※この作品はR-18です。

見せる子ちゃん   作:汚汁狐

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第5話 -第3話のアイツ ①-

「ダメだよね……」

 

 

 とっくに授業が始まっている時間にも関わらず、みこは一人廊下に佇んでいた。

 

 キュッと胸元を握りしめたみこが見上げているのは保健室のドアプレートであり、先程ハナと出てきたばかりのそこへと戻ってきていた。

 

 ハナにはやっぱり体調がおかしいと先生へと伝えて貰うように言伝をし、教室へと向かって貰っている。

 確かに今のみこの青褪めた様子を見たらその言い分も納得できるだろう。

 

 

 みこは震える手もそのままに大きく深呼吸をすると、キッと目に力を籠めて保健室への扉を睨みつける。

 

 

「今、行きますから」

 

 

 そして後始末をつける為にその取っ手へと手を伸ばした。

 

 

 

 

 

──◇──

 

 

 

 

 

「ぁ〜〜〜〜〜…………」

 

 

 授業の間ずっとワイシャツのオトコから責められ続けたみこは、何とか醜態を晒す事もなく乗り切る事が出来たが、それで気力を使い果たしてしまいぐったりとノビている。

 

 

 授業の合間だけでなく終わった後も男性講師から熱い視線を感じたが、みこには関わり合う余裕など一切無く号令が終わるとともに天板へと突っ伏していた。

 

 イク事も出来ずにお預けの状態のまま責められ続け、茹だりきった身体には冷えた机の天板が心地よく、ダラリとしてしまう。

 件のオバケは終業ベルと共に霧散しており、2時限までしか居れないのかな?と益体もなく考えを巡らせていく。

 

 

「みこだいじょ〜ぶ? 貧血? 体育の授業休む?」

 

 

 次が体育の授業ということもあって、みんなで更衣室へと移動するために教室がザワついている。

 みこもそれは重々承知しているのだが全く気力が湧かず、一人だけ準備をしようとしない彼女を見兼ねたハナが声を掛けた。

 

 ゆるゆると顔を上げたみこはいつもより輪をかけて気怠げに首を振ると苦笑気味に笑みを浮かべる。

 

 

「ん~、動いた方が気が紛れそうだからやる」

 

「うん……。みこがそれで良いならいいけど……」

 

 

 そんなやり取りをしながら重い腰を上げて体操着を手に取ると、ハナと連れ立って更衣室へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 それからは行く先々でみこはヤバいのと遭遇してしまう。

 

 更衣室では、ハナが利用したロッカー内の上部にある、人が入れるはずのない小さな棚にスキンヘッドのオトコが詰まっていた。

 その場は見えない振りをしてスルーをしたのだが、その更衣室にハナがショーツを忘れてしまっているという問題がまだ残ってる。

 

 更には戻ってきた教室ではハナのノーパン話に釣られたのか、彼女が座る机の中から卑猥な表情を浮かべるタコみたいなオトコが現れ、ハナへと取り憑いてしまった。

 触手みたいな4本の腕と長い首を持ったそのオトコはハナの背中にピタリと取り憑き、うねる腕でハナの太ももからお腹、大きなおっぱいまで揉みしだいていた。

 

 物理的に遠ざけようとしたり、保健室まで行って消毒液を掛けたりと手を替え品を替え、どうにかこうにか引き剥がす事は出来た。

 

 

 

 だから、みこにもハナにも、二人にとって危険なモノは居なくなった。

 

 

 

 居なくなったはずなのに……。

 

 

 

 

 

「ね、ハナ……」

 

 

 保健室から戻る途中、みこはその歩みを止めていた。

 

 既に授業は始まっており、シンと静まり返った廊下には教室から微かに漏れる先生達の声だけが染み入るように響いてくる。

 

 前を歩くハナの背中に向けて、彼女にだけ聞こえる程度の大きさで声を掛けると、すぐにそれを聞き取って振り返ってくれる。

 しかし、後ろを振り返ったハナが目を見開いて駆け寄ってくるのが見える。

 

 心優しい彼女の気遣いに甘んじようとしている自分に嫌気が差し、自嘲気味に笑ってしまう。

 

 

 裏表なく純粋に心配してくれる親友を守るために、私はこれから彼女へ嘘を吐くのだ。

 

 

 ギュッと胸元を握り締める手は罪悪感からではなく、緊張のため。

 刻むように息が浅くなるのは後ろめたさからではなく、その緊張を解すため。

 

 

「え、大丈夫!? 顔青褪めてるよ!?」

 

 

 小声で叫ぶなんて器用だなと思いながらハナの瞳を見詰める。

 私の顔が青褪めているなら、それは恐怖からではなく、勇気を振り絞るためだから。

 

 

「……うん。やっぱり体調ダメみたい。私は保健室行くからハナは先生に話しておいて?」

 

 

 一緒に行きたがるだろう彼女を、先手を打って用事を伝えて着いてこないように言い包める狡い自分が嫌になる。

 

 

 だけど……。

 

 

「お願いね、ハナ。じゃあ、私は行くね」

 

 

 くるりと踵を返して今来た道を小走りで戻っていく。

 

 

(見える私が相手をすればいいはずだから)

 

 

 呼び止めようとするハナの声は聞こえなかったふりをした。

 

 

 

 

 

「なぁんて気合い入れてたんだけどなぁ……」

 

 

 あれだけ勇気を振り絞り気合も十分に保健室へと殴り込もうとしたみこだったのだが、ただいま一人でのんびりと保健室のベッドへと横になっている。

 

 空回りの結果の今であり、先程の主人公ムーブを考えるだけで顔が真っ赤に染まる。

 思わず掛け布団を引き上げて顔を隠し、足をバタバタと暴れさせた。

 

 

「うぅ……。恥ずか死ぬ」

 

 

 少し暴れた事で鬱憤が少しだけ晴れたみこはそっと布団から目を覗かせると、先生が使っている机の上を見るとはなしに見やる。

 

 そこには恍惚の表情を浮かべながら消えかけている4本腕のオトコがほわほわと漂っていた。

 

 

 

 

 

 結局のところ、あれだけ気合を入れて保健室に突入しようとした矢先に中から木戸先生当人が出てきてしまった。

 

 

「あら? えっと、四谷さんだったわよね?」

 

「はぇ!? あの! えっと……?」

 

 

 そんな感じにあっけらかんとした様子で出てきた木戸先生。

 むんむんに垂れ流されるフェロモンも雰囲気にも一切変わった様子が見受けられない。むしろあれだけ絡みついた4本腕のオトコが見当たらなくなっていた。

 

 そのあまりの違和感の無さにみこは逆に狼狽してしまい涙目になってしまう。

 

 

「……? ん~……。しょうがないわね。入りなさいな」

 

 

 可哀想なくらい狼狽えているみこの様子を見兼ねた木戸先生が『ふぅ』と溜息を吐くと保健室の中へと招き入れてくれたのだった。

 

 そうして入った保健室でようやく目当ての4本腕のオトコを目にすることが出来たのだが、ソレの様子は先程までとは全く変わっていた。

 

 イヤらしくニヤついた表情の中にどこか恍惚とした様子さえ浮かべた4本腕のオトコは、半分近く欠けた顔で木戸先生の使っている椅子の中空でのたうっていた。

 4本の腕も2本の足も既に1本ずつしか残っておらず、それすらも短冊切りにされたように辛うじてその体裁を保っている程度で半ば以上消えかかっている。

 

 

(えぇ……? 何がどうなってるの……?)

 

 

 保健室を出て戻ってくるまでの間で何が置きたのか予想すら出来ず、扉の前で呆然と佇んでいた。

 

 

「ん……? 本調子じゃないのは間違いじゃないみたいね」

 

 

 そんな挙動不審な様子を見せていたからだろう、どこか呆れたような表情を浮かべた木戸先生に手を引っ張られたみこは、ベッドへと連れて行かれてしまった。

 

 あれよあれよと学年にクラス、名前と普段の健康状態を聞き取られるとカーディガンとネクタイを脱ぎ取られてポイッとベッドへと放り込まれた。

 

 

 あまりの手際の良さに目を白黒させたみこは、ズイッと色気たっぷりな顔を寄せられて思わず息を呑んだ。

 その整った顔立ちと口許のホクロがまた劣情を誘うようで、お姉様と慕う同級生が居るのも頷けてしまうと頭のどこかで考えていた。

 

 

「貴女みたいな子が他に居ない訳でもないし、今回は何も聞かないわ。担任の先生には貧血で休ませてるって伝えておくから覚えておきなさいね。」

 

 

 私は今叱ってるんだぞ~というポーズなのだろう、眉間を顰めた表情すら色っぽくて同じ女性なのにも関わらずドキリと胸が高鳴ってしまう。

 そんな事を言いつつも『寝苦しければブラを外して横にある手荷物置きに入れておきなさい』等とあれこれと世話を焼いてくれる手付きはとても優しくて、そんな木戸先生に憧れすら抱いてしまいそうになる。

 

 

「私はちょっと呼ばれてるからしばらく外すけど、ポーズでもいいからちゃんとベッドに入ってなさいな」

 

「は、はい」

 

「鍵は閉めちゃうから、戻ってくるまでちゃんと居なさいね」

 

「……はぁい」

 

 

 ベッドに横になると、『今回だけよ?』なんて言いつつ額の真ん中をツンと押されてしまい、思わずカァっと頬を染めてしまった。

 

 そうして嵐のようにあれやこれやとお世話をされて呆然とするみこを残したまま『じゃね~』と手をヒラヒラさせて立ち去っていった。

 

 

 

 

 

 そうした事が起こっての今のみこの状況である。

 

 

 

 

 

(……なんだろう。なんか……凄く……納得行かない)

 

 

 ぷくっと頬を膨らませると、焦点を合わせないように注意をしつつもジト目で4本腕のオトコの辺りを見やる。

 一人になり状況が落ち着いた事もあって、ようやくみこの心に余裕が生まれ始めていた。

 

 そして余裕が生まれるとどうでもいい事にまで頭が回ってしまうものであり……。

 

 

(ハナもされて……。木戸先生も……なのに……)

 

 

 先程の教室でハナへと取り憑いた事。みこへ取り憑こうとする時は値踏みするようにねっとりと時間を掛けていたのに、木戸先生が現れた途端に速攻で乗り換えた事を思い返してしまう。

 

 そしてあれだけ自分の身体を囮として捧げる覚悟までして保健室へと乗り込んだ所でのこのオチである。

 

 それはまるで興味もない相手から告白すらしてないのにフラれたような、そんな理不尽さを感じてしまい、4本腕のオトコに対して何故かとてもムカムカしてしまう。

 

 

(私のだって……あるもん……)

 

 

 布団を少し持ち上げてふっくらと膨らむ二つの丘を見やる。

 

 みこの思う通り、彼女のおっぱいは決して小さくない。

 

 ブラがなくても上下対象に整った綺麗な形を保つみこのおっぱいはむっちりと中身が詰まって張りもあり、しっとりと吸い付くような白い乳房と色素沈着のないピンク色の乳首が相まってまさに美乳というべき理想のおっぱいをしている。

 

 二人の子を産み、歳を重ねた母のそれも全く垂れる気配がなく、その血を色濃く受け継いでいるみこも将来形が崩れることは無いと言えるだろう。

 見る人が見ればその造形の美しさに思わず写真に残そうとするだろうおっぱい。

 

 

 ただ、残念ながらそれを指摘する者はこの場に居ない。

 

 

 

 しかし、幸か不幸かそれを証明するにあたってこれ以上ないほど相応しいモノがココには居てしまった。

 

 

 

 ジッと4本腕のオトコが漂う辺りを視界に入れ続ける。

 

 このままこうしていれば何もなく消えていくのだろう。

 だけれど、そうなればみこの憂いを晴らす機会も諸共に消えてしまうのだろう。

 

 

 そう、それは……

 

 

 

(面白くない)

 

 

 

 そんな言葉が頭に浮かんだみこはギュッと唇を噛むと身体を起こした。

 

 

 

(これは……ただの証明だから)

 

 

 

 そんな言い訳じみた言葉が頭を過ぎり、これからしようとする行為を思うとこれまでの経験で開発されイヤらしい成長を始めた身体は火照りはじめてしまう。

 

 

 

「……な、なぁんか、息苦しいなぁ~」

 

 

 緊張で震える声でそう発すると、ベッドから靴下のまま床へと降りたつ。

 

 机の上で漂っている4本腕のオトコは、既に片目と鼻と口以外が消え去っており、今にも空気に溶けてしまいそうな程に存在感が無くなっている。

 

 そんな4本腕のオトコを正面に見やって、両手を可愛らしい下着が透けるブラウスのボタンへと手をかけた。

 その両手は緊張からかはたまた興奮のためか微かに震え、その初々しさが逆に情欲を煽る。

 

 

「い、息苦しいし。脱いじゃおう……かなぁ……?」

 

 

 

ゾワリ

 

 

 

 空気が蠢いた。

 

 

 

 恍惚の表情を浮かべて消え去るのを待つばかりだった4本腕のオトコの目がギョロリとみこへと向けられた。

 

 

「うん。先生も言ってたし……。だ、だぁれも居ないから♡ 脱いじゃおう♡」

 

 

 ぷちりとボタンが外れるそんな音さえ響いてくるような感覚に陥る。

 上から、ひとつ……またひとつとボタンが外されていく度にみこの素肌が露わになっていく。

 世間の飢えた男共が金を払ってでも求めてやまないだろうその素肌を、目の前の見も知らぬイヤらしい笑みを浮かべる人ですらないオトコの為だけに曝け出されていく。

 

 

オオオォォ……

 

 

 みこのストリップ姿を特等席で目の当たりにする4本腕のオトコは、卑猥に表情を歪めながらその身体に纏っている闇のようなモノをざわつかせて存在感を増していく。

 ボタンが外れるにつれてその顔が形を取り戻すと、露わになるみこの肌が増えるほどに加速度を増して逆回しのように復元されていく。

 

 

 それはみこがしている露出に興奮しているという証明であり……

 

 

 そんなはしたない行動を自分からしているのだと見せ付けられているということだった。

 

 

「ん……♡ ふぅ♡ ふぅーっ♡」

 

 

(見てる♡ 見られてる♡)

 

 

 純白の素肌にねっとりとした4本腕のオトコの視線を感じ、それが異様な興奮を呼び起こす。

 薄桃色に染まった身体は熱量さえ篭る程の視線を敏感に感じて火照り、疼き始めた胎のもどかしい感覚に僅かに捩らせながら、ぷちり、ぷちり、とボタンを外していく。

 

 

「あ♡」

 

 

 外し続けたボタンはついに一番下まで到達し、留めていたモノが無くなった事でブラウスの前が左右に開ける。

 

 紅色に染まりしっとりと汗をかいた細い首筋のうなじが……。

 浮き出た鎖骨から美しく膨らんだ双乳の谷間とそれを包み込む可愛らしいブラが……。

 ブラの谷間から下腹部へと引き締まった白いお腹と薄く浮き出た腹筋の縦筋までもが4本腕のオトコに晒されてしまった。

 

 

 そんな健康的な色気を漂わせる現役女子高生のオトコの情欲を否応なくそそらせるカラダを見せ付けられた4本腕のオトコの興奮は以下ほどなのか……。

 

 

 

ズヌヌヌゥゥゥ……

 

 

 

 いつの間にか再生されていた4本腕のオトコの顔が興奮に歪み、それに繋がる触手のように長い首を蠕きながら伸ばし、開けたみこのブラウスの中を覗こうと胸元までのたうってきたのだ。

 

 

 

「……ぅゎぁ♡」

 

 

 

 みこは思わず口の中でそう呟いてしまった。

 その怖気すら走る程に気色の悪い動きをマジマジと見つめてしまう。

 

 

(なんだろう♡ 凄くイヤらしい♡)

 

 

 妙に肉々しさが残るソレが、みこには背徳的で淫靡なモノに思えてしまう。

 ハナも木戸先生もソレに全身を絡みつかれて身体中のありとあらゆる場所を弄られていた。

 

 

オオォ……

 

 

(私も♡ ソウなっちゃうのかな♡)

 

 

 目の前で肌に触れるほど近くまで顔を寄せる4本腕のオトコを見ながらそんな想像が頭に浮かぶと、それだけでみこの胎はキュンキュンと疼き、ジュンッとアソコが蜜を溢れさせてしまう。

 そんな反応を4本腕のオトコが間近でじっとりとねっとりと絡みつくように視姦していた。

 

 

(ふぁ♡ 見られちゃう♡ こんなイヤらしいエッチな形のヒトに私の全部が見られて濡れちゃう♡)

 

 

 保健室でイヤらしいオバケを相手にしてストリップをするという異常な状況。

 そんな中に当事者としてあり、ただでさえそれに対して興奮してしまうはしたない自分が、目の前のどうしようもない程に変態な、人ですらないモノと同じ所まで墜ちてしまったように感じる。

 

 

「んっ♡ ふわぁ♡」

 

 

 しかし、情欲に蕩けきったみこの頭にはどうせ墜ちてしまっているのならとそんな考えが浮かんでしまう。

 

 

(次……♡ 次は♡ スカートに、しよう♡ ブラウスは後のお楽しみに♡)

 

 

「あ♡ さきに……スカート脱いじゃおう♡」

 

 

 独り言のように、それでいて確実に4本腕のオトコへと向けてそう呟いていた。

 

 

オオオオオォォ

 

 

「ふーっ♡ ふぅーーっ♡」

 

 

 伸びた4本腕のオトコの顔がみこの手の動きを追いかけ、スカートの左脇にあるファスナーとそれに添えた両手をすら視姦するように、ねっとりとした視線を向けている。

 それはまるで身体の奥を視線で犯されているようで、視線を感じた子宮がキュンキュンと疼くのを感じる。

 

 

(開けちゃうよ♡ 今から開けるから♡)

 

 

 そんな自分の総てを視線で犯し尽くさんばかりに見つめる4本腕のオトコへ、せめてもと頭の中で語りかけながらファスナーを下へ下ろし始めた。

 

 

ジッ

 

 

ジィィィィィ

 

 

オオオオオオオオオオォォォォォ

 

 

 ファスナーが開き、ショーツが太ももが露わになっていくのにつれて4本腕のオトコに腕が生え、足が生え、急速に元の姿を取り戻していく。

 

 

(イヤらしい♡ すごいイヤらしく興奮して♡ それで元通りになっちゃうんだ♡)

 

 

 ソレの意識がファスナーへと向かっているのをいい事に、この時初めてみこは4本腕のオトコの身体をしっかりと見据える事が出来た。

 闇の塊のようなモノを中心にしているようで、そこから首と4本の腕、そして下半身が生えているのが見えた。

 

 

「ふわぁぁぁ♡ うそ♡ うそうそ♡」

 

 

 それはダメだ。

 

 絶対にあっちゃイケないやつだったのに。

 

 下半身から垂れるソレが、女を牝へと堕とす為の大きなアレだとわかり、目を逸らすことが出来ない。

 

 

 

ゾクゾクゾクゾク

 

 

 

「ふあぁ♡」

 

 

 その時みこに走った怖気とも快感ともつかない感覚にブルリと全身が震え、手元が緩んでしまった。

 

 

パサリ

 

 

 とても軽い衣擦れの音が足元から響いた。

 

 

「ぁぇ?」

 

 

 思わず下を見ると、スカートが床に落ちブラとお揃いの可愛らしいショーツが露わになっていた。

 左の腰に貼り付いていている4本腕のオトコの顔も見える。

 

 

 そしてその衣擦れの音が4本腕のオトコに聞こえないはずもなく。

 

 

 

グリュン

 

 

 

「ふぁ♡ ヤバ♡ だめ♡」

 

 

オオオ……オオオオォォォ…………

 

 

 左の太ももから露わになったお尻を通過して右の太もも、そして興奮し濡れ始めたアソコへも巻き付かれるように視姦されていく。

 間近での呻き声が身体の中に響き、巻き付かれた感覚がゾワゾワとしたもどかしい快感となって全身を駆け巡る。

 

 

「んっ♡ ふぁ♡ ああぁ♡」

 

 

(見られた♡ 全部見られちゃった♡)

 

 

 思わず声が漏れてしまい、カクカクと膝が震える。

 そうする間も面積が秒を追うごとにどんどんと増していき、みこの下半身はぐるぐる巻きにされてしまう。

 

 

(うそ♡ 足♡ 巻き付かれて♡ 気持ちいぃ♡)

 

 

 どこか人に似た感触で、それが逆に見知らぬオトコからの愛撫にも錯覚してしまい全身に恐怖ともつかない快感が叩き込まれてしまう。

 絶え間なく叩き込まれるその快感に崩れ落ちそうな足を叱咤して、なんとか懸命に堪えるみこだったが、ふと気配を感じて顔をあげた。

 

 

「あ……ぇ…………?」

 

 

 

(う……で…………?)

 

 

 

 

 

 みこの視界が今にも絡みつこうと伸びる腕によって埋め尽くされた。

 




という事で、寸止め状態でごめんなさい!


もちろんこの後も続きますので……



お待ちください。



──

21/4/9に生存報告&改訂。
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