※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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クロメと静香
プロローグ


それは、アカメたちが地球に来てから間もない頃。授業で柔道をした時のことである。

 

「のび太さん!」

 

道着に着替えて、道場で正座をいたのび太の元に静香がやってきた。

 

「駅前に可愛いケーキのお店が出来たの。帰りに行ってみない?」

 

「ごめん、先約がいる。」

 

「そう・・・・なんだ・・・・・・。」

 

静香はションボリする。最近、静香がのび太を遊びに誘う回数が多い。

 

(僕なんか誘わないで、さっさと彼氏でもつくりゃいいのに。)

 

のび太は何気なくそんなことを考えながら、女子の方に視線を向ける。視線の先に見知った顔の少女を発見する。

 

「のび太!!」

 

クロメがのび太に抱きつく。

 

「のび太、一緒に練習しょう!」

 

「//// ク、クロメ!/////」

 

抱きつかれて思わず、顔を赤くするのび太。すると隣にいた静香は

 

「の〜び〜た〜さ〜ん〜。」

 

不機嫌な顔をする。

 

「ひょっとして、先約ってクロメさんのこと?」

 

「・・・・・・それは・・・。」

 

「むむむむむむ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして授業が始まった。

 

「クロメちゃん、手合わせお願いできないかな?」

 

はる夫は誰よりも早くクロメに声を掛けた。はる夫は中学では柔道部のエースを務め、幾つかの大会で優勝したことがあるらしい。ちなみにクロメ親衛隊隊長でもある。

 

「私と?」

 

「うん、クロメちゃんのお手並み、ぜひ拝見したいんだ!(それに・・・・肌と肌が触れ合って、嬉しいアクシデントがあるかも知れないし・・・・)」

 

邪な事を考えながら、クロメに手合わせをお願いするはる夫。

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

クロメは無言でのび太に視線を向ける。彼女の視線に気づいたのび太は小さく頷いた。

 

「・・・・・いいよ。」

 

「おっしゃああっ!」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・うっ。」

 

道着姿のクロメと向かいあった瞬間、頭を覆っていたときめきの霧が晴れて、違う空気に覆われた。ぴりぴりと痺れるような。本当に強い者と対峙して時に感じる緊張感だ。間違いない・・・目の前の少女は『出来る』。加えて初めてだからといって、手心を加える気は無いという意志が本気の目の色から伺えた。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

クロメは小さく呼気を鳴らして間合いを詰めてきた。

 

(えっ!?消え・・・・・)

 

次の瞬間、死角の下側から伸びてきた細い腕が襟を掴み、予想と正反対の方向にはる夫をひねった。

 

(やっ、やばっ!)

 

ダァン!

 

「・・・・ッ!」

 

驚く間もなく天地が逆転したかと思うと、背中を強い衝撃に叩かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいっ!いまの見たか!?はる夫が投げられたぞ!」

 

「ウチのナンバー1が・・・・クロメちゃん、可愛い顔なのに本気で強いぜ!」

 

「いやいや、実ははる夫、たいした事なかったのかもよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はる夫くん、大丈夫?」

 

心配そうな顔ではる夫に近寄る静香。

 

「くっ・・・・・・うううっ・・・・」

 

「肩を震わせちゃって・・・・秒殺がそんなにショックだったの?」

 

「うっ・・・・うっ・・・・ううっ・・・・す、すごい・・・・すごいぜっ!!!!!!!!!!!!」

 

「え?」

 

「凄いぜ、クロメちゃん!可愛くて優しくてナイスバデイで・・くわえてこんなに強いなんて!まさに天使!いやっ、大天使っ!」

 

その言葉に全員、唖然となる。

 

「〜〜〜〜〜っ。」

 

はる夫の豹変ぶりに

 

「バカアアアッ!」

 

ドムッ!

 

「ぐぼぉっ!?」

 

無防備なみぞおちに静香の拳がめりこんで、はる夫はその場にヒザを折った。

 

「し・・・・ず・・・かちゃん・・・・なぜ?」

 

「そうやってハナの下伸ばして隙だらけだから、情けなくビョーサツされるのよ!」

スネ夫の結婚相手は?

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