柊さんを襲ったレイプ魔は警察に逮捕された。
ニュースで報道されていた犯人と同一人物だったようで、余罪も数多くあるようだ。
強姦魔の餌食になりそうだった柊さんだが、思いのほかメンタルが強かったようで、休むことなく仕事と家事を両立している。
助けた直後は号泣していたが、一晩寝たらすっきりしたらしい。
やはり女は強い。
景からは毎晩電話が来る。
カメラからフェードアウトして嘔吐したことをやたら誇っていたようだが大丈夫だろうか。
それに友達がいない景が、集団生活で上手くやっていけるのか不安もある。
千世子に景の面倒を見るようお願いをしようとしたが、死んだ母さんが夢でやめるよう説得してきたので、千世子に景のことは一切話していない。
その千世子からも毎晩連絡が来る。
やたらロケ地である離島の風景や衣装である制服姿の写真を送ってくる。
制服姿を褒めたら、衣装を買い取ってセックスさせてあげると言われた。
俺が制服フェチだってばれたかもしれん。
景の長期不在で寂しがると思っていたレイとルイだが、不満や愚痴も言わずにいてくれている。
まだ小学一年なのに気を遣わせて申し訳ないと思うが、泣き出すと手に負えないので非常に助かる。
もしかしたら三日に一回焼肉を食べさせているので、それのおかげかもしれない。
アキラくんとは昨日スターズの事務所で会った。
売れっ子のアキラくんは千世子と同じく本島と南の島を行ったり来たりしている。
一緒にランチをしたときに、自分の演技をどう思うか聞かれたので、常に80から90くらいの点数を出す優等生みたいだと言ったら、なぜか落胆した表情をしていた。
なにかまずいことを言ってしまったのだろうか。
でも千世子以外のスターズの俳優って大体そんな感じなんだよな。
上手いけど特に惹かれるものがないっていうか。
小説で言えば、手堅く10万部売れる量産型の作品のようなものだ。
出版社からしたら計算しやすく助かってるようなので、恐らく役者も同じだろう。
計算しやすく安定した者が上から好かれる。
「なに難しい顔してるの?」
洗い物を終えた柊さんが隣に座ってきた。
「いや、別に」
「そっか。てっきり景ちゃんのこと考えてると思ってた」
「……よくわかりましたね」
「二週間も一緒にいればね」
可愛らしい笑みを浮かべるが、頬の痣が痛々しい。
せっかく綺麗な顔をしているのに、台無しだ。
「……本当に被害届出さなくてもいいんですか?」
あの日。
俺は携帯していたスタンガンで強姦魔を気絶させた。
すぐに警察に通報しようとしたが、柊さんは大事にしたくないとのことで、犯人を身動きが取れないよう持参した手錠で拘束してから、俺が匿名で通報した。
確かにスタンガンのことがばれると、俺も危うい立場になってしまうので助かるが、このまま柊さんが泣き寝入りするのは気に入らない。
「うん。一発殴られただけだし」
頬を人差し指で掻きながら、苦笑いする柊さん。
「犯人が捕まっただけで十分だよ」
「そうですか」
「うん。それより二人がいないと寂しいね」
「ですね」
レイとルイは林間学校に行っており、明日の夕方まで帰ってこない。
つまり、俺と柊さんの二人きりの状況だ。
もちろん二人きりだからって、何かがあるわけじゃない。
柊さんはあくまで景がいない間のヘルプで、それ以上でもそれ以下でもない。
「あの」
「なに?」
「レイとルイもいないので、今日は自宅に帰ったらどうですか?」
「え……?」
「人んちより自宅の方が落ち着くでしょう?」
俺一人だけなら出前か外食すればいいだけだ。
わざわざ柊さんを拘束する必要もない。
「……私がいない方がいいかな?」
なぜか昨日のアキラくんと同じような表情で柊さんが聞いてきた。
「いや、そういうわけじゃないですよ! ただ自宅をずっと空けてるようだし」
もしかして一人でいるのが怖いのかもしれない。
あんな目にあったのだ。
これは俺の配慮が足りなかったな。
もっと女心を勉強しなければ。
「そっかっ。心配してくれてありがとう」
「い、いえ」
「えっと、みーくんの家の方が快適に過ごせるからさっ」
「そうすか?」
「うんっ。ジェットバスもあるしね」
「それ目的か」
「あはは、言っちゃった」
確かに安アパートより、うちのお風呂の方がくつろげるのは間違いない。
シャワーの出も悪いみたいだし、風呂好きからしたら当然の選択だな。
「ならいいんです。好きなだけうちにいてください」
「ありがとうっ」
それより距離が近いような気がする。
肩がぶつかってるし、時折手も触れてしまう。
理性的な少年だと評価されてるのかも。
嬉しいような悲しような。
「あっ、麦茶でも飲む?」
「お願いします」
「うん、待っててねっ」
それから俺たちは一緒にアニメを観たり、ゲームをしたり、夕食の買い出しに行ったりと、平凡な一日を過ごした。
☆☆☆
夕食後。睡魔に襲われた俺はバラエティ番組を観ながら、そのままソファで寝てしまった。
どれくらい寝ていたかわからないが、誰かに乗られた感触で目が覚めた。
「……ん……」
重たい瞼を開けると、柊さんが俺に跨っているのがわかった。
「あ、起きちゃった……」
「……何してるんです?」
ただ起こすだけなら俺に跨る理由はない。
さらに柊さんはTシャツとパンツしか身に着けてない状態だ。
これじゃまるで……
「もしかして俺を襲おうとしてました?」
「……………………うん」
マジかよ。
冗談で言ったつもりが、本当に柊さんが肉食系女子だったとは……。
「本当に……?」
「本当だよ。みーくんにエッチなことしようとしてた」
「なんでですか……?」
「なんでって……」
俺にそう問われると、柊さんは涙を浮かべ、唇を震わせながら話し出した。
「引かない……?」
「大抵のことは」
「引いたら自殺しちゃうからね」
「……引きません」
「約束だよ……?」
「はい」
柊さんの目は本気だった。
だから引かないと断言する。
景のど淫乱な姿や、天使である千世子の下品なアヘ顔を見ても引かなかった俺だ。
柊さんが何を言おうと、引くことはないはずだ。
「この前、私さ……犯されそうになったでしょ……?」
「そうですね」
「すごい怖かったんだ……。怖くて怖くて仕方なかったの……」
やはり心の傷は癒えていなかったようだ。
無理して笑顔を取り繕って俺たちに接してくれていたのか……。
「今も一人になると、あの夜のことを思い出しちゃうの」
柊さんの息遣いが徐々に荒くなった。
「思い出して、私ね……興奮しちゃうんだよっ……!」
「………………へ?」
何を言ってるのか理解出来ず、思わず間抜けな声を発してしまう。
「嫌なんだよ? あんな気持ち悪い男に犯されるなんて嫌なはずなのに……思い出すと、あそこが疼いて仕方ないのっ……!」
気づくと柊さんは景や千世子が俺にしか見せない顔になっていた。
発情した雌の顔だ。
柊さんはレイプされかけたことを思い出して、性的興奮をしてしまっている。
「おかしいよね……? 思い出して、オナってるんだよ私っ……」
「そ、それは……」
「犯された翌日から毎晩オナってるの」
「毎晩……?」
「そうだよ。みーくんや、レイちゃんやルイくんに気づかれないように、声を押し殺して、あそこを弄ってるのっ」
どうやら柊さんは歪んだ性癖の持ち主のようだ。
「でも、やっぱり妄想でもあんな男に犯されるのは嫌だからさ、強姦魔をみーくんに置き換えて想像してるんだ」
「俺にですか……?」
「うん。さっきも寝てるみーくんを見ながらオナってた」
「それで興奮して……」
「みーくんを襲おうとしちゃった」
柊さんは気づいてるだろうか。
流れ的に懺悔をするはずだが、自分の顔が蕩けきって、口の端から卑しく涎を垂らしていることに。
「みーくん、お願いっ。私とセックスをしてっ……!」
俺に覆いかぶさり、雌顔で懇願してきた。
「このままじゃ私おかしくなっちゃうよっ……!」
「いや、でも……んぐっ!?」
断ろうとした瞬間、物理的に唇を塞がれてしまった。
「んちゅっ……れろっ……ぢゅるっ……」
勢いそのままに柊さんの舌が侵入して、俺の舌に絡ませてくる。
両肩に手を置いて退かそうとするが、頭がボーっとして上手く腕が動かせない。
「ぷはっ……はぁ、はぁ……」
俺の口内を犯した柊さんが、鼻息を荒くして見下ろしてくる。
「お願いっ! 一回だけでいいから……景ちゃんには絶対言わないから……ね?」
「柊さん……」
「わかってる。私みたいな女が景ちゃんより魅力がないことくらい」
「いや、そういうわけじゃ……」
「練習台だと思ってくれればいいからっ。私を使ってセックスの練習をするつもりでいいのっ……!」
柊さんは俺と景がセックスフレンドであることを知らない。
俺と景の関係を知っている第三者は千世子だけだ。
「私、わかってるから。景ちゃんがみーくんを好きなこと、みーくんも景ちゃんを好きなことをっ」
確かに周りから見れば、俺と景は相思相愛の仲に見えるだろう。
付き合ってはいないが、景を一人の女性として愛せるかと問われれば、イエスと答えることができる。
「みーくんの好きにしていいから。私、みーくんになら何をされてもいいよ……?」
媚びた表情で自分の価値を下げ続ける柊さん。
制作の仕事に誇りを持ち、最高の映画を作ることが目標の黒山さんを支えると決めた柊さん。
そんな彼女が堕ちていく姿に、俺はどうしようもないほどに興奮してしまった。
「だから……私とセックスしてください……」
刹那。俺の理性が失われた。
「……わかりました」
「本当に――――――きゃっ!」
跨っていた柊さんを退かし、勢いそのままにソファに押し倒す。
今度は俺が柊さんを見下ろす形になった。
「お言葉に甘えて好きにさせていただきますね」
「ひゃっ!?」
上着を強引に剥ぎ取ると、程よい形をした乳房があらわになる。
「み、みーくん……?」
「思ったより大きいですね」
「うあっ……!」
二週間ぶりに見る生の乳房に興奮した俺は乱暴に揉みしだく。
「あぅっ……いたいっ……ひぃぁっ……!」
恐らく柊さんは初めてなのだろう。
本来なら優しく抱いてやるべきだが、久しぶりの女体に興奮した俺にそんな余裕はなかった。
「あっぁあ……んぁっ……はぅっ……!?」
柊さんの胸の大きさは、景より大きく、千世子より少し小さいくらいだった。
強姦魔も味わえなかった彼女の胸を堪能したいのに、肉棒が早くこの女を犯せと叫んでくる。
気づけば俺は柊さんのショーツをビリビリに破いていた。
「あっ、買ったばかりの下着がっ……。ひあっ……!?」
動揺する彼女を無視して足を広げさせると、グチョグチョに濡れた陰部があらわになった。
「すごい濡れてますね。そんなオナニーしてたんですか?」
「うっ……」
「寝てる俺をおかずに、こんなに濡らしちゃうなんて、柊さんはとんでもない変態ですね」
「っ……」
「そっか。レイプされそうになって興奮する女ですもんね。だったら助けないほうがよかったですかね?」
「ひ、ひどいっ……。酷いよ、みーくんっ……!」
柊さんが泣きながら俺を睨みつけてきた。
「でも事実でしょ……?」
「それはっ……」
「実際に犯されそうになった自分を思い出してオナったり、年下の俺を求めてきたじゃないですか」
「あぅ……そ、そうだけど……」
事実を指摘されトーンダウンしてしまう柊さん。
やっぱりこの人は押しに弱い。
レイプ未遂事件がなくても、押し倒せば受け入れてしまいそうに思える。
「そんな虐めないで……」
「すみません。お詫びにすぐに挿入してあげますね」
「も、もう入れるの……?」
「はい。十分に濡れてますから」
「……わかった」
俺はズボンとパンツを下ろし、すでに臨戦態勢の肉棒を解放させる。
「これがみーくんのっ……」
鼻息を荒くしながら俺の肉棒にくぎ付けになった。
「入れますよ」
「……うん」
すっかり性交の用意を済ませている陰部に肉棒を宛がう。
「はぁ、はぁ……あ……あぁ……」
「興奮しすぎでしょ」
「あ、ごめっ……」
「いきますよ」
「う、うん――――――ひぎゃあああああぁぁぁぁぁぁっ!」
勢いよくみなぎった肉棒を肉穴に突き入れた瞬間、柊さんの口から断末魔のような悲鳴があがった。
「あ゛ぁぁぁぁっ! 痛いっ! 痛いぃぃぃぃっ!」
「痛いのは最初だけですから」
痛みの時間をなるべく減らすべく、一気に処女膜を突き破った。
「ひぎいいぃぃぃぃっ!?」
「奥までいったのわかりますか……?」
「あがっ……がひゅっ……はふぅ、あぅ……」
あまりの激痛に耐えかねたのか、口をパクパクさせながら、歪な呼吸を繰り返す。
ちなみに柊さんほどではないが、俺もあまりのきつさで、それなりに痛みを感じている。
結合部からは、処女を散らした証である鮮血が愛液に混じって穴から溢れている。
「しばらくはこうしてましょうか」
柊さんは涙を流しながら、無言で頷いた。
しばらくすると痛みが引いたようで、柊さんから抽送の許可を得た。
「いいですか? 一度動かしたら止められないですよ」
「……うん、大丈夫」
千世子以来の処女まんこに、俺の肉棒がみなぎっている。
抽送しだしたら、柊さんがどんなに痛がっても、射精するまで繰り返してしまうだろう。
「じゃあいきますね」
「いっ、きひぃぃいい!?」
くびれた腰を両手で掴み、ゆっくりと肉棒を引いて、押し戻す。
「いひぃぃい! うぁっ、はひっ……!」
まだ痛みは引いていないようで、抽送するたびに柊さんの顔が歪む。
「んぎっ……いっ、ひぐぅうぅ……! あぅ、ぎひううッ!」
「まだ痛そうですね」
「だ、だいじょ……あぐっ、んがっ……あひゅぅっ……」
しかし、柊さんも景や千世子の同じくドМ気質だったようで、すぐに抽送がスムーズにいくようになった。
それに比例して、彼女の喘ぎも、色っぽいものが混ざり始める。
「はあぁんっ! んにぃっ! やぁんっ♡」
「もう感じてるんですか?」
「そ、そんなっ……あひっ、んはぁっ♡ ひぃぁあっ♡」
「気持ちいいですよね?」
「き、気持ちいい……ふああっ、はぅ♡ ひうぅっ♡」
徐々に喘ぎが大きくなり、柊さんの頭の中が快楽一色に染まり始めた。
「はあぁんっ♡ んにぃっ♡ やぁんっ♡」
「もっと激しくしますよ?」
「う、うんっ♡ あひィンッ♡ もっと、激しくしてぇっ♡」
柊さんの許可を得た俺は抽送をより激しくする。
先ほどまで処女だった彼女は、セックスの虜になったかのように、卑猥な声をあげ続ける。
「あひぃっ♡ ひぃぁっ♡ ああぁぁんっ♡」
「柊さん、エロすぎですよ! 本当に初めてですか?」
「は、初めてに決まっ……んひゃあぁっ♡ いひぃっ♡ だめぇ、気持ちいいよぅぅ♡」
「ここもどうです?」
気づくと二つの突起物が勃起している。
そんな無防備になっている両乳首を抓ってみる。
「んにゃああぁあぁぁっ♡」
「すごい硬くなってますね」
「あんっ♡ ちくびぃ、だめだよぉっ♡」
「なんでです?」
「なんでもぉっ♡ んはぁあんっ♡」
「でも好きにしていいんですよね?」
「そうだけどぉ♡ んにぃぃっ♡ 乳首、とれちゃうからぁっ♡」
「取れませんよこれくらいじゃ」
「だめぇっ♡ おかひくなっちゃうからっ♡ いぁ……ああぁぁぁっ♡」
乳首を潰している指に力を入れるたび、射精感が高まっていくのがわかった。
「んあぁっ♡ イクっ♡ イッちゃうぅぅぅ♡」
絶頂に近づいているのは柊さんも同じようで、俺は抽送を最高速にして牝穴をほじりにほじりまくる。
「あひぃぃっ♡ あああぁぁっ♡ イクイクイクイクっ♡」
「
「は、はひぃん♡ 出してっ♡ 私の膣内に出してぇぇぇっ♡」
子宮を貫く勢いで肉棒を埋め込み、久方ぶりに膣内に精液を射精した。
「ひぃぁぁぁぁぁぁあああッ♡」
柊さんが背中を引きつらせ、悲鳴に似た喘ぎを甲走らせる。
「ひぃあぁぁっ♡ すごいっ♡ ザーメンが私の中に入ってくるよぉぉっ♡」
中出しされていることに歓喜するその姿は、あの二人と同じように、快楽に溺れた雌犬のようだ。
そんな彼女を襲う射精の勢いは衰えることなく、次々に膣穴に精液を注ぎ込む。
二週間ぶりの牝穴への射精は、いつもより長く続いた。
射精を終えて肉棒を抜いても柊さんの絶頂痙攣はしばらくおさまらなかった。
初めてのセックスで身体が絶頂慣れしていないのが原因だろう。
「あふぅ……♡ はぁ、はぁ……あはぁ……♡」
しばらくすると痙攣はおさまり、柊さんは絶頂の余韻に浸り始めた。
「気持ちよかったですか?」
「う、うんっ……♡ 気持ちよかったぁ……♡」
こうして俺と柊さんの一回きりの淫乱な関係は終わった。
いや、終わるはずだった。
翌日。レイとルイが無事に林間学校から帰ってきた。
夕食は二人の大好物な肉類の料理ばかりだった。
二人ともそうとう疲れていたようで、夕食を食べ終えると、そのままリビングで眠ってしまった。
なんとか歯磨きをさせて、二人を寝室に移動させた。
深夜になり俺も眠りにつこうとした頃、柊さんが部屋に入ってきた。
「みーくん」
「どうしたんです?」
愚問だった。
彼女が何をしに俺の部屋に来たのかはわかっていた。
一回きりの関係になるはずだった。
けれど彼女は同類だった。
景と千世子という淫乱な雌の。
女の悦びを知ってしまった柊さんが性欲を解消するには自分を慰めるか、関係を持った俺に迫るしかない。
「い、言わなくてもわかるよね……?」
「ですね。でも一回だけの約束でしょ?」
「うっ……」
罰悪そうにする柊さん。
だが身体の疼きはおさまらないようで、先ほどからずっと内股をこすり合わせている。
「一回だけじゃ満足できませんでした?」
「う、うん……。だから今日もみーくんに抱いて欲しくて……」
「どうしようかな」
「お願いっ……。抱いてっ、私を抱いてくださいっ!」
とうとう年下の俺に敬語を使いだした。
それがあまりにも愉悦に感じてしまう俺は歪んでいるんだろう。
「また好きにしていいんですか?」
「うん、好きにしていいからっ」
「……わかりました。でもレイとルイには聞こえないようにしてくださいよ」
「もちろんだよっ」
こうして俺は柊さんともセフレの関係を持つようになった。
柊さんはなんでも言うことを聞いてくれるし、自分の立場をわかってるので、問題ないと思った。
この時の俺は知らなかった。
柊雪。
彼女が一番性癖を歪ませていることに。
そんな彼女に影響されて、俺の性癖も歪んでしまうことに。