人類の大半が女性になった世界でも、Hをするのは大変なんです。 作:冴木凛
気を失っていたらしい。気が付くと、俺を心配そうにのぞき込むヤヨイの赤い髪が見えた。
「気が付いたか?」
「ヤヨイ、さん……」
「いやあ、ちょっと焦っちまったよ。こんなんなるんだなぁ。まだ痛むか?」
言われて少し体の感覚を確かめる。
「もう痛くはないです」
「それは、良かった」
ヤヨイの横からソフィーアが現れた。
「気分は、どんな感じかな?」
「気分ですか? えーっと……なんか、下半身が」
そう、下半身が軽かった。
「それは仕方ない」
ソフィーアが肩をすくめる。
「もしかして?」
「その、もしかして、かな」
恐る恐る、股間に手を伸ばす……無かった。慌てて身を起こす。竿があったはずの場所にあったのは、毛におおわれた一本の筋、ただそれだけ。
「お、女になってる……ソフィーアは」
「こんな、感じかな」
少しだけ恥ずかしそうに、ソフィーアがベッドの上に上がってくる。薄い色の陰毛からペニスが、はち切れんばかりにそそり立っていた。
「ほんとだ……でも、ソフィーア、顔とか変わってないですね」
「それは君も、かな。顔や骨格は、三日ほどかけて変わっていくそうだ」
「んー、でも、なんかもう、レントの顔、少しかわいくなったような気がするぜ」
「ほんとですか?」
自分の顔を触ってみる。確かに少しごつごつした感じが無くなったような……
「これ、ほっといたらどんどん変わるんですかね?」
「詳しくは分からないが、寝ているときほど変化が速いと聞いたことがある」
「ソフィーアは、痛くなかったです?」
「変な感じはしたが、生えてくる分には、痛みは無いようだ」
「なるほど」
もう一度、変化してしまった自分のアソコを見てみる。もうペニスの痕跡はない。しかし不思議と、焦りや不安、恐怖というものは感じなかった。
「そうだ。男になってみて、なんかQと女性の違い、分かります?」
「まだ君はほとんど『レント』のままだし、今のところは分からないかな」
ソフィーアは両手を上げて肩をすくめた。
「色々してみたらわかるんじゃねえか」
そう言うとヤヨイは、俺の後ろから足を抱え、左右に広げた。
「ちょ、ヤヨイさん」
まるで子供におしっこをさせるような態勢になる。
「なんだ?」
「恥ずかしいですよ」
オマンコが広がり、皮を被ったクリトリスがソフィーアの目の前にさらされる。
「恥ずかしいのかよ。へぇ」
ニヤッと笑ったヤヨイが、がっしりと俺の脚を固定する。そこにソフィーアが顔を近づけてきた。
「ま、待ってください」
「それは待てないな」
そう言うとソフィーアは、俺のオマンコを広げ、舌でクリトリスを転がし始める。
「くわっ」
電撃、といっていいだろうか。ペニスを舐められるのとは比べ物にならないほどの刺激が、からだの中を貫いた。
「気持ちいいか?」
耳元でヤヨイが囁き、そのまま俺の耳に舌を這わせた。足を持つのをソフィーアに任せると、ヤヨイは俺の乳首をいじり始める。
「おっぱいも、まだ大きくならねえな」
「お、大きくなったら、こ、困りますよ」
「んー、でも、男んときよりは何だか、膨らんでるぜ?」
「ちょ、まじで……ああっ」
ヤヨイは俺の胸を軽くもみながら、時々指で乳首をつまむ。そのたびに脳に電気が走るような快感を覚えた。
「はあっ」
ソフィーアがオマンコ全体を舐めはじめる。まるで二人に犯されているような背徳感と、男性の体とは全く違う感覚で、頭がぼぅっとしてくるのを感じた。
「レントの気持ちよさそうな顔、なんか、かわいいな」
ヤヨイが俺の上半身をベッドに寝かせ、両手を上げた状態に固定する。そのまま俺の乳首を舐め始めたが、その無防備さが快感をさらに加速させているようで、自分のオマンコから愛液があふれ出るのが分かった。
「レント、もうアソコがびしょびしょに濡れてるよ」
ソフィーアが俺のクリトリスを少しきつめに吸った。脳が痺れ真っ白になる。我慢できずに、快感の声を上げてしまった。
「気持ちいいかい? じゃあ、私も気持ちよくしてくれないかな」
ソフィーアとヤヨイが場所を交代する。ヤヨイが俺のクリトリスを軽く舐めながら、オマンコに指をゆっくりと入れていった。粘膜が擦れる感覚……入れるのとは違う、入れられる感覚に、また俺の口から快感の声が漏れる。
と、ソフィーアがペニスを俺の口に近づけた。ペニスの先端は、透明な粘液ですっかり濡れてしまっている。ソフィーアが持つ、あの薔薇のにおいが鼻を刺激した。
「レント、私のペニスを舐めておくれ」
その言葉に、俺は夢中になってソフィーアのペニスを口の中に含んだ。舌を亀頭に絡ませる。
「ああっ、こ、これがペニスの感覚か……」
「どんな感じだ?」
「クリトリスとは違って、ピリピリとした……むずがゆさを伴う気持ちよさだね」
「へえ」
ヤヨイは、ソフィーアのその感想を聞いて、感心の声を上げる。
「あたいにも、舐めさせてくれよ」
そういうと、ヤヨイはソフィーアを俺の横に寝かせた。痺れるような感覚からようやく解放され、俺も一息をつく。
「レント、いいか?」
ソフィーアのペニスを握り、ヤヨイは俺に恐る恐るそう尋ねた。
「じゃあオレは、ソフィーアの胸を」
肯定の代わりにそう答え、今度は、俺とヤヨイでソフィーアを責め始める。
「ヤ、ヤヨイが、私のペニスを……」
ソフィーアの小さな乳首が、俺の口の中で一層固くなった。
それから、入れ代わり立ち代わり、責めたり責められたりを繰り返す中、とうとう我慢できなくなったように、ソフィーアがヤヨイのオマンコに自分のペニスをあてがった。
「入れるよ」
「ま、待て、ソフィーア。レ、レントが……」
ヤヨイが少し慌てた表情で俺を見る。しかしソフィーアは構わず、俺の目の前で、ヤヨイのぐちょぐちょに濡れそぼったオマンコに、自分の股間にそびえ立つペニスを挿入していく。
「あっ、あっ、だ、だめ、レ、レントが、見てる」
ヤヨイが体を起こそうとしたが、俺が後ろからヤヨイを抱きしめた。
「ソフィーアと、繋がってますよ、ヤヨイさん」
「は、はぁ、レ、レント、ごめん、ごめん、あたい、あたい……きもぢいいいっ」
『ソフィーアとそういう仲』であるとはいえ、やはり『俺のパートナーである』ということが、一定の歯止めになっていたのだろうが、ソフィーアのペニスがずぶずぶとめり込んでいく様子を俺に見られ、かつ俺もそれに手を貸しているという事実が、ヤヨイの頭からそのタガを外してしまったようだ。
ソフィーアの腰の動きに合わせるように、ヤヨイは嬌声と俺への謝罪の言葉を交互にあげながら、直ぐにイってしまった。
ソフィーアが今度は俺に手を伸ばす。
「レント、次は君の番だ」
ヤヨイのオマンコから引き抜いたペニスを、今度は俺の方へと向けた。
「ソフィーア……あの」
「何かな」
「そのまま……男のままでいたいとは、思わないんですか?」
俺のその問いかけに、ソフィーアは一瞬きょとんとした表情を見せ、その後、はははと声をあげて笑う。
「確かに、女性の体とは違う感覚だし、なんといっても、ヤヨイと繋がることが出来た。私が夢にまで見たことが、現実になったのは嬉しい」
「え、ええ……」
「でもね、それ以上に」
そこで今度はいじわるげに笑った。
「君が女として『イク』声が聴いてみたくなった、かな」
そういうとソフィーアは、俺の両足を広げる。するとヤヨイが俺の上半身を後ろから抱え込んだ。
「それにやっぱり、私は女の体の方が好きなようだ」
ソフィーアは、自分のペニス……俺から奪った『男性』をはしたなく愛液を垂らしていた俺のオマンコへとあてがい、入れていく。すぐに、何か……膜に引っ掛かった。
「処女膜も、あるのだね」
「ちょ、ちょっと、痛いです」
「我慢したまえ。私も経験した痛みだよ」
「……そういや、もう一度女性の体に戻ったら、処女膜ってどうなってるんでしょう」
「どうだろうね。それは君がまた、私の体で調べてみてくれ」
ソフィーアは俺にキスをすると、一気にペニスを中へと挿入する。引き裂かれるような痛みに、思わず声を出してしまったが、ソフィーアはそれに構わず、ペニスを奥まで差し込んだ。
「どうかな、入れられた感想は」
「い、異物感、まっくす、ですが……気持ち、いいです」
「そうか……じゃあ、私でイってくれ、レント」
ゆっくりとしたものから始まったソフィーアの抽挿が、どんどんスピードを増していく。膣内の上壁にペニスの首のところが擦れ、時折、違った感覚――貫くような快感を覚えるポイントをぐりぐりとされるのを感じる。
「レント、いい声だ……もっと、私に、鳴き声を聞かせてくれ」
ソフィーアは、完全に何かの『モード』に入ってしまったようだ。俺の喘ぎ声に、興奮した様子を見せながら、様々な方向へとペニスを突き立ててくる。
自然と体が反り返る。恥ずかしい声が漏れるが、もう恥ずかしいと感じる意識さえなくなり、俺は声を上げ続けた。
「さあ、イクよ、レント。君の子宮に、私のザーメンを、いっぱい、いっぱい、飲ませてあげよう」
「さあ、レント、おめぇもイっちまえよ!」
ヤヨイの責めも加わって、頭の奥から快感の爆発が表面へと湧いてくる。
「く、くる、なんか、くるっ!」
そして頭の中で、それが真っ白に爆発したのだった。