ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
「え?マイン?」
目の前にいる殉職した筈の戦友に目を丸くするのび太。
「・・・・・・・・・・・。」
マインはのび太の顔をじっと見つめていた。アカメは顔を真っ赤にしてソワソワしている。何かあったのだろうか?
「あの、マイン・・・・?」
マインはズカズカとのび太に近づくと
ガシッ
「ちょっ!?マイン!?」
いきなり顔を掴まれる。そして
「むぐぅー!?」
かなり乱暴なキスだった。いや、キスって言うより無理矢理唇を押しつけてくる感じ。
「んっ、んちゅっえ、ちゅぶっ・・・・・ん・・・・」
ぎこちなく挿入される舌。それでも、マインなりに一生懸命に舌を絡めてくる。
「んふっ、んあ・・・・あふっ、んちゅ・・・❤」
彼女はそのまま首に手を回すと、ぎゅっとのび太を抱き締めた。
「好き・・・ちゅっ・・・・・ん、れる・・・・・ちゅむっ・・・・・」
マインの頬は紅潮し、息遣いも荒くなっている。瞳も潤み。感じ始めていることがわかった。のび太達の突然のキスに、アカメはぽかんとしていた。
「んくっ・・・・はふぅ・・・・はぁはぁ・・・・」
何度も何度もついばむようなキスを繰り返し、ようやくマインが唇を離す。透明な唾液の糸がつーっと伸びた。
「////私、あんたのことが好きだったの。////」
「え?」
突然の告白にのび太は呆然とする。
「嫌がらせ?」
ブチッ
「////いい加減に気付きなさいよ!亡霊の私にこんなことさせてるのよ!////」
「だってマイン、お前最初から俺を馬鹿にしまくってたじゃないか、信じられない。」
「そうね。初めはせいぜい『頑張ればぁ?新人の田舎者』って感じだったわ。・・・・・・・・・・でも、あっちでアンタを見てたら、少しずつ気持ちが積もっていったのかもしれない。」
「・・・・・・・・・。」
「そういう訳で付き合ってあげるわ!感謝しなさい!」
「え!?」
「・・・・イヤなの?」
「そ、それは・・・・」
マインの上目遣いにのび太は言葉を失う。
「よし!まずはとりあえず付いて来なさい。」
マインはのび太の腕を掴み、霧の中に走り出そうとする。だが
「ダメー!!!」
アカメが、のび太の背中に覆い被さってきた。
「ア、アカメ!」
「だめだめだめっ!!そんなのだめぇっ!!のび太は私の物なのっ!誰にも渡さないっ!」
駄々っ子のように泣き叫ぶアカメ。
「私が一番、のび太を好きなんだからっ!!世界中の誰よりも、私が一番のび太を大好きなのーっ!!」
のび太の背中をしっかりと抱きしめ、泣きじゃくりながら告白するアカメ。寡黙かつ無表情なアカメの、素直な感情をぶつけられ、彼女の姿もやけに可愛らしく感じられる。
のび太がアカメたちと結婚したら、ノビスケは・・・・・
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生まれる。
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生まれない。代わりに娘が生まれる。