「雨やば……」
雨が降るという予報も出てなかったその日
一人の女の子が小走りに学校近くのバス停へと向かっている。
用事があって少し遅めの時間に学校から帰る事になったのだが、いざ校舎から出た所で雨が降り出してしまった。
折が悪く折りたたみ傘は家に置きっぱなしにしており、大丈夫だろうと小走りでバス停まで向かったのが運の尽き、大降りになった雨でスカートまでびしょ濡れになってしまった。
(スカートもびしょびしょ)
ため息交じりにスカートをたくし上げてみるが、下着まで染み込んでるようで内腿だけでなく鼠径部辺りまでじっとり濡れてしまっていた。
暗くなり始める時間帯と降り出した雨の影響からか、全く人通りがなくなったのを良い事に右の外ももから内もも、左の内ももとスカートを覗き込むようにして確認していく。
彼女の名前は『みこ』
身長は155cmくらいだろうか、細すぎず男好きしそうな綺麗な身体と癖のない艶のある濡羽色した黒髪と琥珀色の瞳が特徴の普通の女子校生をしていた。
今日、この時までは……。
みえる?
前振りも何もなかった。
目の前に明らかに人でないナニカが居る。
眼と口があるはずの場所にはただ昏い闇だけが浮かび、全身がずぶ濡れになっている大柄な男のようなナニカ。
ねえ
みえてる?
肩から掛けた前掛けで隠された腹には生首が二つ埋まり、その首一つ一つの目もギョロリとみこの顔を覗き込んでくる。
みえてる
みえてる?
大柄な草臥れたオジサンにも見える異形の存在がなぜ突然現れたのかはわからない。
しかし、大きな顔にぽっかり空いた昏い穴からヒドく耳に障る声でしきりに呟きかける怪異に見えている事が気付かれるのはマズいと訳もなく確信していた。
みえてる?
咄嗟にスマホを弄る振りで視線を合わせないようにしてしばらく経ち、時間の感覚も曖昧になる程の緊張感の中で一人佇んでいると、ようやくそのオジサンがみこから離れていった。
(あせったああ)
(なにあれえええぇぇぇ)
(超見える!)
(超見える!!)
心の奥で叫びながらも声を出したら戻ってきそうで、心細さと叫びだしそうな自分をなんとか誤魔化そうとして、日頃の癖でギュッと左手で力一杯スカートの端を握りしめた。
震える手でスマホを見ていると、視界の端に待ちに待ったバスの灯りが写り、なんとかやり過ごせた安堵にホッと息を吐いた。
そう思った心の隙こそが油断だったのだろうか……。
ミエる?
(っ!!!!!)
足元にソレがいた。
裾を掴んだことで捲れたスカートよりも更に下。
大柄な体格を上から圧縮したようにして、みこの膝下から見上げてくるその視線は、スカートの奥を覗き込んでいるようにも見える。
腹に埋もれた二つの首も同じように昏く空いた瞳でジッと覗き込んでいた。
ミエ……てる?
(……ぇ? えぇ?)
その口から漏れた言葉にはさっきまでとは少し違う色が交じっているのを感じた。
それと同時に、オジサン達の昏い瞳からも得体のしれないドス黒い欲がみこのスカートの中へと向かっているような気がした。
ズシャッ
命の危険とは違った女としての身の危険を感じたみこの足は無意識に後退りしてしまっていた。
やっぱりみえてる?
「っ!?…………あ、あー、このバス、行き先違う、から、座ってよぉっと」
ギリギリだった。
グリンと、途端に顔の方へと向けてくるオジサンの視線から逃れるようにバスへと視線を送ると、咄嗟にバスが違ったという言い訳をしてしまった。
震える足を叱咤しつつ、さも今気付いたとばかりに後退りしていく。
スカートの裾を握る左手は生地を巻き込むようにして力一杯握りしめられている為、内もものかなり奥まで見えているのだが、それを気にする余裕すらない。
……みえてない?
ジッと顔を覗き込むように見てくるオジサンからの視線に耐えられる気がせず、みこはソレから逃げるようにベンチの位置を確認する素振りで後ろへと身体を向けた。
ミエた
(……え? ……なにが……みえた?)
顔を背けた瞬間に聞こえてきた声。
その言葉が示す意味が思い浮かばず、それを確認しようと振り返ってしまった。
(っ!!!!???)
振り返った時にスカートを握りしめたままだったから、腕と一緒にスカートが引っ張られて可愛らしい白のショーツが微かに見え隠れしていた。
ミエる
雨に濡れて透ける、男を知らないみこの秘所。
その恥丘に鼻が付いてしまいそうな程に3つの顔が接近している。
ミエてる
それを見た瞬間、みこの背筋に走ったのは多大な嫌悪感と、そこに微かに混じる怖気にも似た、昂揚とも少し違う病みつきになってしまいそうな感覚だった。
ソレは、家の部屋で一人でシていた自慰の快感によく似て、確かな熱を持ってみこの胎を疼かせていた。
ミエる
(あぁ……見られてる……)
屈んだままジッとみこのアソコを見つめ続けるオジサンは、みこの表情や視線には関心を寄せる素振りすら見せなくなっていた。
そんなオジサンの表情を眺めていた、みこはある事に気付く。
(……コウやって私の下着を見ている間は怖いことにはならないんだ)
ともすれば震えそうになる程の恐怖から逃れる術。
そんな言い訳を誰にともなく心の中で嘯きつつ、ベンチへと腰を下ろしていく。
みこの動きに釣られてズリズリと這う怪異のオジサンは、ジッと穴が空くように股間を見つめ続けている。
ミセてる?
「……っ♡」
(……コレは視線を逸らすため。……だから、今してるコレはしょうがない事なの)
自分から見せるようなことなどなかった大事なトコロを、見も知らない、それも人ですらないナニかに見せているという状況。
怪異との遭遇という非日常がみこの枷を解き放ってしまったのか、恐怖から逃れようとする心境からか、そんな異常な状況の中にあって、みこの心臓は痛いほどに高鳴っていた。
いつも通学で使っているバス停のベンチで、数時間前までは友人たちも使っていたここで行われているという背徳感は、より一層みこの官能を昂ぶらせみこの全身を火照らせていた。
腰を下ろしていく際のショーツのシワの数すらも数えられそうな程に近くで、一挙手一投足を見られている。
火照るカラダには雨に濡れてひんやりとする制服がむしろ心地良いくらいで、釣られるように口から漏れる吐息も熱く昂ぶっていく。
「……んぁっ♡」
ゆっくりと焦らすようにベンチへとその形の良い色白のお尻が下ろされると、湿気で濡れたベンチの冷たい感覚を直に感じてしまう。
普段であればスカートをお尻とベンチで挟む形で座るのだが、今回はそうする気が起きずに敢えてショーツのままで、スカートを挟まずに生尻で腰を掛けていた。
ミエてる?
ミセてる?
ミエてる?
肩幅に足を広げたままで腰を下ろした途端、足の間から、あるいはベンチを突き抜けて、スカートが捲れて露わになったショーツを三つの顔が覗き込む。
みこは自分のアソコやお尻や太股を舐め回すようにして這い回って覗く三つの頭の表情を観察しつつ、先程からずっと囁かれる二つの言葉について自問自答していた。
最初は偶然見えてしまった。
次は怖いオバケからの視線を逸らすために見せてしまった。
では、今は……?
ミセてる?
ミエてる?
ミセてる?
今なら後戻りは出来る。
そう頭のどこかで感じているけれど、既にみこはその言葉に対する自分の答えが理解ってしまっていた。
「……はぁ。あ、あっつい、なぁ……♡」
自分でもわざとらしい言葉だなと思いながらスマホを持った右手で顔を扇ぐ。
そしてスカートを握ったままの左手を上下に動かしてパタパタと扇ぎつつ、そっとその両足を広げていった。
シミひとつない内ももから鼠径部と、純白のショーツ恥骨がオジサンの眼前に晒される。
雨で冷えた風が恥丘へと当たり、みこに自分が今どういった状況になっているかを知らしめる。
ニタァ
ミセてる
自覚こそないが、学年でもトップクラスに綺麗でどこか退廃的な雰囲気を漂わせるみこは、よく年配のオジサンからそういった視線を向けられている。
しかし、今そのオジサンから向けられるソレは彼らからの視線を何百倍にも濃縮したようにイヤらしく、淫欲に塗れた卑猥な笑みと共に言葉も叩きつけられる。
(そう……♡ 私は……今……見せて……るんだよ♡)
もしクラスメイトやそこらの男性からそんな事を言われたら泣き出していただろう。
だけど、この異常な状況の中でみこが感じているのは快感だった。
(これ……。なんかすごい気持ちいい♡)
卑猥な笑みを浮かべてミセてるミセてると囁きながら見られ続けるみこのアソコは雨とは違ったモノで濡れ、白いショーツがピッタリと張り付いてオジサンを知らない秘裂の一本筋がくっきりと露わになっていた。
気が付けばみこはスカートを扇ぐのを止めて、捲くりあげたまま股間をオバケの眼前に曝け出している。
ミエる
(どこまで♡ どれだけ見えてるんだろう♡)
ただ一言だけを繰り返すそのオジサン。
だが、死んでいるからこそなのだろう。そこに籠められる異様なまでの感情は呪いにも匹敵する凄みがある。
そして声も聞こえるみこにはそこに籠められた感情の強さを慮ってしまう。
その淫猥な視線だけでも孕んでしまいそうで、その一言を囁かれるだけでゾクゾクと全身に怖気と共に快感が走り抜ける。
自分で致したオナニーとは桁違いの気持ちよさはみこの思考を蕩けさせていく。
世界に自分と眼の前のオジサンだけになったような異様な感覚に陥った事で、更に上を求めてしまう。
(もっと……♡ もっと……しっかり見せたらどうなるんだろう……♡)
ズズッ
「……ん♡ ……ふぅ♡ ……な、なぁんか♡ 座りにくいなぁ……♡♡」
そう嘯きながら、みこは視線をより強く感じるためにお尻の位置を浅くずらしていく。
木で出来た座面にその美尻が擦れるのも、ショーツが座面に引っ掛っているのすらも委細構わず、ベンチの端にお尻を引っ掛けるだけの格好になる。
分娩台に座った時のような格好でオジサンへとアソコを突き出しているみこ。
ミエた
「んんっ!! ……んぅっ♡♡♡ ……これで、座りやすくな、なったかなぁ♡」
あまりにも強烈な感情が篭もった一言を叩きつけられて思わず腰がハネた。
本来その股間を覆っているはずのショーツがベンチに引っ掛った事で後ろへと引っ張られ、みこの男を知らないマンスジへと食い込んでいた。
ミエる
ミエる
ミエてる
「ふっ♡ はぁ……♡」
(すごぉ♡ しらない♡ こんなのしらないよぉ♡)
言葉と共に立て続けに叩きつけられる感情を更に求めるかのようにゆるゆるとみこの腰が振られる。
それを歓迎するかのようにオジサンはざわざわと全身をざわめかせ始め、更にその感情を言葉に籠めてみこへと叩きつけていく。
ミエる
ミエる
ミエる
ミエる
ミセろ
「んきゅぅぅっっっっ♡♡♡♡♡」
全身をざわつかせるオジサンが発した言葉は、物理的な力すら持ち得たかのように強く、みこの胎へとその感情を叩きつけ、その異常な快感を受けた身体が一際強く跳ねてブリッジをするかのように仰け反った。
キュンキュンと戦慄く子宮がナニかを求めるかのように蠢き、無意識にカクカクと空腰を振ってしまう。
「ふぁ……?」
(あ……れ? 今のって……? もしかして……)
ミセろ
「んん!!! っきゅ……♡♡」
(やっぱり……♡ イッた♡ イッちゃった♡)
言葉だけで達っするというみこが初めて経験した脳イキ。
まだ軽イキ程度ではあるが、肉体の刺激を伴わないそれは余りに心地よくみこの強張りを解きほぐしてしまう。
ミセろ
「っ!」
(う……そ♡)
ミセろ
「っっ!!」
(あ♡ またキちゃう♡)
ミセろ
「っっっ♡♡♡」
(あ♡ イクっ♡ イクイクっ♡)
ただ言葉だけで痛みを伴わない快感はどこかもどかしく、それでいて包み込まれるように心地いい。
だらしなく緩んだ口からたらりと涎が垂れ、ワレメに食い込み既に用をなしていないショーツは明らかに雨とも汗とも違う牝臭を漂わせる蜜液で濡れそぼっていた。
ミセろ
「っぁ♡♡」
(指入れてる時よりもぜんぜん気持ちひぃ♡ しゅごぉい♡)
ミセろという言葉の肉棒で突き上げられ、掻き混ぜられているかのようで、それが連続で叩きつけられると否応なく快感が積み重なって、より深い絶頂へと向けて昂ぶっていく。
ミセろ
「ぅきゅっ♡♡♡♡」
(もう♡ むり♡)
ミセろ
「っっぅあ♡♡♡♡」
(すごいのクル♡ キちゃうぅ♡)
ミセろ
「っっっっくぅっ♡♡♡♡♡」
(あ♡ イく♡ イッちゃう♡ イくっ♡ イくっ♡ イくイくイくイくイくイく♡♡♡♡♡)
プシャップシュッシュッ
全身に走る絶頂の快楽に腰を浮かせてガクガクと身体を震わせるみこのJKおまんこから吹き出た潮が、間近で視姦していたオジサン達の顔へと降りかけられていた。
──◇──
「……ふぁ?」
初めて経験する深イキの余韻で茫然自失となっていたみこだったが、遠くから大型車の走る音が聞こえて我に返った。
「あ……バス……?」
熱い雨雲によって日が遮られた事でかなり薄暗くなったバス停にもヘッドライトが微かに届いた。
「……ぁっ」
みこはようやく今の自分の格好に気がつくと慌てて身支度を整えていく。
先程まであれだけなかった人の気配が今は感じられる。
「あれ、そういえば……?」
慌てていたせいで気付かなかったが、あのオジサンがどこにも見当たらない。
あれだけ執着していたようなのにと首を傾げるが、居ないのならいいやと考えを切り替えてベンチから腰をあげた。
その背後、ベンチの下に顔の表面だけになったオジサンが、バスへ乗り込むみこへと視線を向けていた。
酷く卑猥に歪んだ表情もそのままに、ふっと煙が立ち昇るように消えた。
ミエた
「んっ♡」
バスに乗ったみこはゾクリとその身を震わせていた。
みこ ちゃんが可愛すぎて生きるのが辛い。
1話の冒頭から順番にえっちぃ感じにして行こうかなとつらつら考えてます。
ちまちま書き足していきますので、気長にお待ち下さいませませ。
──
改訂しました。
少しでも読みやすくなればいいな。
──
21/4/9に生存報告&再改訂。