しばらくして二人は絶頂から還ってくることが出来た。
それでもイキ狂って敏感になった身体は少しの刺激でもヒクヒクと反応してしまうが、なんとか周りの様子を伺えるようにもなった。
あれだけ二人を犯し尽くし、女の子の奥の奥にある大切な所へとたっぷりと痕跡を刻み込んだ4本腕のオトコが、すべてが夢だったのかと思うほどに跡形もなく消え去っていた。
どこか呆然とした様子のまま、肉悦に苛まれた身体をのろのろと動かしつつ乱れたベッドを整え、温水を絞ったタオルでお互いの身体を拭きあっていく。
それだけの刺激にも快感が交じり反応してしまい、そんなみこの艶めかしい裸体に昂ぶってしまった木戸がちょっかいを掛けてしまう。
悪戯心からのペッティングに熱が籠もりすぎてイチャイチャしていたら、気が付けば昼休みも過ぎようとする時間になってしまっていた。
教室にお弁当を取りに行くには気後れするし、今更学食へ食べに行くにも時間が遅く、どうしようかとみこが頭を悩ませるだったが、結局は学校近くのお弁当屋でご飯を買ってきてくれるという木戸の言葉に甘える事になった。
保健室で先生と二人でお弁当をパクつくという、普段では出来ない珍しい体験は存外楽しく、身体を重ねたこともあって際どい話も飛び交うことになる。
特に今回の件もあって、経験豊富な木戸からまだまだ駆け出しなみこへと男性の悦ばせる言い回しや手管など簡潔にではあるが伝えられていく。
そんな中にあって、心配そうに見つめつつもみこ本人でさえ原因に心当たりがないヤバいのが見えるという現象について、深い所まで聞くこともせずに寄辺となるよう振る舞ってくれる心配りがありがたかった。
そして……
「んっ♡ 木戸せんせ、また来ますね」
「んぅ♡ もぅ……しょうがないわね。何か困った時は必ずすぐに連絡しなさい」
保健室から出る頃にはそんな感じにキスを交わしてしまうくらいにお互いに入れ込んでいた。
みこの私物を忘れてないかも二人で確認し、しっかりと連絡先も交換も済ませた。
これからは頻繁に連絡が取れるようになるからと嬉しそうに微笑みながら挨拶を済ませる。
そのまま居着いてしまいたくなる心地よさに心を動かされながらも、教室に戻る前に少し確認したい事があると伝えたみこは保健室を後にした。
──◇──
静かなリノリウムの廊下にみこの足音だけが響いていく。
何も聞かずに送り出してくれた先生へ感謝をしつつ、みこの足は昼前の授業で使っていた更衣室へと向かっていた。
ハナが無くしたと言っていた下着。
みこも言われるまで気付かなかったどころか、あれだけ人が居る中で誰も気付かなかったソレの事が妙に引っ掛かっていた。
どうしてもハナの使っていたロッカーへと潜んでいたモノの事と合わせて頭に浮かんできてしまう。
「ふぅ……」
そっと溜息を吐きながら足を進めつつ、みこは自分の予想が間違えて欲しいのか、それとも合っていて欲しいのか、どちらを望んでいるのかがわからなかった。
それでも歩いていれば目的地には到着してしまうもので……。
気が付けば、みこの目の前には更衣室の扉が静かに佇んでいた。
あれだけハナへは行くのは嫌だと言っていたのに、自分から訪れてる矛盾が妙に可笑しく感じてクスリと笑みが溢れた。
時間的にはお昼休みは終わり、次の授業も既に始まっている。
この時間帯に更衣室を利用するクラスはない事は木戸先生に確認済みであり、その言葉の通りに中から声は聞こえてこない。
「……よしっ」
意を決して扉を開けて足を踏み入れていく。
そこに広がるのは整然と並んだロッカーとその脇に置かれたベンチで、無骨な感じがして妙に寒々しい。
いつも授業で使う際に訪れる見慣れた更衣室の、普段の騒がしさがまったくないという見慣れない光景が物珍しく感じる。
結構な広さがあるここがあれだけ騒々しい感じになるのに、今聞こえるのはどこかから流れてくる機械の動作音くらいだ。
自分の心臓の音が漏れ出てしまうのではないだろうか思える程に静寂に包まれた中、ロッカーの間を縫うようにして進んでいく。
「やっぱり……落ちてない……」
ハナの下着が落ちていないかを、そして落ちていないことを確認していく。
ロッカーが並んでいるからか死角が少ない更衣室。
ベンチの下も覗き込みながらぐるりと一通り見て回ったが、みこの予想通りショーツどころかゴミすらもほとんど落ちていなかった。
「あとは……」
一通り見回ったみこは一つのロッカーへと視線を向ける。
「だって、タイミング良すぎるもんね」
そう呟いたみこの視線が向いた先にあるロッカーは、ハナが使用していたロッカーだった。
ハナが使っていたロッカーの棚に隠れ潜んでいた醜悪な顔をしたオトコ。
体操着に着替えた時か、はたまた制服に着替えた時か、どちらにしろ同じロッカー内にショーツがあると考える方が無難だろう。
ロッカーの底面にでも落ちていれば良し。
それさえない場合は……
目的のロッカーを目の前にしてそんな事を考えていたみこは、自分の息が荒くなっていくのがわかった。
わざわざあの醜悪で歪な顔のオトコを、そしてそれが居るロッカーを確認しようとしているのだから緊張もするだろう。
しかし、件のロッカーを見据える自分の瞳が潤みはじめ、その頬が微かに火照っている事には気付く事はなかった……。
キュッと口を噤むと意を決してそのロッカーへと手を伸ばしていく。
キィィィ…………
ゆっくりと……それでも確実にロッカーの扉が開いていく。
ロッカーの下にもハンガー掛けにも何もない……。
ならばとゆっくりと視線を上に向けていく。
●●●●●
居た。
先ほどと変わらない格好。
醜悪に歪みんだ顔とどこを見ているかわからない表情、そしてただ無言でロッカーの棚に蹲るソレ。
コクリと自分の喉が鳴ったのがわかった。
後はその場では覗き込むことが出来ないロッカー棚の奥を確認するだけ。
「……ふぅ……ふぅ」
ともすれば荒く乱れそうになる息をゆっくり大きく吐いていく。
ベンチの位置は把握していたので、近くに置かれた物を引っ張ってくるとロッカーの入口前に据え付けるようにして置いた。
(大丈夫……大丈夫…………)
自分自身に言い聞かせながらベンチの上へと登った。
(うわぁ……)
昇ってみると思った以上にその醜悪な顔が間近に寄せられてしまい、ヒクリと顔が引き攣ってしまう。
さっきみたいに声を上げられたら思わず叫んでしまいそうな程に迫力がある。
それでも……。
グッと右手で胸元を握りしめるとそのままそっと左手を伸ばしていく。
あ゛え゛え゛ぇ゛
そのロッカー棚のオトコに指先が触れた瞬間ビクリと手が震えてしまった。
「……」
余り動かないタイプなのか、声を上げただけで微動だにしないロッカー棚のオトコ。
(きっとだいじょうぶ……)
そう心の中で唱えながら、意を決して再度手を伸ばしていく。
あ゛えぇ
今度は声を上げられても止めずにそのままゆっくりと腕を挿し入れていった。
ゾワゾワとしたオバケへと触る感触が腕から駆け上がり全身に鳥肌がたつ。
自分から感じたいとは思えない怖気に涙目になりながら挿し込んでいくと覚えのある感触が手に触れた。
あ゛あ゛あ゛あ゛ぇ゛
「あ……れ……?」
手に触れた感触に違和感があった。
触り覚えのあるスベスベしたショーツの感触は間違いなくしている。
しかし……
あ゛あ゛ぇっ、あ゛あ゛ぇっ
「うそ……でしょ?」
その感触を確かめるように、さわさわと指先で撫で回す度にオトコが声を上げてビクビクと身体を震わせる。
その違和感がなんなのか、察しはついているが理解したくないと何度も何度も確かめるように撫で回してしまう。
あ゛え゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛
そんなロッカー棚のオトコの声も気にならない程に動揺し、思わず唇を噛み締めるが溢れる涙が止められそうになかった。
「う……そ……。え? だって、これって……履いてる……?」
みこが感じた感触が正しければロッカー棚のオトコは、ハナのショーツを履いてそこに蹲っている事になる。
ギュッと詰め込むように畳まれた身体でどうやって履いたのかはわからないが、その下腹部はしっかりとハナのショーツによって包まれている。
ピチピチに伸びきったハナのショーツの前の部分は固く勃起した逸物によって引き伸ばされている。
みこはその逸物へと指を這わせていたのだ。
「え……? うそ。気持ち悪い……」
あ゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛
思わず漏らしたみこの言葉に突然ロッカー棚のオトコがバタバタと身体を揺らしだした。
目を見開き、目玉が飛び出しそうな程にひり出してびたびたと醜悪な顔を振り回すその顔はどこか恍惚に塗れているようにも見える。
身体が揺れる度にその指先にはオトコのちんぽが擦り付けられ、それによって更に興奮するのか醜悪な顔を更に歪めていく。
そんなオトコの様子を見てキョトンとしていたみこだったが、ややもしてぽそりと呟いた。
「……変態。」
あ゛え゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛
その言葉に再度反応して声を上げてびたびたとのたうつロッカー棚のオトコ。
そして跳ね回るだけで何もしてこようとすらしないソレを見たみこは、自分の心がざわつくのを感じた。
「変態さん……?」
そのざわついた感情に身を任せるままに更に手を挿し込むと、そのハナのショーツに包まれたちんぽをギュッと掴みあげた。
あ゛え゛え゛ぇ゛
「変態さん。なんでハナのパンツ履いてるんですか?」
力任せに握りしめガシガシと擦りあげるが、運動部ですらないみこのそれも体勢の整わない状況での精一杯はロッカー棚のオトコにとっては快感にしかならず、明らかに喜悦混じりの声をあげる。
あ゛え゛え゛ぇ゛っ、あ゛え゛え゛え゛ぇ゛っ
「ほら。ほら、どうしてですか? なんで……なんでこんな……」
叩きつけるようにしてはいるが、そのチンポはみこの感情とは裏腹にどんどん硬く大きく膨らんでいく。
その様子を手のひらで具に感じ取ってしまったみこの瞳はとろりと潤み、口からは甘い吐息が交じっていた。
「ハナのショーツ履いて……こんなに……こんなにやらしく膨らませて……。もうハナに返してあげられないじゃないですか?」
既に甘ささえ交じり始めた声で精一杯の罵倒をするみこの腕は自身でさえ気付かないままにちんぽ全体を撫で上げ、根本から絞り出すような動きへと変わりはじめた。
あ゛え゛え゛え゛ぇ゛
「うわぁ……。こんなに溢れさせて……。やらしい。変態っ。こんなに私の手でおっきくして。ほんと変態っ」
溢れはじめた先走り汁をその手のひらにまぶし、コシュコシュとチュクチュクと卑猥な音を立てながら手コキを続けていく。
次第に早く、巧みにそのチンポを扱き上げ快感を与える手コキにロッカー棚のオトコは顔を仰け反らせたまま震えはじめた。
あ゛え゛ぇ゛っ、あ゛え゛ぇ゛ぇ゛っ
「こんな……お、お、おちんぽ……ビクビクさせてっ。キモいっ。気持ち悪いっ」
みこからの責めに破裂しそうな程に膨れ上がった亀頭に我慢の限界が訪れてしまう。
一際大きく声を上げたロッカー棚のオトコがみこの手にちんぽを擦りつけるようにしてビクンと全身を震わせた。
あ゛え゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛
ドビュッビュブッビュブブッビューーッビュッドビュッ
「あっ!? え? あ……」
一瞬ソレがなんなのか、みこにはわからなかった。
その手のひらに、腕に降りかかるのを半ば呆然としながら眺めていた。
「あ……。イッてる? イカせちゃった……?」
ようやく頭が回り始めると、みこは自分の手でロッカー棚のオトコのちんぽを手コキで射精させたのだと理解した。
ロッカー棚から抜き出したみこの腕全体にぶっかけられた粘度の高いイヤらしい体液。
そっと匂いを嗅いでみると、先程までたっぷりとソレを注ぎ込まれた子宮がゾクゾクと疼くのを感じた。
「は……ぁ♡くちゃい……♡」
とろりと蕩けた淫猥な声色でそう呟いたみこの視線がロッカー棚のオトコへと向けられた。
その口許は微かに口角が上がり、艷やかな唇を可憐な舌がぺろりと舐めた。
「はぁ……♡ はぁ♡ どうしてこんなに堪え性ないんですか?」
口を開きつつも、みこの右手がスカートのポケットから覗いていたジッパーバッグを取り出していた。
それを口で食むと、ジッパーを開き中に入れていたモノを取り出した。
「こんなに女子高生の手をベタベタに汚して……♡」
もわっと濃厚な牝臭が鼻につく。
そんな匂いもロッカー棚のオトコにはご褒美にしかならないのかびたびたと身体を揺らして悦んでいく。
「ねえ、変態さん♡ そんなにパンツが好きならこれで我慢して下さい♡」
その牝臭を垂れ流したモノ。
みこの蜜液で濡れそぼつショーツをロッカー棚のオトコの顔へと被せていく。
クロッチの部分がちょうど鼻と口を塞ぐようにして被せられたそのショーツによってあれだけ醜悪な顔がどこか愛嬌のある顔に見える。
あ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛っ、あ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛っ
「うわぁ……私のパンツ被せられてこんなにおちんぽおっきくして……♡」
みこの汚れたショーツを被せられただけでロッカー棚のオトコが喜びの声をあげてのたうち回る。
あれだけたっぷり射精したのにも関わらず、そのちんぽは先程以上にビクビクと震えてその存在を主張し、みこはそのちんぽへと再度手を伸ばすとツツっと指先を滑らせていく。
「これからはちゃんと我慢できるように♡ 堪え性のないおちんぽさんに、パンツを盗まないようにしっかりお仕置きしないと♡」
自身の吐き出した樹液でヌラヌラとテカるそのちんぽをキュッと握りしめた。
敢えてのこの並びなのでサブタイトルは間違いじゃないんです。
ちなみにこのロッカー棚のオトコは原作でも消えてないんですよね。
そう……
消えてないんですよ(邪笑)
──
21/4/9に生存報告&改訂。