※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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第九章:運命を斬る

「のび太くん、君は今の地球を見てどう思った?」

 

「・・・・・・・どうって・・・・」

 

突然の質問にのび太は眉をひそめる。

 

「平和だと思っただろ?」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

「僕は苦しんでいる人間に手を差し伸べ、彼らを幸せにする。そしてその人間たちは僕に感謝し、僕の理想に手を貸してくれる。こうして全ての人間が僕の味方となり、みんな同じ考えをもつようになる。平和な世界が誕生するんだよ。」

 

「全ての人間を幸せになんてできない。誰かが幸せになれば、必ずどこかで不幸になる者がいる。」

 

のび太の返答にキングは笑い出す。

 

「確かに、全ての人間に幸福を与えるのは不可能だ。幸福は人間によって違うからね。」

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

「それなら彼らの幸福を書き換えればいいのさ。そう、僕がアカメたちにしょうとしたように。苦痛を歓楽に、恐怖を幸福に・・・・・・。そうそれば、誰も悲しむ人はいなくなる。人間だけじゃない、動物も、植物も、ロボットも・・・・・」

 

のび太はアカメたちがされた数々の強姦を思い出す。

 

「そんなのまやかしだ。」

 

「どうかな?書き換えてしまえば、そんなことは関係なくなる。人間はいつまでも笑っていられる、幸せでいられる。」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

「血や涙を流しながら苦しむより、そっちの方が断然いいと思うけどね。」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

洗脳すれば、人間は悪の道に進まない。みんなが幸せになる。それがキングの答えだった。

 

「のび太くん、アニマル惑星を覚えているかい?」

 

そう言われ、のび太はチッポの星を思い出す。月に住む人間たちの迫害から逃れ、人間と同等の進化を遂げた様々な種類の動物たちが平和に暮らす星。彼らの先祖である動物たちをこの星に導いた人間の科学者の発明によって地球よりもはるかに発展した科学文明が栄えており、太陽光や風力などのクリーンエネルギーによる発電技術や、光、水、空気から合成食物を製造する技術、高度な汚水処理装置など、高度な科学文明と完全な形での環境保全が両立している。科学技術・環境保全技術に関してはドラえもんに『22世紀の地球以上』と言われる程だが、その反面、創世神話の経典によって兵器開発や宇宙船の開発も禁じられているため、兵器・軍隊の存在は愚か戦争経験自体が全く無く、宇宙進出も果たしていない。また、国という概念も存在しない。これらの事から人間がいなければ、争いが起きないと言える。

 

「人間は勝手だよね。森を切り倒し、海や空を汚す。彼らの為に沢山の動物や植物が絶滅したんだ。その事を追求されると、いつも開き直る。自分たちの事を棚に上げて、他人を責める。」

 

アニメや漫画などでも見られるお約束の光景。人間は、自分たちとは違った存在には容赦ない。勇者は魔王を躊躇いなく切り捨てる。だが元凶が人間だと知った時、彼らはそれを見て見ぬ振りをする。

ジャイアンのその後

  • 犯罪者になる
  • 引きこもり/ホームレスになる
  • AV俳優になる
  • 警察官になる
  • その他
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