さっきの一団の後も、商人を名乗る連中や、興味本位で見に来る者。最悪な連中は俺を盗もうとしたやつもいた
ので
「久々の『装備』やっぱいいねぇ」
今回は胸の部分だけ覆うように、被装備している。野宿するときによくやったスーツ形態は悪目立ちするから言うことだ。だったら、腰のベルトとか腕輪とかもっと目立たないところがいいんじゃね?と思ったが
「お前とのコミュニケーション方法がなくなるからな。またハイなら右乳な?」
「今ほど乳房を『保管』していることを、後悔するとは思いませんでしたわ・・・」
下手にクエストで街の外へ出ると危険と踏んで、ローズさんと街を散策している。それでも襲ってくる連中はいるので、その気配を感じては人気のいないところに行って迎撃を繰り返す。そんな事を数日繰り返し襲撃者も減ったある日、ギルドの掲示板に、アイラの行方不明の知らせが張り出された
「ちきしょう・・・アイラのやつどこに行きやがった・・・」
「もうー街、出ちゃったんじゃないー?」
「あの『依頼主』の話だと、出てないって事だ。絶対どっかに隠れてる」
「スライムとー一緒にいたローズってのもいないしー、誰かに先こされたんじゃなーい?」
「ぜってぇ見つけて、ぶち犯してやる・・・」
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「このままではいつか詰みますわね・・・」
「ああん?ぶっ飛ばし続けりゃ、あきらめっだろ?」
「このままいけば、いつか私たちが加害者としてねつ造されかねないですわ」
「けっ・・・あいつらの得意分野ってか」
幾度か襲撃もいなした二人だが、時々周りを巻き込んでしまったため、ギルドからも注意を受けていた。かと言って逃げても打開しないため、アイラの奥の手を待っている状態だった
「ちっ・・・後、一週間はかかるみてぇだ」
「このままいくと、本当にこっちがお尋ね者ね」
「ちきしょう・・・あの時帰さず、ぶっ飛ばしとけばよかったぜ・・・」
「その瞬間、貴女終わってたわよ?」
「わぁーってるよ!」
アイラが荒れるのはよく見たが、イライラしているのは初めてかもしれない。なんだかんだ言ってごり押ししてたからか、こういう搦手は嫌いなようだ
「一つ・・・賭けがあるのだけど?」
「へーぇ?お前そういうの苦手じゃなかったか?」
「ええ。学者は確率に頼らないもの」
「へいへい。でその賭けってのは」
「ふふふ・・・それはねぇ・・・?エステ君に・・・」
うん?ローズさんが俺から離れたところにアイラを連れていく。遠ざかった事で声がよく聞こえない
「・・・おい。それマジでやばくねぇか?」
「だから賭けなのよ?」
「お前は失敗しても、美味しいじゃねぇか・・」
「あら?ばれました?」
「まったくぶれないな・・・でも」
「でも?」
「ありだな!」
「ですよね!」
・・・恒例となりつつある無茶ブリが始まった
ローズさんの提案はこうだった。捕食、融合を繰り返し私たちを縮めてほしいと。ローズさんの理論では一気に捕食するとおそらく死んでしまうが、部分的な捕食であれば命に影響はないのでは?と
それは、アイラの乳首や自分の乳房が実証している。が、一部ではなく全身の場合、どう転ぶかわからない。そこで、数字で言うと2つ分捕食して、1つ分融合。これを繰り返せば縮めることが出来るのでは?
「さぁさぁ!エステ君!私たちを助けると思って、たぁーっぷり召し上がれ!」
・・・意味深でも性的でもなくて、物理で求めるなし
「まぁエステに全身まさぐられるのは、快感だからな・・・」
お願いそこは止めてアイラさん!
「きぃぃ悔しい、なんでこんなにスライムを愛してる私より、貴女が愛されるの!?」
「・・・ふん」
ん?なんかアイラが珍しい反応したような気がした。
実際、変装か何かしないと本当に動きが取れなくなると思った俺も、一か八か覚悟と集中を持って「二人を食べた」
結果は・・・御覧じろだ。
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「ふふん、ふんふーん、ふーんふーん」
「何がそんなに楽しいんだか・・・」
真っ赤なショートヘアーの可愛い女の子と、黒い髪のロングヘア―のメガネの似合う女の子が歩いている
「で?こっからどーすんだ?」
「貴女の奥の手を待ちましょう。今の私たちは非力な女の子ですから」
「しっかしオレが、こんなひらひらした服着るたぁーなー」
「あら?似合ってますわよ?アイラ?」
「うっせ。ローズ」
まるで、二人の娘のように見えなくもない女の子二人は、本人そのものだった
ちょっと、ヒールスライムの定義からそれてるかもしれませんが・・・
なんとか最後まで引っ張っていきたい話です