人類の大半が女性になった世界でも、Hをするのは大変なんです。 作:冴木凛
寝室の中、俺の目の前で、二人の女性がゆっくりと服を脱いでいる――その身体はきわめて対照的だ。これでもかと言わんばかりの大きな胸だけでなく、引き締まっているものの全体的に肉感を持ったヤヨイと、あばらが浮き出るほどに痩せていて、力を入れて抱きしめれば壊れてしまいそうなソフィーア。
ヤヨイはブラジャー、ソフィーアはスポブラ姿だ。
「あたい達だけじゃ恥ずかしいだろ。おめえも脱げよ」
下着姿になったヤヨイが、そう言って俺の服を脱がせ始めた。ブラからはみ出るように、ヤヨイの大きすぎる乳輪の一部が見えている。思わず触れようとした俺の手をヤヨイは「まだだよ」と言って、はにかみながら押さえた。
すぐに俺も下着姿――オレの場合はパンツ一枚だったが――にされてしまう。
「さて、レント。実は聞きたいことがあるのだが」
そこでソフィーアが改まった様子になった。
「なんですか?」
「私とヤヨイが、『こういう仲』だったのは、話したよね」
そう言うとソフィーアは、ヤヨイを抱き寄せる。ヤヨイが「ちょ、レントの前だぜ」と戸惑いを見せた。
「ええ」
「ヤヨイも私も、言うなればもう『君のもの』だ。ただ」
さらにソフィーアがヤヨイの顔に自分の唇を寄せる。
「『君のもの』同士がこんなことをするのは、不快かな?」
そして二人が唇を重ねた。しばらくそれが続いた後、何かを確かめるようにソフィーアが俺を横目で見る。
「いえ、俺の『恋人』同士ですから、見ていてなんだかドキドキします」
その答えに、ソフィーアは口元に笑みを浮かべた。ヤヨイは少し戸惑っているようだ。
「そうか……私のことも、『恋人』と言ってくれるんだね」
「もちろん。……いやですか?」
「まさか。とてもうれしいよ。でも、もし私が『男』になった時にも、そう言えるのかな?」
「それは、どういう?」
「私が男になって、そしてヤヨイを抱くのを見ても、君はまだそう言えるのかな」
まるで『寝取り』宣言のような言葉を口にしながら、ソフィーアはヤヨイをベッドに押し倒す。
「お、おい、まだシャワー浴びてねえじゃねぇか」
ヤヨイは、ソフィーアのとの関係となると、『受け』になるようだ。
「俺の『男性』を奪ってのことなら構いません。でも、他の男から『男性』を奪ってのことなら、それは『パートナー規約』違反です。許さないですよ」
パートナー制度は、男子同士の直接的な争いを回避するための「占有契約」であるが、女子にとっても、生まれた赤ん坊への補助、子育て支援などを政府から受けることが出来る「資格」でもある。ただ、違反した場合は、「パートナーの解消」となり、女子にも不利益が生じるのだ。
ソフィーアは俺の答えを聞いて、声をたてて笑った
「おかしかったですか?」
「いや、いい、君は本当にいいね。満点以上の答えだよ」
そう言うとソフィーアは、ヤヨイの胸に手を這わせた。「ああ、ソフィーア……」というヤヨイの熱い声が漏れる。
「じゃあやっぱり、ソフィーアは本当にQなんですね」
「さあ……どうする? 本当に、確かめてみるかい?」
ソフィーアによるヤヨイへの愛撫がどんどんエスカレートしていく。俺を気にしながらも、快感に身をよじるヤヨイが、普段とのギャップでとてもエロく見えた。
「いいですよ」
俺は、ベッドの上でヤヨイにかぶさっているソフィーアの更に背後から、スポブラに手を掛ける。ソフィーアは抵抗することなく両手を上にあげ、俺にされるがままスポブラを脱いだ。
後ろから手を回しスフィーアの背中に舌を這わせながら、乳首をさわさわと刺激する。そのまま下へと降り、ブリーフも脱がせた。ソフィーアの愛液が糸を引く。
「ふふっ。あまりの期待に、もう私のアソコも濡れてしまっているようだね……私とヤヨイとの『セックス』を見てくれないか、レント」
ソフィーアがヤヨイのTフロントを脱がせる。あっと声を漏らし、顔を赤らめて横を向くヤヨイ。アソコから大きくはみ出しているビラビラに、ソフィーアが自分のオマンコを足を交差させて合わせた。
「ヤヨイは小陰唇もクリトリスも大きくて、私のアソコをえぐるように刺激してくるんだよ」
くちょっという水音が響き、ヤヨイが喘ぎ声を漏らす。ソフィーアの腰の動きにヤヨイが合わせ、更に大きないやらしい音を立てていった。
「み、見るんじゃねえよ、レント……」
そう言いながらも、快感に抗えずにヤヨイが身をよじる。
「ヤヨイ。レントのペニスも欲しいかい?」
「そ、そんなこと、き、聞くんじゃねえよ、ソフィーア。ほ、ほしいにきまってんじゃ、ねぇかよ」
「ヤヨイは贅沢な子だね……レント、ヤヨイに君のペニスを咥えさせてあげてくれないか」
言われて、ヤヨイの顔のところに自分のペニスを持って行く。するとヤヨイは待ちきれないといった風に俺のペニスを握り、口にほおばった。
「レントの、オチンポ、おひちいよ」
ヤヨイの舌が俺のペニスの鈴口の裏表にはい回る。その粘膜の感触と下半身に広がる快感に、俺のペニスはすぐに硬くなった。
「ああ、レント……こんな風に、三人で、肌を合わせてみたかった……ありがとう」
そう言うとソフィーアは俺の顔を引き寄せ、唇に吸い付き、舌を俺の口の中に差し入れた。三カ所で響く卑猥な水音。
しばらくそれを堪能した後、ソフィーアが妖しく微笑んだ。
「さあ、レント。『実験』をしようじゃないか」
その言葉を合図に、ヤヨイが身を起こし、今度はソフィーアが俺の首に手を回しながら、ベッドへとその身を横たえた。
「私の中に……出す勇気は、あるかな」
俺を見つめるソフィーアの目が、妖しく、そして切なそうに光る。
「もちろんですよ」
「ははは、そうだな。君はそうやってヤヨイの中にも出したんだったな」
ペニスの先端がソフィーアのピンク色のオマンコにめり込んだ。
「入れますよ」
粘膜が擦れる快感に身を震わしながら、ソフィーアの奥へとペニスを挿入していく。初めての時とは違い引っ掛かりはない。それに中は愛液で十二分に濡れており、まるでオレのペニスを引き込むように飲み込んでいく。
「ああ……この快感……本当に癖になりそうだ」
「ソフィーアが先とは、ずるいな」
そう言いながらも、快感によがるソフィーアをヤヨイは興味深そうに見つめていた。
「こうして、あ、ヤヨイに見られながら、レントに、入れられているのも、恥ずかしいが、興奮するね」
小さいが、今は先が硬くなってとがった風になっているソフィーアの乳首を、ヤヨイがいじる。俺の抽挿の速度が上がるにつれ、ソフィーアの喘ぎが大きくなり、やがてヤヨイの相手をする余裕も無くなったようだ。
「気持ちいいです、ソフィーア」
「わ、わ、たしもだ、レント。これが、『女の喜び』、なのか」
洗い息遣いでソフィーアがそう応じる。嬉しいのか苦しいのか、ないまぜになったような表情のソフィーアの胸に、俺は舌を這わせた。
「す、すまないね、こんな、貧相な体で」
「それもまた、エロいですよ」
「巨乳は、あたいにまかせとけって。レントは、巨乳、貧乳、どっちも好きらしいからな」
横からヤヨイがよく分からないフォローを入れる。
「胸は、感度ですよ」
乳首を軽く噛んでみる。ソフィーアが体を反らし、嬌声をあげた。
「もっと、もっと激しく、私の中を擦ってくれ」
その要望に、俺は腰の動きを加速させる。ソフィーアがたまらず俺の上半身をぎゅっと抱きしめた。
「中に、私の中に……レントの精子が、欲しい」
「出しますよ」
「ほ、ほんとに、ほんとにいいのか? 私は……私は……Qなのだぞ。ほんとに、本当に……」
「俺が女になっちゃったら、ちゃんと責任取ってくださいね」
「あ、ああっ、レント、君が、たまらなく、愛しい!」
もう横でヤヨイが見ているのを気にすることも無く、ソフィーアはそう叫んだ。下半身、ペニスの奥からこみあげてくる快感を、俺は迷いなくソフィーアの中に、吐き出した。
「出るっ」
「ああ、はああっ! 中に、私の中に、出されている! 精子を、出されてるっっ! こ、こんな、こんなことがっっ!」
子宮に放出される精液の感触を感じったのだろうか、ソフィーアは限界まで身を反らし、襲い来る快感に耐えているようだった。
出せる精液は全部ソフィーアの膣内に吐き出す。暫くの絶頂の後、俺はソフィーアと抱き合ってベッドに倒れこんだ。
額に汗を浮かべ、ソフィーアが俺を見つめている。
「本当に……本当に、君ってやつは」
「出しちゃいましたね」
「……痛いらしい」
「何がですか?」
「男から女への『メタモルフォーゼ』が、かな。すまないが、頑張って、耐えてくれ」
そう言ってソフィーアが俺の髪を撫でる。
と、突然俺の下半身を、ペニスを引きちぎるような痛みが襲った。