※この作品はR-18です。

天下の大将軍になる!! ~夜の睦言~   作:oosima

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今回は王都の近況も交えながら、前線で戦う主人公たちに忍び寄る新たな影が登場する話になります。


第十一章 軹関陘編
090 凶器は時と場所に加えて空気も選ばない


 ○秦始皇8年(紀元前239年) 趙国南西部 太行山脈西側領域南部○

 

 黒羊一帯での疫病偽装事件より一週間後、増援も加えた白漂軍は趙国の西部防衛において最大防衛線である太行山脈攻略を目指し、その予備段階として山脈西側に残る趙側残存領域制圧のために動いていた。

 

「胡漸副長! 敵砦の本丸制圧が終了しました!」

「いやー、他もだけどこの戦線は何処も快調ですなー」

「当たり前だ。実際に剣戟交える前に白漂将軍が咸陽のお偉いさん達も上手く抱き込んで面倒なのは正反対側に飛ばされるように仕向けているんだ」

 

 その東進作戦に楽華隊も加わっていたが、彼らも含めて同方面の秦軍は緊張こそ耐えてはいないが余裕が感じられた。

 現在、趙国最大の軍略家である李牧が(白漂も関わっている)秦側の裏工作で正反対側に位置する対燕斉方面に左遷されている身のため、対秦戦においては大掛かり且つ細やかな即時対応が出来ない隙に黒羊要塞を中心とした趙国西部攻略計画が実施に移されたためだ。

 

「…将軍、各方面より報告は寄せられていますが至って順調です」

「それはどうも、まー本営もこっちの共同出資者も相当力を入れているからね」

 

 その空気は趙西部進出軍本陣にある白漂軍本営も同様で、白漂の元には各戦線からの報告書が日夜大量に寄せられているが支障らしい支障は今現在見受けられなかった。

 

「しかしこの短期間でよくここまで集められましたね兵力…」

「嫁たちの実家込みで色々北から商売を広げ深めて利益とお付き合いしてる所が増えてるからね。今回は燃料で需要が急拡大してる石炭の利益に惹かれた豪商達に、投資で技術進歩が確立して利益も生産も拡大中の陶磁器業者達がこっちの誘いに乗ったからね」

「将軍は統帥も上手いけどどっちかと言えば商人の方がよりうまく成功できそうな気がしますなぁ」

「だって戦争はいつも金と技術が求められものだし。太行山脈は今現在の調査でも有望な炭鉱に陶土が豊富に見つかっているし。まー優先順位はまずは山脈西側趙領南部の攻略だ」

 

 現在、白漂軍本隊は太行山脈西側に広がる趙国西部攻略に乗り出していたが、現在の第一目標は黒羊一帯を中心として見た場合における南側の攻略であった。

 

「…攻略…とはいっても実際は奪還という表現が近いですが」

 

 但し、郭備がそう評したとおりに今回の作戦は秦にとって因縁深く且つ複雑なものであった。

 元々、この世界の秦国は白漂の前世であろう世界においての昭王全盛期と同じく、当時の中華の西半分近くを席巻するまでに広がっていた(但し、この時代は地域ごとに生産力と人口でかなり開きがあるのと未開の地が多いのもあるため、見た目ほど隔絶しているわけでは無いらしい)。

 だが、この世界では信陵君による合従軍が前世の同位体によるそれ以上の被害を与えてしまい、西側に広げた領土も相当失う形となった。

 

(…前の世界で見たものだろう知識にあるこの時代の秦の領域図はもっと東にも広いものだったし、政の時代は実質消化試合的だったって説もあったけど…この世界の地図とキングダム原作の地図における秦の領域が北に僕が行く前までほぼ一緒だったのはそういう事情があったんだよなぁ。まあ…地形に各地の距離間など色々細かい点を見れば僕が生まれる前からこの世界は前世史実ともキングダムとも違う感じだけど―――)

「しかしそれにしても解せないな…」

 

 白漂が自身の記憶や現実の違いを改めて感じ取っていると、郭備の妻で彼の副将であるペンテシレイアの言葉が現実へ戻しに来た。

 

「…どうして未だに咸陽の狸も雁門の狐も太行山脈西側(ここ)に横槍を入れてる気配が見当たらないのか…?」

「―――おーーー…うん…それが疑問」

 

 景気の良さに中間以下の将兵達は忘れているかもしくは意識していないのだが、現在の秦軍が進出している地域は趙国にとって西部防衛では最優先守備対象なのだ。

 太行山脈は東の華北平原と西の山西高原の間を縦断して分かつ山地で、多数の河川による浸食で生まれた峻岳揃いであり、僅かな通り道である太行八陘も険阻な細道が多くて大軍の移動には向かない(更に言うと史実では八陘の幾つかは始皇帝以降に切り開かれたものなのでこの時点では更に通り道は少ない)。

 故に、趙国は山脈西側の防備に必要な人員や物資の融通には太行山脈の南に位置する黄河沿いの平野部より大きく迂回して北上する必要があるのだが、白漂達は今現在そこを目指して南下している最中なのだ。

 それなのに、(今現在攻略してきた後の城邑群に限って言えばだが)現在の趙国は薄くはないが厚くもないという秦側の予想の域を出ない程度の防備しか用意していないのだ。

 

「…確かに現在、燕もまた北方や朝鮮で勢力を拡大させて生まれた余力でこれまで以上に趙東部を脅かしつつあるから余裕が以前ほど無いのはわかる。それに元々太行山脈一帯とその西側は三晋成立前後以降に流された旧晋系が多いからな。今の太子がその出自柄から地盤としている土地だし、彼を疎んじている現趙王に宰相郭開がそれを弱体化させようという考えならあり得るが…」

 

 先の黒羊戦前後より浮き彫りになった趙国内部の(自身も関与している)地域系派閥争いを考慮して、白漂は現状を考慮すれば自然な推測に入るが並行して他にも幾つかの視点も想像する。

 

(…もしくは他がもう下手に他所の手を入れる余地が無いまでに網を巡らせているのか…?)

 

 現在も黒羊やその他の旧趙西部域で断続的に姿を見せる匈奴など、通常なら中華内部では姿を見づらい異民族がその線を白漂には濃厚に感じさせていた。

 

「…何か上手くいってるのに却ってきな臭さが増してる感じがしねーか?」

 

 この本営に集っている面子の中では教養が最も少ない信も、それ故にこの地にまで及んでいる不穏な気配を白漂以上の鋭敏な勘で感じ取っていた。

 その間に白漂の手は一通の手紙を書き記した。

 

「……これを北にいる “嶔韶(きんしょう)”達に送ってくれ」

 

 その視線と手紙は白漂自身の今の地元よりも更に北へ向けられていた。

 

 

 

 

 

 ○秦国中央部 王都咸陽 咸陽大学院○

 

「…第十七鼎の薬品は第八倉庫に移動してください。続けて第六鼎の方は…」

 

 前線の一角で一部の識者達が新たな影を微かながら感じ取り始めていた頃、咸陽の官庁と王宮の中間の一角に位置するそこは、大勢の学者や方士が活動しており、その中で重要部門の一つに数えられる医院で一人の女性が冊子片手に指示を下していっていた。

 女性は肌の艶からして二十代に入りたての瑞々しい白い肌に包まれており、白基調の医者の服に包まれた160㎝代前半の肢体はゆったりとしたその服の上からでも恵まれたプロポーションを感じさせており、色素が薄い亜麻色の髪は前では眉ほどの高さで切り揃えられてその大きな瞳を中心にした幼さも残しつつも明瞭な知性と慈悲を通わせる美貌を晒していた。

 

「鍼濃(しんのう)先生、予定されていた西域からの医学書や香料類及びに包帯が届きましたー」

「わかりました。直ぐに行きまーす」

 

 老若男女混じる周囲より先生付けで呼ばれるその女性鍼濃は、嬴政即位後に設立されたこの学術総合研究機関たる咸陽大学院において、若くして医学責任者の一人にして後宮に努める宮廷医兼宮女であった。

 

「お久しぶりー鍼濃ちゃん♪」

「ちょっと! まだそんなに目立ってないからって身重でわざわざこっちまで…」

 

 鍼濃が医院の裏門に向かうと、そこには西域など中華外部も含めた書籍や物品を満載した馬車の群れを連れた譜孝の姿があった。

 白漂の子の一人を孕んだ譜孝は表向き産休として前線から離れ、来年に予定されている嬴政の正式な加冠の準備班に加わっている身であったが、他にも西域からの貴重品を取り扱う部署に顧問として雇われており、ここ咸陽大学院とも伝手が深い身になっている。

 ちなみに、咸陽大学院は現代を前世に置くことから科学の重要さも認識していた白漂が北部司令官就任直後より嬴政及びに現在の両丞相に説いて設立させたもので、白漂ら後援者の成長や増大と共に規模を拡大し、現在は呂不韋派からも参加者が出る一大研究機関となり、中華各地や西域など異文明からも研究者が集まる中華最大規模の学術機関と化しており、特に自然科学分野では東洋のムセイオンと呼ぶべき様相を呈しつつあった。

 ちなみに同機関の幹部には普段は前線にいる事から滞在期間はそう多くないが、杏橋に江殊幡や扁鵲、詳細は不明だが南方に居を置く柳修等も在籍している。

 

「いやねー、今回はやんごとなきお方に久方ぶりここを案内してくれって頼まれてねー。身重だからってずっと館で机仕事ばかりなのは体が硬くなるから私が来たのよー」

「え? やんごとなき方って…!?」

 

 譜孝はその為に咸陽大学院にも自由に出入りが許されている身だが、その彼女が連れてきた客人は鍼濃にとって予想の斜め上を行く人物であった。

 

「後宮の外で顔を合わせるのは初めてだな鍼濃」

 

 譜孝が案内人を頼まれたその客人とは、腕利きの少数護衛と共に変装して正という貴族青年を装う嬴政だった。

 

「譜孝さんちょっとー!? 何で一国の元首がまたこの場にモガァ!?」

「はーい、周りは勉強や講義中の方が多いのだから大声は禁止よー鍼濃ちゃん」

 

 余りにも巨大すぎる訪問者で引き出されようとした驚愕は口元を手で塞がれて何とか阻止されるが、今度は訪問者ではなく大学院側より騒ぎが起き出した。

 

「…む? そのお顔はゼノビア殿か!?」

「み、皆ー! ゼノビア殿が久々に来られたぞー!」

「え…のわ!? ちょ、ちょっと待ってくれ」

 

 正(嬴政)の護衛に混じっていたゼノビア(和托熔)の姿を見た学者達がワラワラと集まってきたのだ。

 

「え、あの人…初めて見るけどここで有名なの?」

「あー、あの人は西の山界出身で今はそこと王宮の連絡役として秦で暮らしてるゼノビアさん。西域の言葉や学問に詳しいからこことは設立初期より関わってるんだけど…今でもここで語学を研究している人々中心に絶大な支持を集めているわ―――」

「おお!? 君たちは譜孝殿やゼノビア殿のお知り合いかね!?」

「―――あってぬおおお!?」

 

 ゼノビアの周りに出来た人だかりに鍼濃は驚きを見せるが、そこで彼女や正(嬴政)達も囲まれて質問攻めされる側に加わってしまう。

 

「君たちも近年になって入ってきた西域よりもさらに西にあるというヘレネスという異文明の哲学書に興味が無いかね!? いやー西方山民族の建築技術も凄いが…まさかその更に西で思想においてもここまで深淵なものがあったとは…!」

「特にこのプラトンという思想家はこっちの名家の言説よりもよっぽど興味深い!!」

「まだ翻訳が途中だから急ぐことは出来んが…」

「そこでゼノビア殿! アラム語及びにヘレネス語(コイネー)の翻訳でまた協力を…!」

「譜孝殿! 今度はどのような書物のご入手を成功に…!?」

 

 時代が時代故に後世から見れば制限が強い点も多々あるが、法治主義による中央集権体制が自他共に強い秦のイメージには今まで見え辛かった、自由かつ活発な気風がそこにはあった。

 

「拡張された図書館の区画を案内してほしい。出来れば続きが入ったというアテナイと言う西域の都市の政治史書籍を見せて欲しいのだが…」

「え…あ…はい…ど、どうぞこちらに…」

 

 正体を隠してはいるが、当の秦王もまたその気風にちゃっかり乗っている身の一人であった。

 

(…何というか、本当に心配になるくらいに良い人だしかっこいい人なのよねこの王様って…。それがどうして私がいた時代…今じゃー未来になる二千数百年後辺りに通ってた医大で読んだ資料みたいに凄く怖い人みたいに書かれているんだろう…?)

 

 その正(嬴政)に鍼濃は心底不思議そうな顔を向けていた。

 

 

 

 

 

 ○趙国南西部 太行山脈西側領域南部 趙側某寒村○

 

 咸陽で新たな波が始め小波程度ながらまた起ころうとしてより数日後の夜、白漂軍は趙国西部への進出を進めていっていた。

 

「おい、聞いたかーあの白起の孫がここまで近づいて来てるってよー輝漂さん」

「怖いですねー。確かさー長平で趙軍四十万の半分は討ち取って残り半分は生き埋めにしたという男の孫でしょー?」

 

 その噂は最前線に近いながらも山間にある小さな村にまで伝わっており、村人達は戦火が近づくにつれて少なくなってきていた行商であるその輝漂という男と不安そうに話し込んでいた。

 輝漂は青基調の質素だが洗濯がきちんとされた清潔な服装をしており、亜麻色の髪に古傷の跡が目立つが整った面貌の持ち主であった。

 

「貴方ー、化粧薬が売り切れましたからもう今日はこの辺りで帰りましょう」

「ああ、そうだねタカネ」

 

 その輝漂に話しかけてきたタカネという女性は、艶のある長い黒髪を腰まで伸ばしていて翡翠色の瞳が凛とした美貌を構成し、薄い桜色基調の和風女性衣裳を紅い帯で固めて長躯すらも美点に変える女体を持つ美女であった。

 二人は村人の間では最近に結婚したばかりの行商人夫婦として認知されており、その気さくな態度と持ち込んでくる商品の便利さからすっかり気を許すようになっていた。

 

「それじゃー、また会いましょうー」

「若旦那ー、次はもっと綿布持ってきてくれよー」

「タカネねーーちゃん、次はもっとかわいい顔を見せてくれー」

 

 その証である村人たちの声援を背に浴びながら、輝漂とタカネは山道が続く森の中へ姿を消した。

 

「…よーし、例のあそこも間近で見れるだけ見れたし有意義な時間だったねー」

「…その代わりに何度か胆が冷えそうでしたけど…」

 

 そして数時間後、白漂軍本陣の圏内にある澄んだ湖沼まで行きついた所で二人が髪を水面で洗うと色が変わっていき、そこには輝漂とタカネではなく、いつも通りの様子の白漂と微妙な顔をした王京が姿を現せた。

 趙側寒村に現れた輝漂とタカネの行商人夫婦の正体は、白漂軍総大将白漂とその第4夫人にして同軍二千人将の王京であった。

 

「漂様、今回は陣中での急な衣装変えに夢中になってしまった意表を突かれてこんなことになりましたけど次からはもうお止めください」

「そうは言っても君も向こうではごくごく自然に振舞ってすっかり信頼されてたし、今回の“若人行商人遅めの新婚旅行兼太行山脈行商編”を楽しんでたように見えるけど?」

「…っ…妓楼で気難しいお客様が多数いたからあれくらいは振舞えて当然です」

 

 どうやら今回は白漂が敵陣偵察目的で自ら変装して潜入偵察してきたらしいが、それに今回巻き込まれた王京は諫言するも彼に本音を指摘されると拗ねた風に顔を背けはするが頬は薄っすら紅潮していた。

 第一夫人で最も情愛を通わせ合っている紅華には敵わないと覚えているが、それでも仮初の一時ながら愛する男と二人きり夫婦に慣れたのは嬉しいものなのだ。

 

「そこまで不機嫌にならないで。今晩は普通とは別枠に褒賞をたっぷりするから…」

「…あ、もう……」

 

 故に、白漂が誤魔化しも込めて背後から抱きしめてきても王京は強く抵抗は出来なかった。

 衣服越しながら自身の尻の割れ目へ既に戦闘移行済みの男根を食い込まされれば、それに幾百も蕩けさせられてきた王京の肢体は自然とウズウズし始める。

 

「…味方の圏内とは言え場所が場所ですから、素早く済ませますよ―――」

「だったら最近見つけたこの辺りで一番の穴場で且つ安全な所に行かないとね」

「―――おってぇあぁ!?」

 

 やれやれとした表情を浮かべつつも情欲に身を任せようと衣服に手を掛ける王京であったが、そこで白漂にお姫様抱っこされて岩場を駆け上らされていく。

 

「…ほらここ、この地に辿り着いた日の晩に見つけたんだ」

「…ほう…これは確かに目に収めるべき光景ですね…」

「味方の歩哨も常に通っているからいざという時はすぐ呼べるよ」

 

 十数分後、王京が白漂に連れられて行きついた先は、岩場が不規則的な階段状に削られて水飛沫を上げる上流の滝の畔と、そこから月光に照らし出されて夜景を形作る自軍の野営地を見下ろせる絶景であった。

 

「…じゃあ王きょ…いや、タカネ…新婚旅行の続きをしようか?」

 

 雄大さと幻想さを併せ持つ夜景に浸っていた王京の鼓膜を、白漂がドキッとさせる言葉で震わせてきた。

 

「ひょ、漂様…もう潜入は終わりま―――」

「帰るまでが遠足なら、仕事も変えるまでが仕事だよ。君のここも名残惜しそうにしているけど…?」

「―――あぅ…もう…」

 

 白漂改め輝漂は王京改めタカネの足の付け根をスカート越しながら触れてその湿り気を感じ取り、タカネ(王京)は秘裂よりジュクジュクと立ち上る情欲に負けて彼の腕から一旦降りると、適当な岩場に胸を預けてスカートに手を掛けた。

 

「…確かにここ最近で慣れて落ち着いてきましたから子供が欲しくなりましたけど…場所が場所だから早めにしてね貴方…❤️」

 

 タカネ(王京)が流し目を添えて尻を突き出したと同時に、白漂の前でファサリと彼女のロングスカートが横一列に分かれて、残ったミニスカートがたくし上げられて彼女の白桃の如く大きくも美麗な丸みを帯びた尻が曝け出された。

 

「(…あの“狂母”の元から救い出された後…世話になった獅子堂家の高嶺(たかね)ねえさんに瓜二つと言っていいほどに育ったな…)そうだね、じゃあ…今晩こそ君が望んだとおり男の子を種付け出来るよう頑張るよ…」

「っはぁああ❣」

 

 タカネ(王京)の淫靡な誘いを見せられた輝漂(白漂)はシュルリとボトムと下穿きを降ろすと、ブルンと曝け出されし巨根で彼女のミミズで濃縮されし蛸足の如く肉襞が蠢く秘裂へジュボンと突き込まれた。

 

「……ぁぁああぁああ…❤️ 輝漂(白漂)…いつも本当に逞しすぎるわ…❤️ 新婚したてとはいえこれで子供がまだ出来てないのが不思議なくらい…❤️」

「…そうだね…じゃあ、その可能性を少しでも増やすために工夫を重ねようか…♪」

「え…あぁ…❣❓」

 

 輝漂(白漂)はタカネ(王京)の蛸足を思わせる如き膣内の更なる締め付けと吸い付きの強化に男根の熱量を高めつつ、その蛸足を構成するも細やかなミミズの濃縮された如き襞肉の芸の成長も確かめようと彼女を逆駅弁の姿勢で抱き上げ、また岩場を歩きだした。

 

「…ほら、ここだよ♪」

「ほう…❤️ これは確かに目に収めたい景色ね…❤️ こうしてくる高揚も含めて…❣」

 

 数分ほどして二人が行きついたのは、幾筋も分かれた細い滝が合流して生じた泉を中心に構成された、名を知らぬ桜色の花が風に揺れて枝より花びらとなって水面を宝石のように浮かんで漂い、それらに混じって無数の蛍が発光しながら舞っている秘境で、審美眼が肥えたタカネ(王京)はその景色に息を飲みつつも眼下に広がる味方の野営地による夜景と、そこから歩哨のために近隣の岩場を歩いてくる味方の談笑で倒錯的な快楽を覚え始めていた。

 

「ここなら子を求める君の部屋も早く降りてくるね」

「…全く…淫らな人…んちゅ…❤️ ん…んんんんんぅぅぅぅ❣❣」

 

 野外の景勝地からくる解放感と人に見つかるかもしれないという倒錯感がもたらす情欲に、二人は短期決戦に持ち込むべく唇と舌を交せると同時に身を激しく打ち合い始めた。

 輝漂(白漂)の雄根はビキビキと現在進行形で膨張を高めながら縦横無尽に動き回る。

 その並みの女性なら留めきれず圧迫感に耐えかねてはじき出してしまうだろう男根に、戦場と鍛錬で更に強靭さを増した腹筋を上乗せして細やかさも増した肉壺でタカネ(王京)は荒馬を乗りこなす女兵のように乗り切って互いの子を欲する熱を高めさせ続ける。

 

「…っ! なあタカネ(王京)よ知ってるかい…?」

「アアアァアアアァ❣ な、何ぃ❣❓」

「蛍が光っているのはね…雄から雌への求愛の印なんだよ」

「❣❓ そ…れって―――!?」

 

 輝漂(白漂)が全てを握りつぶして飲み干さんばかりの膣圧を堅牢な男根で快楽に変えながら囁いたその淫靡な知識に、身を割かれんばかりの快楽を味わい続けていたタカネ(王京)の蕩け切っていた脳髄は鼓膜より精神面からも止めを刺される形となり、一際勢いよくバチンと腰と尻を打ち合う音が響いた直後に互いの最奥が爆ぜるような快楽を近くあった。

 

「―――えッうぁアアアァアアーーーーーーーーーーーーーー❣❣❓❓」

 

 我が身を内部より焼いて爆ぜさせるような極みの噴水をタカネ(王京)が味わわされた直後、池を囲う茂みの僅かな隙間より彼女と輝漂(白漂)の繋ぎ目を目掛けて鋭き凶刃が放たれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクター設定⑲

鍼濃

容貌/神宮(しんぐう) 梢(こずえ)(ブレイド三国志)

年齢/20歳(秦始皇8年(紀元前239年)時点)

出身/秦国王都咸陽

身長/162センチ

体重/46キロ

3サイズ/B90W60H90

得物/針(針術用の)

趣味/薬剤研究

 人にはまだ話していないが前世では優秀な外科医で薬剤師であったが、ある日突然に未来辺りと思われる時代から、物心ついて思い出した時にはこの春秋戦国時代に大きな薬問屋の末娘に生まれ変わっていた女性で非常に優秀な医者。

 実家の伝手で白漂の側室である藍蘭や譜孝と早期に知人となり、そのパイプを用いてこの時代では史実通り低く見られていた医術の研究機関を、白漂の発案で且つ後押しで生まれた咸陽大学院にて設ける事に成功した。

 モデルは神農。中国における医薬と農業の神(但しこちらは男性)。近年では藤崎竜版封神演義の後日談的作品で登場した。




今回の最後で新たな凶刃が姿を覗かせました。
次回は、そこを契機として始まる新たな城市攻略戦に入る予定です。
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