人類の大半が女性になった世界でも、Hをするのは大変なんです。 作:冴木凛
日曜日。薄い青色の半袖ワンピースで現れたサアヤを連れて街に出た。せっかくだからと、ランチを食べ、ウィンドウショッピングをし、買い物をした後、部屋に行く。
学校付属の男子寮。ほぼすべての男子がここに住んでいる。1LDKの間取りで、一人で住むには十分すぎる。このご時世、男子は随分と優遇されているのだ。
「こ、これが男の子の部屋なのね……」
どこかしら緊張した面持ちでいるサアヤが、食卓とイス、テーブルとソファ、そしてモニターが置いてあるダイニングキッチンとリビングを見渡し、
「もっと散らかってるのかと思った」
と付け加えた。
「掃除が面倒だからな。物を置かないようにしてるんだよ」
「へえ」
そういいながらサアヤは、居心地が悪そうにキョロキョロし続ける。
「ソファ、座れよ。飲み物出すから」
「あ、う、うん。ありがと」
冷蔵庫から冷やしていたお茶を、それとコップを二つ。それらを手にし、リビングのテーブルに置いた。サアヤがすぐに、お茶をコップに注ぎだす。俺はサアヤの横に座った。
「はい」
サアヤがコップを差し出した拍子に、体が触れる。サアヤが俺を見て、そして少し体を離した。
「ありがと」
そう口にしたが、なんとなく二人の間にはぎこちない空気が漂っている。
「な、なんか、見る?」
如何にも、その場を取り繕うだけの言葉を口にしたサアヤを、俺は黙って引き寄せた。
「ま、待って」
しかしそれにサアヤが抵抗を見せる。
「シャワー、させて」
「それじゃにおいが分からなくなるだろ。どんなにおいがするかって話なんだから」
「でも、でも、随分歩いたし、結構汗かいたし、今日、ほら、暑かったし、それに」
まだ言葉を続けようとするサアヤの手を握る。
「嫌なら、やめとくか」
「嫌じゃない、嫌じゃないよ。でも、でも」
「でも、何?」
「嫌われちゃう」
そう言いながらサアヤは、俺の手を握り返した。そんなサアヤを出来るだけ驚かさないように、もう片方の手をゆっくりと、サアヤの肩に置く。
サアヤの体がピクッと震えた。
「や、やっぱり、シャワー……」
それを無視し、俺はサアヤの両腕をつかむ。そのまま上へと持ち上げ、頭の後ろで手を組ませた。サアヤの体が俺の前に無防備にさらされる。
「ま、まって……」
そのまま顔をサアヤの体、そして腋に押し付けた。
「い、いや、やめて……」
体をよじって逃げようとするサアヤを逃がさないように押さえ、強く息を吸い込む。塩気の強い、刺激的なにおいがした。
「エロいにおいがする」
「……エロい?」
「うん」「うそ」「ほんと」
もう一度、今度はゆっくりと深く息を吸い込んだ。そのままサアヤの耳元に口を寄せる。
「やっぱり、エロい匂いだ」
ソファにもたれるような態勢のサアヤ。自然と、俺のペニスがサアヤの体に押し付けられた。
「……ほんとだ……レントの、大きくなってる……」
少し驚いた声。そして、
「レント、変態だね」
という言葉が続いた。
「嫌か?」
「……レントは、相手の女の子が変態だったら、どう思うの」
「そりゃ……興奮する、かな」
その答えに、サアヤは黙ってしまう。しかし、嫌がってはいない。それどころか、サアヤの呼吸が少し荒くなったのに気が付いた。
「サアヤも、興奮してる?」
「ばっ、い、言わないでよ」
左手をワンピースのスカートの中にそっと入れる。指に触れたショーツが湿っていた。
「濡れてる」
「だって、レントが……」
「俺が?」
「アタシの、においで、おっきくしてるから……」
サアヤの吐息が熱い。
「サアヤは、におわれて興奮するのか?」
「……」
サアヤは答えない。俺はサアヤの腕から半袖の中、腋へと舌を這わせた。
「ひゃっ」
「すごい、味がする」
「き、汚いよ……あんっ」
「エッチな、味だよ」
「……アタシのにおい、ほんとに好き?」
「ああ」
「味は?」
「とても、エロい。興奮する」
「ほんとにほんと?」
「ああ、ほんとだ。こんなに大きくなってる」
そう言うと俺は、サアヤの右手を俺の硬くなったペニスの盛り上がりに導いた。
「あ、ああ、すごい……レント、レント、もっと、もっとにおって!」
その瞬間、サアヤの何かが外れたようだった。
「アタシを、もっとにおって!」
サアヤが俺の頭を抱え込む。俺はサアヤの背中に手を回し、ワンピースのボタンを外した。そのままワンピースの上半身を下にずらす。
「ぁっ」
リボンのついたブラが現れた。それを隠そうとしたサアヤの腕をまた頭の後ろに組ませる。
「ああっ」
邪魔物が無くなったサアヤの腋に、俺は顔をうずめ、さらに舌を這わせた。
「いい匂いだし、エロい味」
「はああ……うれしい……あっ」
サアヤが細い目を一杯に見開いて俺を見る。
「どうした?」
「あ、あ、あふれてきちゃう……あ、あ、じゅんじゅんしてる……」
その言葉に、スカートをめくり、中を見ようとしたが、
「だめっ!」
と言って、サアヤは俺の首に手を回した。仕方なく、ショーツに指を這わせる。染み出した愛液が、指にまとわりついてくる。
「ほんとだ。びしょびしょ」
「いや……恥ずかしい……」
「におわれて興奮してるなんて、サアヤも変態だな」
そう言いながら、ショーツの中に指を滑り込ませると、溢れんばかりの愛液が俺の指に纏わりついた。わざと音を立てて、サアヤの腋のにおいを嗅ぐ。するとさらに中から愛液が溢れ出す。
「嫌い? こんな変態女、レントは嫌い?」
サアヤが小刻みに息を吐き出しながら、そう尋ねる。
「大好きだ」
サアヤがうるんだ瞳で俺を見つめる。その端から、涙がこぼれた。
「うれしい……」
そんなサアヤの唇に、軽く触れる。しかし、待ちきれなかったように、サアヤは舌を出し、俺の口の中へと入れてきた。しばらく絡み合う二人の舌と唾液。
サアヤのワレメを指でなぞると、ヒダヒダの中の突起……クリトリスに触れた。
「んんっ…」
塞がれた口からサアヤが声を漏らす。俺はショーツに手を掛けた。
「待って。シャワーしてないし、汚いよ……」
「いいんだよ」
目で慈悲を懇願するサアヤを無視し、ソファにもたれるサアヤの両足を持ち上げた。ショーツが目に見えるほどぐっしょりと濡れている。俺はそれに鼻を近づけた。
「おしっこのにおいに、酸っぱいような不思議なにおいが混ざってる」
「そんな、恥ずかしいこと、言わなくても、あ、ああっ」
また愛液が溢れ出しているようだ。サアヤのショーツを太ももの下までずらすと、おしっこをするような態勢に固定した。
「いや、はずかしいよぉ」
うっすらと生えた毛が、愛液でぐっちょりと濡れている。少しだけ顔を出したクリトリスに俺は顔を近づけた。そして、舌で軽く刺激する。
「ひゃう!」
ぴくっと震えるサアヤ。少しずつ、クリトリスへの刺激を強くしていく。
「あっ、あっ、だめ、だめ、だめ、出ちゃう、だめ、あふれちゃうよ、レント、あ、あああっ」
クリトリスの下、尿道がひくつきながら、開いたり閉じたりしている。そのさらに下の穴……膣からは、その動きに連動するように、後から後から透明な液体が溢れ出し、肛門へと流れ落ちていた。
そのままクリトリスを口に含んだ。舌全体で優しく転がす。
「んっ、んっ」
サアヤの体が反り返り、軽い痙攣が起きる。刺激を強めたり弱めたりしながら、サアヤのクリトリスを刺激し続けた。
と、
「あ、だめ、レント、出る、だめ出ちゃうっ!」
急にサアヤの声のトーンが変わる。すると尿道から液体が勢いよく飛び出し、しぶきを上げた。
「ああ、ああ、ごめん、レント、ごめん、アタシ、アタシ……」
俺の顔だけでなく、ソファと、そしてサアヤのスカートにもかかる。
「なんか出ちゃった……恥ずかしい……」
両手で顔を覆うサアヤ。俺はその手をどけて、サアヤの口に自分の舌を入れた。サアヤの口が俺の舌を味わうように動く。
「サアヤ、かわいいな」
そう囁くと、サアヤは「馬鹿」とつぶやいた。
ブラとワンピースを脱がそうと、手を掛ける。しかしサアヤがその手を押しとどめた。
「アタシだけ裸じゃ、恥ずかしいよ」
「あ、ああ」
「今度は、アタシがしてあげる」
そう言うとサアヤは、俺のズボンを脱がし始めた。