ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
夕食後。
ことん
居間で雑誌を読んでいたのび太にアカメがお茶を運んできた。
「ありがとう、アカメ。」
手渡されたお茶を受け取ると、視線を再び雑誌に戻す。
「じぃ~~~~~」
「・・・・・・・」
アカメは向かい側に座ると、のび太をじーっと見つめてくる。
「じぃぃぃぃぃ~~~~」
彼女は無言のまま、いつも通りの何を考えているのか読めない表情だ。緊張して、雑誌を持つ手が汗ばんでしまう。
「あー・・・・・えっと、何か・・・・・?」
空気に耐えきれなくなり、のび太は恐る恐るアカメに尋ねる。
「!!!」
するとアカメはハッとした様子で目を逸らし、居心地悪そうに体を揺らした。
「・・・・・昼間の事なんだが・・・・・」
「・・・・・・・・・昼間の事って?」
「・・・・・・・とぼけるな。お前、タイトル、見ただろう?」
「はい・・・・・」
あっさり白状してしまうのび太。
「・・・・・あんな本買ったりして・・・・・私のこと、軽蔑したか?」
「軽蔑?なんで?驚きは、したけど。」
「私が普段、真面目だから・・・・・か?」
「まぁ、そうだね。意外っていうか・・・・・」
のび太の『意外』という答えを聞き、アカメは再び黙り込んでしまった。
「あ、あのさ・・・・アカメ、ああいう本。好きなの?」
「ーー!!」
思い切って問いかけると、アカメの方がピクッと跳ねた。
「別にいいんじゃない?」
「えっ?」
アカメは目を丸くする。珍しくわかりやすい反応にドキッとしながら、のび太は更に言葉を続けた。
「アカメだって女の子なんだし、恋はしたいでしょう?別に変な事なんて何もないよ?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「僕だって恋人は欲しいし、デートもしてみたい。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「それくらい、普通だよ。誰だってやってるよ。」
寧ろ今まで肉以外興味を持たなかった方が異常なのである。
「そう、か・・・・・・」
のび太の言葉に安心したらしく、アカメはかすかに笑みを浮かべてみせる。部屋の空気がふわっと柔らかくなるのが分かった。何だが、すごい偉業を成し遂げたような気分だ。
「のび太はクリスマス・イヴに予定はあるか?」
「うーん、まだないけど・・・・・・・」
「それなら一緒に出かけないか?」
「アカメと?う〜ん・・・・・」
「ダメ・・・・か?」
「良いよ、アカメが構わないなら!」
「そうか。」
アカメは笑みを浮かべる。最近色んな表情をするようになったアカメ。そんな彼女を内心『可愛い』と思うのび太であった。
のび太はアカメたちといる
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と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい