身/斉国王都臨淄
身長/171センチ
体重/57キロ
3サイズ/B95W60H91
得物/剣
趣味/水練 乗馬 読書(それと密かに賭博全般が異様に強くて好き)
斉国から嫁がされた同国王女で嬴政の子をこの時系列では4番目に授かった美女。母親の血筋で西方系の血筋が強い容姿の持ち主。
現在の秦国後宮全体でもトップクラスに位置する高貴な美女だが、幼少期から容貌元ネタと同様に女性らしい習い事よりも武芸や学問の方に興味関心が強い性格をしていた。
嬴政とは幼少期より彼の勉強相手をしていた伝と身分が同じ王族なのもあって気兼ねが少ない間柄で、名をそのままで呼び合っている数少ない女性。
田共召は原作でも信は嬴政とタメ口で呼び合ってましたので、女性でも礼儀正しくありつつも親しげに名を呼び合う女性がいてもいいだろうと思って書いた子です。
次回は著雍での最終戦に入る予定です。