人類の大半が女性になった世界でも、Hをするのは大変なんです。 作:冴木凛
ヤヨイと別れ、校舎に入る。階段を一つ下ったところで、ソフィーアが立っていた。
「先輩」
俺を見て、軽く微笑む。
「君はほんとに面白いね」
「……知ってたんですか? ヤヨイ先輩が本当はQじゃないこと」
「ああ、知ってたよ」
そう言いながらソフィーアは、俺に近づいて、俺の頬に手を添えた。
「もしかして先輩も?」
その言葉に、ソフィーアが微笑みとは違う笑いを口元に浮かべる。そのまま俺の顔を引き寄せ、耳に唇を寄せた。
「さあ、どうかな。それは、君が確かめるといい」
「それって」
抱けということか?
しかし、そう聞こうとした俺の口を、ソフィーアの人差し指がふさぐ。
「私を手に入れる覚悟は、できたかい?」
「ええ、もちろん」
「そうか……忠告はしたからね」
俺の即答に、ソフィーアは含みのある笑顔で答えた。そして「放課後、地学研究室にきたまえ。そこが我々の部室だ」と言うと、ヤヨイがまだいるであろう屋上へと上がっていった。
※ ※
「馬鹿!」
サアヤの声と同時に、俺の頬に痛みが走る。
教室で待っていたサアヤが、何をしていたのか聞きたがたので、正直に話したところ、平手が飛んできたのだ。
「何も、叩かなくても」
「約束したじゃない! 馬鹿なことしないって」
「だから、何も無かっただろ?」
俺の反論も、サアヤを落ち着かせる効果はあまりなかったようだ。目に涙を浮かべて、俺の胸を叩き始める。
「ばかばかばかばか!」
そんなサアヤを俺は強く抱きしめた。すると今度は、俺の胸の中で泣き始める。
「心配、させるなって、言ったでしょ……」
「悪かったよ。でも、黙ってるよりはいいだろ?」
「あたりまえよ!」
そろそろ授業が始まる教室には、生徒はほとんど戻ってきている。皆、何事かとこちらを気にしていた。
「ほら、とりあえず教室に戻れ」
なかなか泣き止まないサアヤを何とかなだめ、サアヤを自分の教室へと送り出した時には、予鈴が鳴って暫くが経っていた。
※ ※
地学研究室……あの、職員室がある校舎の四階の端の部屋がそうだった。部活が終わったら会う約束をサアヤとすることで、ようやく納得したサアヤはそのまま自分の部活へ行った。それを見送った後、俺は地学研究室へと足を運んだ。
「やあ、来たね」
そう言ってソフィーアが俺を迎えたが、ヤヨイの姿が見えない。
「あれ、ヤヨイさんは?」
「彼女は保健室だよ」
パートナー登録には、男子の申請、女子の承諾以外に『膣内検査』をしなければならない。
「なるほど、もう行ったんだ」
子宮に残る精子のチェックは、翌日までに行えばいいことになっていたが、ヤヨイは今日それを行うのだろう。
「ああ、一日でも早く君のパートナーになりたいのさ」
「俺、そんなに好かれてたんですか?」
「そのようだね。さて……始めようか」
「何をですか?」
「もちろん、新入部員の歓迎会だ。ようこそ、探Q部へ」
「ありがとうございます……って、まだヤヨイさん来てないですよ」
「もうヤヨイは君を『歓迎』したじゃないか。今度は私の番だ」
そう言うとソフィーアは、俺を椅子に座らせた。
「何を?」と戸惑う俺に「ふふふ」と笑って答えると、ソフィーアはこちらを向いて、俺の膝の上に座った。スカートの中、ショーツごしにオマンコを俺のズボンのふくらみに押し付ける。
「ちょ、ちょっと、いきなりですか?」
「ああ、そうだよ……」
そのままソフィーアが俺に抱き着くように唇を寄せてくる。二人の唇が合わさると、俺の口をこじ開けるようにソフィーアの舌が俺の口の中へと入り込んできた。
舌と舌が絡まり、俺の口の中の液体が、俺の唾液なのかそれともソフィーアの唾液なのか。分からなくなっていく。
ソフィーアが唇を離す。そして、ゴクンと音を立てて、口の中に溜まった俺の唾液を飲み込んだ。
「先輩……」
「私のことも、名前で呼んでくれないか? レント」
「ソフィーア、さん」
「二人きりの時は、呼び捨てでいい……」
そう言ってソフィーアは、俺の頭を軽く抱いて、自分の胸に押し当てた。
「ソフィーア」
そう呼び直す。ソフィーアが熱い吐息を一つはいた。
「お昼に、君とキスしてから、ずっとこの時を待っていたんだよ」
ソフィーアが腰を上げ、俺のズボンを、そしてパンツを脱がしていく。俺のペニスがパンツの外へと顔を出した。
「これを、ヤヨイの中にいれたんだね」
「ええ……ヤヨイさんと、その、エッチしたまま、まだ洗ってないですよ」
俺のその言葉にもただ微笑んだだけで応え、ソフィーアは自分のパンティを脱ぎ捨てた。
「それじゃ、ヤヨイの愛液がまだいっぱいついているのだね」
ソフィーアが再び俺のペニスへ自分のオマンコを押し当てる。ただし、今度は直接に……二人の性器が重なった瞬間、くちゅっという音がした。
「ヤヨイの愛液のついた君のペニスが、私のオマンコに触れている……そう考えただけただけで、自分を見失いそうになるくらい興奮してくるよ」
「もしかして、先輩とヤヨイさんって」
「ああ、『そういう関係』でもあったかな。君のところへ行ってからは、少しぎくしゃくしてしまったがね」
ソフィーアの腰が軽く動く。ペニスに押し当てられた濡れ濡れのオマンコの感触に、俺のペニスは瞬く間に大きくなってしまった。
「げ、元気じゃないか。あっ、き、君の、ペニスは」
ペニスの裏にソフィーアの粘膜がこすりつけられる。むずむずとした快感が、下半身に電気のように走った。
「そりゃ、まあ、そんなことされると」
たまらず俺は、ソフィーアのブラウスのボタンを外し始めた。
「ほんとに君は、私のこんな体が欲しいのか?」
ブラウスを脱がせる。浮き出たあばらに張り付くように、ピンク色の乳首がツンと立っている。
「もちろんですよ、ソフィーア」
口に含み、舌で転がす。
「あっ……うれしいよ……約束通り、私を君にあげよう。好きにするといい」
「ほんとですか?」
「ああ。何なら皆の前でフェラをしてあげてもいい」
「それはまた、強烈ですね」
「ふふふ。その代わり、私のわがままも、ちゃんと受け止めてくれたまえ。私の性癖は、少し変わっているよ」
オマンコをこすりつけるソフィーアの腰の動きがだんだんと早くなっていく。それとともに、ペニスを濡らす愛液の量もどんどんと増えていた。
「どんなんです?」
「そのうち分るよ……は、ああ、感じる……私は、君のような男を待っていたんだ」
つと、ソフィーアの腰の動きが止まる。俺は、ペニスの先端を膣口に押し当てた。
「私のオマンコに、入れたいのか?」
「ええ」
入口で軽く前後させる。ソフィーアのアソコからはかなりの量の愛液が出ていて、まるでお漏らしをしたようなくらい濡れている。ペニスの先端が膣口に入ったり出たりするたびに、ぴちゃぴちゃといういやらしい音が響いた。
「怖くはないのかい?」
そう尋ねるソフィーアに、「正直、少し怖いです」と答える。
「そう……じゃあ、どうする?」
ソフィーアは俺のペニスを握ると、自分のオマンコに押し当て、そして俺を見てほほ笑んだ。