それと主人公の奇癖がある人物も巻き込んでまた発生したりもします(まー戦況を考えれば必要といえば必要ですが…)。
それと、しおり百件突破と評価バーの赤化ありがとうございます。
○秦始皇8年(紀元前239年) 趙国南西部 太行山脈西側領域南部 白漂軍野営地○
輝漂(白漂)とタカネ(王京)による行商人夫婦やや遅め新婚旅行(プレイ)の終盤にて、彼らが愛欲に興じている場である清流の畔に位置する茂みの一角より、彼らを狙う凶刃が放たれた。
「!?」
だが、その凶刃の飛刀は二人の繋ぎ目まで3メートルと言うところで、林から飛び出た際に生じたキラリとした光で気付いた輝漂(白漂)が板状の岩石を踏み上げて盾にしたことで不発になってしまう。
「っ! 誰!」
飛刀が岩石に弾かれた音で気付いたタカネ(王京)も瞬時で極みによる忘我から我に戻り、夫に運ばれている最中も肩に背負っていて繋がりし後には足音に置いていたバッグから即座に手斧を投げつけた。
「っ!!」
茂みに潜んでいた何者かは何らかの得物で手斧を弾くと直ちに茂みの中を反対側へ逃走し、そのまま先に有る断崖の下に広がる葦だらけの湖沼地帯へ身を投じて姿をくらました。
「…一撃帯びてもう失敗したとみて即座に退散…使い捨ての刺客じゃないな」
「それ以前に味方が周囲にいないこの状況で情事に至る神経が今更ながら問題があるかと―――」
「王京、足元見てみて」
「―――っ…ああ…いつもいつも言い訳と逸らしが上手い人…」
その名残である二十メートル近い下の湖沼に広がる波紋を見て面倒そうな顔を上げる輝漂改め白漂に、タカネという演者を止めた王京が小言を述べようとするも、反撃の為に彼から身を離した流れで大きく開いた足の付け根より零れ落ちていく雫を見て、羞恥で赤面し直しつつも慌てて下穿きを付け直して残った子種を膣内に押しとどめようとする。
「とりあえず何処から送られてきた者でしょうか?」
「…何となくだけど昼間の偵察と逃げた方角にこの光景からして…完全無関係という線は一番可能性低いだろうなぁ…」
二人は脱ぎ落した衣服を付け直しつつも、バッグから小型望遠鏡を取り出すと今回の趙西部進出戦でようやく出くわした障害らしい障害を見やる。
そこは現代で言う太行八陘の最南部に位置する軹関陘の西側にあたる地域で、険しい山脈より無数に落ちる滝で出来た河川地帯に守られた要害であった。
○趙国南西部 太行山脈西側領域南部 軹関陘西側地域 険水関対岸秦側陣地○
「……しかしやっと障害らしい障害に行きついたと思えば…また面倒なのが来たなこりゃあ…」
白漂達が変装しての偵察より戻ってから三日後の夜、太行八陘の最南部が遠めだが視認できる位置まで進んで行きついた戦場で、秦側最前線の櫓に上って信が同地戦における初めての難所を見てしかめっ面を浮かべていた。
「…あれが今回の遠征での攻略目標である険水関…急流一帯丸ごと用いた城砦ね…」
信の横よりその視力でステラが見捉えている険水関は彼女にも難しい表情をさせる存在であった。
太行山脈は東側より水分を多く含んだ風に当たられる位置にあり、豪雨に見舞われやすくそれが山肌を大きく削り険阻な山々へ形作られていたが、その一角にある険水関は後背に軹関陘へ続く道が有るがその両側は北の民でも大規模な移動が困難な断崖絶壁で守られ、他の三方は激流が所々で生じている河川で囲われており、険水関自体も秦側から見ると山の斜面のなだらかな部分を利用したり掘削して通したりした道を守るように、幾重もの防衛設備を施された難所と化していた。
そのために補給は背後の趙側回廊か秦軍と挟まれた位置にある前方河川の内の比較的穏やかなそれによる水運に頼っていたが、秦側との間にある後者は石製で城壁状に構築された橋梁城壁が架けられて対岸にある趙側出城と連結されて敵側の第一防衛線と化していた。
秦側が険水関を落とすにはこの橋梁城壁を突破する必要があるのだが、一昨日に到着してから行った攻勢は威力偵察が主目的だったとはいえ全て失敗に終わっていた。
「損害自体はまだ少ないのだけどね…」
「例の“奇妙な兵器”でね…」
櫓には玲花の姿もあったが、その彼女もこの険水関攻略を困難にしている、この地の趙軍が用いているある兵器を気に掛けていた。
その兵器はまだ視認こそされていないが使用されるたびに大きく鞭で空気を叩くような音を生じさせ、気付けば誰かの身体に小さい傷を付けるがそこより塗りつけた毒で、被弾者の多くを即死させている代物であった。
河川に筏を浮かべて攻め寄せようとするたびに、その兵器でこちら側の指揮官や将校が何名か殺されていたので、自分達がこれまで用いてきた遠距離からの敵将校殺しの影響の強さを良く知る白漂軍は迂闊な攻撃を出来なくなっていた。
「…とりあえず、こちらも用意している準備とまだ見せてもらってない新兵器でふたたび城攻めを行うという予定だけど…期日はまだ定まってないのよね…」
「…ああ、それと何だか…連中もやる気がそこまで感じないってのも気になるよな…やる気があるのは前に出ても守られている奥からあれこれ言い聞かせして来てる連中だけだ。指示されてる趙兵も厄介そうだったり面倒くさそうな顔をしていたしなぁ…」
「まあ、兵站はしっかり完備出来てるから士気も鋭気もまだまだ高くて想定の範囲内だけど…」
信達の口調に戸惑いが多く混じっているが、それはこの地へ進出している秦軍の大半が抱いている違和感を彼らも抱いているためだ。
通常、長平等で怨恨が溜まっている趙兵は秦に対して異様なまでの憎悪と敵意を示すが、それが山脈西側の地では奥深く進むほどに感じられなくなっていた。
「…故郷を守ろうって気はあるけど、攻めてこさえしなけりゃそれでいいって感じで…他ほど目がぎらついてないんだよなぁ…」
信が口にしていたその感想は河川向こうのこの地の趙軍へ向けられていた。
「…三番の準備は出来たか!?」
「もう終わっているので次は七番の方へ向いています!」
「それと近場より予定内の竹が届きまして…!」
前衛を固めている信達が夜の会話を楽しんでいた頃、白漂軍の中で警備が一際強い工兵班の区画では夜通しで作業が続いていた。
「…竹の方でのあれは間に合いそうか」
「そうですね、例の兵器はまだ本体の方は確認できていませんが、発射されてきた矢の替わりと思わしきこの物体の性質を考えれば十分な効果を発揮できます」
その中を白漂と杏橋が今後の戦の段取りについて話しながら歩いていたが、彼女の指先には何やら小さな鉛で出来た物体が摘ままれていた。
それは元々円錐形状らしかったが何やら強い力で発射された後、何かに衝突してやや平べったい形状に変化していた。
「…今回の作戦なら少なくとも敵の第一防衛線は明日からでも攻略できると思われます。貴方の発案をいろいろ組み込んだ例の兵器による作戦はまだ期日が定まってませんが、実行する予定の時間帯と天候を考慮すればこの地の環境において最大限の効果を発揮できますから…。ですが…貴方も憂慮しているこの地なら可能だろう例の作戦を敵が用意しているとしたらまだ迂闊な総攻めは出来ませんが…」
杏橋は白漂に工兵区画にて解説をし終えると、やがてここにある自身の仮宿舎へと行きつく。
それは江殊幡が用いている馬車と同型で、鉄張りのそれにある複雑な錠前の鍵を解錠して扉を開くと中はこれまた同様に大量の製図で彼方此方が埋め尽くされており、夫をその中へ案内すると杏橋は内部から再び施錠する。
「…ここ少々、他の方々に比べて貴方の体温を感じるのが少なかったので…残っている情欲を…軍務への支障が無いように今晩の内に燃焼させてもらえないでしょうか? 長期的にも一族を増やせる可能性を上げられますから…手短に済むよう準備は済ませています…」
中の照明も一つだけ付けると、その傍で杏橋は他人には分りづらいが身内には見て取れる愛欲で潤んだ瞳でスリット付きスカートの前面をたくし上げてボタンで固定する。
露わになったハイレグスポーツ風ショーツのクロッチは既に滲み出ている愛液で変色しており、彼女が指先でそこのボタンを開くと紅色カズノコが既にクパッと大口を広げていた。
「この時でも真面目に仕事をこなそうというその姿勢可愛いよ。じゃあ、顔は向こうでお尻はこちらにね…」
「はい…❤️」
白漂は杏橋の頬を手に取ると製図用の机にうつ伏せで彼女の上半身を預けさせ、自身に突き出させた尻に垂れるスカートの後ろ部分をたくし上げて彼女の美麗に引き締まった両脚を逆V字状に広げさせた。
「…白頼の為に付けた肉も含めてキュッと締め直して魅惑さが増しているね…」
「…アッ❣」
子供一人を産んだ事による肉付きも纏めて日々の絶えぬ戦場働きや鍛錬で大きく締め直した杏橋の臀部は白いノーネットメロンを思わせ、その淫靡な果肉は語りの間にブルンと外気に晒された白漂の男根で大きく裂かれて杏橋にまた短くも深い艶のある嬌声を上げさせた。
杏橋の細やかなカズノコは白頼出産を契機としてより深みと柔軟性を増しており、それでいて保たれている強靭な腹筋による膣圧で、まるで鉄材を鍛造するようなハンマーの如き力強さと細やかな技巧でグニグニと男根を締め付けながら歪曲させてくる。
「ここの技も日々成長していっているね…じゃあ、君の皆の中で最も大きくも感度の良いここはどうかな…」
その男根を曲げられて耐性も歪めて飲み込んできそうな肉壺を味わいつつ、白漂は衣服越しに杏橋の美麗さを保ちながら出産を機に質量が増している双乳に手を這わせた。
「…ああ❣ あ…なた…こ、ここでそれを…❤️」
「…相変わらずしっかりした芯で良い形保ってるのに感度も大きさも抜群だね君のこれは…。あの子達も僕の妻達の中で君のを最も好んでるのが理解できる…」
「そ、その話はぁ今ここでするものでは…あく…❣」
大きな乳房を一流料理人が饅頭の皮の生地を仕上げるように巧みに捏ねまわしてくる白漂に、杏橋は胸と足の付け根よりぐつぐつと生じて上ってくる熱に似た快楽に悶えながら恥ずかしそうに顔を背ける。
夫を同じくしてから始めの日常生活は通例同様にギスギスしがちだった白漂の奥だが、それは夫や他の女性と共に戦場でのフォローし合いの経験と、何より夫の評価が難しい奇行には一人では対処し辛いが故の経験から夜の方でも必要に応じて協力し合えるようになっていた。
更に、子供を産んでからになると白漂のある奇策(?)で奥の方はより深く進展するようになる。
『生まれてきた子にはどの子も皆が交代で君たち自身の母乳を吸わせてあげればいい。少なくとも自分の乳を美味しそうに吸う子を見続けて愛着を一切抱けない女の子はそうそういないし、そうじゃなかったら戦場でもあれだけの人に頼りにされる事は無いよ』
その夫の秘策を半信半疑ながら受け入れて杏橋を含めた彼の妻達は、まだ子を身籠ってない娘も含めて自分達で生んだ白漂の赤子には乳母だけでなく自分達の母乳を与えるようにした。
時期的にまだ乳が出ていない娘も含め、一生懸命に自身の乳房から命の雫を吸おうと唇を触れさせてくる赤子の姿に、皆がこの子は自分達と愛する人の間に生まれた子なのだと認識して愛せられるようになった。
但し、その中で生まれた子供達には白漂の妻の中で最も巨乳な杏橋の母乳が一番美味しいらしく、一度彼女の乳に吸い付くと中々離れようとしないので彼女を戸惑わせて他の女子にやきもきさせたりした。
「…うむ…これは放っておくにはもったいない代物だ」
「あ❣ あ❣ あぁ…❣❓ な、何を…ふあぁぁ❣❣」
白漂はその机上を擦りながら揺らす大きな双乳を味わうべく、杏橋の柔軟な両足をY字状に開かせるとそこを基軸に彼女の身を半回転させ、ブルンと上向きにされた胸元から甲冑と衣裳を瞬く間に脱がせて、バンッと露わになった豊かな胸に顔を埋めて指を直に這わせていく。
「はむ…♪ ちゅうぅう…♪ カリ……♪ はは…これは三人とも吸わせると引き剥がすのに苦労する理由がわかるね…♪」
「…さ、三人は今確かにぃここにはいませんがぁ…ッ❣❓ だ、だからってもう大人の貴女に吸われるな…あぅぅぅぅ❣❣」
愛しい男に自身の女性の象徴から命を育む雫を吸われるジンジンとした感覚と、乳房からもみくちゃにされて胸が焼けてくるような性感、その前からも足の付け根より内臓を穿ちぬいて焼き溶かすかの如く快楽も並行して昂り続けていた。
その身を大空に上げ続けるかの如く昂りに女体はマグマの如く荒ぶる熱き襞肉でそれを引き起こす肉の大槍を締め上げ続け、それと比例してぐつぐつと近づきつつある白濁の噴火の兆候を脳髄へ届ける。
「……んん…それでは…今宵の…最初の迸りを…!!」
「ッッッッ! ど、どうか…私にもう再び…貴方の血筋を生む喜びを…ぉ…っっっ~~~~~❣❓」
そうしてしばし二人が身を激しく躍動させながら巧みに身を打ち合った果てに、今晩最初の極みが訪れると二人は周囲に気を払って互いの唇を重ねて塞ぎ合い嬌声こそ出さなかったが、常人には出せない深い快楽の一体感を激しい身震いと共に覚え、ビュビュっと二人の繋ぎ目の僅かな隙間より生じたその証で足元に白濁の水溜りを生じさせた。
○趙国東部 対燕防衛線 某城砦○
「報告です! 秦軍がもう既に険水関の攻略に取り掛かっている模様です!」
白漂達が戦の合間に情欲を静めようとしていた頃、彼らの公務についての情報は正反対の東側に位置するこの男の元にも届けられていた。
「…やはりこの時期に軹関陘一帯の攻略から取り掛かりましたか。本拠地からは遠方ですがこちらの対峙している北部軍が対燕戦の為に動けない状況ですからこちら側には最悪の手です」
現在、趙王の不興を買っているのもあって、失策が続く形となった対秦方面から真逆の位置に遠ざけられている李牧である。
「り、李牧様が不在の状況であの白漂を相手に…、王都圏からの支援も十分までは見込めない今の山脈西側が対処できるでしょうか…? 辛うじて
「…今は現地の者達を信頼するしかありません。特に太行の三賢に数えられる険水の領主…
側近カイネの不安を隠せない問いに李牧は同地の選挙区の鍵を握るある人物の名を上げた。
○秦始皇8年(紀元前239年)険水関攻防戦五日目朝 趙国南西部 太行山脈西側領域南部 軹関陘西側地域 険水関出城○
「隊長、各班共に配置に着きました」
「よろしい、本陣からの合図を待ちなさい」
李牧に情報が届いてから二日後の東の空が白くなりだした時間帯にて、件の地にて杏橋は敵が立てこもる出城に怜悧な両眼を向けていた。
「…よし、今回は威力偵察…特に例の兵器の正体を探るのと、今回奥地に忍び込んでる方の支援が中心だ」
同地の秦軍軍師主席を預かる河了貂が対岸に川を挟んで聳える出城と、そこと敵の本城を繋げる橋梁城壁を見据えていた。
「…本来なら紅武と里甲もいる状態が良かったんだが…」
「無理ないよ郭備、紅武は北と繋げる交通網を守るために今は黒羊を長く離れられないし、里甲も同盟関係にあるとはいえ燕に対する警戒も怠れなくて、そこに力が割かれてはいるが李牧の地元で雁門から恨みつらみが重なってる現趙北部も警戒しなくてはいけないし…まー、今回の目的の一つも考慮すれば森林が広いここはあいつがうってつけだから…まー、今はそういう私情はあとにして…」
それから河了貂が視線を味方の投石機などを扱う砲兵隊の区画に目を向けるが、そこには杏橋や江殊幡などの工兵や藍蘭に蒼源など狙撃兵らとは別に、対岸の険水関側の多くを占める森に獰猛な笑みを向けている白漂軍第四軍主力たる赤狼兵の姿も多く見受けられた。
だが、それに対する河了貂の眼差しにはほぼ割り切った色が浮かんでおり、彼女と目配せして郭備は大きく手をかざした。
「始めるぞ!!」
「「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」」」」」
そして、郭備の号令と同時に秦側から大きく気勢が上がり、対岸目掛けて無数のやや巨石、燃え盛る焼夷弾の類が次々と斉射された。
「来たぞぉ! 楯を構えて水桶を用意しろぉ!!」
その再び始まった苛烈な攻撃に趙側もまた防戦を始めるが、彼らの中で一際強い眼光を放っている男がいた。
「…まさかこんな南の地でまで忌まわしい北の狄戎共の姿を見かける事になるとはのう…」
望楼の一角に構えるその男は顔付きや皴からして高齢に入り始めているがそれによる衰えを感じさせない眼孔を宿らせ、巨躯を重厚な鎧で固めて片手で大矛を構えていた。
「…しかしまあ、北の地であの大匈奴を始めとする北狄諸民族と何十年も張り合ってきた知られざる猛将に客将として来られるとは…」
「事情あって手勢は連れて来れませんでしたがなぁ、それにしても…連中もあれだけ死人を出して懲りるどころかここまで攻めてくるとは…」
周囲から頼もしさを感じつつも同時に扱い辛いものを見る眼差しを向けられていることを覚えつつも、男の憤懣を湛えた眼差しは対岸より攻撃を仕掛けてくる白漂軍に向けられていた。
「何度道を踏み外しても懲りない愚物共に…この“鬼人”の鉄鎚を久々に食らわしてやりたくなったのですよ」
そして、獰猛な笑みを強めると男は腰かけから身を起こした。
「……よーし、河川の方で郭備達も予定通り始めたようだな…」
一方、ある山の中腹付近よりある現代風迷彩服衣装の一団が潜んでいる茂みの中から川を挟んで繰り広げ出した秦趙の合戦を盗み見ていた。
「…行商に扮して録に護衛を付けないままの状態でこの辺りを偵察したという所業は神経の麻痺を疑うが、そのおかげで見張りが置きづらいこの経路がわかって険水関内部を偵察できるようになったのは幸いだな」
その中には露出はほとんど見えないが声音からして女性も混じっており、彼女は幾つかの谷間を挟んで視認できる険水関の深部に興味津々の顔を見せた。
「まーとりあえず、そろそろ粛尤の特技であのあたりの敵の視界も悪くなるのを機に奴さんの奥側を見学させてもらおうか」
「見学させてもらわんと危険を冒してきた意味がないぞ」
「索敵と警戒を怠らないようにね」
「任せとけ」
「心配ないべ」
「おまかせください」
そして、その一団はマスクと頭巾を外すが、その中に険水関に対して興味津々な表情を浮かべる白漂と江殊幡、注意を促す紅華、敵地の中でも平常運転な羌瘣に越と庶徐の姿などがあった。
今回もその終わり辺りで下手すれば戦況一変してしまいそうな潜入に身を投じましたね主人公…。
次回もそれに託けて新たな出会いが生じる予定です。