ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
「ねえ、みんな面白いもの見せてあげようか?」
グラグラ
その言葉を合図に地面が揺れ始め
「何、これ?」
「地震?」
ジャイアン、スネ夫、静香はバランスを崩し、尻餅をつく。そしてしばらくすると、各地で建物が崩れ、大地が引き裂かれ、火山が噴火。結果、世界中のあらゆるところで事故が発生、人々がパニックになっている。
「フフフフフ。」
その光景を楽しむかのように笑い出すのび太。
「やっぱり偽者だったのか。」
レオーネの言葉にのび太?は
「偽者じゃない。僕が本物。本物の野比のび太なのさ。」
答える。
「のび太はどこ?どこにいるの?」
殺気を向き出しながら、クロメは刀を構える。
「さあ、どこかな?」
人を小馬鹿にしたその言葉にシェーレとレオーネは
「くっ・・・・・・・・・。」
「ムカツク・・・・さっさと始末しょうぜ!!」
怒りながらのび太?に歩み寄る。本物の居場所を聞き出すのは、不可能と悟ったレオーネたちは戦闘モードに切り変わる。
「知った所でもう手遅れかもね。」
「なんだと・・・?」
彼の言葉に全員が言葉を失う。
「僕はのび太に最も惨めな死・・・。つまり冤罪で処刑されると言う死を与えるつもりだった。」
「『「!?」』」
「『「『「・・・・・・・・・・・・・・・・。」』」』」
「アカメが村雨で僕の首をはねる瞬間に、僕と彼が入れ替わる。でも失敗に終わったみたいだ。」
すると静香が恐る恐る口を開く。
「じゃあ、連続殺人の犯人は・・・・・・・」
「僕だ。彼を君たちから引き離し、僕と入れ替わる為に。」
その言葉にシェーレは
「どうして・・・・・どうしてこんなことをするんですか!?」
叫んだ。その質問にアカメや静香も頷き、耳を傾ける。するとのび太?は
ニヤリ
「嫌いなんだ、のび太が。」
そう言いながら笑みを浮かべる。
その言葉にジャイアン、スネ夫、静香は言葉を失う。
「嫌い・・・・・・・・・・・」
「そんな・・・・・・・・・・」
「たったそれだけのことで・・・・・・」
この瞬間、三人は漸く理解した。目の前の男はのび太ではない、そして人間でもない。
「作戦は失敗したけど・・・・・お前たちに明日はない。」
すると地面が再び揺れ始め、周りにあった木が次々と倒れ始める。
「さようなら、ナイトレイド。」
それだけ言うとのび太?はその場から姿を消した。
「まっ、待て!!!」
「不味い、早くのび太を救出しないと・・・・・。」
「でも手がかりが・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
のび太はアカメたちといる
-
と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
-
と特に何とも思わない
-
と疲れるので彼女たちと縁を切りたい