キャラクターがおかしくなる・・・なぜ?
「はぁ……これってうらやましく、けしからんって話ですね?」
「はぁ? 羨ましいはわかるけど、けしからんってなんだよ?」
ローズと呼ばれる眼鏡美人。髪型はショートで知的美人って感じがする
が
「で?」
「は?」
「は? じゃないです。どうやってこんなおとなしい子を手に入れたのです?」
どうもこうも……ここ最近の早い流れに忘れてたが、まったくの偶然だったな
「うん? さぁ? たまたまだ」
だよなー……
「貴女のその運には目を見張るものがありますね」
「ああ、エステに会えた運だけはまじでよかったと思う」
「あら? エステちゃんというんですね?」
「多分オス? だぞ?」
「スライムに性別はありませんが?」
「いや、何かとオレのおっぱいに興味がありそうだからオスだと思う」
「へー……じゃあ、私にも興味あります?」
そう言うとローズは、俺に向かって胸を突き出す。もしかしたらアイラより大きいかもしれない。俺が見惚れてしまって動かないのを見てローズは面白そうだった
「へぇへぇ……今まで出会ったスライムとは本当に違う反応ですね」
「そもそも、言葉が通じるからな」
「は!? その話も初めてですけど!?」
ここはあれか? 「ボクハ ワルイ スライムジャ ナイヨ」的な表現がいるのか?
「エステ、とりあえず話しやすいように変形しとけ」
そうだな。少なくともはい、いいえが表現しやすいから人型に変形する、するとローズさんがまた反応した
「きゃー! なにこれなにこれ!? こんな動きするスライム初めてなんですけどー!」
……地雷を盛大に踏み抜いた気がした
色々テンションがおかしくなったローズさんが、落ち着いてなんとか話ができる状態になるのに少し時間がかかった
「ローズとりあえず、エステのスキルみてお前の考えを聞きたい」
「はいぃ……」
何かローズさんが虚ろな表情で答える。……大丈夫か?
「じゃあ、これオレのカードだ。ここがエステの部分な」
「はいはーい」
ローズさんとは初対面だけど、なんか眩しい笑顔が……怖い
しかし、カードを預かって見ているその目はかなり真剣だ。アイラにもあったが瞬間的に「一流」の雰囲気を垣間見る。しかし、その方向性はぶっ飛んでるけどな
「アイラ、これは下手すればスライムの生態を確定する驚異的な発見よ?」
「ほー? オレはこいつと一緒にいられるようにって思っただけなんだがな」
「そうね……少し説明するわね」
ヒールスライムが「ほとんどいない理由」ローズ仮説
スライムに限らず魔物は本能による行動が唯一。そのため捕食と分裂はあって当たり前だが、融合は持ってても使うという発想にいたらない
逆に融合が当たり前のスライムがいたとしても、自分の体が消費されるため寿命が短い
融合と捕食を繰り返せば、理論上無限のヒールスライムが誕生するが、普通のスライムではそんな考えにならない。
「つまり、エステは自分で考えられるから、修復で減った体を捕食で補充出来るってことか?」
「ええ。ですが、エステ君の体を使うことに変わりありません。無理をさせればその先は……」
「ああ、わかった」
俺と初めて会った時の「戦士」としての真面目な顔のアイラがいた。あの時、コイツが問答無用で来なかったら俺は今ここにいる……色々無茶させられたが
「そういえばアイラ。種族が私の聞いたことのないエステスライムだったり、捕食複製の所に、アイラの乳首なんて意味不明なものだったりと……もう少し聞いても?」
「あーそれか。それはな……」
あっかーん! それ説明するとおそらくこの人は……
「アイラ……なんて……羨ましい……」
「だろ?」
なんでお前が自慢モードなんだよ! ローズさんもそこまで悔しがるんだよ!
「エステ君!!」
……なんか嫌な予感が……
「君の複製スキルを見込んでお願いがあります!」
……内容によります
「私を全部捕食してください!」
プリーズイートミーかよ!
さすがにアイラも、食われてどうなるか保証がないため必死に止めていた。
──────────────────ー
「せっかく、未知の体験が出来ると思いましたのに……」
「そのまま消えたらどうするつもりなんだよ」
万が一にでも複製に成功したとしても、それがローズさんのコピーなのか、ローズさんの体をコピーするのかはわからない。この検証はきっと行われないな
「どちらにしても、複製に関してはもう少し検証したほうがいいわ」
「オレの乳首でいいんじゃね?」
「私の予想が正しければ、複製スキルはヒールスライムとしての真骨頂。無くなった体の完全修復だと思います」
「でもその為には食わせる必要があるんだろ?」
「ええ。私が見つけたヒールスライムの文献には「傷を治す」としかありませんでした」
「ん? 待て。俺はお前から『体を治す』って聞いたぞ?」
「いいえ。学者として断言しますが、ヒールスライムが『体を治した』文献はありませんでした」
「じゃあなんで、そんな話が……」
「今のアイラと同じ事でしょう。自分の中で都合の良いようにとらえた結果ですね」
「あー……」
伝言ゲームみたいになってるのな。
「なので、私の体で試しましょう!」
どうしてそうなった!?
ぶっ飛んだ提案をするローズさんは、こっちの都合もお構いなしに服を脱ぎ始める。上半身裸になった所で
「さぁ! 私の乳房を食べて下さい!」
普通ならありえない提案に、人型の俺は膝をついてうなだれた。
こっちの世界の女性はこれが普通なのか? 止めてくれると思ったアイラは、お腹を抱えて笑っている。
「くっくっく……ローズ、せっかくの立派なおっぱい勿体ないぜ?」
「研究者としては、肩は凝るし、服のサイズには困るしと良い事ありません」
「あー、まーそーだな」
「それに男の変な視線を受けるぐらいなら無い方がいいです」
「勿体ないねぇ。ま、複製出来るんならいつでもつけ直せるか」
「その時は、何か別の物を食べさせないとダメですよ?」
えーっと、なんか捕食する方向でまとまりそうだけど、俺の意見は?
「上手く行きゃ、オレも両手足食っといてもらうかな?」
「経過によってどうなるか分かりませんよ? やめておきましょう」
「ちぇ。いざと言う時の保険になると思ったのに」
コソコソと逃げようとしたが、ローズさんに捕まってしまった
「さぁ! 遠慮なくがぶーっとべたーっと来てください!」
いや、貴女、食べられるって言うのに、何で今日一番の笑顔なんですか?
「しゃあねぇ、エステ、ヤっていいぞ?」
……えーい! もうヤケクソじゃー! ローズさん胸に巻き付いていく。チューブブラ? だっけかなあんな形になって自分を固定する。改めて勿体ないと思いつつ『捕食』していく。痛みがない様にと気をつけているが……
「ああぁぁぁ、私の体が、スライムに同化しているぅぅぅ」
……俺の周りの女は全員超級者かよ
気にしたら負けと思い、ローズさんのおっぱいを無事? 捕食。さっきまで素敵な丸い山は、男の胸板のように真っ平だった。違和感があるとすれば乳首や乳輪がなく本当に『真っ平』な事だ
「あう……至福の時間が終わってしまいました……」
もう何も言いますまい
「本当になくなったなー。じゃ、カード見ようぜ?」
「ええ、捕食複製をお願いします」
捕食複製:ヒュージースパイダー
:アイラの乳首
:ローズの乳房(右)
:ローズの乳房(左)
「あっはっはっは!」
「面白い結果ですわね!」
俺は意外過ぎて声もでねぇよ。元々出ないけど
「じゃあ、後はこれを戻せれば仮説成り立つな」
「ええ。でもせっかくですから、もう一つ試してみましょう」
「んんー? なんだ一体?」
「アイラ、乳房増やしてみません?」
一体この人は何を言っているのだろう……?
ちょっとスライムの考察が強引かと感じます
なにかいい解釈が思いついたら書き直すかもしれません