※この作品はR-18です。

スライム王に俺は・・・どうしてこうなった?   作:カズゆき

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このままギャグで行くか、テンプレシリアスで行くか・・・


世界は変われど人は同じ

俺がスライムなって半月ほどが経過した

え?ローズさんのおっぱいの行方は?結論から言えば失敗だった(アイラ談)

アイラの体へ無事つける事は出来て、おっぱい4つと言う異様だけどなんか神々しい姿だったが、「感覚は全てローズさんへ繋がっていた」

おそらく固有名詞のせいだと思われるとの事。確か俺の世界でも、ゴーストペインだかファントムペインだか、無くなった体の感覚があるってあったな。

 

「残念ですわねー」

「まったくだぜ。せっかく同時パイズリ本数増えたと思ったのに」

「乳房4つですと、二本ですね」

「あん?ちげぇよ?上下左右で4本だ」

「・・・はぁ」

 

そんな変態的な話があったとかなかったとか。

ローズさんの助言の元、しばらくは近くの森のオオカミ狩やゴブリン退治といった、俺の捕食をメインに活動していた。その結果捕食の特徴もある程度分かってきた。

 

1、食材や調理されたものは、複製できない

2、無機物は捕食できない

3、生き物は捕食可能だが、一部だと複製のみ。ただし出来る物と出来ないもの区別はわからない。全体を捕食すれば自分が変化する

 

3は特にアイラやローズさんの体で実験したからなんとなく予想はできた。一瞬レアな素材複製し放題じゃん?って思ったが、結局自分の体を使わないと駄目なのであんまり意味がないと思う。

アイラとコンビを組んで戦い、街ではローズさんと確認、検証を行う日々を過ごしていた

そして、今はギルドが経営する従者同行可能な食堂へ夕食を食べに来ている

 

「ほーら、エステくーん?あーん」

 

スライムの形の俺に、口も何もないがフォークで刺した料理をローズさんが近づけてくる

遠慮することも何もないので、そのまま捕食する

 

「あぁ・・・エステ君の捕食、素敵・・・」

「相変わらず、お前のポイントわっかんねぇーなー」

「あら?魔物にしか興味のない貴女に言われたくないですわ」

「お互い様だな」

「お互い様ね」

 

小動物に餌をあげている感覚なんだろうが、こうやってローズさんは、やたらと俺にかまってくる。隙あらば、自分を差し出そうとしてくるから怖い。そして先日捕食したおっぱいは戻さず、ローズさんはスレンダー美人となっている。

俺の視線?を感じたのかローズさんは胸に手をやって

 

「私の乳房は、エステ君のものですよ?」

 

うん。セリフだけ聞くと嬉し恥ずかしなんだけど、物理なんだよな・・・

 

「アイラ、街を出る時は必ず言いなさいね?」

「あん?なんでだよ?」

「エステ君についていくためです!」

「お前・・・旅なんてできるのかよ?」

「いざとなれば、エステ君に食べてもらいます!」

「それ意味ねぇって・・・」

 

珍しくアイラがツッコミに回りつつ食事が進んでいく。似た者同士って言うのもあるかもしれないが、この二人の会話に遠慮がない

 

 

「・・・あの時のスライムが、ねぇ・・・」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

時間は少しさかのぼる

時間は夕方、ギルドの方もほぼ業務が終了しており、後は最終確認と宿のあっせんぐらいのようだ。

ギルドの職員たちの雑談と業務の話が聞こえてくる。

 

「アイラさんとこのスライム、可愛いよねー」

「あ、エステスライムって登録あった子だよね?」

「そうそう。なんかこっちの言葉わかってるみたいで、ローズさんの呼びかけに反応してたんだよー」

「え?アイラさんじゃなくて別の人の?」

「そうそう!しかもなんか人形みたいな形になったの見たって子もいるの」

「へー」

「でね、最近アイラさん、めっちゃくちゃ肌綺麗になったじゃない?」

「あれすごいよね!いったいどんだけ手入れにお金かけてるんだろう?」

「それが違うってらしいのよー」

「どういう事?」

「ほら、アイラさん所のスライム、エステスライムって登録じゃない?」

「えー?まっさかー?」

「だって、アイラさん帰ってきてから一度もサロンに行ってないらしいしー」

「え?じゃあ本当にあのスライムが手入れを・・・?」

「だったら私もしてほしーなんてー」

 

普通に聞いたら、他愛無いうわさ話。しかし、その内容に興味を持ってしまった人がいた

 

「おう、ねーちゃん達、アイラんとこのスライムがなんだって?」

「あ・・ガイアさん・・」

「面白そうな話じゃん。俺様にも聞かせろよ?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そういやなんだっけかな?どっかの貴族様がナントカスライム探してるって話・・・」

「ヒールスライムでしょー?」

「たかがスライムに、10年ぐらい遊んで暮らせる賞金たぁ・・・」

「でも、裏話でしょーあんまし口に出さないほうがー?」

「誰も聞いちゃいねぇって」

「でーどーすんのー?」

「しばらくは様子見だ、隙を見ていただく」

「スライム違いじゃないのー?」

「いいんだよそんなん」

 

壁に耳あり、障子に目アリ。ヒールスライムという単語だけ聞き取ったほかの連中が、それを広げるのに時間はかからなかった

 

翌日

 

「アイラ様!どーーーーーーっかお願いいたします」

「い・や・だ!」

「そこをなんとか!!」

 

冒険者用の宿屋も兼ねているギルドの建物。その一室をアイラはずっと借り、ここしばらくの拠点としていた。大体アイラの行動時間は昼頃から始まる

「夜ヤりまくったら、朝なんて起きてらんねぇ」

との事。いつもの様に、受付の掲示板を見に行こうと一階に下りると

 

「アイラ様でございますね!大事なお話があります!」

 

と、いきなり声をかけられたのである。そしてアイラが借りている個室へ「他の方へ聞かれるわけには」という事で移動してきた。

お嬢様を体現したような女の子と、その母親と見られる女性。そして執事に見える男が二人いる。

 

「何もタダとは申しておりません。エステ様が我が家にいる間、給料をお出しします。」

「だから金の話じゃなくて・・・」

「もちろん、支度金もご用意いたします!」

「あのなぁ・・・」

 

だから人間は嫌いなんだ。まだどこの貴族か聞いてないが、恐らく言うつもりもないんだろう。最初だけいい顔して後は知らぬ存ぜぬで、エステを手に入れるつもりだな。この嬢ちゃんはそこまで考えてないだろうが、後ろの女の目が笑ってねぇ。

大体、その金も「お前たちの物」じゃねーだろーがー。

 

「嬢ちゃん?いきなり「家族」売ってください、って言われてオッケー出すやついねぇだろ?」

「それは・・・」

「お前らにとっては『エステスライム』であっても、俺にとっては唯一のエステなんだ」

「エステスライム??私は・・・」

「ええ。そうでございます」

 

・・・後ろのアマが遮りやがった。十中八九エステの正体に気づいてやがる。その上で『オレが作ったエステスライム』を欲しがるたぁな・・・

 

「帰れ」

「いえまだお話は・・・」

「話は終わった。帰れ」

「しかし・・・」

「『エステスライム』を欲しがるお前らとは話す事はない」

「ですからそれは・・・」

「分かりました今回は引きましょう」

「お母様!?」

「今回『は』じゃねえ。次もない」

「わかりました・・・」

 

腕を組み、話は終わったと態度で示しているアイラに対し、何をしても無駄だと思ったのか一団出て行く。

足音が遠のいたのを確認すると、魔法袋からギルドカードを取り出した

 

「念のため手を打っておくか。あんましSランクをかざしたくねぇんだけどな」

 

そのカード、本当はスマホじゃないよね?なんかメール送信しているような手の動きを見つつ、さっきの一団の事を考える。

予想通りというかテンプレというか。これっておそらくどっかのえらいさんが俺を狙ってるんだろうな・・・アイラに迷惑かかんなきゃいいけど・・・とアイラを見ていると視線が「合った」

 

「ん?まー大丈夫だ。お前とハメるまでは死んでも死に切れんからな」

 

うん平常運転だったよ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お母様、もう少し話をさせていただければきっと・・・」

「相手はこちらの真意に気が付いたわ。あれ以上は無意味よ」

「はぁ・・」

「貴女はもう少し、上手に嘘をつけるようにならないと、社交界ではうまく立ち回れませんわ」

「はい・・・」

 

それにしても、どうしたものかしら・・・うまく『エステスライム』なんてもので話がまとまればよかったのに・・・あのアイラとかいう冒険者、腐ってもSランク。国が認めた冒険者という事かしら・・・

 

「アイラのスライムに何か用かい?」

 

急に声をかけてきた男に、執事の二人が壁を作って遮る。

 

「待った待った。俺様は敵じゃねーよ。アイラにはちょーっとばっかし『顔見知り』でねー。スライムの件、俺たちがなんとかしてやろうか?」

 

・・・ニヤニヤと下品な顔をしている男。私や娘の体をなめるように見ていますね。でも・・・

 

「あら?それは頼もしいお話で・・・」

 

こういう男は捨て駒に使えますわ




真面目な話がまとまりませんw
王道展開ですが、トラブル発生しました
さてどうなることやら・・・

俺が一番心配だ
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