※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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軋み始める歯車
プロローグ


台風15号に続き、台風19号が東日本を襲った。異常気象による大災害はもはや「数十年に一度」のものではない。東京は世界1位の災害リスク都市なのである。そんな大災害の中、ある夜。

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ある家の居間で眼鏡をかけた男性とローブに身を包んだ謎の人物が話をしていた。

 

「ナイトレイド、正義の味方を装い、凶悪犯を抹殺する者ども・・・・ 危険だと思わんか? 」

 

「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

「英一郎よ、お前もわかっているはずだ。 奴らは単に自分たちの言いなりにならない人間を始末しているに過ぎん。」

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

「やられる前にやれ。お前には奴らを倒すだけの強大な力がある。」

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

しばらくの黙りの後、英一郎は口を開く。

 

「お引き取り願おう。」

 

「!?」

 

英一郎は冷ややかに相手を見据える。

 

「教え子を裏切ることはできん。立ち去れ!!二度と私の前に現れるな!!」

 

謎の人物は呆然とする。だがすぐに笑みを浮かべ、

 

「・・・・・・・フフフフ。まあいい。そのうち気も変わるさ。」

 

立ち上がると、

 

「フハハハ・・・・・・・ファーッハッハッハ!!!」

 

高笑いしながら去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

そして数日後。

 

「ありがとうございました!!!!」

 

チャリン

 

「ふぅ・・・・・お腹いっぱい。満足満足っ。」

 

スイーツの店から出てくるのび太と翼。満足げに笑みを浮かべる翼をのび太はジト目でみる。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

伊藤翼、元トップアイドル。容姿の面でも非の打ち所のないスタイル抜群の美少女であり、その見た目に似合わず並外れた大食いだが、アカメやクロメと同じでどれだけ食べても太らない特異体質。彼女たち曰く「栄養が全部胸に吸い取られてる」。

 

「もうこんな時間なのね、みんな心配してるかな・・・・・?」

 

「そうだね、急いで帰ろう!」

 

翼がのび太の腕に抱きついてくる。

 

「まだ一緒に居たい。家に着くまで、ずっと二人でこうしてたい・・・・・・・・・・・・って言ったら、駄目?」

 

「・・・・・・・・・・・いいけど。」

 

そのまま翼を左腕にくっっけて、家に向かって歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ、ちょっとちょっとそこの可愛い彼女!!時間があるなら少し俺っちの商品見ていかない?」

 

「え?」

 

突然、路上販売のお兄さんに声をかけられ、振り向くのび太。

 

「お前じゃねーよ!!そっちの連れの子の方に決まってんだろーが!!」

 

何故か怒られるのび太。

 

のび太はアカメたちといる

  • と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
  • と特に何とも思わない
  • と疲れるので彼女たちと縁を切りたい
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