※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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第二十一章:私の名前を斬る

「のび太!」

 

「騙されないでください!」

 

「そうだよ、アカメちゃんがそんなこと言うはずがない!」

 

「お前の理想こそまやかしだ。」

 

クロメたちが部屋に入ってきた。アカメは彼女たちに視線を向けるが、すぐに視線をのび太に戻す。

 

「・・・・・じゃあお前はどうするのだ?私を殺すとでもいうのか?」

 

「そ、それは・・・・・・」

 

アカメはのび太に近づき、彼の額に手を付ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ、ここは・・・・・・」

 

のび太は目をあける。そこはさっきまでいた場所ではなく。見慣れたいつもの空き地だ。

 

ザッ

 

振り向くとそこには血まみれの梨華が地面を這いつくばっていた。

 

「あ・・・・・梨華!?」

 

「野比くん、良かった。無事だったのね・・・!」

 

「梨華、なんでこんな傷だらけに・・・・・!?」

 

梨華を支えながらのび太が顔をあげると、そこには異常な光景が広がっていた。

 

「ヒャハハハ!!殺せ殺せえ!!誰でもいいブッ殺してやるよ、アハハハ!!!」

 

「テメエ、誰に向かって口利いてやがる!?ブッ殺してやる!!」

 

「なんだよこれ・・・!?なんで人間同士で殺し合ってんだよ!?」

 

目の前の光景にのび太は言葉を失う。

 

「それが・・・・暴徒化する人が急に増えて、歯止めが効かなくなってるみたいなの・・・・・。世界中で戦争が勃発しているわ・・・・」

 

「・・・・・・・・え・・・?」

 

「野比くん、早くここから逃げ・・・」

 

ドスッ

 

「え・・・・?」

 

梨華の背中に剣が突き刺さり、彼女はその場に崩れ落ちる。

 

「梨華!?梨華!!」

 

すると今度はなつみが姿を現す。

 

「もうどうでもいいや。キング様も、帝国カンパニーもなくなってしまった。私たちにはもう信じる物がなくなった。もうどうだっていい、疲れた。世界なんてどうにでもなればいい。あはっはははは!!!」

 

がぶり

 

すると危険種の口が現れ、なつみの頭を食いちぎる。

 

「!?」

 

のび太の顔になつみの返り血が飛び散た。

 

ガブ

 

カブ

 

危険種はそのままなつみの身体を全て食い尽くす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これでわかったかのび太?おまえは、こんな世界で生きていけるのか?」

 

「違っ・・・・違う。オレが望んだ未来はこんなんじゃないっ・・・・・オレは・・・・ッ。」

 

のび太は震えながらその場に崩れ落ちる。

 

「わかっただろ、のび太?人間とはこんなにも恐ろしいものなのだ。だから・・・・な?私と共に世界を統一しょう?」

 

アカメはのび太の頬を掴むと、そのまま唇を重ねてきた。

 

 

 

 

 

 

「アカメたちのことは頼んだぜ!」

 

するとのび太はあの時言われた言葉を思い出す。

 

「私たちはあんたの事をいつも見てるんだから!だからもうみんなを悲しませないで!それも約束よ!」

 

「いつだって、どんな時だって支え合うのが家族。だから一人ぼっちとか間違っても思うんじゃなわよ!?」

 

「!?」

 

のび太の目に光が宿る。

 

「!?」

 

粗同時に、アカメは目を見開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこは音も、光も届かない暗い空間。少女はひたすら泣いていた。ここはどこなのか、なぜここにいるのか、自分が何者なのかも分からない。

 

トン!

 

「???」

 

いきなり肩を叩かれる。

 

「アカメ!」

 

「・・・・・の・・・・び・・・・た・・・?」

 

口から少年の名前がこぼれ落ちる。

 

(あれ・・?)

 

自分はこの人を知っている。

 

「さっ、帰るぞ!」

 

「・・・・どこに?」

 

少女は首をかしげる。

 

「みんなの所に決まってるだろ?」

 

「・・・・みんな・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待て!!」

 

「『???』」

 

突然声をかけられたので、振り向く。

 

「騙されるな、のび太!」

 

アカメがいた。

 

「私はここにいる!そいつは偽物だ!」

 

アカメは叫びながら少女を指差す。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

「私はお前と一緒なら絶対に幸せになれる自信がある。だから私と一緒になってくれないか?」

 

そう言うとアカメは手を差し出す。だが

 

「誰だ、お前?」

 

「・・・・・・え?」

 

のび太の言葉にアカメは言葉を失う。

 

「私が分からないのか!?私はアカメだ!!」

 

「違うな、アカメはここにいる!」

 

そう言いながらのび太は少女の手を強く握りしめる。

 

「何故、私が偽物だと言える?」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

アカメの問いかけに少女はのび太をじっと見つめる。

 

「分かるに決まってるだろ?長い付き合いなんだからさ・・・・」

 

さも当然とばかりにのび太はため息をつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前はのび太じゃない!お前の言うことは全てまやかしだ!」

 

形成が不利になり、アカメは焦り出す。

 

「それはアカメが証明してくれるさ!ね?アカメ?」

 

「!!!」

 

のび太は少女に視線を向けると、少女の目に光が輝き始める。

 

「そうだ・・・・私はアカメだ!ナイトレイドのアカメだ!そしてお前は野比のび太、私の大切な人!」

 

その言葉にのび太は小さく頷く。

 

「お前こそ、一体誰だ?」

 

「えっ?」

 

突然の質問にアカメの意識はキョトンとした声をあげる。

 

「お前はアカメじゃない。一体何者だ?」

 

「私は・・・・・あれ、あれ・・・・私は・・・・・俺は・・・・・俺は一体・・・・誰なんだ・・・・・?」

 

ベルナルドの思考が停止した、ベルナルドの意識が完全に消滅した。

 

スネ夫の結婚相手は?

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