TS娘の堕ち戻り異世界転生記〜美女美少女とふたなりしかいない世界にチート貰って転生したけど、オレはメス堕ちの運命から逃れられない〜(旧タイトル:いや、オレはメス堕ちなんてしねえから!(ガチ)) 作:毬藻坂敬老
作者は小説素人です!TS作品もド素人!本当ですよ!信じてついてきて!
第一話 転生
目が覚めた時、自分の見知った日常とは乖離した非日常が広がっていたとき、人間というものは大抵三通りの反応をする。
一つは取り乱し、もう一つは状況把握に努めようとし、最後の一つは喜びを覚える。
だが、結局この三者は一つの結論に至る。
―――前に進まねば。今はただ、前進あるのみ。
なんで、俺がこんな話を語り部風に話しているのかと言えば、俺がそんな体験を今まさに現在進行形でしているからだ。
▽
「……?」
意識が浮上するような覚醒。
ベッドの上で寝ていたはずが、いつの間にか俺は何処かのテーマパークに来てしまっていたらしい。
俺、一般大学二年生の
断じて、こんなファンタジー世界の出身ではない。
「ここ……は……」
見渡す限り、中世のような街並み。見上げた青空に太陽はある。地球のはず、だ。
地球のはずという曖昧な認識なのは、街の景観ではなく、通りの在り様である。
行き交う人々は、有り体に言えば異形混じり。見知った人間の方が比率は多いように思えるが、顔や体こそ普通の人間でも、犬耳猫耳鱗付きと人間にはありえない要素が付属している女性が往来を歩いている。
……いささか以上に女性の比率が多いように感じる。と言うより、見た感じ女性しかいない。男が居ないなんてことは無いだろうが、それでも不自然であることには変わりない。
「……もしかして異世界、転生? ……あれ? 何だこの声?」
異世界に転生したのかもしれないという高揚感を感じるのもそこそこに、そう言えば声が異様に高いことに気が付いた。
まるで女の子みたいな声だ。俺は列記とした男。
しかし、風邪っぽくはない、というかすこぶる快調だ。ならば何が?
声の変質に気がついてから、自らの肉体そのものの変質について気が付くのはそれほど時間がかからなかった。
まず、視界が、身長が低い。前世?の俺の身長は170前後だったはずだが、今は160程度に思える。……何故だか知らないが、寝る時着ていた黒のパーカーと、タンクトップにジーンズはサイズダウン、というより肉体に合ったサイズになっているが。そんなことはどうでも良い。
次の異変は肌が異様な程白くなっていること。人種の違いを疑うレベルだ。
「……いやいや」
……これは、どういうことだ。俗に言う男の娘にでも転生したというのか。
何故、女ではなく、男の娘だと判断したのかと言えば、俺自身の微かな望みと胸がほとんどないからだ。ケツは男にしては、というより女にしてもムチムチしててデカめだけど。ほら、なんか肉付きの良い男の娘とかいるだろ。ダイエットすりゃ大丈夫だ。
自らの恐怖心に言い訳をしていると、ふと、視線の先にあるものが映った。雨が降った後なのか、目の前の足元にある水溜まりが目に留まったのだ。
……見るしかあるまい。
意を決して足元の水溜まりを覗き込んだ俺は、あまりの衝撃に目を見開く。
「……これが、オレ?」
そこに居たのは絶世という言葉がこれ以上なく似合うような、
目付きはキツめだが、クールビューティーだと思えば一気に魅力的になる青い眼。銀髪のショートカットは、陽の光を反射して艶やかに光り輝いている。唇は瑞々しくて、鼻は小さくて、顔にはシミ一つない。
……マジか。
……いや、諦めるな。まだ望みはある。
流石にここでそれを確認することは出来ないので、段々と訝しげになってきた周囲の視線から逃げるようにして近くの路地裏に入った。
バクバクと緊張からか拍動する心臓を煩わしく思いながらも、俺はゆっくりと丁寧にジーンズのボタンを外していく。
「……うわぉ」
そこにあったのは、薄らと銀色の毛が生えた丘。
棒も玉も袋もありはしない、無垢な大地。
俺は驚きのあまり言葉を失い、地面に膝を突いた。
「完全に
いったい、俺はどうすれば……。
こんな異世界に、美少女として転生。美少女ではなく、美男子、最低でも元の容姿であれば問題は無かった。当然の如く保持している筈のチートで異世界ハーレム無双も夢ではないだろう。
だが、性別が違う。
性別が違うというのはかなり大きな問題だ。
何せ、男の身体とは勝手が違うのだから。
生理なんて来られたら、真面目に発狂しかねない。いや、今にでも騒ぎ出しそうだ。そのぐらい精神的なダメージを受けている。
予想以上のダメージに絶望していると、後ろから声がかけられた。
「おいおい、どうかしたのかぁ、姉ちゃん?」
「姉ちゃん……? ってオレか」
振り返って見れば、そこに居たのは、赤毛のポニーテールにそばかす、今の俺並に目つきの悪い少女。無論、顔面偏差値はそばかす込みでも前世?の数倍上だ。ガラの悪さに目を瞑れば、だが。
「で、オレに何か用か?」
「……へえ……へえ?」
ジロジロと不躾な視線で舐め回すように見られること数分。
満足したらしい彼女は、軽々とした動作で俺のすぐ側まで来ると驚きの行動に出る。
「例えば、こんな用事とかなぁ?♡」
「っ!?」
無駄に大きな臀部を痛くない程度に鷲掴みにされ、俺は驚きのあまり硬直してしまう。
まさか、見た目上同性にこんなにも強引に触られるとは思わなかった。
「なっ、なにするんだよ!?」
「何って、ナニ?」
そんな使い古された言葉遊びは要らねえよ!
心の中で悪態をついた俺は、身の危険を感じてその場を離れるために駆け出そうとする。
危機から逃れる為、反射的に足裏をレンガの地面に思いっきり跳ねさせる。
異変はその後だった。
すぐさま全速力を発揮しようと込められた力は、いつも走る感覚と同じようにして俺を
グンッ!という、まるで上空に引きずり込まれるような加速で、空へと躍り出た。
「うわっ―――うわぁぁぁぁあ!?!?!?」
凄まじい。
路地裏を囲む建物なんてとっくのとうに下にあって、気がつけば俺はこの都市が一望出来る高度にいた。
やはり、中世ファンタジーと言って過言ではない街並み。街ゆく人々が点にしか見えない。
「え、いや、嘘……!?」
冷静に感動していたが、当然のごとく、引力になすすべもなく地面へと招待される運命は避けられない。
吹き付ける風に顔面を強打され、危うく意識を飛ばされるところを気合いで何とか乗り切る。むしろ、こんな恐ろしい景色を見るくらいならば意識を失っていた方が良かったとも思ったが後の祭りだ。
あ、これは死んだ。
今更どうもがいてもアウトだ。直感した。
俺の二度目の人生、美少女になってて訳分からない力っぽいものまで持たされて、なのに何も出来ずに終わるのか。短かかったなぁ。
来世があるなら、美少女じゃなくてチートでマジカルチンポ持ちな美青年になれますように。
ああ、でもありえないだろうなあ。
回避できない死に、俺は恐怖からぎゅっと目を瞑った。
「―――危ないじゃないか、お姫様?」
「はえ……?」
ふわりと僅かな抵抗感、いつの間にか体勢が変わった感覚。
次いで聞こえるはずのない誰かの声。凛とした鈴の音のような、よく通る声が聞こえた。
恐る恐る目を開けば、そこには美しい金髪に赤い眼の美女の姿。優しく微笑むその眼差しに、俺の眼は釘付けとなってしまった。
「……ふふ、キミは可愛いね」
「あ……え……その、オレ……」
軽やかな音を立てて、適当な屋根の上に着地。そこで俺は自らの体勢の異常さに気が付く。
俺はいつの間にか、この女性によって
気が付いてしまったからには屈辱的だ。顔が熱くなる。
「顔を赤らめて、私に恋でもしてしまったのかな?」
「そ、そんなわけあるか……! さっさとオレを……下ろ、せ……よ……」
おかしなことを宣う命の恩人に反論しようと口火を切ったは良いものの。
何故か、どんどん体が怠く重たくなってゆく。言葉を紡ぎたいのに、これ以上先を考えることすら出来なくなってきた。
自分でも制御が利かず、先程までしがみついていた手もいつの間にかだらりと垂れ下がっている。
「―――今日は、キミを孕ませよう♡ 私の三十八人目のお姫様♡」
何やら先程以上におかしなことを言っている気がするが、もう意識を保つことさえ出来そうにない。
抗い難い眠気に、俺は意識を手放した。
如何でしたか?あなたの琴線に触れましたでしょうか?
良かったら感想などよろしくお願いします!感想や高い評価が来ると、作者の執筆速度は目に見えて上がります!(醜い感想乞食)
名前:ミモリ・ヤシロ
職業:無し
容姿:銀髪のショートカットに、鋭い蒼眼の美少女。胸は普通より小さい程度だが、お尻が大きい。
サイズ:5mm(笑)
タイプ:気立ての良い女性
備考:主人公、いくつかのチートと堕ち戻り能力を有する、魂が受け
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