・・・いやメインになるか、ジョーカー的になるか・・・
行き当たりばったりって怖いですね
「あ、アイラさん、登録無事終わりました?」
「おう、これだぜ」
アイラがカードを受付さんに見せる
「え、えすてスライム?なんか聞き覚えがないですが?」
「ま、ちょっとイイヤツってことでな」
「は、はぁ」
俺がヒールスライムって事は可能な限り隠したい。普段のアイラの態度のおかげなのか、これ以上追及は無意味と感じた受付さんは、次の仕事の話をする
「では、探査の報告として魔物素材を買い取りと聞きましたが?」
「おう!じゃあ買取場行ってくらー」
そう言ってアイラは建物を出ていこうとする。どうやら買取はまた別の建物のようだ。
そして、まわりの連中からヒソヒソ声が聞こえる
・・・アイラ噂は本当・・・
・・・人間じゃ満足できないとか?・・・
・・・ゴブリンやオークもヤリ殺したって話も・・・
・・・それ俺ドラゴンって聞いたぞ?・・・
・・・なんだろう、こいつならしゃーないなーと納得する。
私の相棒は狂暴です・・・てか?
「あーそうだ!」
と言ってアイラは振り返って受付カウンターに戻る
「わりぃ。ローズが来たらオレが探してたって伝えてくれねぇか?」
「はい。ローズさんですね。」
「ああ、あと、『スライム手に入れた』って言ってくれたらいいから」
「は、はい・・・?」
「じゃ、頼んだぜー」
そうして再度外へ出ていく。と言ってもそこまで離れてはおらず、すぐ隣の建物だった。中はかなり広く、結構大きな塊も見える。どうやら解体場も兼ねた買取場のようだ
「お?アイラじゃねーけー」
「おっちゃんやっほー」
「隣から聞いてるでー。虫系の買取だが?」
「そそ」
「でも、おめさん何も持っとらんがや?」
「あーオレじゃねぇ。こっちこっち」
アイラが俺を地面に置く。ここで出せって事かな?おっちゃんと近いからまず小さなコウモリから出す。
「おお。収納スキルもちのスライムたぁ。おめさんいいの拾ったなー」
「だろー?エステ、次はでっかいからあっちの広い所で出してくれ」
ほいほいっと思いつつ。収納した大きさから十分な広さの所へ行って、クモとムカデを出した。出して改めてげんなりした・・・
「ほほー?しかも言う事聞くやつか?おもしれな」
もはや俺への好奇心は置いといて、出した後アイラの肩へ戻る
「おー保管袋に入れたぐれえの鮮度やのー」
「へぇ。それは嬉しい話だね」
「アイラ・・知らんかったんかい」
「まだこいつを手に入れて3日ぐらいだしな」
「それにしては、よー言う事聞きよるのー」
「オレの相棒だからな!」
俺が人の言葉わかるのをごまかしているのか。他の理由かわからんが。信頼はやっぱ心地いい
「確かに受け取りよぉ。素材の査定とかは明日になるでよ?」
「ああ構わないぜ。ちょっと会いたい奴がいるからな」
「ほいでよー」
挨拶もそこそこに買取場を出ていく。逆位置にある建物へ入り装備品を渡している。どうやらメンテナンスのようで、予備のアーマーを更衣室で着替えて次の場所へ向かう。もちろん予備のアーマーも同じデザインだ。
色々な店を回り、消耗品などを補充して大分日が傾いてきたころ、最初のギルドの建物へ戻ってきた
「よーっす」
人がずいぶん減っていた。クエストにでも向かったのか、宿にでも向かったのか、着いた頃の騒がしさはなかった。
「あ、アイラさん、今日はこちらですか?」
「ああ。ローズを待つならここの方が都合がいいからな」
「なるほど、ではお部屋は・・・3階が空いてますね。」
「じゃあそこで」
受付で部屋の鍵を受け取り、寝室?へ向かう。三階の端っこの部屋で入ると速攻アイラが素っ裸になる
「ほーら?エステー?おいでぇー?」
珍しく猫なで声を出すアイラ・・・似合わねぇ。でも俺もやぶさかじゃないから近づいていく
ベッドに座ったアイラに近づいたら、両足でがしっと挟まれてそのままアイラの体の方へ投げられた
扱い雑!と思っていると膝枕ならず膝体?された。
「よっと。じゃあ、カードでお前の状態見ていくぜ?」
そういえばさっきの契約職員さんが言ってたな。アイラのカードに俺の状態が見えるって
アイラがカードを触っていると、俺にも見えるようにかざしてきた
名前 :エステ
種族 :エステスライム(?????スライム)
レベル:??
スキル:捕食(3)捕食複製(2)溶かす(3)体内保管(∞)融合
変形人型(8)変形装備品(3)分裂(1)
ぉぉぅ・・・なんか、嬉しい。現実でもこうしてステータスが見られたらな・・・と前世?を思う
手を伸ばしスキル名を触ってみると詳細が見られた。大体は名前からわかったが、融合だけなんともとらえにくく数字が無かった。それに手を当てて中身を見ると
融合:自分の体を相手に合わせる。自分の体を使う
あー・・・これが治療の正体だな。でも自分の体を使うって・・・だから、あの晩「減った」感覚がしたのか。多分、洞窟でクモを食った分か何かで足りてたんだな
「へー。どれがヒールスライムなのかわかんねぇけど、捕食複製って面白そうだな?」
・・・そういや、アイラの陥没乳首作った時は移したぐらいの感覚だったが、コピーしてたのか・・・
「ちょっと見てみるぜ?・・・あっはっはこら傑作だ!あっはっは・・・」
なぜにそんなに受ける?と思って俺も見てみると
捕食複製:ヒュージースパイダー
:アイラの乳首
・・・をい。乳首複製って無限かい。アイラが俺を膝体しながらベッドに倒れて爆笑している
皮膚とか毛がないのは、あの時は溶かしたからだな・・・食わなくてよかった
「はーはー・・・こんなに笑ったの久しぶりだぜ。しかもただの乳首じゃなくてオレの乳首ってのが・・・くくく・・・」
色々ツボにはまったようで、しばらく終わらなそうだ。個人的には体内保管が無限なのが嬉しいのと・・・
俺の種族結局なんなんだ?ひとしきり笑ったアイラは、俺を抱き枕にしてそのまま寝た
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翌朝
アイラは俺を片手に抱えながら寝ている。俺は寝る必要はないが、視覚を閉ざすことで休んでいる感覚にはなれる。下が少し騒がしくなってきたかと思うとドタドタと大きな足音が聞こえてきた。
なんか遅刻でもしそうなのかな?とぼんやり考えていると、その足音が近づいているように聞こえた。そしてドアが大きく叩かれた
「ちょっとアイラ!?聞いたわよ!ねえ?いるんでしょ?」
ノックというより、思いっきり叩かれてる。アイラを呼んだことから知り合いかと思われるので、アイラの顔をぺチぺチと叩いておこす
「うーん・・・もうハメられない・・・」
そんな新しい寝言聞いとらんわ!と思って鼻に突っ込んでやると、さすがにふが!っと変な声を出して起きた
「なんだぁ・・・オレに入りたいなら、マンコかケツか・・・口ならまだいいぞぉ・・・」
どうしてそうなった。こうしてる間にもドアは叩かれ続けてる。少し起きたアイラがその音に気付きめんどくさそうに起きた。
「あーもう・・・うるせぇなー。誰だよ?」
そしてドアを開けるとそこには美人が一人いた。
「ちょっと!アイラ!あなたがスライムを手に入れたって聞いたわよ!?さぁ、見せなさい!!」
そういや、昨日受付で伝言頼んでたな・・・じゃあこの人が?
「ぉぉう?・・・あーローズか・・・」
「早く起きなさい!そして私にスライムを見せなさい!」
なんなのこの人のテンション?朝なのに高いなーと傍観していると、彼女が俺を見つけた
「あなたね!?アイラが手に入れたスライムてのは!?」
そう言うとその女性はアイラを押しのけて、「俺に向かって飛んできた」
もうね、ちょっとした恐怖だよ?顔を赤らめた女性が近づいて来た。これだけならちょっと甘いシチュエーションにも見えるけど、実際は口を大きく開けてゾンビか!と思うぐらい目が血走って飛びついてくるんだぜ?呆気に取られているとラグビーやアメフト選手が敵選手にタックルするように全身でぶつかられ、がしっと思いっきり捕まえられた。
「ああぁぁ・・・久しぶりのスライムの感触ぅぅ・・・すべすべぷにぷに・・・」
え?久しぶり?どゆこと?あまりの出来事には他人事にとらえるように限る(逃走)
ガチャりと入口のドアを閉めて、アイラが近づいて大きくため息をした
「相変わらずだなぁ・・ローズ」
「貴女も変わら・・・あら?ちょっと綺麗になりました?」
「今更かよ・・・スライムとみると見境ないのは予想通りだな『スライム研究家ローズ』」
「いいえアイラ私は「スライム愛好家」です」
いつも以上に身の危険を感じた一瞬だった
実はここまで話は考えてましたが、相変わらず文字数多くなったのでわけました
酒が進むと文字も進むけど・・・
スキル説明で統合性が取れなくなったので、前までの話を少し変えてます
特に融合のあたり・・・
察してくださると幸いです