それと、前回初登場したオリキャラのムフフなシーンもあります。
○秦始皇8年(紀元前239年) 秦国北部 朔方郡 朔方城○
朔方城には、白漂傘下で既に領地や居城を持っていてもこの地で仕事を行う者達や、白漂とは別系統でも北部などの有力者が泊まるための屋敷等が存在している。
「ああ…❣」
その屋敷の一つにある一室で、叙瑛が玉のような汗に包まれた裸体を大きく上下に振り乱し、頭を激しく振ってそのウェーブロングヘア―を更に波立たせていた。
「んんん…久方ぶりとはいえ…ずいぶん乱れているな…」
「…ふふふ、あなたこそ無茶を言わないで…何せ一月以上ぶりに味わうあなたの躰なんだから…んん❣❣」
紅武はその叙瑛に跨られて、彼女の柔軟さを持ちつつも戦時中と言え空膣で飢えに飢えていた無数の肉の強靭な輪で構成されている秘裂を味わいつつ、彼女の二十代後半の豊かさと兵ゆえのしなやかな筋肉で形も十分に保たれていた乳や尻肉を己が逞しい手で味わいつつも喜ばせていた。
「…あなたの妹も今頃は久しぶりに今の家で落ち着いて女の悦びを思い出させてもらっているこ…ろ…!?」
紅武の大きくも堅く鋭さを併せ持ったペニスに自らの胎内を深く搔き回させ、自身の脳髄を溶かすような快楽を深く味わい続けている叙瑛であったが、そこで彼女は彼の背後に見える窓から目にしたその存在で動きが止まってしまう。
「あはははははははは♪ 捕まえてごら~~~~~ん♪」
「うふふふふふふふふふ♡ 待ちやがりなさ~~~~い♡」
窓の向こう側に見える城壁の上を、笑顔で逃げる忍び装束の白漂と、それを満面の笑みながら流星錘を殺傷力も感じさせる速度でぶん回しながら追う紅華の姿を見たからだ。
「む? どうした?」
「…あ、いやー何でもないわ何でもない。あなたの妹もちゃんと加減を身に付けてる齢になってるからね。じゃー続きを…んんんん❣❣」
妻の停止を見て不審を覚えた紅武であったが、叙瑛は無理に笑みを作ると情欲にも釣られて更に腰を激しく躍動させて彼の意識を逸らさせた。
その後、何名かが白漂の情けない断末魔じみた悲鳴を何度か耳にしたが、身内は事情を察して深入りしようとせず、それ以外は幻聴だと思って関わろうとはしなかったので、誰も彼を救うものは今宵において無かった。
○秦国中央部 王都咸陽 王宮○
白漂が逃走していた晩の翌日、秦国王宮では午前中から白熱した国政論争が大王派と相国派の間で繰り広げられていた。
「そんな予算まで組めるわけあるか!」
「山陽著雍要塞化に続いて黒羊一帯の整備まで加わったのだ! これでも無駄は徹底的に削った方だ!」
「そちらが独占しておる西域貿易の利益から捻出すればよいだろうが!」
「それを言うなら敦煌方面街道から手を引け! そちらの搾取でどれだけ流通が阻害されていると!」
「そちら側からの調査だけで語るでないわ…!?」
その国政を左右する論争の場で予期せぬ乱入者が現れた。
「!? 何者だ! ここは今現在論議中であるぞ…!?」
昌文君が声を荒げるも、正殿の扉を開いて現れたその一団は彼からも言葉を奪うには十分な存在であった。
「「「「「た、太后様!!?」」」」」
「あいっかわらず声ばかり大きい連中だねー」
嬴政の母である秦国現太后が大勢の上位宦官を引き連れて正殿に現れたのだ。
「た、太后様なりません! 国政を決める場でこのようなお戯れなど―――」
「そんな固くなりなさんな左丞相。今日はねー母親として久しぶりに息子を手助けしてやろうって来ただけさ」
「―――お…な!?」
「?」
いち早く我に返った昌文君が止めようとするも、太后は予想だにしない言葉で彼を再び驚かせ、実母らしいことなど記憶にある限りほとんどされた事がない嬴政も困惑させた。
「…て、手助け?」
「山陽著雍と、今回大きく入った元趙西部を私達が預かろうと思ってねぇ」
「「「「「!!!!!!???」」」」」
そして、太后の提言に反応こそ様々だが正殿で協議に加わっていた者の大半から再び驚きが上がった。
「そんなに驚くんじゃないよ。元々山陽経営には
「整備!?」
「三カ所の担当上層部を三大宮家ら始め後宮後援者の一族で固めて一帯に資金を流入させる」
その提言は確かに急なものではあったが、国策としてはむしろ良いものであった。
大規模な戦争が連年続いていて財政の余裕が少ない秦国にとっては、元々敵地であったこれらの新領土の整備は迅速さが求められていたが負担が大きいものであったからだ。
「…太后様のお考えはわかりました。ですが急に表立って政治の場にかかわるというのは慣れぬ点もございましょう。後の肝要な点につきましてはこちらで…」
「あー細かい点はともかく、新領土の責任者についてはもうこっちで決めてるさ」
それらのメリットを素早く理解しつつもこれ以上深入りされるのを防ぐべく李斯が動くが、太后は構うことなく連れていた宦官の一人を指し示す。
「!? 太后様まさか宦官を責任者にすると!?」
「いちいち驚くんじゃないよ左丞相、脱ぎな」
「…は…」
周囲の注目を集めたその宦官は何処かなれない様子で、上位宦官の証である仮面と冠を外して素顔を晒す。
「この者は嫪毐。三大宮家も推薦する才物さ」
「…………」
(((((誰だお前!?)))))
曝け出された面貌には冷や汗を幾つも流していて、お世辞にも太后がそう評する人物には見えない嫪毐に、正殿に集う後宮派以外の面々は驚きつつも内心その一念に支配された。
(あ奴は確か呂不韋様が太后専属男娼として送り込んだ男ではないか!? どうしてここに―――)
「ふむふむ、確かに太后様が言われるだけの人物ではありそうですな。私も賛成しましょう」
「―――いぃ!?」
その少ない例外の一人である李斯が以前に粛清した部下が取り上げた男であることに気付くが、同様に訳知りであるはずの呂不韋があっさりと後宮派支持の意見を出すと顔が引きつる。
結局、その場の面々の多くは混乱したものの多数決的な流れで後宮派主導による人事異動は可決となった。
○秦国中央部 王都咸陽 西市○
「……………解せない…」
「何? そんな街中をこんな真昼間から遊び歩いてる坊ちゃんらしくない顔して?」
「「「「「………………」」」」」
王宮で不穏な人事異動が決定して三日後、嬴政は球泰と共に咸陽の西市を歩いていたが、周りの通行人を装う護衛達は他人のふりをしつつも内心では顔を引きつらせていた。
「…そうだな。今はそういうのを考えるのは無粋だな…まーお前には負けるが…っ!?」
嬴政は白漂前世で言う所のデートである事を思い出し、公務の事を忘れようとするが、その言い回しに目じりを上げた球泰は彼の頬を結構な握力で抓った。
「きゅ、球泰殿ー! いくら正体隠しているとはいえ大お…
ちなみに護衛の総責任者は壁が今回務めていた。
彼は白漂の元で原作以上に成長と武功を成していたため、大王派で直ぐに動かせる兵力が必要になったことで、将軍に昇格したのを契機に昌文君の元に戻らされた身である。
だが、正と名を偽っている嬴政と球泰のデートは常識人すぎる彼には頭を悩ませて胃を痛める事態の連続だった。
「咸陽の拡張に伴って西市も大分広がったな」
「まーねー、西域や草原とか華夏の外の人が同じように扱われるのはこの国くらいみたいなものだし…あ」
今回のデート先である西市は、球泰の出身から彼女の知り合いも多い土地で、今も彼女と古くから知り合う子供達が寄り添ってきた。
「あー! 泰ねーだー!」
「うわ! 今回は男連れてる!」
「何ー! 今度は何処の坊ちゃんボコボコにして舎弟とかにでもしたの―!?」
「……………………(知らぬとはいえ童と言うのは凄いな…)」
そうした子供達の屈託のない様子ながらも、言葉に混じるあまり穏便とは言えない内容に壁は少々畏怖を覚えていた。
「あーもう違うわよ。こっちは今の私が働いてる所のお偉いさんなの! ていうか前に言ったでしょ!」
「はいはい、それでさー確か何処で働いてるんだったっけー!?」
「王宮よ王宮」
「何ー? 王宮で用心棒でもしてんの?」
「だから宮女だって言ってんでしょーが」
「嘘だぁ! 泰ねぇみたいな暴力女がやってける王宮なんてあるわけないじゃん!」
「んだごらぁ!?」
(…信が女だったらこういう感じだったろうか…)
その後、子供達と球泰は談笑し合うも次第に後者が喧嘩腰になっていき、正(嬴政)は彼女に今この場にはいない友人の一人を重ねるのであった。
それから男の子供達と球泰が取っ組み合いをしそうになった所で、深く澄んだ笛の音が西市に広く響きまわった。
「…あ、やっば! 今日はお祈りの日だったわ!!」
それを聞いてハッとした顔を浮かべた球泰は猛烈な勢いで駆け出した。
「きゅ、球泰殿ーー!?」
「はー、仕方ない。あいつが外でも大人しくなる珍しい時だからすぐに追うぞ」
慌てだす壁達を連れて正(嬴政)は球泰の後を追った。
少々すると、正(嬴政)達は主にペルシア系の彫深い顔の人々が集う大きな建物に辿り着いた。
「ここは確か色目人達が建てた“アフラマズダ”と言う神を祀る“神殿”と言う祠の…」
壁が入った中には大勢が厳かな様子で集まっており、彼らが視線を束ねて見ている礼拝堂の奥には口元をマスクで隠した白装束の聖職者が佇んでおり、その傍らには大きな台の上で囂々と燃え栄える炎があった。
『『『『『××××××××…』』』』』
そして、正(嬴政)が辿り着いて少々すると、神殿内部に集っていた信者達の口より中華とは異なる言語が一斉に立ち上った。
「…(本当にこういう時は別人に見えるな…)」
その中で、球泰は聖職者を除けば信者たちの中で最も炎に近い最前列に位置しており、衣装も聖職者に近い色合いの巫女と言うべき格好に変わっていて、先程までのガサツな雰囲気は全く見られず、清楚ながらも親しみやすい明瞭さを纏った空気を静かに放っていて人々の畏敬の視線を集めていた。
「うわー、球泰姉ちゃん本当にきれー」
「普段のヤクザみたいな態度が嘘みてー…」
「××××…(…よし、今さっきヤクザみたいとかぬかしたガキはあとで絶対ボコる…)」
但し、正(嬴政)も感服の眼差しを向けてるお祈り中の球泰は自身の悪口に対しては、内心では素の状態を保っているままなのであった。
「大変だー! 蔵に泥棒が出たぞー!」
「……え…!?」
「…は!?」
「!!?」
そして、それは突如として生じた予期せぬトラブルによって曝け出されることになる。
「ああ!? 何処のどいつだぁ! アフラ・マズダ様の神殿を侵しやがった罰当たりはぁ!?」
巫女衣装のまま素の状態に戻った球泰の怒号が室内を震わせ、彼女は床の石板を蹴り砕く勢いで外へ飛び出した。
「くっそ! この時間は全員が間抜けにお祈りしてるもんだからよーあえて昼間と言う意表も突けて上手く盗めると思ったのにー! まさか厠に長く籠っちまっててお祈りに遅れて慌てて通りかかったガキに見つかるたぁ!」
「泣き言言うんじゃねー! とにかく盗めたものだけでも土塀の向こうの仲間に投げ渡して身を軽くしたらよじ登って脱出を―――!?」
数秒後、蔵へ盗みに入っていた盗人達は神殿背後の壁に集まって急ぎつつも慣れた様子で脱出しようとしていたが、そこで壁に手を掛けていた一人が横っ面から勢いよく蹴り飛ばされた。
「―――おぶべぁあああぁあああ!!?」
「ひぃ!? だ、誰だってぶばあ!?」
悲鳴と血飛沫に砕かれし歯をまき散らしながら空を舞った仲間の姿に、他の盗賊たちは恐怖を催しつつも声を荒げるが、その彼らも瞬く間に骨肉を圧され砕かれる攻撃を浴びせられてしまう。
「他人様の聖域に盗みに入るゴロツキに名乗る名なんてもっとらんわぁ! 鉄拳
「ぎゃあああ!?」
「ぐぼあああ!?」
「け、剣が避けられぇばぁぁ!?」
「「「「「……………………」」」」」
そのまま武装もしていた男達は、もはや自分達よりも凶悪に見える球泰の拳と蹴りによって次々と自らの血潮で汚れた地面に沈んでいき、遅れて追いついていた信者達に嫌な意味で見慣れてるらしい乾いた無言の笑みを浮かべさせていた。
「…程々にしておけよ」
「んーーーー…無理☆」
唯一、正(嬴政)だけが微妙な表情で小言を述べるが、当の球泰には輝かしい笑み(但し頬に返り血がついてる)も添えて断られた。
○秦国中央部 王都咸陽 西市 某旅館○
咸陽の西市には中華外の要人、希少な西域からの品々を扱うべく中華中から豪商が集うようになっており、それらを顧客とする旅館も多く建てられている。
「……んん…く…ああ❣ そ、そこはぁぁ…❣」
そうした旅館の一つの一室にて、球泰は日が沈んで提灯に薄っすらと照らし出された顔を悔しそうにゆがめつつも頬を紅潮させていた。
「…球泰…」
「…う…ううぅ…こんな時ばっか…女の子扱いすんじゃなわよぉぉぉ…❣」
その球泰を仰向けで寝台に寝かさせて、その上に覆いかぶさっているのは彼女と同じ部屋に泊まっている正(嬴政)であった。
球泰の長く引き締まった白き美脚は正(嬴政)によって大きく開かれ、淫靡な蜜を溢れさせているクレバスには彼の剛直が今もジュブジュブと蠢いている。
「…ん、いつも女には間違って生まれたのかと思わせる剛脚を生やしているだけあって…相変わらず締め付けが凄いな…っっ!」
「っっっ~~~~~~! も、持ち上げたと思ったらあ落とし込むような事ばっかイってええええっぁああああああ❣❣」
言葉責めと剛直の二重奏に、球泰は羞恥と胎奥から溶けていきそうな快楽に押されて背を仰け反らせ、悔しそうに歪んでいる口元も限界が近くなっていた。
それを見計らってか正(嬴政)は彼女を腰から抱き上げて対面座位の姿勢に移行し、ゆっさゆっさと腰を上下に揺らして子宮口を間が大きい鋭い突き上げで振るわせだした。
「…あ、ああああああ❣ だ、だからぁぁぁぁあんたに抱かれるのは好きじゃないのにぃぃいいいぃ❣ ど、どんどんふしだらになってぇええええイクからぁああああ❣❣❣❣」
「……っ…!!」
自身を串刺しにする甘くも鋭い快楽の杭に、球泰は一抹の悔しさを載せながらも胎奥から噴出した快楽の噴出には遂に耐え切れず、正(嬴政)は彼女の甘き肉欲に屈した極みの嬌声に鼓膜を震わせながら同時に白濁の噴火を解き放った。
「………あ…か…かふぅぅうぅ………❤️」
「……ふううぅ…む?」
十秒以上経過して、子種汁が収まりを見せると背中から寝具に崩れ落ちた球泰を見て微笑ましく感じた正(嬴政)だったが、そこで普段と比べて弱まってはいるが彼女の両脚で十分に堅く腰をホールドされてしまった。
「……………………」
続けて球泰の両手が正(嬴政)の頬をそっと掴むが、その時に彼が見た彼女はもはや意地っ張りな外面が剥がれ落ちて素直に愛欲を懇願する潤みし女の顔であった。
「…俺もまだ愛したりない…さあ…」
「……………」
正(嬴政)から情愛の言葉を耳元に囁かれると、球泰も小さくだが素直にコクコクと首を縦に振った。
キャラクター設定⑰
容貌/マルタ(Fate)
年齢/20歳(始皇8年(紀元前239年)時点)
出身/秦国北西部敦煌
身長/165センチ
体重/52キロ
3サイズ/B90W60H89
得物/素手
趣味/家事
白漂や楊端和の活躍で史実よりも早く大幅に広がった西域進出で秦に帰順した敦煌大部族の首長の娘で、秦への帰順の証として後宮に送られてきた。
出身民族は、楊端和が史実や原作以上に縄張りを西方方面で広げて安定化させた影響で西より移動してきたペルシア系遊牧民。
容貌ネタ通りに表向きはお淑やかで横笛が上手な美女で、内面は喧嘩っ早く強いが、惚れた男には意地っ張りしつつも最後は素直になるツンデレ町娘気質。
モデルはキリスト教初期時代の聖女マルタだが、こちらの球泰が信奉する宗教は原ゾロアスター教。
なぜそうなったかと言うとこの時代はまだキリスト教は無かったが、ゾロアスター教は天使悪魔に善悪二元論や終末思想などで、キリスト教の母体となるユダヤ教にも大きな影響を与えた宗教であった縁から選び、史実よりも早いペルシア商人の中華進出に伴って登場させた。
今回詳しい設定が出てきた子は、女の子にも信みたいに政とガサツでタメグチ出来る子がいればと言う感じで出した子です。
次回は、主人公たちの現場に絡んで原作でも大きく秦国の運命を揺らす切っ掛けになったあの事件が出る予定です。