※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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第十一章:芝居を斬る

「う〜〜〜〜っ。」

 

 

 

アカメに殺気を向けられて静香は内心震えだす。口では強がっているが、彼女の体は恐怖のあまり全く動かなくなっている。

 

 

 

(少なくとも・・・・今の私に勝てる相手じゃない・・・けど・・・そんなこと気にしてられない。)

 

 

 

静香は家から持ってきた護身用のナイフを構える。すると

 

 

 

「『待てーーーーーーっ!!!!!!』」

 

 

 

振り向くとそこには

 

 

 

「武さん!!スネ夫さん!!」

 

 

 

見知った顔がまた姿を現した。

 

 

 

「静香ちゃん、僕たちも手伝うよ!!行くよ、ジャイアン!!」

 

 

 

「まかされよ!!!」

 

 

 

そう言うと静香の真正面に並ぶ二人だったが

 

 

 

カチッ

 

 

 

「葬る・・・・・・・」

 

 

 

刀を構えたアカメが襲いかかってくる。

 

 

 

「わっ、ちょっと待って!!」

 

 

 

アカメは刀を振り、スネ夫の首を

 

 

 

ドガッ

 

 

 

「待った。」

 

 

 

だが寸前でアカメが後ろに引っ張られる。

 

 

 

「何をする?」

 

 

 

後ろを向くとそこには

 

 

 

「やりすぎだ。」

 

 

 

見知った顔が現れる。

 

 

 

「レオーネさん!」

 

 

 

「チェルシーちゃん、クロメちゃん、シェーレさんも。」

 

 

 

その光景に緊張が切れたのか静香はその場に座り込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいんだ、みんな。」

 

 

 

「『「『「『「???」』」』」』」

 

 

 

声の主に全員の視線が集まる。

 

 

 

「分かってた。いつか報いを受ける日が来るって・・・。どんなお題目をつけようが、やってきたことは殺しなんだ。そこに正義なんてある訳ない。いつ報いを受けて死んでもおかしくない。」

 

 

 

「のび太さん・・・・・・」

 

 

 

「だからせめて仲間の手にかかって死にたいんだ。」

 

 

 

「のび太、お前・・・・・・・。」

 

 

 

「ジャイアン、いつも僕を鍛えてくれるのにエラーばっかりして、ごめんね。僕、運動神経ゼロだから。」

 

 

 

「のび太・・・・・・」

 

 

 

「スネ夫、こんな僕を別荘に招待してくれてありがとう、嬉しかったよ。」

 

 

 

「のび太・・・・・・」

 

 

 

「静香ちゃん、一緒に宿題するって言って答えばっかり写してごめんね。僕は卑怯な人間だ。」

 

 

 

「のび太さん・・・・」

 

 

 

それだけ言うとのび太は涙を流し始める。彼の言葉に表情を曇らせる静香たち。だが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前は友情を履き違えている。仲間の意味がまるで分かっていない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「???」

 

 

 

「なっ?」

 

 

 

「えっ・・・?」

 

 

 

アカメの言葉に静香は勿論ジャイアンとスネ夫も唖然とする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アカメさん、何を!?」

 

 

 

静香の言葉を無視し、アカメは再び倒れているのび太に刀の先を突きつける。

 

 

 

「いい加減つまらない、芝居はよせ。」

 

 

 

「『「芝居・・・・・・?」』」

 

 

 

「のび太はお前のように単純じゃない。いつも悩んでばかりの意気地なしだ。」

 

 

 

アカメの言葉に静香、スネ夫、ジャイアンは視線をのび太に移す。

 

 

 

「フフフッフフフフフッフフフ。」

 

 

 

泣いていたのび太が突然ドス黒い笑みを浮かべ、笑い出す。その様子に

 

 

 

「善人の皮を被った悪魔・・・・・」

 

 

 

アカメたちの目が鋭くなる。

 

のび太はアカメたちといる

  • と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
  • と特に何とも思わない
  • と疲れるので彼女たちと縁を切りたい
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