ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
「あなたとの関係ですが・・・兄妹と言うことでよろしいでしょうか?」
「ああ、兄妹で頼む・・・」
「分かりました。では、兄妹関係にさせていただきますね。」
研究員は、薬物製造機のコンピューターに情報を入力していく。
「では、次に性格はどうしましょうか?お望みならば変更も可能です。」
「そうだな・・・女の子らしくおしとやかで、俺の事が大好きな甘えん坊っていうのはできるか?」
「十分に可能ですよ。お任せください。」
こうして、クロメが性奴隷として売り飛ばされる瞬間がちょくちょくと近づいていた。
「なら試してみる?」
「???」
静香は鎖で身動きが取れないクロメに不気味な笑みを浮かべる。
「もう少し後にしようと思っていたんだけど・・・・クロメ、そろそろアンタの心を頂くわよ!」
「えっ?んんんんんん!?」
静香は手にしていた便の液体を口に含むと、クロメに口移しで飲ませた。『心を頂く』の意味を問おうと言葉を続けようとするその前に、クロメの口に何かが流し込まれる。液体が注ぎ込まれる度に、クロメの喉が大きく波打つ。
「アンタの為に特別作った、洗脳液。美味しいでしょ?」
それは液体状ではあるものの、嘗て静香が飲んだ薬と同じ物である。液体を流し終えると、静香は唇を離し、クロメから距離をとる。
「あっ・・・・ああっ?あれっ?」
するとクロメ自身に異変が起こる。
チリリリッ・・・・ビリリッ・・・・ジリリッ・・・
理科の実験で聞いた、マグネシウムが焼けるような音だった。耳ではない所から、その音が聞こえたかと思うと、頭の奥が痺れて、さっきまで抱いていた静香への敵意が消えていく。
「なっ、なにこれ・・・・・・・静香・・・・いったい私に・・・・何してるの?」
「アンタの頭の中をいじくっているの。すぐにリオネル様の事が好きで好きでたまらなくなるわ。リオネル様の姿が、声が、匂いが、ペニスが・・・・全てが愛しくなる。そして今までアンタが愛していた男の事なんてどうでも良い存在になる・・・・そういう頭に作り変えているのよ。」
チリリリッ・・・・・ジリリリッ・・・・・
「ああ・・・・ああああっ・・・・・ああっ、やだっ・・・・いやあっ・・・・ああっ・・・」
確かに変わってゆく。苦痛が歓楽に、恐怖が幸福に・・・。いまこの瞬間、己の中の何かが作り替えられてゆく事が、クロメには漢然と実感できた。
「やだっ・・・・のび太・・・・のびた・・・・あれ?」
それは明らかな変化だった。クロメの愛しい想い人、野比のび太・・・・。いつもの自分なら彼の事を胸に想うたびに愛しさがこみ上げる。その筈なのに。
「のっ・・・のび太の事考えるとイライラして・・・・気持ち悪い・・・・うそっ・・・・・うそうそっ・・・」
「順調ね。一日、洗脳を続ければ、のび太の存在なんてゴミにも等しくなるわ!」
「やだっ・・・・やだっ、やだあっ・・・・」
いつの間にか、目頭に熱い雫がにじんでいた。数年ずっと想い続け、大事に大事に育んだ気持ちが・・・・世界が壊れても失うまいと決めた想いが・・・こんな僅かな時間で・・・・紙くずを燃やすみたいに容易に消えてしまうなんて・・・あまりにも惨めだ。
「やだっ・・・・・・消さないでっ・・・・・・なんでもするから・・・・百万回でも静香に誠心誠意謝るから・・・・この気持ちだけは消さないでよ・・・・・・」
クロメの言葉に静香はニヤリと笑う。
「おねがい・・・・おねがいよ・・・・・お願いしますから・・・・消さないでください・・・・」
「ダメ!」
「あっ・・・・・・・・ああっ・・・・・ああ・・・・・」
クロメの意識が途切れ、彼女の頬に一筋の涙が流れた。
「せいぜい良い夢でもみるのね。次に目覚めた時が・・・・アンタの新たなる人生の始まる時よ
。」
囚われているナイトレイドー 3名
死亡したナイトレイドー 2名
のび太はアカメたちといる
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と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい