アイラ達を子供化して、さらに三日が経った
街の中で宿屋を毎日変えていたためか、今のところ特に何も起きてない
「だらだらすんのも悪くねぇけど、退屈だぜ・・・」
「仕方ないでしょ?今は『子供』なんだから」
「わりぃな。今金が出せなくて」
「もー。前も言ったでしょ?少しは魔法袋にお金入れておきなさいって」
「カードで全部できるからよー袋には消耗品を入れておきたいんだよ」
「うんーアイちゃんの気持ちもわかるけど、ねー」
「ま、ちゃんと返すってロー」
ローズさんが緊急時にと、自分の魔法袋に入れておいた現金のおかげでいまは過ごせている。宿も安めなところをわざと選んで、倍ぐらいの費用を払えば何も聞かずに入れてくれる。そして肝心な俺は・・・
「ねぇ?アイちゃんそろそろ私が交代してもいいんだよ?」
「なにが、そろそろ、だ」
「むー・・・」
子供化してから俺はずっと被装備している。最初は
「パンツになっとけ」
と、言われたのでさすがに全力で否定した。それでも、おっぱいがない以上、下半身はゆずれねぇ。という謎の頑固さを覆せず太ももに張り付いている
「にしても、たまにずれるからめんどいんだよ・・・やっぱパンツになれ」
「あ、アイちゃんの代わりに、私が穿いたげるよ?」
・・・パンツ論争はこのままお蔵入りになってくれ
ーーーーーーーーーーーーーーー
「最近、安い宿に出入りしてる子供・・・ねぇ?」
「は。ここ一体で変わったことと言えばそれぐらいしか・・・」
「どっかの金持ちの子供が、家出でもしてるんじゃね?」
ギルドの一室を借りて、ガイアとそのパートナー。エステを欲しがった4人が集まっている。
アイラ達が子供化して消息を絶ってから、関係者の所に使いをやるが、誰も二人を見ておらず、まさしく煙のように消えたのだ
「えー?それってー?逆に危なくなーい?」
「んなん俺様が知るかよ」
・・・ガイアとか言ったこの男。使えませんわね・・・手伝うと言った割には特に動いてない様子ですし・・・。まぁいいです。『いざとなったら』身代わりにでもしましょう
「で、その子供の容姿や特徴は?」
「母様?さすがにあのお二人に子供はいないかと・・・」
「手がかりがない以上、全部探すしかありません。今は少しでも情報が必要です」
「姿であれば、遠見の物に紙へ転写させております。こちらに」
「あら?早いわねありがと」
それを受け取った婦人が固まる。そしてカタカタ震えだすと静かに笑い出した
「ふふ・・・ふっふっふ・・ふふふ・・・」
「か、母様?」
「お、おい?」
彼女の思いがけない行動に、周りが引いているが、そんなことはお構いなしだった
「(ヒールスライムと噂の存在。それを手に入れた冒険者の美肌ともう一人の体の変化・・・そしてこの『若返り』間違いないわ、あれはヒールスライムを超えたなにかよ!!)」
「今すぐこの二人を確保して頂戴」
「はぁ?ガキ二人どうでもいいだろ?」
「雇い主に逆らうのですか?」
「そうじゃねーけど・・・」
「うまくいけば、お金以外のモノも差し出しましょう」
「へー?例えば?」
「それは私の口からは言えません。『あなたが望む』のですから」
「へっへっへ・・・」
ガイアの前に座っている婦人が大きく足を組み替える。年齢的には40代だろうが、美人でスタイルも悪くない。その裸でも想像したのだろう。その足を視線でおったガイアが舌なめずりする
「わかったぜ。その『以外のもの』期待してるぜ?」
そう言ってガイアは女を連れて出ていく。
「・・・奥様、お戯れを・・」
「大丈夫よ。あいつのとの契約は、『アイラのスライムを手に入れる事』この子供はアイラじゃないし、私は何を出すか言ってないもの」
単なる屁理屈ではあるが、こういった言葉のやり取りが、命のやり取りにもつながることを彼女は知っている
言った言わないで簡単に覆る貴族の社会。そこで生きてきた彼女にとって、このぐらいの交渉は息をするのも同じだった
「さて、あいつは『失敗』するから、私たちは後から行きましょう」
「母様・・・」
母親の見たことのない目つきに、娘はなんとも言えない不安を感じていた
後半部分より、前半部分書いてるほうが楽だったという事実
・・・いや、パンツ論争じゃないでしょ?むしろブラ論争の方が(以下略